通でがんす

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「ムーミン展」が開かれる美術館はどこ?

2010年02月14日 | まんが・テレビ・映画
 『ムーミン』といえば、「♪ねえ、ムーミン。こっちむいて…」(作詞・井上ひさし)で始まるテレビアニメ(1969年、1972年)。
むかしはよく観たもんじゃ。
若い人は、『楽しいムーミン一家』(1990年)かもしれんの。

ああ、故・岸田今日子のムーミンの声が聞こえてくるぞ。



【問題】
2月16日(火)から「ムーミン展」が開かれる美術館はどこでしょう?

1.ウッドワン美術館  2.広島市現代美術館  3.広島県立美術館  4.ひろしま美術館









【正解】
3.広島県立美術館



【解説】
森と湖の国・フィンランドで最も著名なアーティスト、トーベ・ヤンソン(1914-2001)によるムーミンの物語とそのキャラクターは、世界中で愛され続け、40カ国以上で出版されています。
本展は、ムーミン全9話の中から、タンペレ市立美術館・ムーミン谷博物館が所蔵するオリジナル原画やスケッチ等約180点と、門外不出といわれた立体模型(日本初公開)を展示します。
ムーミンの魅力を探る初めての本格的な展覧会です。
「展覧会紹介」 広島県立美術館)



トーベ・ヤンソンの絵は親指の爪ほどの大きさの絵をポスターにしても、何の遜色もないほど丁寧に描かれている。
拡大すると絵の特徴が、さらにはっきりするほどだ。
定規では測れないくらいの緻密な隙間で並ぶ線の一本一本はつぶれることなく、拡大すると、それぞれに込められた豊かな表情が鮮明になってくる。
(森下圭子「フィンランドムーミン便り」)
「展示作品」 ムーミン公式サイト)




わしゃ、トーベ・ヤンソンの原画を楽しみたいですのう。
印刷物で見ると、独特の線で、ちょっと不気味で、それでいて暖かみのある絵。
どれくらい描き込まれているのか、ぜひ見たいもんじゃ。

門外不出の立体模型が9点も展示されとります。



トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)は、フィンランドのヘルシンキ生まれの画家、小説家。
彼女によって書かれたムーミンの物語は9作あって、今年は最初の本がフィンランドで出版されて65周年になるんよ。

『小さなトロールと大きな洪水』(1945年)
『ムーミン谷の彗星』(1946年)
『たのしいムーミン一家』(1948年)
『ムーミンパパの思い出』(1950年)
『ムーミン谷の夏まつり』(1954年)
『ムーミン谷の冬』(1957年)
『ムーミン谷の仲間たち』(1963年)
『ムーミンパパ海へ行く』(1965年)
『ムーミン谷の十一月』(1970年)



ムーミンの絵が生まれたのは、トーベ・ヤンソンが子どものころ、弟とケンカをして「ものすごくみっともない小さな怒った顔」を描いたことから始まるんじゃそうな。
それ以来、ムーミンは、ヤンソンの日記にしばしば登場するようになった。
政治風刺誌『ガルム』などにも、小さな目立たないキャラクターとして、しばしば登場しとったそうじゃ。



「ムーミンはカバなの?」という質問がある。
わしも、むかしはカバじゃと思うとった。

違うんよの、これが。

ムーミンは、正しくは「ムーミントロール」というんじゃ。
(ノンノンも、正しくは「スノークのおじょうさん」という)

「トロール」というのは、北欧の神話やおとぎ話に出てくる生き物で、森に住む魔法使いや小さな妖精のようなものなんよ。
その多くは人間にいたずらをしたり騙(だま)したりするやっかい者として登場する。

『三びきのやぎのがらがらどん』(福音館書店)では、「トロル」という名前で出てきますのう。



皆さんは、ムーミンの登場人物の中で好きなのは、どなたですかの?
ムーミン?
スナフキン?
ノンノン?
それとも、ニョロニョロ?

わしゃ、ミイじゃ。

子どものころは好きじゃなかったが、大人になって見直してみると、ミイがええんよの。

なんでじゃろ?

「口は悪いが、気持ちがまっすぐで、常に前向き」というところじゃろうかのう。



「ムーミン谷博物館」はタンペレ市立美術館に併設されている博物館。
トーベ・ヤンソンのオリジナルスケッチ、イラスト、水彩画など1000点余り。
物語に登場するシーンやキャラクターのミニチュアが40点以上、精巧に作られたムーミンの家も展示されるそうじゃ。



リゾート地としても有名なナーンタリ市には、「ムーミンワールド」というテーマパークが1993年に作られた。
トーベ・ヤンソンの意向を尊重して、自然をそのまま残し、物語のイメージを大切にして作られとるんじゃと。
もちろん、先のとがった、円柱形のムーミンの家も建てられとります。



今回、ムーミンのアニメについて触れることができんかったので、何かの形でやりたいと思うとります。



今日は、ムーミンについて勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



今回は、『月刊 MOE(モエ) 1995年9月号』を参考にさせてもらいました。
感謝!



ほいじゃあ、またの。
コメント
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