通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

厳島神社が建てられた場所に、神様を案内したといわれる動物は?

2009年10月31日 | 広島の話題

どの神社・お寺にも、由来(いわれ)があります。


【問題】
厳島神社が今の場所に建っているのはある動物が神様が乗った船を案内し、
そこへ社を建てたからと伝えられています。その動物とは?

1.カメ  2.シカ  3.白鳥  4.カラス


【ヒント】
日本では古来、吉兆(きっちょう)を示す動物でした。
むかし、志村けんが歌った、というとピンとくる人もいるかな…?



宮島検定は2009(平成21)年11月29日(日)実施です。


【正解】
4.カラス



【解説】
宮島には「神烏(おがらす)伝説」というのがある。

むかし、佐伯鞍職(さえきのくらもと)という人のところに厳島大神があらわれ、鎮座(ちんざ)する場所を探している、と言った。
「高天原(たかまがはら)から連れてきた神烏が案内するので、それに従え」
彼は船を造って、宮島の浦々を巡った。
養父崎(やぶさき)の沖に来た時、弥山(みせん)から神烏が飛んできて、粢(しとぎ)団子をくわえて船を先導した。
その場所に御殿を建てることになったという。


現在、養父崎神社では御鳥喰式(おとぐいしき)という神事が行われとる。
養父崎の沖の海上に、幣串(へいぐし)と粢(しとぎ)団子を供え、雅楽(ががく)を奏すると、
雌雄2羽の神鴉が現れ、団子をくわえて養父崎神社に持ち帰るという。
この儀式に参加した人は幸福を授かるといわれとる。


この烏については、「四烏の別れ」という話もある。
この神烏は親子で、子烏が大きくなると、宮島の対岸・大野町の大頭(おおがしら)神社で子別れをする。
親烏は紀州・熊野へ帰っていき、子烏は弥山に残って次の1年間の祭を受けると伝えられている。

29.御鳥喰 巡拝の途 神鴉との遭遇 神宿る みやじまの素顔 中国新聞社


ヒントでも書いたが、烏は古来、吉兆を示す動物じゃった。

八咫烏(やたのからす)は、神武(じんむ)天皇の東征(とうせい)の際に、
熊野国(くまののくに)から大和国(やまとのくに)への道案内をしたとされる。

この八咫烏は、サッカー日本代表のエンブレムにも採用されている。


今日は神烏について勉強しました。
「四烏の別れ」の話は、今回初めて知りました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。


あなたの近くにある神社やお寺の由来は何ですかの?
これはというものがあったら、ぜひ、教えてくださいや。


今回は、「宮島検定サンプル問題」の「問5」から出題させてもらいました。感謝!


ほいじゃあ、またの。


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