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kan-haruの日記

大森町界隈あれこれ 京浜急行の高架化 雑色駅付近(第1回)

2008年01月23日 | 大森町界隈あれこれ 京急関連
kan-haru blog 2008

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雑色駅北部付近高架化工事
雑色(ぞうしき)駅付近高架化工事は、六郷土手駅から雑色駅北の蒲田第9踏切付近までの約1.5kmの第6工区(工事工区図参照)で、清水、東亜、前田、りんかい日産建設JVの担当です。
この第6工区高架化工事は、雑色駅を挟んで京急蒲田寄りと六郷土手よりの2手に分かれて高架橋の架設がすすめられています。このうち今回は、雑色駅から北側の京急蒲田駅方向の蒲田第9踏切付近までの高架橋架設の様子について、1月14日に歩いて見てきました。

・雑色駅
雑色駅(大田区仲六郷2-42-1)は、1901年(明治34年)の六郷橋~官設大森駅(現JR大森駅)間の開通(「大森町界隈あれこれ 京急歴史(1) 大森海岸と大森間に電車が走る(その1)」参照)と同時に、道路上の停留所として開通し、1923年(大正12年)に専用軌道に変更とともに雑色駅が開設されました。

  雑色駅中央口(拡大)                         雑色駅西口(拡大)

1945年(昭和20年)の世界大戦で戦災を受け復旧して開通したが、1979年(昭和54年)の改良工事で6輌編成用にホームを伸延し、それまでの構内踏切を廃止して地下通路になりました。
現在の雑色駅の乗降人員は、普通電車のみの停車駅としては杉田駅に次いで2番目に多い駅です。

                      駅地下道(拡大)

・雑色駅から蒲田第9踏切付近までの高架化工事状況
現在の雑色駅から北側の工事現況は、雑色駅商店街通りの蒲田第13踏切(地図参照)から京急蒲田方面を見ると、一つ蒲田寄りの蒲田第12踏切南側に青色(1号機)と黄色(2号機)の2機の工事機械が見えましたので、高架化工事の進況を見るため第一京浜国道を北へと進みました。
蒲田第12踏切道路との交差点の少し手前に熊野神社への参道があり、境内正面の本殿の後方に青色の工事機械が見えましたので、境内に入ると第12踏切道路と接しておりました。1号機の工事機械は、第12踏切道路の南側に接して設置され工事が進められており、2号機の工事機械はそれより南の数10m先に設置されてます。

第13踏切から見た工事機械 第12踏切南の1号工事機 1号工事機先の2号工事機

蒲田第12踏切から京急蒲田方向を見ると、四角柱の橋脚が1本とその先の蒲田第11踏切までには、6脚と4脚の高架橋が完成しているのが見えます。さらに、第11踏切の先にも高架橋が完成しているので第一京浜国道を北へと進みました。

                    第12踏切北方の高架橋       (写真拡大)

蒲田第11踏切から第10踏切までの間の高架橋は既に出来上がっており、この工区の工事は蒲田第9踏切から高架橋の架設の建設を始めましたので、高架橋間の連絡橋も完成しております。

                    第10踏切南方の高架橋  踏切北の高架橋(拡大)

・環八通り先行立体交差高架化工事
この工区の高架橋の構造の特徴は、橋の橋脚がコンクリートの四角柱であるのが特徴です。
蒲田付近の高架工事には、環八通りの踏切渋滞問題がありますので、暫定的に本線上りの環八通り先行立体交差高架化工事(「大森町界隈あれこれ 京浜急行高架化 京急蒲田駅仮上り線ホーム移設(第4回その4)」参照)が行われます。

4月から開通予定の先行立体交差高架は、上下本線の高架橋とは別に並行して設けられ、この蒲田第9踏切の北側から環八通りの鉄橋へと昇り始めます。

                    第9踏切南方の高架橋 環八先行対応の高架橋(拡大)

そのため、現在の地上を走行している上下線路から山側に線路を曲げて設ける必要があり、蒲田第9踏切付近の高架橋の構築は、その部分を円筒の鉄柱により高架橋の幅を広くした構造で作られております。

 環八先行対応の高架橋   環八先行対応の登坂路    第5工区工事区間
 
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