お彼岸法要で聴聞をする。今日の話は、「拯」と「救う」についてである。
「救」はいつも使っている言葉である。自分さえ救ってもらえばそれで満足!
天気予報に台風の移動等が出ると、自分の住んでいる場所から少しでも遠くに追いやりたいと願う。
東の方にそれて欲しい時や、西にそれて欲しい時には、
「うちわで扇ごう! 扇げ!扇げ! 扇ぐ!扇ぐ!」と言って煽り立てる。
思った通りに進路がそれ始めると、「有難うございます。助かりました。」と感謝する。
反対に、台風に見舞われて困っている人も多くいるはずである。
救われたのは、自分であり、自分だけの事しか考えていない。
仏は、このような救いは考えておられないはずである。
阿弥陀如来の「拯い」とは方角が違っていると思うが、いまだにぼんやりとして解っていない。
「拯」については数年間前から聴聞しているが、いまだに心の中にストンと落ちてこない。
また聴聞をして、分かりたいと思う。
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