通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

住吉神社の「焼嗅がし神事」で、焼いたときの臭いで厄祓いをする魚は何?

2010年02月01日 | 広島の話題
今年は2月3日(水)が節分になりますのう。
各地で節分祭が行われると思いますが、広島市中区にある住吉神社では、ちょっと変わった行事が行われるんよ。



【問題】
住吉神社では、節分の日に「焼嗅(やいか)がし神事」が行われます。
これはある魚の頭を焼いて、その臭いで厄祓いをするというものですが、この時に焼かれる魚は何でしょうか?

1.イワシ  2.サバ  3.タイ  4.ボラ









【正解】
1.イワシ



【解説】
イワシ1,000匹の頭を焼くユニークな節分祭「焼嗅(やいか)がし」神事が2月3日、住吉神社で行われた。

境内の本殿前では、赤い鉢巻きを巻いた4人の巫女(みこ)が網の上でイワシの頭を次々と焼き、本殿に押しかけてくる赤鬼や世間を騒がせた人や出来事をイワシのにおいと煙で退治する。

悪神が退散した後の境内では、豆まきが行われ、焼いたイワシの頭はヒイラギの枝に差して、お守りとして配布。
参拝客は家に持ち帰り、戸口に差して1年の厄を払う。

「節分にイワシ千匹を焼く「焼嗅がし」神事-赤鬼や貧乏神も登場」広島経済新聞 2009年2月3日)




↓住吉神社については、こちら↓
住吉神社ホームページ



まこと、珍しい行事があるもんじゃ。

この行事には意味があって、ヒイラギの葉のトゲが鬼の目を刺し、イワシの臭いに驚いて逃げていくから、といわれとります。

ヒイラギの、あの葉っぱを見れば、このいわれがわかりますのう。
ヒイラギ(柊)の名は、葉の縁(ふち)のトゲに触るとヒリヒリ痛む(古語:疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ)からきとるといわれとる。
鬼の目突きといって、ヒイラギのトゲで鬼の目を刺す行事もあるそうじゃ。



なぜ、イワシの頭を焼いた臭いで鬼が逃げるのかは、わからんかった。

ご存じの方がいらっしゃれば、教えてください。



節分の行事といえば、煎(い)った大豆を撒(ま)いて鬼を追い出す、豆撒き(豆まき)ですのう。
有名な寺社では、芸能人を呼んで豆まきをされとります。

これはもともと中国から伝わったもので、宮中の年中行事のひとつで「追儺(ついな)」「鬼遣(鬼やらい)」といわれとったそうじゃ。
これが、民間でもおこなわれるようになって、豆まきになったいわれとります。



今日は、焼嗅がしと豆まきについて勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。
コメント
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