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知恩院 信重院

写真は、本堂内陣
信重院は知恩院の塔頭で、戦国大名山岡氏の菩提寺です。
アクセス
市バスの知恩院前で下車し、華頂道を進みます。
緩やかな坂を約170m進んだ右手に、信重院の表門があります。
なおこの華頂道を真っ直ぐに進んだ突き当りに、知恩院の黒門があります。
山岡氏は近江六角氏の家臣で、勢田城主でした。
織田信長の上洛に伴い、織田家臣に。
山岡景友こと山岡道阿弥は豊臣秀吉の御伽衆となり、秀吉死後は徳川家康に付き、最後は常陸で1万石の大名になりました。
前述の知恩院の黒門は、山岡道阿弥が伏見城から寄進したものだそうです。
信重院は通常は通常非公開寺院ですが、2018年10/21~10/28の長谷川透展の会場になっており、訪問しました。
表門を入ると正面に庫裏があります。
庫裏から上がり2間を経て、仏間があります。
内陣中央には本尊の阿弥陀如来像がお祀りされていました。
さらに奥にお庭に面して2間あり、床の間がある書院造りです。
各部屋の1面ずつと、部屋の間の裏表の計4面に4枚ずつで16枚の襖に十六羅漢像が描かれていました。
お庭は緑がきれいで、奥に鎮守社が見えていました。
当日は龍や獅子の屏風が展示されており、中でも仏間には狩野永徳筆の唐獅子図屏風の原寸大模写がありました。
原寸大ですので縦240cm×横450cmと非常に大きいです。
この屏風は、備中高松城で秀吉が毛利家に和睦の証として送ったものだと云われています。
非常に有名な作品ですが、皇室所有のため文化財指定はされていません。
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