通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

広島県産の縫針の国内シェアは何パーセント?

2010年02月07日 | 広島の話題

2月8日(月)は針供養じゃ。
使い終わった針をとうふ(中には、巨大なとうふもありますが…)に刺す針供養の様子が、毎年のようにテレビなどで報道されとりますのう。



【問題】
広島県の針の生産量は日本一ですが、縫針の国内シェアは何パーセントでしょうか?

1.70%  2.80%  3.90%  4.100%









【正解】
4.100%



【解説】
現在、生産量は縫針100%、待針97%でそれぞれ1位、家庭用ミシン針49%で第2位。
また全生産量の73%は海外輸出用であり、広島針の品質の良さは、世界的に認められております。
広島県針工業協同組合




広島の縫針の歴史は、約300年前、広島藩主・浅野氏が長崎から木屋治左衛門という針職人を連れてきたことにはじまるそうじゃ。
木屋治左衛門は、己斐村(現在の西区己斐)に住み、弟子をとって製針業を創設し、下級武士に内職として針の製法を教えたといわれとります。



針供養は、針の恵みに感謝し、裁縫の上達を願って、使い終わった針や折れた針を、とうふに刺す行事じゃ。
この日は針仕事を休む日じゃった。

地方によっては、針を紙に包んで海に流したり、とうふでなく、コンニャクやダイコンに針を刺すところもあるそうじゃ。



和歌山市にある淡嶋(あわしま)神社や、浅草寺の淡島堂(あわしまどう)などが有名ですのう。
広島でも護国神社などで行われとります。

むかしは全国的に行われとったんじゃろうが、今では裁縫を仕事としている人や、関係の学校の行事になっとるような気がしますのう。



この針供養は、2月8日か12月8日に行われることが多い。
なぜかというと、2月8日は「事始め」といって、農作業に関する事をこの日から始めるという日。
12月8日は「事納め」といい農作業等を終え、お正月を迎える準備を始める日、とされとるからじゃそうな。



おふくろの裁縫箱の中は、おもちゃ箱のようじゃった。

座布団がぷくっとふくらんだような形の針山(針刺し)に、いろんな長さの針が刺してあった。
いろんな色の糸や、いろんな形のボタンもあった。

わしゃ、頭の部分に丸型の飾りが付いとる待ち針が好きじゃった。
糸切りばさみで、ちょいと糸を切るのも好きじゃった。



子どもが学校で使う裁縫箱を見て、驚いた。
おしゃれなデザインで、ラメが入っていて、おまけにリボンまでついとる!
中は、針から指ぬきまで、ひととおりのものがちゃんと入っとった。



時代や裁縫箱は変わっても、「針仕事」ができる人であって欲しいもんじゃ。
とかなんとかいいながら、わしは、玉結びや玉どめでさえ苦手にしとるんじゃがの。



今日は、広島の針と針供養について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。

コメント
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