ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

恐るべき企み(13)

2008年12月12日 | 日記
アマチュアは、自分の腕を評価しすぎる傾向に
ある、とかいうようなことが某本に書いてあっ
た。

まぐれで出たナイスショットをいつまでも追い
求め、それが自分の腕だと勘違しているんだそ
うだ。だからそういう考えを捨て、現実を直視
するところからゴルフの進歩はじまる、と説明
されても、現実を直視するのは辛い。

中年から老年になり、スーパー銭湯の脱衣場の
鏡に映った己の姿に、
「ん、どこかで観た人だ。」
と思ってしまう。引力に負けた体をした、鏡の
中の人に、思わず挨拶した方もあるそうだから
人間がいかに現実を把握できていないかが判る
というもんだ。

鏡にも美人に見えるのと、そうでないのがある
のをご存知だろうか。ちょっとしたガラス表面
の変化が原因だろうと思うけれど、印象はそう
とう異なって見える場合がある。かわいく見え
たり、ほっそり見えたりするのだ。

つい最近、静岡の青年の結婚式での写真をいた
だいた。そこに写っていた「私」をみて、
「これはよく撮れている。近来まれにみる、本
人に近い姿だ。」
とほなさんは女房にいった。
女房曰く、
「やっぱりプロの人は上手いわね。若くとれ
ているわ。」
写真は、素人写真とプロではあきらかに違うも
のができる。

ほなさんは写真に写った姿は実物そのものと理解
し、女房は実物より若いと思った。残念ながら、
現実というものの理解には、差がでるのが普通な
んだろう。しかしながら、女房がどう言おうと、
この写真は、ホンモノそっくりに撮れていると、
ほなさんは今も堅く信じている、ゼッタイに。
誰がなんと言おうと、キッパリと。
現実を直視するのは、やはり辛い、、、。

でも冷静になって、伴侶の今の姿だけをみて、あ
の若かりし頃のトキメキ、出会い頭の衝突事故は
起きるかと想像すると、それを断言できる人は何
人いるだろうか、と思った。

「ほなさん、あんたはどうかって?」
「ええ、わたスはもちろん今の奥さんにトキメイ
テますからね、断固として。
これ以上聴くな、やかましい。」