
kan-haru blog 2013 日書展受付
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第67回日書展
第67回日書展が、3年振りに改装された東京都美術館に開催場所を戻して、平成25年1月4~10日に開催されました。

第67回日書展招待券
第67回展では、日本書道美術院所属の書壇を代表する書作家の作品と一般公募作品併せて約2000点の作品が展示され、6日間で2万人を超える観客が訪れ、大盛況でした。日書展会場内では、第67回教育部展と第57回全国競書大会が併催され、出品者の両親や祖父母連れなど家族や関係者が訪れ連日賑わいました。

新装改装の日書展開催東京美術館(左:改装の東京美術館、中:美術館入口への新装の階段・エスカレータ、右:東京美術館入り口)
・教育部展授賞式
今回の教育部展では、中学2年の孫が2年ぶりに作品を教育部展に展示され、はからずも「みんなの書賞」を頂くことができましたので、1月6日に見に行きました。当日は、入賞者作品には、賞状・賞品が頂けますので国外にいる孫一家の代理で授賞式に参列しました。しかし、授賞式が行われた東京美術館講堂は、定員が230名の収容のため、付添いの参列者は全員が一堂に入れずに、途中入れ替えにより参列しました。
「第67回教育部展」は入賞者全員および、「第57回全国競書大会」は書芸文化院賞以上の入賞者が掲載されている目録を見られます(←ここをクリックする)。

第67回日本書道美術院教育部展授賞式(左:授賞式の付き添いが入れきれない講堂入り口、中:授賞式日本書道美術院役員一同、右:上位入賞者のひとりひとりに賞状授与)
なお、孫の書道の荻原玉汀(ぎょくてい)先生が第67回日書展で、1月4日に日書展特別賞「サンスター国際賞」の栄誉を得られました。国際賞の作品は、松尾芭蕉の「野ざらし紀行」から、伊賀上野での紀行文「こゝに草履をときかしこに杖を捨てゝ旅寝ながらに年の暮れ」、俳句「年くれぬ笠きて草履はきながら」。一年の旅を振り返り、旅のままに年の暮れを迎えた心境が詠まれたものです。

第67回日書展「サンスター国際賞」の栄誉に輝く荻原玉汀先生の作品(SUNSTARホームページから)
日書展では、開催の1月8日に特別賞受賞者の荻原玉汀先生による席上揮毫会が実施されました。

第67回日書展の荻原玉汀先生揮毫会1月8日(日本書道美術院ホームページから)
孫の、過去の教育部展の参加作品は、第65回教育部展(小学6年)で全日本書道連盟賞(「イベント 池袋サンシャイン・ワールドインポマート 第65回日本書道美術院「教育部展」」参照)、第63回展(小学4年)で秀作(「イベント 東京都美術館 第63回日本書道美術院「教育部展」」参照)、第62回展(小学3年)で優作(「イベント 東京都美術館 第62回日本書道美術院「教育部展」」参照)、第61回展(小学2年)で佳作(「イベント 東京都美術館 第61回日本書道美術院「教育部展」」参照)を頂きました。今回の第67回教育部展(中学2年)では、国外から参加して「みんなの書賞」を頂くことができました。

みんんなの書賞の賞状・メタル(左:みんんなの書賞、中:みんんなの書賞メタル、右:みんんなの書賞メタル表面)
・東京都美術館
東京都美術館(台東区上野公園8-36)は、明治以降の日本画や洋画など同時代の美術を展示する近代美術館の必要性が議論され、1926年(大正15年)に、北九州の石炭王と言われた佐藤慶太郎から東京府に100万円の寄付金が申し出され、それをもとに岡田信一郎設計により東京府美術館が建設されました。
開設当時の建物が老朽化し、1975年(昭和50年)に前川國男設計・大林組建設により総工費50億円の新館が完成しました。1975年開館の東京都現代美術館も築30年を超え、2010年4月より休館し、2年間の工期を経て先ず2012年4月に公募展示室、レストラン、ミュージアムショップ、美術情報室、アートラウンジがリニューアルオープンして、次いで同年6月には企画展示室のリニューアルにより全館がリニューアルオープンしました。
またもう一つの展示スペース、かつての彫塑室は多目的のギャラリーへと変更され、ロビーから直接エレベーターとエスカレーターで行き来することが可能になりました。また、北口入口が新設され、東京国立博物館の方からタクシー利用で入れます。

改装の多目的のギャラリーと新設の北口入口(左・中:活用が広がる改装された多目的ギャラリー、右:新設された北口入口)
・第57回全国競書大会
第67回日書展には、併載して日本書道美術院第67回教育部展と日本書道美術院第57回全国競書大会が開催されます。「第57回全国競書大会」には、一般部が漢字部・かな部・新書芸部の部門があり、教育部が小学部・中学部・高校部の部門があり、作品の仕様は普通半紙のタテ書きとします。賞には、特待賞/日本書道美術院賞/理事長賞/毎日新聞社賞/毎日小学生新聞賞/全日本書道連盟賞/高野山金剛峯寺賞/全国競書大会賞/書道美術特別賞/みんなの書特別賞/書芸文化院賞/秀華賞/推薦/特選・準特選/金賞・銀賞・銅賞(教育部のみ)があります。

第57回全国競書大会展示会場(左・中・右写真拡大)
・第67回教育部展
「第67回教育部展」には、高校の部、中学の部と小学の部(幼年を含む)があり、作品の寸法は本紙寸法がタテ100cm× ヨコ24.5cm(既製の半紙三枚判)で、審査後仕上寸法が軸端を含みタテ135cm× ヨコ36cm です。

小学生(含む幼年生)展示作品(左・中:小学校・幼年の部作品、右:同上位入賞作品)
各部の賞種目には、、特待賞、日本書道美術院賞、理事長賞、毎日新聞社賞、全日本書道連盟賞、高野山金剛峯寺賞、教育部展特別賞、みんなの書賞があります。また、一般の入賞種目には、特選、秀作、優作、佳作があります。

小・中・高校生展示作品(左・中:小・中学生展示作品、右:中・高校生展示作品)
第67回の上位入賞の受賞者は、特待賞(高2、中1点)、日本書道美術院賞(高1、中1、小1点)、理事長賞(高2、中2、小3点)、毎日新聞社賞(高2、中3点)、毎日小学生新聞社賞(小5点)、全日本書道連盟賞(高3、中5、小7点)、高野山金剛峯寺賞(高6、中11、小14点)、教育部展特別賞(高12、中22、小29点)、みんなの書賞(高24、中47、小59点)で、上記の「第67回教育部展」入賞者目録で入賞者指名が見られます。

教育部展上位入賞作品展示(左・中・右写真拡大)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2013年版、2012年版、2011年版、2010年版、2009年版、2008年版、2006・2007年版 へ
<前回 イベント 大戦前は山手随一の盛り場神楽坂 花街風情の粋な三味の音と唄を肴に異業種交流会の忘年会 へ
次回 イベント 生誕120年木村荘八展 東京ステーションギャラリーで昭和の東京の油絵と小説の挿絵を見るその1
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第67回日書展
第67回日書展が、3年振りに改装された東京都美術館に開催場所を戻して、平成25年1月4~10日に開催されました。

第67回日書展招待券
第67回展では、日本書道美術院所属の書壇を代表する書作家の作品と一般公募作品併せて約2000点の作品が展示され、6日間で2万人を超える観客が訪れ、大盛況でした。日書展会場内では、第67回教育部展と第57回全国競書大会が併催され、出品者の両親や祖父母連れなど家族や関係者が訪れ連日賑わいました。

新装改装の日書展開催東京美術館(左:改装の東京美術館、中:美術館入口への新装の階段・エスカレータ、右:東京美術館入り口)
・教育部展授賞式
今回の教育部展では、中学2年の孫が2年ぶりに作品を教育部展に展示され、はからずも「みんなの書賞」を頂くことができましたので、1月6日に見に行きました。当日は、入賞者作品には、賞状・賞品が頂けますので国外にいる孫一家の代理で授賞式に参列しました。しかし、授賞式が行われた東京美術館講堂は、定員が230名の収容のため、付添いの参列者は全員が一堂に入れずに、途中入れ替えにより参列しました。
「第67回教育部展」は入賞者全員および、「第57回全国競書大会」は書芸文化院賞以上の入賞者が掲載されている目録を見られます(←ここをクリックする)。

第67回日本書道美術院教育部展授賞式(左:授賞式の付き添いが入れきれない講堂入り口、中:授賞式日本書道美術院役員一同、右:上位入賞者のひとりひとりに賞状授与)
なお、孫の書道の荻原玉汀(ぎょくてい)先生が第67回日書展で、1月4日に日書展特別賞「サンスター国際賞」の栄誉を得られました。国際賞の作品は、松尾芭蕉の「野ざらし紀行」から、伊賀上野での紀行文「こゝに草履をときかしこに杖を捨てゝ旅寝ながらに年の暮れ」、俳句「年くれぬ笠きて草履はきながら」。一年の旅を振り返り、旅のままに年の暮れを迎えた心境が詠まれたものです。

第67回日書展「サンスター国際賞」の栄誉に輝く荻原玉汀先生の作品(SUNSTARホームページから)
日書展では、開催の1月8日に特別賞受賞者の荻原玉汀先生による席上揮毫会が実施されました。

第67回日書展の荻原玉汀先生揮毫会1月8日(日本書道美術院ホームページから)
孫の、過去の教育部展の参加作品は、第65回教育部展(小学6年)で全日本書道連盟賞(「イベント 池袋サンシャイン・ワールドインポマート 第65回日本書道美術院「教育部展」」参照)、第63回展(小学4年)で秀作(「イベント 東京都美術館 第63回日本書道美術院「教育部展」」参照)、第62回展(小学3年)で優作(「イベント 東京都美術館 第62回日本書道美術院「教育部展」」参照)、第61回展(小学2年)で佳作(「イベント 東京都美術館 第61回日本書道美術院「教育部展」」参照)を頂きました。今回の第67回教育部展(中学2年)では、国外から参加して「みんなの書賞」を頂くことができました。

みんんなの書賞の賞状・メタル(左:みんんなの書賞、中:みんんなの書賞メタル、右:みんんなの書賞メタル表面)
・東京都美術館
東京都美術館(台東区上野公園8-36)は、明治以降の日本画や洋画など同時代の美術を展示する近代美術館の必要性が議論され、1926年(大正15年)に、北九州の石炭王と言われた佐藤慶太郎から東京府に100万円の寄付金が申し出され、それをもとに岡田信一郎設計により東京府美術館が建設されました。
開設当時の建物が老朽化し、1975年(昭和50年)に前川國男設計・大林組建設により総工費50億円の新館が完成しました。1975年開館の東京都現代美術館も築30年を超え、2010年4月より休館し、2年間の工期を経て先ず2012年4月に公募展示室、レストラン、ミュージアムショップ、美術情報室、アートラウンジがリニューアルオープンして、次いで同年6月には企画展示室のリニューアルにより全館がリニューアルオープンしました。
またもう一つの展示スペース、かつての彫塑室は多目的のギャラリーへと変更され、ロビーから直接エレベーターとエスカレーターで行き来することが可能になりました。また、北口入口が新設され、東京国立博物館の方からタクシー利用で入れます。

改装の多目的のギャラリーと新設の北口入口(左・中:活用が広がる改装された多目的ギャラリー、右:新設された北口入口)
・第57回全国競書大会
第67回日書展には、併載して日本書道美術院第67回教育部展と日本書道美術院第57回全国競書大会が開催されます。「第57回全国競書大会」には、一般部が漢字部・かな部・新書芸部の部門があり、教育部が小学部・中学部・高校部の部門があり、作品の仕様は普通半紙のタテ書きとします。賞には、特待賞/日本書道美術院賞/理事長賞/毎日新聞社賞/毎日小学生新聞賞/全日本書道連盟賞/高野山金剛峯寺賞/全国競書大会賞/書道美術特別賞/みんなの書特別賞/書芸文化院賞/秀華賞/推薦/特選・準特選/金賞・銀賞・銅賞(教育部のみ)があります。

第57回全国競書大会展示会場(左・中・右写真拡大)
・第67回教育部展
「第67回教育部展」には、高校の部、中学の部と小学の部(幼年を含む)があり、作品の寸法は本紙寸法がタテ100cm× ヨコ24.5cm(既製の半紙三枚判)で、審査後仕上寸法が軸端を含みタテ135cm× ヨコ36cm です。

小学生(含む幼年生)展示作品(左・中:小学校・幼年の部作品、右:同上位入賞作品)
各部の賞種目には、、特待賞、日本書道美術院賞、理事長賞、毎日新聞社賞、全日本書道連盟賞、高野山金剛峯寺賞、教育部展特別賞、みんなの書賞があります。また、一般の入賞種目には、特選、秀作、優作、佳作があります。

小・中・高校生展示作品(左・中:小・中学生展示作品、右:中・高校生展示作品)
第67回の上位入賞の受賞者は、特待賞(高2、中1点)、日本書道美術院賞(高1、中1、小1点)、理事長賞(高2、中2、小3点)、毎日新聞社賞(高2、中3点)、毎日小学生新聞社賞(小5点)、全日本書道連盟賞(高3、中5、小7点)、高野山金剛峯寺賞(高6、中11、小14点)、教育部展特別賞(高12、中22、小29点)、みんなの書賞(高24、中47、小59点)で、上記の「第67回教育部展」入賞者目録で入賞者指名が見られます。

教育部展上位入賞作品展示(左・中・右写真拡大)
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