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2019 11/2の拝観報告2(袋中菴 原爆と戦争展)


写真は、展示場だった玄関ホール。

金臺寺を出て、裏の細い道を南下し、まずは一条通に出ます。
妙心寺 北門前を通過して、13:25にやって来たのが袋中菴(たいちゅうあん)です。

今回は11/1~11/5まで、こちらで原爆と戦争展を開催しておられました。

現在の袋中菴は1999年に造られた鉄筋コンクリートのビルで、一見お寺には見えないです。
しかしこちらは由緒や変遷が面白いんです。

まずそもそも袋中菴ってなんなのか。
江戸時代初期に袋中上人が、隠居所として造った庵です。
じゃあ袋中上人って?
袋中上人は三条大橋東詰めにある檀王法林寺の開山だと言えば、このブログ読者さんぐらいなら、「あ~~~~っ」ってなるでしょうw

さらにこちらの寺院はもともと、五条坂にあったんですよ。
戦争中に空襲による延焼を防ぐ目的で、五条通が大きく拡張されたのはご存知でしょうか。
要するにその余波を受けて、戦争中に五条通から立ち退かされているんです。

さらにさらに、では五条坂のどこにあったのか?
今の袋中菴には古地図と当時の写真が残っており、それによると「五条通と東大路通の南西角」にあったんですね。
しかも当時の五条通は、今の五条通の北側の歩道だけ。
だから今は五条通になっている「北側の歩道から南側の東大路五条の南西エリアが寺領」だったんですよ。

どうでしょう。
興味ないでしょうか?
僕はブラタモリ的で、好きなんですけどw

また一方で展示ですが、空襲で亡くなれた方の写真などがそのまま展示されているので、リアルな現実が伝わってきます。
TVではそういう部分は包み隠してしまうので、現実感がなくなってしまうのかなとも思いました。

主にお寺の古地図や当時の写真を見ちゃいましたが、13:45頃にこちらを出ました。

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