通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

ご当地ごみを探せ! 劇団四季『キャッツ』広島公演

2012年12月10日 | 広島の話題
「12月8日(土)の中国新聞に、「キャッツあす開幕 ご当地ごみ見つけて」という記事が載っとったのう」





「ご当地ごみ? ご当地キャラとかご当地アイドル、ご当地ソングとかは聞いたことがあるけど、ご当地ごみって何じゃろか?」

「広島に関係するごみが、劇団四季のミュージカル『キャッツ』のステージに隠されとるそうじゃ」

「なるほど。それを探してみてくださいというわけじゃね」

「昨日(12月9日)から、『キャッツ』の広島公演が上野学園ホールで始まっとるよのう。で、今日はこの「ご当地ごみ」を紹介してみようと思うんじゃ」





↓劇団四季については、こちら↓

劇団四季





「広島のご当地ごみは、次の12個なんじゃね」



1)カープの帽子

2)おたふくソースの容器

3)サンフレの応援メガホン

4)中国放送の元就公

5)穴子飯の包み紙

6)広島菜

7)カキ

8)もみじまんじゅう

9)スライリーのキーホルダー

10)福屋の紙袋

11)ちゅーピー

12)サンフレのマグカップ





1)カープの帽子


「広島といえば、やっぱり広島カープじゃね」

「B級グルメ漫画の王者・土山(つちやま)しげるが描く『喧嘩ラーメン 広島・伝説の職人編』(日本文芸社)は、主人公・源田義経(げんだ よしつね)がカープの帽子を足蹴(あしげ)にして、ラーメン屋の店員と喧嘩(けんか)するという出だしじゃったのう」

「そんなトリビアな話題は、せんでもええけぇ」

「カープの帽子が赤色になったのは、ジョー・ルーツが監督に就任した1975年(昭和50年)じゃった」

「この年、カープは初優勝したんよ」

「球団創設から、苦節25年。念願のリーグ優勝を果たしたんじゃ」

「「赤ヘル」という言葉が誕生したのも、この年じゃったね」

「帽子が赤色になる前は、球団旗と同じ紺色の地に「H」の文字じゃった」

「そいういや、カープって、もう何年優勝しとらんかいね?」

「最後にリーグ優勝したのが1991年(平成3年)じゃけぇ、もう21年になるのう…」



↓広島カープについては、こちら↓

広島東洋カープ公式サイト





2)おたふくソースの容器


「広島といえば、お好み焼き。お好み焼きといえば、オタフクソースじゃのう」


♪かけてふ~くふ~く オタフクソース
(オタフクソースのCMソング)



「東京おこのみスタジオでは、「お好み焼き教室」をやりよってんじゃね」

「お好み焼きを全国に広めようとしとってんじゃのう」

「新入社員の研修で、お好み焼きの作り方を学ぶ、というのもあるんじゃと」

「オタフクでは月に一度、社員全員がお好み焼きを食べる日があるそうじゃ」



↓おたふくソースについては、こちら↓

お好み焼きにはオタフクお好みソース

お好み焼課が行く





3)サンフレの応援メガホン


「サンフレッチェ広島の皆さん、J1初優勝おめでとうございます!」

「FW佐藤寿人(さとう ひさと)選手は得点王!」

「あと、最優秀選手賞(MVP)、フェアプレー個人賞にベストイレブンにも選ばれとるよのう」

「ベストイレブンには、広島から5人も選ばれとったね」

「昨日行われた、トヨタ・クラブワールドカップの準々決勝では、残念ながらアフリカ代表のアルアハリに負けてしもうたのう」



↓サンフレッチェ広島については、こちら↓

サンフレッチェ広島





4)中国放送の元就公


「元就公(もとなりこう)といえば、戦国時代に中国地方を制覇した大名・毛利元就(もうり もとなり)のことじゃ」

「元就の孫にあたる毛利輝元(もうり てるもと)が、広島城を築いたんよ」

「それまでは、県北の吉田(よしだ。現:安芸高田市)にあった郡山城(こおりやまじょう)を居城にしとったんじゃの」

「サッカーのサンフレッチェ広島のチーム名は、元就の「三本の矢」からきとるんよね」

「サンフレッチェの「サン」は日本語の「3」、「フレッチェ」はイタリア語で「矢」からきとるんじゃ」

「で、「中国放送の元就公」というのは、日曜のお昼12時54分からRCCで放送されとる『元就。』という、ふるさと再発見 街ブラバラエティーに出てくる毛利元就のことなんよ」

「この番組での元就は、人形なんじゃ。その人形が『キャッツ』のステージのごみの中に埋もれとる、という設定なんじゃの」

「元就の声を担当しとられるのは、高尾六平(たかお ろっぺい)という、渋い声の持ち主の方なんよね」



↓『元就。』については、こちら↓

「元就。」RCCテレビ





5)穴子飯の包み紙


「世界遺産の厳島神社(いつくしまじんじゃ)がある宮島(みやじま)名物のひとつが穴子飯じゃね」

「わしが子どものころは、正月1日は厳島神社へ詣(もう)でたあと、お昼に穴子飯を食べて帰りよったのう」

「穴子は、宮島と本土側の大野町(おおちょう)との間にある大野瀬戸(おおのせと)でよう獲れるんよ」

「「穴子飯の包み紙」とあるけど、穴子飯は駅弁として、1901年(明治34年)ころから売られとるそうじゃ」



↓穴子飯については、こちら↓

あなごめし うえの





6)広島菜


「冬の広島の名産品といえば、広島菜」

「毎年、お歳暮シーズンを迎える年末が最盛期なんじゃの」

「信州の野沢菜(のざわな)、九州の高菜(たかな)と共に日本三大漬け菜と呼ばれとるんよね」

「やっぱり、あつあつのご飯に巻いて食べるのがうまいよのう」



↓広島菜については、こちら↓

広島菜漬 ねこしま





7)カキ


「広島菜と同じく、冬の広島の名産品といえば、カキじゃのう」

「もちろん、海のカキ(牡蠣)です」

「全国シェアの約6割が広島産なんじゃ」

「旬は1月から2月にかけてじゃね」

「このころは、広島県各地でカキ祭りが行われとるのう」



↓カキについては、こちら↓

「良質美味広島かき」広島県漁業協同組合連合会





8)もみじまんじゅう


「もみじまんじゅう!」

「そういや、今年の10月にはB&B(ビー アンド ビー)が復活ライブをやっとったよ」

「懐かしいのう。B&Bが「もみじまんじゅう!」のギャグを流行(はや)らせたのは、今から30年くらい前の漫才ブームのころの話じゃ」

「よく見たら、これはにしき堂の生もみじじゃね」


♪にしき堂の にしき堂の もみじまんじゅう~
(CMソング)



「にしき堂といえば、『西部警察 PARTⅡ』の第18話「広島市街パニック!!」を思い出すんじゃ」

「広島駅の北口にある、にしき堂光町本店でもロケをしたはずよ」

「宮島口で大爆発した広島電鉄の電車が「にしき堂号」で、電車の横にはデカデカと「にしき堂 もみじ饅頭」と書いてあったよのう」



↓にしき堂については、こちら↓

にしき堂





9)スライリーのキーホルダー


「スラィリーといえば、広島カープのマスコットじゃね」

「slyly(スラィリー)は英語で「お茶目な、いたずら好きな」という意味があるそうじゃ」

「そういや、スラィリーは何をモデルにしとるん?」

「実はあれ、竜なんじゃそうな」

「ほんま? でも、なんで竜なんかね。竜いうたら中日ドラゴンズじゃん」

「「鯉の滝昇り」という言葉があるように、鯉が滝を上ると竜になるという伝説が中国にあって、それで竜になったそうじゃ」



↓スラィリ―については、こちら↓

「スラィリ―」広島東洋カープ公式サイト





10)福屋の紙袋


「福屋は広島の百貨店なんよ」


♪あなたのそばに 寄り添うわたし
 そこに愛の花開く~
 あふれる夢 ふくらむ夢 ふたりの夢
 ララ ふ~く~や~
(福屋のテーマソング)



「ウィキペディアによると、この歌は『ララ福屋』というタイトルで、1969年(昭和44年)に創業40周年を記念して作られたそうじゃ。ちなみに歌うとるのは森山良子(もりやま りょうこ)」

「ということは…、創業は1929年(昭和4年)になるんか」

「今の八丁堀本店は1938年(昭和13年)に竣工したんじゃの。当時としては珍しい冷暖房を備えた、地下2階、地上8階建ての建物だったそうじゃ」

「ということは、原爆に遭(お)うた被爆建造物になるんじゃね」

「ここは爆心地から約710メートルの距離なんじゃが、建物は残ったんじゃの。その建物を改修して今も使われとるんじゃ」



↓福屋については、こちら↓

広島の百貨店 福屋





11)ちゅーピー


「ちゅーピーは、中国新聞のマスコットキャラクターじゃね」

「そういや、うちのトイレには「ちゅーピー子ども新聞」が貼ってあるよのう」

「うちには子供向けの解説くらいが分かりやすいけぇ、トイレに貼って読みよるんよ」

「ちょこっとだけ解説しとくと、「ちゅーピー子ども新聞」は月2回(第1・3日曜日)、中国新聞に時々折り込んである新聞のことなんじゃ」

「「ちゅーピー」といえば、「ちゅーピーくらぶ」があるね」

「ほかにも、「ちゅーピーパーク」(旧:チチヤスハイパーク)に「ちゅーピープール」(旧:チチヤスダイヤモンドプール)と、「ちゅーピー」と名前が付いたものがあるんじゃ」



↓ちゅーピー子ども新聞については、こちら↓

ちゅーピー子ども新聞





12)サンフレのマグカップ


「マグカップの写真には、サンフレッチェ広島のマスコット・サンチェ君が写っとるね」

「ガールフレンドは、フレッチェちゃんじゃの」

「サンチェ君はクマなんじゃね」

「中国地方のクマをイメージして作られたそうじゃ。ファンに優しゅうて、敵チームに強いという、頼もしい奴じゃ」





「最後にこういうことを聞くのもなんじゃけど、広島に関係するごみが『キャッツ』のステージにあるのはなんで?」



ところで会場がごみだらけなのは「キャッツ」の舞台が都会のゴミ捨て場だから。
時計やポット、ギター…多種多様なごみに囲まれた世界で、個性派ぞろいの猫が一夜限りの舞踏会を繰り広げる。

(「キャッツあす開幕 ご当地ごみ見つけて」中国新聞 2012年(平成24年)12月8日)






「今日は、劇団四季の『キャッツ』の舞台に隠されている、広島に関係するご当地ごみについて話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
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