おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

アーモンドの木(つづき)

2012-05-27 13:41:32 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の アーモンドの木】

アーモンドの木(英名:Almond、学名: Prunus dulcis、シノニム:Amygdalus dulcis)
バラ科サクラ属の落葉高木だ。
和名をヘントウ(扁桃)、ハタンキョウ(巴旦杏)あるいはあめんどう。という。

バラ科であるからして梨とか梅とかの仲間である。いや、バラ科は「これもバラ科?」というほど種が多いのだが・・・・・・
桜に似ているぞ。開花状況。

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果実が自然に落下することはないので(ほんとかねえ)、実の収穫の際には樹を「ツリー・シェイカー」と呼ばれる機械で揺さぶって実を落とす。

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果実は梅に似ていて
ほら、小さいころに梅干しの種を割ってみた経験のある人は多いと思うが、梅干しの種の中には天神様が入っていると子供のころ言われて本当だと思っていたよ、わしは。
ワシらがアーモンドを食べるのはこの種の中に入っている「仁」というものだそうだ。

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この「仁」は脂質を55パーセント含む他、ビタミンB2を多く含む。
また、食品の中でも ビタミンEが最も多く(含有100グラム中約30ミリ・グラム)含まれている。ビタミンEは活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化の予防に役立つ。悪玉コレステロールの酸化を抑制し、過酸化脂質の生成を防ぎ、心臓病や糖尿病の予防に役立つ

また、豊富な不溶性食物繊維を含み、腸の働きを活発にして整腸を促す。有害物質やコレステロールを吸収し抑制する作用がある。脂質の約7割は、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、善玉コレステロールを維持し悪玉コレステロールを制御し酸化させない働きがあるポリフェノールを多く含んでいる。って。良いことばかりであるぞ。

アーモンドにはスイート種(甘扁桃)とビター種(苦扁桃)があり、食用にされるのはスイート種である、ビターアーモンドには青酸化合物であるアミグダリンが多く含まれるため、味が苦く、大量に摂取すると有毒である。

ワシは小さいころ扁桃腺がよく腫れて高熱を出したもんだが、この「扁桃腺」は今では真の意味では「線」ではないために「扁桃」と呼ぶことになっているらしいが、この「扁桃」はアーモンドの種子から来ている言葉、先にアーモンドの和名を「扁桃」と言ったがお気づきか?扁桃腺が腫れるとアーモンドの実に似ていることからだそうだ。

アーモンド(英名)を仏蘭西語では「アマンド」という。六本木の待ち合わせ場所として有名なケーキ屋「アマンド六本木店」はアーモンドだったのだ。ちっとも知らなかったのだ。