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kan-haruの日記

ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その3

2007年06月15日 | ITと技術
kan-haru blog 2007

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排熱回収ボイラー俯瞰
横浜火力発電所のACC発電設備の航空写真を見ると、巨大なタービン本館から7、8号系列各4基の排熱回収ボイラーの配列配置と、そこから高さ200mの排気塔まで導かれている排気道のレイアウトがよく分かります。

 左:タービン本館からの排熱を処理する排熱回収ボイラー(クリックで拡大)
 中:7号系列排熱回収ボイラーから排気筒への排気導管(クリックで拡大)
 右:排熱回収ボイラーからの排気を放出する7号系列排気塔口(クリックで拡大) 

ACC発電設備見学
展望塔の見学を終え、貸切バスでタービン本館、排熱回収ボイラーとツインタワーを一周する形でトウィニー・シアターに隣接した中央操作室に行きました。
中央操作室では、見学説明員の案内により見学を行い、先ず最初にACC発電の仕組みの説明を聞きました。
発電原理は、ジェット機エンジンと同じ構造のガスタービン内で、圧縮空気とともに天然ガスを燃やして発電機を回転させ、さらにその排気ガスを排熱回収ボイラーに送り、その熱で蒸気をつくります。作った蒸気でさらにタービンを回転させ、ガスタービンの回転と合わせて発電機を回して発電します。
蒸気タービンは、高圧、中圧、低圧の3種類のタービンで構成されており、ACC発電機の熱効率は49%もあり、在来の汽力発電の40%と比較するとかなりの効率です。このうち熱再利用の蒸気による熱効率は1%が寄与しているとのことです。

 左:ACC発電の仕組みの説明パネル(クリックで拡大)
 中:タービン本館の発電設備模型(クリックで拡大)
 右:ガスタービン、蒸気タービン、発電機模型(クリックで拡大)

タービン本館見学
ACC発電の仕組みや発電設備の構造を理解した後、タービン本館で発電設備の中枢機能のガスタービン、排熱の再利用で回転する蒸気タービンと発電機を見学しました。7、8号系列の8基の発電設備が稼動している、戦艦大和がすっぽりと入る建屋はさすが大きく壮観でした。

 左:8号系列の発電設備(クリックで拡大)
 中:7号系列の発電設備(クリックで拡大)
 右:発電設備の左方から発電機、中央円筒系は高圧・中圧・低圧蒸気タービン、右方箱状はガスタービン(クリックで拡大)

中央操作室見学
タービン本館とT字状につながっている中央操作室は、横浜火力設備を集中監視制御を行う中枢設備で、24時間体制で運用しております。中央監視室の映像は、撮影禁止のため横浜火力発電所ホームページから引用しました。
火力発電所の目的は、電力の供給がピーク需要時間に限られ日中のみの発電となります。見学時間は、ちょうど15時頃で8号系列の1、3、4号機の3基が稼働しておりました。電力の需要の年間のピークは、横浜火力発電所管内では7、8月の夏季が最大となります。

 左・中:ACC発電設備の発電量表示盤
 右:中央監視室(東電から引用)

キリン横浜ビアビレッジ見学
火力発電所の見学を終え、貸切バスにてキリン横浜ビアビレッジを見学しました。
キリン横浜ビアビレッジは、昨年10月22日に異業種交流会分科会の有志で見学(「イベント(9) キリン横浜ビアビレッジ見学」参照)をしたところで、今回2回目の見学です。
横浜で生まれたキリンビールは、2007年2月23日に創立100周年を迎え工場見学施設をリニューアルし、ブルワリーツアーガイドがビールの製造工程(原料、仕込み、発酵・貯蔵、ろ過、パッケージング)の案内で見学します。工場内は、撮影禁止のため写真掲載はありません。


前回の見学は、休日に行ったので工場ラインは停止してましたので、平日の今回は期待してたのですが、またも停止でガッカリしました。
麦芽やホップに触れたり、まだアルコールになっていない麦汁を試飲し、工場の環境への取り組みなどを聞いたりして、1人2毎渡された券で出来たてのビールを試飲して見学が終了です。
見学後、希望者による構内レストランのビアポートで折紙付き、最高レベルの状態
のビールで懇親しました。

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ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その2

2007年06月13日 | ITと技術
kan-haru blog 2007 写真:タワーを下から見上げる(拡大)

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タワー展望台見学
トゥイニー・シアターでの映像説明を見てから2班に分かれての見学で、展望台を先に見学する組となりツインタワー8号までの移動は貸切バスで向かいました。
発電所の構内は広大なため見学者や職員の移動は歩行では行けません。職員の移動は、車または自転車を利用しているそうです。
ツインタワーは、7、8号系列の排熱回収ボイラーからの排ガスを脱硝装置により、窒素酸化物を低減させた後の排気のため、高さ200mの2基のタワーにそれぞれ4本の煙突を束ねた巨大な排気塔で、四季折々に調和して合わせたライトアップにより東京湾のシンボルになっております。

 左:8号系列タワー脇から見た在来型排気塔(クリックで拡大)
 中:8号系列タワー脇から見た7号系列タワー(クリックで拡大)
 右:展望室エレベーター

展望室は、8号系列のタワーの高さ180mのところに展望室が設けられており、4本の煙突の隙間の東西南北の位置に4室設けられており、中央部にエレベータと展望室間の通路があります。
午前中の強い雨はおさまりましたが、まだ雨雲が残っており遠望はできませんでしたが、まず東側の展望室から時計回りに30分ほど巡回して眺望を楽しみました。

 左:タワー展望室
 中:円筒壁は煙突の周囲、通路の奥は展望室
 右:タワー煙突の製造銘板(クリックで拡大)

・東側展望風景
東側展望室から東北東を望むと、川崎市の京浜運河沿いに石油、LNG基地が点在し、その先に天気が良ければ東京国際空港が見られます。目を東に向けると、扇島の東京ガスや扇島火力発電所が見られます。東南東の眼下には、首都高速湾岸線の華麗なつばさ大橋が見られ、晴れていればその先にアクララインの橋梁が見えます。

 左:東芝西分工場、横浜市環境事業局 ふれーゆから扇島火力発電所右先端を望む(クリックで拡大)
 中:扇島東京ガス方面を望む(クリックで拡大)
 右:首都高速湾岸線つばさ大橋(クリックで拡大)

・南側展望風景
南側展望室から運河の対岸を見ると埋立面積は322haの大黒ふ頭で、横浜港の公共施設における取扱貨物量の約44%を取り扱う横浜港最大の近代的ふ頭です。真南の辺に、在来型発電設備の排気塔の先端が見え排気の白い煙が立ちのぼってます。埋立地の西端には、大黒ジャンクションがありそこから横浜ベイブリッジで横浜繁華街に繋がり、また首都高速神奈川5号大黒線が鶴見区の1号横羽線と結ばれています。

 左:つばさ大橋に結ばれている対岸の大黒ふ頭(クリックで拡大)
 中:南真正面に見える展望塔とほぼ同じ高さの在来型排気塔(クリックで拡大)
 右:大黒ふ頭の西端の大黒ジャンクションと横浜ベイブリッジ(クリックで拡大)

・西北側展望風景
南側展望室からの展望は、西空が生憎と厚い雲に閉ざされ視界が悪く見えませんでした。天気が良ければ、山下埠頭、大桟橋ふ頭、赤レンガ倉庫、ランドマークタワーから、横浜・神奈川の市街地が一望できるところです。
また、7号系列のタワーのはるか先に鶴見の総持寺の屋根が見えます。屋根の大きさより、本堂はかなり大きな建屋であることが、窺えます。

 左:山下埠頭方面を望む(クリックで拡大)
 右:総持寺方面を望む(クリックで拡大)

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ITと技術 横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ見学 その1

2007年06月11日 | ITと技術
kan-haru blog 2007

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雨の横浜火力発電所見学
5月17日の午後1時から、所属する部会の見学会で、東京電力横浜火力発電所とキリン横浜ビアビレッジ(地図参照)の見学をしてきました。
当日は、貸切バスにて横浜火力発電所に向かいましたが、前日からの激しい雨が降り続き、発電所正門玄関前に着いた時には、土砂降りの中を駆け込んで入るという状態でした。しかし、映像による設備の紹介を見ている間に雨はほとんど降りやんで、遠望は望めませんが横浜港周辺までなら見られる程度に回復してきました。

発電所設備
東京電力横浜火力発電所(横浜市鶴見区大黒町11-1)は、JR鶴見駅からバスで20分の距離で、鶴見川沿岸の埋め立て地の先端にある敷地面積が、横浜スタジアム16個分の約45万平方メートルの巨大なところに、1963年(昭和38年)から稼動の従来型の発電出力が52.5万KWの汽力発電5、6号機(1~4号機は廃止)と、発電出力が280万KWのACC(改良型コンバインドサイクル)発電設備の7、8号系列の発電設備の新旧システムを組み合わせた発電所です。
発電所の広い構内の約25%を占める緑地には、月毎に咲く草木が植えられており、環境保全の施設が設けられております。


                      横浜火力発電所全景(クリック拡大)

汽力発電設備
従来型の汽力発電5、6号機(見学対象外 発電所全景参照)は、発電所正門から入って右手の構内通路に接して発電設備棟があり、手前から奥に向って廃棄された1~4号発電設備の設置跡があり、その後ろ奥に稼働中の5、6号機があります。手前の5号発電設備は、1964年稼働で出力が17.5万KWの東芝製三相交流同期発電機と3流排気式復水型タービン(50/s回転)が設置されています。奥側の5号発電設備は、1968年稼働で出力が35.0万KWの東芝製三相交流同期発電機と4流排気式再熱復水型タービンが設置されています。

発電設備棟の右手裏には、石川島播磨重工業製のボイラー(発生蒸気566℃、16.6Mpa)を設置した棟があり、その先にツインタワーの展望塔(180m)と同じ高さ程度ある集合排気塔が建っております。
汽力発電設備の燃料は、川崎市東扇島火力発電所LNG基地から送られてくる液化天然ガスと原油を使用します。原油は、構内の貯蔵タンクに貯蔵されています。

  従来型汽力発電設備棟と集合排気塔   ツインタワー脇から見た集合排気塔  

ACC(Advanced Combined Cycle)発電設備
ACC発電は、汽力発電とガスタービン発電を組み合わせた発電方式で、単独の汽力発電と比べると49%と熱効率が高いのが特徴です。
発電設備(発電所全景参照)は、発電所正門から入って左がトゥイニー・シアターで、奥が中央操作室です。その後ろの8個の変圧器群の先に、巨大なタービン本館があり、左側半分に7号系列、右半分に8号系列の高圧・中圧蒸気タービン、低圧蒸気タービンと発電機の両系列合わせて8機が、戦艦大和がすっぽり入るタービンフロワーに納まっています。
発電機は、7、8号系列共GE社製の8機の横軸円筒回転界磁型三相交流発電機(35X4軸 =140万KW X 2系列)が、平成8~10年に営業運転を開始しております。

両系列の蒸気タービンは、GE社製の三圧再熱複流排気復水式で、排熱回収ボイラーからの蒸気の力で回転しています。
タービン本館の後ろ側に8棟の排熱回収ボイラー棟があり、航空機用のジェットエンジンと同じ構造のGE社製の開放単純サイクル一軸型のガスタービンを、圧縮空気中で燃料を燃やして強力な膨張力でタービンを回します。ガスタービンからの排気熱(600℃)を利用して排熱回収ボイラーが蒸気を作り、蒸気タービンに送ります。排熱回収ボイラーは、7号系列が東芝製で、8号系列が日立製の加熱回収三圧再熱自然循環式のボイラーです。
中央操作室では、発電システムの各プロセスを監視して、集中制御を行います。

         排熱回収ボイラー模型(7号系列東芝製、8号系列日立製)
発電所見学
今回の発電所見学は、先ず映像による紹介が30分ほどあり、その後2版に分かれ発電設備とタワー展望室の見学を行い、タワー展望から先に見学しました。

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ITと技術(8) 新技術ソフトで6千冊の青空文庫HTML図書を新電子本で読んでみる(2)

2007年03月03日 | ITと技術
kan-haru blog 2007

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青空文庫を読むのに必要なソフトウェア
青空文庫などシンプルHTMLを読むためには、Windows Vista専用ドキュメント・ビュアーのソフトウェアが必要で、イースト株式会社が開発した「Xamler01」を使用して、青空文庫のホームページ記述(HTMLファイル形式)の図書を、電子本に編集して文字サイズを変えたり、本の体裁の段組を読みやすい形態に変えて、ページめくりにより読むことが出来ます。ソフトは、現在イースト株式会社が無料で提供しており、同社のホームページからダウンロードして使用することが出来ます。

このソフトは、Windows VistaのGUI アプリケーション記述言語のXAML(eXtensible Application Markup Language)(Wikipedia)のXML フォーマットの新技術を使用した文書表示のプログラムです。
「Xamler01」は、Windows Vistaで動作させるのが原則ですが、OSがWindows XP SP2およびWindows 2003 Server SP1でも、「Microsoft .NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージ」をインストールすることにより動作させることができます。
ただし、電子本に表示されるフォントは、Windows Vistaがメイリオ(Wikipedia)と呼ばれる新形式のフォントで表示されますが、他のOSで表示されるのは従来の形式のフォントとなります。

ソフトウェアのダウンロードとインストール
「Xamler01」と「Microsoft .NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージ」のダウンロードとインストールは、イースト株式会社のホームページ(次世代Windows体験サイト ここをクリックで開きます)から、そこに記述の指示にしたがって行います。

青空文庫を読んでみる
・「Xamler01」を起動して本を読む
保存した「Xamler01.exe」をクリックすると、「開いている – セキュリティの警告」のダイアログボックスが開きます。ダイアログボックスの「実行」ボタンを押すと、専用ビュアーが開いて先ず青空文庫の芥川龍之介「羅生門」が表示(表示1)されます。ビュアー右下段にある段組変更ボタンや文字サイズ変更バーを操作すると、表示の段組や文字の大きさ(表示6)が変わります。本のページめくりは、ビュアー下段にあるページ表示部にある横向き三角をクリックしてページを進めたり、戻したりすることができます。

・青空文庫の「海野十三敗戦日記」を読む
図書カード:No.1255 の「海野十三敗戦日記」のHTMLのURL(表示2)は、次の通りです。
URL http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1255_6571.html

    表示1(写真拡大)        表示2(写真拡大)          表示3(写真拡大)

URLをコピーして、ビュアー上段の「青空文庫(HTML)のURL:」欄に記入させます。
ビュアー上段の「読込み」ボタンを押すと、「海野十三敗戦日記」の青空文庫の図書が電子本形式で閲覧できます。
ビュアーの「青空文庫(HTML)のURL:」欄に、青空文庫のURLを記入すると、6000の収納の図書が読めます(表示3、4、5)。

    表示4(写真拡大)         表示5(写真拡大)          表示6(写真拡大)

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ITと技術(8) 新技術ソフトで6千冊の青空文庫HTML図書を新電子本で読んでみる(1)

2007年02月28日 | ITと技術
kan-haru blog 2007

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青空文庫
青空文庫は、著作権切れの作品を収集・公開しているインターネット上の電子図書館です。
著者の没後50年を経て著作権の消滅した、明治から昭和初期の作品が蔵書の大部分を占めており、比較的文学作品が多く日本語作品に関しては相当充実しいます。2007年1月現在で約6000作品が収録されています。

クリックで拡大

青空文庫の収録のファイル形式は、ほとんどの図書がHTMLファイル形式、圧縮のテキストファイル形式とエキスパンドブックファイル形式(ebk形式)であり、蔵書の格納されたファイルをダウンロードして無料で閲覧することができます。
HTMLファイル形式の青空文庫は、ダウンロードするとそのままインターネットエクスプローラ上にテキスト文字の図書が表示され、図書を閲覧しって読むことができます。また、ダウンロードファイルは、パソコンに保存することもできます。
圧縮のテキストファイル形式の青空文庫を閲覧するのには、ダウンロードして一旦ファイルをパソコンに保存します。保存した圧縮形式(Zip形式)の図書ファイルを、任意の解凍ソフトにより解凍しますとテキストファイル形式に展開されますので、そのファイルをメモ帳などに開いて文庫を読みます。

この、HTMLファイル形式および、解凍されたテキストファイル形式での図書の表示は、ページ区切りがありませんので、先頭から最後までの文章をスクロールにより移動しながら読む形態となります。したがって、長編小説のでは、途中で読書を停止した場合に、再開して読む場合には文章の続基部の位置出しが大変です。
エキスパンドブックファイル形式ファイルの青空文庫は、ページ単位で構成された電子本専用のブックブラウザに表示されるものですが、残念ながら、パソコンの使用できるOSが、Microsoft Windows 95、Windows 98、Windows Meの古い形式のみで、実用には適さなくなっております。

青空文庫の戦時日記
掲載中の若山武義氏手記の「大森町界隈あれこれ(27) 手記第2編 戦災日誌中野にて(第5回)」の解説には「海野十三敗戦日記」を紹介してあり、この日記は青空文庫の図書カードNo.1255に収録されております。

クリックで拡大

今年の1月30日に5年ぶりに新しいOSのWindows Vistaが登場し、XAML(eXtensible Application Markup Language)の登場により、XMLを用いた GUI 構築技術により、6千冊の青空文庫が、マイクロソフトの新しいテクノロジーのソフトを使って、文庫本の表示をページ区切りや段組表示を自由に選び読みやすい様にし、さらに表示文字のサイズを任意に選べて、ページめくりなど新感覚の電子図書の閲覧が出来るようになりました。
XAMLは、GUI アプリケーションを記述するための XML フォーマットです。ソフトウェア ベンダーのイースト社が、文字拡大やレイアウト変更を柔軟に行うことができるビューワの「Xamler」を、Windows Vistaに合わせてレビューした「.NET Framework 3.0」で開発し、Windows Presentation Foundationを使うことで、Webブラウザを介さずに直接HTMLを読み込みXAMLに変換し、青空文庫を表示できるようにしました。

「Xamler」の動作は、Windows Vistaの他、「.NET Framework 3.0」をインストールすることにより、OSがWindows XPとWindows 2003 Serverでも青空文庫を閲覧することができます。

「Xamler01」により青空文庫「海野十三敗戦日記」を読んで見る
まず、青空文庫を電子図書として読むためには、イースト社のビューワ「Xamler01」が必要で、同社ホームページからその2に記載のダウンロード(無料)をします。
次に、パソコンのOSがWindows XPまたはWindows 2003 Serverの場合には、「.NET Framework 3.0」をその2に記載のダウンロード(無料)して、パソコンにインストールします。

「Xamler01」を機動すると、青空文庫の芥川龍之介「羅生門」が表示されます。「海野十三敗戦日記」の閲覧はその2でチャレンジしましょう。

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ITと技術(7) 自宅のパソコンがある日インターネットに突然つながらなくなった

2007年02月23日 | ITと技術
kan-haru blog 2007

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インターネットが見えない
2月20日、いつものようにパソコンの電源を入れて起動したところ、インターネットエクスプローラにWeb画面が表示されないトラブルが発生しました。
自宅では、複数台のパソコンをLAN接続で使用しているので、ネットワークのトラブルを想定して。別のパソコンの電源を入れて見ても同様にインターネットが見えません。
トラブルは、パソコンでなくネットワーク側にあるので、トラブルの切り分けのため、パソコン間のデータのやり取りを調べたところ正常に作動しており、パソコンとネットの接続のルータは正常なことが判明し、問題の要因はルーターの外部のインターネット側にあるので、そこの切り分けの調査に入りました。

自宅のパソコン環境
自宅のパソコンは、サーバー機とデスクトップ機に、モバイル用のノートパソコンの3台のパソコンと、インターネットプロバイダー間をNTT Bフレッツによる光ケーブルでインターネットに接続されており、うち、1台のパソコンには、企業との間を光ケーブルで専用メールの接続ルートを使用しております。
そこで、専用メール接続のパソコンから、テストメールの発信テストを行ったところ、正常に送信が出来たようなので、ルータの外の光ケーブルとWeb上のサーバーには以上が無いようなので、トラブルはインターネットプロバイダーに何か問題があるものと疑ってみました。


インターネットプロバイダーのメールサーバーの保守
実はこのトラブルに遭遇した前後に、インターネットプロバイダーの保守点検により、2月21、22日の両日の0~7時の間メールサーバーを停止するとの知らせのメールを受けていたことを思いだし、インターネットトラブルとの間が接近していたため、何かの影響があるのかとプロバイダーのサポートセンターに電話をしましたが、混雑のため接続が不可のため確認できずに外出しました。
出先から、再びサポートセンターに電話して、確認したところ保守との関係が無いことが分かりました。

インターネットルータの不思議
インターネットルータとパソコンの間の接続に、以前から若干問題があり複数台のパソコンのうちの1台が電源投入時にインターネットにつながらない事象が時々起こりました。この時には、パソコンの電源を入れなおしたりして凌いでおりましたが、ある日中々いうことを効かず接続不能となった時がありました。かなり以前に聞いていた、ルーターが接続できないときには、ルーターの電源コードを抜いて5分以上放置して電源を入れると正常になるということを思い出し、このおまじないを実施してみると接続が出来ました。

インターネットルータへのおまじない
今回のトラブルは、光回線、Webサーバーには異常が無く、パソコン同士はインターネットルータ間をデータの授受が行われているので、見掛け上の異常の特定が出来ません。
そこで、3台共インターネットに接続のパソコンに対して、帰宅後上述のインターネットルータへのおまじないの実施を試み、ルーターの電源コードを抜いて5分間放置してから、電源コードを接続して、全てのパソコンの電源を投入し立ち上がると不思議なことに、全てのパソコン上にインターネットが表示されました。

トラブルがおまじないの試みで解消したのは、原因がインターネットルータとパソコンとの接続の相性にからむ問題の様なので、接続性の完全な解決にはルータの交換が必要なようです。
最近、ITの技術が進歩して、高速・高機能化が進み、さまざまなハードとの接続が微妙になってますので、時にはハードの状態をリセットすることが必要であり、今回のおまじないのルーターの電源コードを抜いて暫く時間をおくことが、すなわちリセットになるのです。

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ITと技術(6) 迷惑メールとさようなら その2

2006年12月16日 | ITと技術
・新メールアドレスに切り替えるステップ
パソコンのメーラーを、第2アドレスのメールを受信できるように設定します。この場合、プロバイダーの第1アドレスから、別のWebメールや企業メールに転送を行っていた場合には、第1アドレスメールからの転送を止め、第2アドレスメールからの転送への切り替えを行います。メールの転送サービスは、プロバイダーにもより異なりますが、無料のところが多いようですので、活用すると便利です。


・メールアドレス変更の通知
名刺、案内などのメールアドレスを変更して、必要な通知先にメールアドレスの変更を通知します。
第1アドレスから受信のメールに対し、先方にアドレス変更の周知を行います。先方へのアドレス変更は、以外に大変であり、最近メーリングリストなどのメール受信が増加しておりますが、殆んどがアドレス変更には登録のIDとパスワードを使用して変更処理を行わなければ、受信アドレスが変わりません。

IDとパスワードは、常に使用しているものを除き、忘れ易いものです。古くから登録していた、メーリングリストのIDとパスワードなどは、メールが受信し続けていれば普段は使用する必要がないので、忘れるケースが多くなります。
一般には、忘れたIDとパスワードの片鱗を示さないと教えてくれません。その場合でも新たなIDとパスワードが示されることが多く、また、新たに登録を行い第1アドレスにメールを受信すことになりますので、アドレス変更処理は単純には行きません。

また、メールによっては、2~3ヶ月からそれ以上の間隔で受信するものもありますので、短期間にはアドレス変更が行えません。
したがって、アドレス変更のアクションは、最短で3ヶ月以上で、半年とか1年位の十分な期間をとり実施する構えが必要です。

・第2アドレスへのメール受信
アドレス変更が受理されたメールから順次、第2メールアドレスに届きます。第1メールアドレスには、アドレス変更が未完のメールと迷惑メール、スパムメールと共にウイルスメールの受信が継続します。
現在、1年半ほど経過しましたが、第2メールアドレスにはいまだに1通も迷惑、スパム、ウイルスメールを受信せずに済んでおります。これは、大変精神衛生的に良い状態です。

・第1メールアドレスの変更
第1メールアドレスへの受信メールが、迷惑メール類の不要なもののみとなった時点で、プロバイダーによっては、アドレス変更のサービスを行っておりますので、そのアドレスを変更します。
これにより、第1メールアドレスへの受信メールも、数ヶ月経過しましたが、1通も迷惑、スパム、ウイルスメールを受信しなくなりました。
なお、初頭に示した企業メールの例は、現在の受信が迷惑メールのみとなりましたので、これからこのメールの使用を中止して廃止にもって行くところです。

・迷惑メールとの限りなき戦い
これで、企業メールも間もなく迷惑メールとはさよならでき、プロバイダーのメールは迷惑メールとすでにさよならしており、何も手を掛けずに済んでおりますので、かなりの長い期間精神的に落ち着けております。
しかし、この迷惑メールにさよならの状態が長期に亘り何時までも続く保障はありません。何れか先に、第2メールアドレスに迷惑メールが現れた場合には、今度は追加費用を要さないで、上述とは反対に第1メールアドレスへと変更することが出来ますので、またその場合には迷惑メールとの限りなき戦いに挑むこととなります。
ITを積極的に活用するためには、迷惑の排除対策などの努力無しには、この世界を使いこなせないことの認識を持つことが必要です。

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ITと技術(6) 迷惑メールとさようなら その1

2006年12月14日 | ITと技術
現在、日に60通くらいのメールを受信しておりますが、1年ほど前から迷惑メールが急に増えだし、本当に迷惑しております。その反面、ウイルスメールの受信は、大変と少なくなってきております。

迷惑メールの受信状況
現在、メール受信のルートは、プロバイダー契約のメール(有料)、Webメールと企業系のメールを使用しておりますが、アドレスはそれぞれ何個か使用しております。
このうち、迷惑メールに付き纏られたメールは、かなり古くから使用しているプロバイダー系のメールと企業系のメールで、プロバイダー系メールの方は1年以上前から、もうすでに迷惑メールとさようならをしており、企業系のメールも間もなく迷惑メールとさよならをします。

現在、企業系メールの受信状態を見ますと、受信の全部が迷惑メールで埋まっております。では何故迷惑メールの受信をしているのかというのは、3~4日に1通の正常のメールが受信するために受けざるを得ないのです。これには、メールの発信者に対して受信停止あるいは受信アドレスの変更が伝達できれば解決するのですが、これが結構大変であり中々難事なのです。

迷惑メールの回避法
迷惑メールの回避のサービスとしては、メーラーや学習型迷惑メールフィルターのソフトで行ったり、プロバイダーの迷惑・ウイルス防止サービスなどいろいろありますが、それらは受信者側での手間隙がかかった上、完全なものが見当たりません。
あるプロバイダーのサービスの例では、迷惑メールと判断されたメールの件名のトップに[MEIWAKU]と付加されて認識を促すものですが、実際には迷惑メールでないメールに付加されたり、迷惑メールに付加されなかったりで、仕分けの判断がかえって複雑になったりします。

迷惑メールでは無いのに[MEIWAKU]と付けられたメール

あくどい迷惑メールには、こちらのメールアドレスを勝手に発信者メールアドレスとしたメールの受信例もあり、この種メールの発信者アドレスは当てにならず、実在しないアドレスが殆んどなのです。

こちらのメールアドレスを勝手に発信者メールアドレスとした迷惑メール

また、ウイルス回避サービスの判定では、誤判断でウイルスでないメールの添付ファイルを勝手に削除してしまうなど、利用者に迷惑・不便をきたすものもあります。
ウイルスに関しては、ウイルスソフトの使用とWindows Updateを行って、不明なメールを開かなければ、現在はほぼ問題を受けずに済むようになりました。

迷惑メールとさよならするには
迷惑メールの一種のフィッシングメールについては、受信をしないようにすることが必要です。
迷惑メールは、同一内容のメールで、発信アドレスのみを変えたメールや、発信アドレスと件名とを変えたりしたメールの送信を続けますので、トップの記述に示した様に受信メールが迷惑メールで埋めつくされた場合には、そのメールアドレスの使用を廃止して、新アドレスに変更する以外には、今のところ迷惑メールからさようならする手立てがないのが実情です。

とは云うものの、メールアドレスの変更は単純ではありません。
先ず、受信しているメールの発信者全てにアドレス変更をして貰う必要があります。それと、名刺や案内に記載しているメールアドレスを変更することと、名簿や出版物に表記してあるアドレスを見てメールを寄せられる送信者への周知も必要です。

・新メールアドレスの取得
メールアドレスを新たに取得するには、新たなプロバイダーと契約するとか別のWebメールサービスを利用する方法と、同一プロバイダーから第2アドレスを取得する2通りの方法があります。
かなり以前ですが、プロバイダーの都合によりプロバイダーの変更を余儀なくされ、メールアドレスを変へたケースが2回ほどあります。このとき、上述のアドレス変更の周知には相当の期間を要し、およそ1年近くの期限がかかりました。当然、この間は、新旧の2つのアドレスを使用して運用することになります。

このことから、新たなアドレスの取得には、次々とアドレスを変更するわけに行きませんので、安直なメールの選択は考えもので信頼の高いプロバイダーなどを使用すべきです。また、期間長く複数のプロバイダーを利用するには、運用費がかかることと、インターネットのブロードバンドのプロバイダーとの絡みも出てきますので、安易な選択は出来ません。
そこで、迷惑メールとさよならのための新メールアドレスは、上記を勘案して以前の同一プロバイダーから第2アドレスを取得しました。

新メールアドレス獲得には、追加アドレスの使用料が税込み月額で210円程度の負担がかかるのと、第1アドレスを中止することがができないのが条件となります。(つづく)

毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(11月分掲載Index前へIndex後へ)
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がすてなーに 東京ガスの科学館見学

2006年10月18日 | ITと技術
10月13日の午後2時から、所属する部会の見学会で、平成18年6月から開館したばかりの豊洲の「がすてなーに ガスの科学館」(東京都江東区豊洲6-1-1 )を見学してきました。
科学館は、入場無料で、月曜日が休館で9時30分から17時まで見学ができます。

ガスの科学館へのアクセス
豊洲のガスの科学館は、東京メトロ有楽町線の豊洲駅または、平成18年3月27日に有明~豊洲間2.7kmが延伸開業した東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の豊洲駅から、西へ徒歩6分のところ(地図参照)にあります。
ガスの科学館の近くには、10月5日にオープンしたばかりのララポート豊洲もあり、人が出ておりました。このあたりは、以前は石川島重工の広大な跡地で、高層マンションの建設ラッシュの最中で都市開発が進められております。ララポート豊洲は、東京ドームの広さもあると云われ、さまざまなショップやレストラン、カルチャーの集積した大規模商業施設です。科学館の見学前の昼食を、ララポートで取り施設の一端を垣間見てきました。ララポートの裏側には、かなり広い公園があり正面にレインボーブリッジが見えなかなかの風景の良いところです。

以前にあったガスの科学館(東京都江東区豊洲6-3-16 )は、現在開通のゆりかもめ豊洲駅から2駅先の海寄りの市場前駅の近く(地図参照)にありました。以前の科学館の跡地あたりには、手狭となった築地魚市場が移転してくる予定となっております。

ガスの科学館の建築・設備
ガスの科学館の敷地は、およそ14400㎡で、建物は鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上3階建ての延べ床面積が6470㎡あります。緑化として、2500㎡の屋上にはノシバのマットをべた張りし、地上の緑化には高・中木を500本、低木を6500本植栽してあります。



電気設備は、1450KVAの受変電設備と250KVAのディゼル発電機設備を備えてあります。
熱源設備には、100KWの燃料電池とガス焚きの排熱投入型吸収冷温水機があります。
科学館に設備された燃料電池は、富士電機製でりん酸形(PAFC)のもので、電池の電解質にはりん酸水溶液を使用し、燃料には改質したLPGなどが使われます。燃料電池の構造は、ガスを通しやすいように無数の穴の開いた燃料極と空気極の二つの電極に、化学反応の触媒の白金が散りばめられております。その間に電解質があり、これらが厚さ数ミリの板状に圧縮された単セル構造からなるもので構成されております。

ガスの科学館の展示フロワー
ガスの科学館の入り口を入ると、ガス気球の模型が展示してある吹き抜けのホールがあり、そこから展示フロワーに行ける50人乗の大型のエレベータがあります。

・屋上ひろば
展示フロワーは、7つのゾーンがあり、先ずは屋上にエレベータで上がり、海と周囲のビルの風景が眺められる屋上全体を芝で張りつめてあります。当日は、天気が良く太陽の光や風の匂いが感じられました。
屋上からの眺めも素晴らしく、日本ユニシス、石川島播磨重工(手前がララポート豊洲)豊洲センタービル新豊洲変電所やその他の数多くのビル群を見られました。

・2階展示フロワー
「ようこそポカの家へ!」コーナーでは、キッチン、リビング、バスルームで温度の魔術師・ガスがどんな働きをするのかを見て、「探検!!ワンダータウン」でガスがいろいろな町で活躍する様子を見ます。

・1階展示フロワー
「プカのひみつ」で、ガスの正体から、ガスの旅で家庭までの通り道を探ります。「エナジースタジオ」でガスの特長や性質を解き明かし、エネルギーや科学の世界を体験し、「ピカッとラボ」でマイホームや町ごとの発電などの環境と未来を考えた、燃料電池ガス冷却などの新しい使い方を考えます。

東京ガスのガス供給の変遷
東京ガス株式会社(東京都港区海岸1‐5‐20)は、創立が1885年(明治18年)で、1都8県の980万のお客へのガス供給量がおよそ130億㎥であり、ガス管の総延長距離が約5万1千Kmもある巨大企業です。

現在は無くなり存在しておりませんが、以前大森町の大森ガス工場のあった頃のガスの原料は、石炭で都市ガスを製造しており、朝満杯の大きな2基の円筒型のガスタンクが使用に従い減ってきて、夕刻を過ぎる頃には最小となる毎日見る風景は、とても子供時代の懐かしく生活に密着した哀愁のある想い出です。
石炭・石油を燃焼させてガスを製造すると、二酸化炭素、窒素酸化物や硫黄酸化物が排出し大気汚染の原因となるため、現在の都市ガスの主原料は天然ガスを使用しております。
1969年から導入されたメタンを主成分とする天然ガスは、不純物をほとんど含まないクリーンなエネルギーで、埋蔵量も173兆㎥あり供給の安定性が高いのです。天然ガスを使用するようになり、各地のガス会社では球形状のガスホルダーが見られるようになりました。

2010年を目指して東京ガスでは、燃料電池コージェネレーションシステムとガスエンジン発電によるマイホーム発電、超小型コージェネレーションや蒸気ボイラーの熱利用と、地域冷暖房のエネルギーサービスのワンストップ提供を策定していることなどが、ガスの科学館見学により勉強できました。

毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(9月分掲載Indexへ)
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地球シミュレータ(海洋研究開発機構横浜研究所) 見学

2006年08月03日 | ITと技術
7月19日の午後、所属している会の情報化研究会にて開催の地球シミュレータの見学会に参加しました。
地球シミュレータは、京浜急行「杉田駅」から徒歩15分のところ(アクセス)にある、海洋研究開発機構横浜研究所内の地球シミュレータセンターにあります。
地球シミュレータとは、地球規模の環境変動の解明・予測を目的として、1998年に当時の科学技術庁が開発を開始し、2002年3月に海洋研究開発機構横浜研究所 地球シミュレータセンターに設置されたスーパーコンピュータのことです。

海洋研究開発機構は、文部科学省所管の独立行政法人で、2004年に東京大学海洋研究所から移管された海洋、大陸棚、深海調査の「しんかい」などの各種調査船で研究を行っています。脚光を浴び最近完成した掘削船「地球」は、船底からの高さが130メートルある掘削用やぐらがそびえ立ち、水深2,500メートルの深海域で、地底下7,000メートルまで掘削する能力を備えていますので、地震の発生メカニズムや地球環境の変化の解明等に役立つよう期待されております。

地球シミュレータ
地球シミュレータは国家プロジェクトとして、宇宙開発事業団 (現宇宙航空研究開発機構)、日本原子力研究所、 海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)の3つの法人によって開発され、海洋研究開発機構内の地球シミュレータセンターに建造された地球シミュレータ棟に設置されました。
地球シミュレータは、台風など気象予測の精度を大幅に改善し、災害の予報に活躍することも期待されており、地球温暖化など今後100年間の環境変化のシミュレーションなどの計算にも利用されています。
地球シミュレータの性能は、ベンチマークで実効性能35.86テラフロップスを記録し、2002年時点では世界で最も速い高性能のスーパーコンピュータで、2004年6月に至るまでの5期連続トップを維持しましたが、2004年11月にIBMが開発したBlueGeneに首位を明け渡してからの現在は世界で5位の性能です。

地球シミュレータ システム

地球シミュレータ システム構成
ベクトル型計算プロセッサ8台が、主記憶装置16GBを共有する共有メモリ型並列計算機をノードとした計算機を集めて、640台の計算機ノード群を集めて構成し、クロスバネットワークで結合させた分散メモリ型並列計算機です。
このクロスバネットワークで使われているケーブルの総本数は、640×130 = 83200 本あり総延長は約2400Kmであるそうです。
写真1 地球シミュレータのケーブル配線

地球シミュレータの施設・設備を見る
・地球シミュレータ棟
地球シミュレータを設置してある建物は、幅50m、奥行き65m、高さが17mの2階建てで、床下にある高さ29cm,直径1m,20層の積層ゴムアイソレータが11個で出来ている免震システムの上に建っております。また、棟の周囲は、電磁波の影響を避けるためアルミめっき鋼板による電磁シールドが施されております。
建物の1階には、電気室と空調機があり、空調機の冷却空気は天井の隙間から2階の地球シミュレータに送られ、640台の計算機ノード群を冷却して、棟の側面の壁の隙間から温まった空気が戻されます。
写真2 地球シミュレータ電気室
写真3 地球シミュレータの空調機
写真4 地球シミュレータの冷却口
計算機ノード群が設置されている建物の2階のレイアウトは、中央部に設置の薄みどり色の幅120cm、奥行き130cm、高さ200cmの65筐体に計算機ノードを結ぶ結合ネットワークが収容されております。
結合ネットワーク筐体の周囲を取り囲んで設置されている青色の幅140cm、奥行き100cm、高さ200cmの320筐体に、640の計算機ノード群が収容されております。
写真5 結合ネットワーク筐体(左緑色)と計算機ノード筐体(右青色)
さらに、計算機ノード群収容筐体の外側には、白い筐体に収容されている磁気ディスクとカートリッジテープライブラリが設置されております。
写真6 補助記憶装置筐体
部屋の照明は、光源がマシン室の壁の外側に設置されているハロゲンランプによる、ライトガイド方式という直径が255mmで、長さが44mのライトチューブ19本による特殊照明でソフトな感じのする雰囲気でした。
写真7 地球シミュレータ棟の照明

・地球シミュレータの外部設備
地球シミュレータ棟の避雷システムは、棟とは独立した8本の避雷塔による架空地線方式が採られております。
写真8 地球シミュレータ棟の避雷システム
地球シミュレータの様なスーパーコンピュータでは、多大な電力が必要であり、地球シミュレータの消費電力は約6MWで、年間電気代が約6.5億円であると云われております。
写真9 地球シミュレータの受電設備

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トラブル多頻発で、奮闘に追われる我が家のパソコン その2

2006年06月25日 | ITと技術
トラブル発生後の仮環境での運用
サーバー パソコンのWindows Updateにより運用中のOSのWindows 2000 Serverが停止のトラブルに見舞われたため同機の運用は、暫定的にマルチブートでインストール済のOSのWindows 2003 Server側で運用するように準備を行いました。
しかし、Windows 2003 ServerでのOutlook Express環境は、未整備のため最初のトラブルが発生する前まで使用していたデスクトップ パソコン(OS :Windows 2000 Professional )のOutlook Expressに戻しましたが、同機は電源投入後の立ち上げ時に、パソコン間のLAN接続は行われるのですが、外部とのWebとの接続が出来ないことがあり、電源再投入やその他の方法で接続を行いながらの不安定な運用状態です。
また、メール転送の二重化のため、暫時の間会社に置いてあるパソコンのメールアドレス宛にもメール転送を設定し、Webメールへの転送との二重化環境での運用をしております。

3度目のWebメール転送異常の発生
これまでの、トラブル連発により運用業務が滞留しておる中、6月19日に3度目のWebメール転送異常が発生しました。
最初の転送異常が発生するまでは、1年以上に亘りノートラブルでしたが、この所頻発しており、しかも2度目の転送異常から1週間の短い間隔で立て続けの発生であり、Webメールのサービス プロバイダーに原因調査を依頼中(メール)です。
なお、19日のWebメール転送異常は、調査中ですが22日に15日15時受信のメールから転送が再開しておりますが、運用では使用を停止しており、受信メールの運用処理は、自宅のデスクトップ パソコンと会社の設置パソコン上へのメール転送を併用しております。

さらなる新たなトラブルの発生
今回の頻発中のトラブルは、一向に落ち着きを見せずに、サーバー パソコン上でオンラインUp Dateの新たなトラブルが発生しました。
最近のソフトウェアは、OSやアプリケーションのプログラムのUp DateがWebを通してオンラインで行われるようになりました。これは、パソコンのウイルスやスパイウェア対策には非常に貢献しております。
しかし、ユーザーのパソコン環境は、多種でさまざまな環境で使用していますので、単純で一律的なオンラインUp Dateでの不安を抱いておりましたが、的中して今回の奮闘記(その1)に記載のように、パソコンが停止するアクシデントが発生したのす。

その2の奮闘記では、一連のトラブル発生中に、2つめのオンラインUp Dateが、AdobeのPDFアプリケーションで障害に見舞われた状況報告です。
オンラインUp Dateは、非同期に発生しますので、パソコン運用作業中にUp Dateの通知があります。今回は、Adobe Acrobat 6.0の使用中にUp Date通知があり、作業中でもインストールができるとの案内で「OK」ボタンを押しました。インストール処理が終わり、「再起動」の通知がありましたので、作業を打ち切り「OK」ボタンを押しました。
パソコンが再起動したので、作業継続のためOffice 2003 Wordを最初に立ち上げる都度、次図のような「ダイヤログボックスが開いているので閉じろ」との注意表示が出るようになりました。


「OK」ボタンを押すと次図のような「Office Wordは必要なファイルをインストールできません」とのダイヤログボックスの注意表示が出ますので、「OK」ボタンを押すと繰り返し同じダイヤログボックスが表示します。


「OK」ボタンを押し、10回程ダイヤログボックスの表示が繰り返すと、Wordがやっと立ち上がるという障害が現れました。

実はこの障害は、1年程前に会社の別のパソコンのOffice 2003環境で、Adobe Acrobat 7.0.0をインストールした際に発生した古典的な障害で、マイクロソフト社とアドビ社に申し入れしたのですが、お互いに相手社の問題であるとの回答を受け、呆れた経緯のあるトラブルであり、この時はAdobe AcrobatのUp Dateが何回か進行して解消しました。
今回の、AdobeのUp Dateのバージョンを見ると、結構古い版であるのが原因と思われます。何れはAdobe Acrobat 7.0にUp Dateを予定しておりますので、他の作業も山積しておりますので、Wordを立ち上げる都度不愉快な10回のダイヤログボックス「OK」ボタンを押して過ごすことにしました。
これより、オンラインのUp Dateは、何が起こるか判らないことを認識しました。

ITの革新が急で追いつかないハードとソフト
今回の頻発するトラブルにより、パソコン運用業務のファイルデータの外部媒体への保存には、DVDなどの大容量の媒体が望ましいのですが、現在の自宅パソコンのOSのWindows 2003 Server用のDVD Writerのハードおよびソフトがいまだ存在しておりませんので、CD-ROM書き込みで保存せざるを得ない状況なのです。
そこで、ファイルデータの外部媒体への保存用に、デスクトップ パソコン(OS :Windows 2000 Professional )にはUSB出力のDVD Writerを使用し、サーバー パソコン(OS :Windows 2003 Server )には、ISOモードが辛うじて動作するUSB出力のCD Writerを使用して、パソコン間をLAN接続によりデータを転送して保存処理に供します。

しかし、最近のIT革新は急で、次期OS のWindows Vista やWindows Longhorn およびアプリケーションのOffice 2007のソフトでは、ISOモード出力のDVDが要求されているのです。

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トラブル多頻発で、奮闘に追われる我が家のパソコン その1

2006年06月22日 | ITと技術
ブログを掲載しはじめてから3ヶ月を少し経過しました。
ITテリトリーの日記は3回目ですが、今回もまたパソコンのトラブルに関してのものですので、月に1回のペースでパソコン障害が発生しております。

現在パソコンの構成は、中古のデスクトップ パソコン、サーバー パソコンおよびノート パソコンと共に、プリンター、スキャナー、外部入力周辺機器を接続して、何とか運用させております。うち、デスクトップ パソコンは、立ち上げ時にしばしばWebに接続出来ない場合があり、何とか強引に接続をさせながら使用している状態です。

最初のトラブル
これらのパソコンの前歴は、1月程前に起きたデスクトップ パソコンのOutlook Expressの異常(4月21日付け日記)により、1日まるまるの受信メールが消滅するとともに、外出先でも読めるようにとWebメールに転送していたメールまで、偶発的に転送不能の重複トラブルに見舞われたことからが始まりです。
この故障で、メール受信のパソコンをサーバー パソコンに切替えました。

2回目のトラブル
続いてのトラブルは、メール受信の役目を果たしていたサーバー パソコンのIMEが突然変調をきたし、キー入力が不能となったため、それまでのサーバーとデスクトップ2台のパソコンのOffice 2000をOffice 2003にUpして、IMEの動作を回復(5月23日付け日記)させました。

止まらない3回目のトラブル
さて、3回目の今回のトラブルは、これでもかと云う程トラブルが集中して発生し、現在回復の途中で、その収拾には悪戦苦闘を強いられその奮戦記です。
先ず、6月12日に出先で受信メールを読むためWebメールを開いたところ、前回の時と同様にメールの転送が着信しないという、最初のトラブルが発生しました。
そこで、出先から帰宅して、6月12日の1日分の着信メールをOutlook Expressで受信し、後日処理を行うためにとOutlook Expressの保存トレイに保管しました。
Webメールの回復は、6月14日に自然復旧して、1日おいた6月13日のメールから転送着信が始まりました。このトラブルについての調査は、転送元と着信側のサービス プロバイダーには報告を行ったのみで、原因が不明のままとなりました。

2つめのトラブルは、サーバー パソコンで仕事を実行中に、想像もしない思わぬ現象に遭遇し、一連の障害では最も被害を受けたトラブルに見舞われ愕然としました。
それは、サーバー パソコンの作業中に、Windows Updateの自動更新が実行され、ローディング、インストールが終わり、パソコンの再起動が要求されたので再起動の指示をしたところ、再起動のアクションの途中でダイアログが出たままハングアップしてしまったのです。

トラブルによりパソコンがだんまり
前にも、後にも進まないので悪い予感の中、止む無くパソコンのリセットボタンを押して電源を落としました。電源を投入してパソコンを立ち上げたところ、デスクトップの初期画面は正常に表示されたのですが、予感が的中してプログラムやアイコンをクリックしても、受付の反応はあるのですが起動せず、動作不能のパソコンとなってしまいました。
これにより、前記のOutlook Expressの保存トレイに保存した6月12日の1日分の着信メールは読むことが出来なくなりました。
これまでの、度重なるトラブルの遭遇により、受信メールの処理やパソコン作業の処理が滞納して、大きなショックを受けております。

ただ、不幸中の幸いで、この障害となったサーバー パソコンには、種類の異なるサーバーOSがマルチブートでインストールしてありましたので、もう一方のパソコンOSは健在で動作できますので運用を切り替えました。サーバー パソコン上のディスクのファイルはアクセス出来ますので、ファイルのデータはメールデータを除き使用はできますので、取敢えずは自宅パソコンの作業は継続して運用でき、最悪の事態はなんとか免れました。

しかし、トラブル続出のため、なるべく早急に3台のパソコンのファイル データを外部媒体に退避する必要がでてきました。それと、トラブルにより遅れている作業の回復処理も必要ですが、対応のための時間が不足です。
これからは、ハードデスクのデータ退避が早いか、ハード故障が先きかの競争です。
また、余裕ができた時点で、動作がしなくなったOS側のOutlook Expressの保存トレイに残っている1日分のメールデータの取り出しも行う必要があります。

終結しないトラブル
さて、今回の重なるトラブルの発生は、これで終結では無く、またまた6月19日に懲りもせず都合3回目の着信メールの転送受信が止まりました。
さらに、その上休む間も無く、Adobe Acrobat のオンラインUp Dateによる小トラブルの発生と続きます。どうもオンラインUp Dateは曲者です、奮闘記は未だ続きます。
<その2へ続く>

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パソコンは突然に機嫌が悪くなる

2006年05月23日 | ITと技術
突然に機嫌が悪くなる
5月21日の日曜日に、午後外出の予定がありましたので、朝早く日課の仕事を行うためメインのパソコンを立ち上げました。
いざ、使用し始めたところカナ・漢字・アルファベットの変換切り替え機能のIMEが動作せず、半角英数字の状態のままで「A」文字上をマウスでクリックしても切り替えが効きません。そこで、再起動のシャットダウンを行っても、何ら変化せず同じ状態でした。

実は、1月ほど前の4月15日に、それまでメインとして使用していた今回とは別のパソコンが、作業中突然に機嫌が悪くなり、メール機能のOutlook Expressの受信トレイに滞留していた受信メールが消去され、Outlook Expressからの送受信が動かないというアクシデントに見舞われました。その時の経緯は、4月21日付けのブログ「パソコンは、いつでもまともに動くとは限らない」に記載してある通りですが、その時にIMEが動作しなくなった今回トラブル発生のパソコンをメインに設定し、Outlook Expressが動作異常のパソコンを整備し直してサブとしての2台体制で運転を行っておりました。

5月21日午前の作業は、取り敢えず2台運転のパソコンを姑息的に分担動作させて凌ぎました。

機嫌が悪いパソコン
今回も、突然に機嫌が悪くなった中古パソコン2台の回復の処置に関しての奮戦奮闘振りをご覧ください。
2台のパソコンのソフト構成は、何れもOSはWindows 2000で、トラブルの起きたIMEはOffice 2000付属のものです。
Office 2000は、Office XP、Office 2003と2世代前の古いオフイスソフトでありますので、数ヶ月ほど前からWordなどのオフイスソフトを起動するたびに、次図に示すようにセキュリティ上の警告メッセージの表示が出ておりましたが、アップデートのインストールするためのCD-ROMが見当たらないので無視しておりました。


悪戦苦闘のパソコン修復
この際、IMEのトラブル回避と何時までも紺屋の白袴では済ませられないので、夕方帰宅後アップデートの契機であると、重い腰を上げてOffise 2003のインストールを開始しました。
Office 2003のインストールは、旧のOffice 2000を削除する条件で行いましたが、インストールの過程で「オンラインで最新のアップデートを行う」を指定したため、思わぬことで手古摺ることになりました。

それは、Office 2003のインストールの工程が済み、オンライン最新アップデートが始まりOffice 2003部分のアップデートが終了した後、Office 2000部分の最新アップデートでCD-ROM挿入を要求されましたが、それに応じられ無くギブアップです。
そこで、四苦八苦の末、何とかオンラインで最新のアップデートを打ち切ることが出来、最終的にOffice 2000を削除して一応の完了です。

これにより、やっとメイン側のパソコンは、オフィスを起動しても警報のアラームは出なくなり、Office 2003付属のIMEも正常に動作するようになり、ライセンス認証も済ませました。
しかし、一難去ってまた一難で、OS付属のアクセサリのペイントの機能が、JPEGの保存が出来なくなったのです。これに対しては、フリーソフトのBMP-JPEGの変換ソフトでも対応が可能ですので、取り敢えずは今まで通りパソコン2台構成のメインマシンとして回復しました。

深夜2台目のパソコン アップデート
この際、深夜作業となりましたが、もう一方のサブマシンの方もOffice 2003にアップデートのインストールを行いました。今回は、前の徹を踏まないように、初めからOffice 2000を削除する条件で、「オンラインで最新のアップデートを行う」を指定せずに実行しました。
ここで、Office 2003にアップデートのインストールは、Office 2000を削除する条件がプログラムを削除するものでは無く、プログラムスタートのメニューを消すだけで、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」にはOffice 2000プログラムが残っていることが判明しました。


そこで、Office 2000プログラムを削除して、Office UpdateによりOffice 2003のアップデートを行い、ライセンス認証をしました。
これにより、パソコン2台構成のサブマシンとしてアップデートが完了しました。
なお、不思議なことに今まで出来なかったJPEGの保存機能が、サブマシンのペイントで使えるようになったのです。
結果的には、JPEGの保存機能の動作が、メインとサブマシンと入れ替わっただけですが、Windowsの世界では判らないことが多く、何かあると右往左往が常で、いつも奮闘を余儀なくさせられます。

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パソコンは、いつでもまともに動くとは限らない

2006年04月21日 | ITと技術
わが家のパソコン
今日では、パソコンのネットへの常時接続が日常となり、メールやWebアクセスが出来ないと支障をきたす時代となりました。
数日前に、いつも長時間稼動させて使用しているパソコンが、1両日に亘る短時間内に複数のトラブルが重なって正しく動かなくなりました。現在、まだ完全には回復しておらず、若干の不便さはありますが、何とか運用出来るようになりましたが、1度にいろいろと障害が重なるとパニック状態になります。そのトラブルの状況と、修復への対応の狼狽ぶりの報告記です。

自宅で動作しているパソコンは、古いがデスクトップ パソコンが3台とノートブック パソコンが1台あり、全てのパソコンはLANで接続し、WebにはBフレッツの光回線でブログなどインターネットにアクセスしております。
自宅は狭いので、液晶モニタ1台でキーボードとマウスを切り替えて使用し、全てのパソコンにはインターネットを接続してあります。プリンタやCD-RWとDVD Writerなどは何れかのパソコンに実装してありますので、パソコンの作業により切り替えて使ってます。

パソコンも古くなると元気が無くなる
パソコンも古くなると人間と同じで元気が無くなり、だんだんと動きが健全でなくなってくる様です。一番古いデスクトップはかれこれ7年を経過し、一番新しいノートブックでも4年経っております。

パソコンの1台は、2ヶ月程前に原因はわかりませんが、LANには接続しますがWebに接続できなくなり、対応調査に要する時間が取れないため、現在運転休止中です。
このような状態の時に、メールアクセスのために平常使用しているパソコンのOutlook Expressが動作中に突然おかしくなり、受信トレイの受信メールが消去されるというアクシデントに見舞われました。とりあえず、別のパソコンでOutlook Expressのメール受信が行えるように環境を設定して、受信が正常に行えることを確認しました。
ウイルス対応については、神経質くらいにWindows Updateやウイルスパタン チェックを行っておりますので、問題はない筈です。
Outlook Expressでの受信メールは、プロバイダのサーバーからWebメールのHotmailへの転送処理をしており、1年以上の使用でトラブルの発生がありませんでしたので、消去されたメールは会社に出てから転送による受信メールを見れば良いと楽観しておりました。

トラブル奮戦記
しかし、翌日会社のパソコンでHotmailをアクセスして見ると、転送のメールは受信してありませんで、Hotmail宛の直通メールが数通受信しているのみです。
会社のパソコンには、Outlook Express環境の装備がないので、調査できないため急遽帰宅して、プロバイダのカストマーセンターに電話して、動作テストを行いましたが見かけ上メールの送受信は、プロバイダとしては異常は見られませんでした。

最近Web上で、各種のいろいろなサービスが受けられ大変便利に享受しておりますが、これらのサービスは、トラブルに対してのカストマーセンターに電話での即日対応のサービスは無く、メールによる対応のみのため回答メールを待つシステムのため、何時返事がくるのかが不安となります。
Outlook Expressのトラブルが発生した直前に、実はこの記述ブログのテンプレートの表示が崩れた表示となり、こちらもメールの問い合わせ中というトラブルに遭遇しておりました。

さて次の日、会社にでてHotmailをアクセスして見ると、消去された以降のプロバイダのサーバーからのメールが正常に転送されており、そこに2ヶ所からのトラブル回答メールもきておりました。転送トラブルは、原因不明のまま自然回復で、異常表示の方も回答指示に従い同時に解決しましたので、結果をセンター宛にメールを出しました。
ところが、まだこれですべての解決したわけではなく、上述のトラブル以外の別のプロバイダでのダイヤル回線のメール接続も使用しており、別のパソコンでのモデム接続がうまく設定できずに保留中であり、Web接続の出来ないパソコンの調査対応も残っているのです。
さらに、集中トラブルの対応のため業務作業が遅延して滞貨しており、パニック気味の奮戦記でした。

次回 パソコンは突然に機嫌が悪くなる 
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