おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

アンチョビ

2012-05-03 20:48:10 | 食・レシピ
【今日の 自家製アンチョビ】

以前は、イタリア産の輸入アンチョビ(高価である)を安売りの時にこまめに買っていた。
だってアンチョビなどというものを知ったのはつい10年前頃で、それ以来ワシの頭の中ではアンチョビという食品の位置は「とても高額なセレブな食品」の引き出しに鎮座ましましていたのである。

なんでも作ってやろうが人生の目標であるワシは
セレブなアンチョビについて、ある日調査を開始したのである。
結果、なーんだこれならおいらでも簡単さ。しかも原材料は「笑えばくれる」ほどの魚、つまりイワシであった。

これでセレブから一気に魚料理の最下層の地位までこのアンチョビは転落したのである。
アンチョビ自身は「グレてやる」と言ってるかも。

前書きが長くなったが、ここいらで「作ってみよーコーナー」


◆新鮮なまたは新鮮そうなカタクチイワシ、セグロイワシ(どうも同じみたいだぞ)を買ってくる。

1

3月17日のイワシは「ジャンボパックがお得です290円」でパックに一杯であった。しめしめ。

これを早速3枚におろし、丁寧に水分を拭き取り、1枚ずつやや多めの塩を振り、重ねて容器に入れ冷暗所に(ワシのばやいはレーゾーコ)にいれる。
これから1か月ほど、その存在を忘れておく。

今日思い立ち、レーゾーコから出してきたのがこれ

2

何やら水分が少しあるが、これは「魚醤」というのか「ナンプラー」というのか
貴重な発酵ブツであるので、べつに小瓶にとって置くといい。

3

この発酵ブツをインスタントラーメンのスープにホンの数滴加えるだけで「魚系ラーメン」になり、しかもうまい!
ヒジョーに塩分が強いので高血圧の君は注意すること。

4

イワシは何回も水で洗い、洗い水がきれいになってきたら
イワシの水分を丁寧に拭き取り、きれいな瓶に詰める。

5

瓶詰したらオリーブオイル(ワシはエキストラバージンオイル専門だ。なにせ大金持ちだから)を瓶の縁までいっぱいに入れ
清潔な菜箸でつつく。
これは余分な空気を追い出すためで、ドーシテモ空気が入り込むので
空気が入り込むと腐敗しやすいと思っているのでな。

6

この状態で室温にて1か月ほどで食べごろになる。
なるべく小瓶に入れるのがよいと思う。

理由は小分けにした方が保存がきくと思うので。
我が家は1年ぐらい使うのだ
そうそうしょっちゅうアンチョビパスタやアンチョビのサラダを食べるわけではないので。

広尾の明治屋で買うと5千円からすると思うよ。(知らんけど)

◆ちなみにアンチョビ【ANCHOVY】とはカタクチイワシ科の小魚の俗称
今までアンチョビと言っていたのは正確には「塩蔵アンチョビ」であるぞ。

チョビチョビするというのは「でしゃばって口を出す」という意味の漁村市の方言だ。
ワシは無口で高倉健とよく間違われるのだ。
ああ(願望)