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宝菩提院願徳寺(西山散策7)


写真は、桜の咲く門前

宝菩提院願徳寺は大原野にある天台宗自院で、国宝の本尊 如意輪観音半跏像が有名です。

場所は勝持寺の西隣です(簡易地図)。
勝持寺の門前の道を東へ少し進むと約80mの左手に細い石段があり、このふもとに「願徳寺」と案内があります。
この門前の桜はなかなか見事です。

石段を登った左手に門があります。
拝観料は400円です。
境内は狭く、本堂と前庭があるのみです。
本堂でご住職から説明があります。
内陣中央には本尊で国宝の如意輪観世音菩薩半跏像、右手には重文の薬師瑠璃光如来、左手には聖徳太子二歳像がお祀りされています。
左手前には青不動明王のお軸が、本堂左手奥には上から慈覚大師像、元三大師像、弁財天像、毘沙門天像が、右手奥には不動明王像、忠快和尚像、弘法大師像、伝教大師像がお祀りされています。

ここは説明の後に、国宝の如意輪観世音菩薩半跏像の周囲のライトを消して見せてくれます。
暗闇に浮き出た如意輪観世音菩薩半跏像は、何とも神々しいです。

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コメント ( 9 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
無断で入ると… (アディニコ)
2013-07-05 01:38:21
洛西三十三所巡礼の際に訪れたことがあります。

寺の敷地内に入るには、インターホンで用件を伝えた後、扉を開けて入るのですが、私の後に入ってきた中年夫婦の方は勝手に入ってきたため、お寺の方に怒られていました。
多分、大事な仏像を守るための対応なのではと思います。

私はB派ではありませんが、ここの仏像は拝観させていただく価値があると思います。
 
 
 
特異な国宝仏 (hyt)
2013-07-05 10:50:41
こちらの如意輪観世音菩薩半跏像は独特ですね。
半跏の足の組み方と手の印相は、他の仏像(中宮寺や広隆寺など)と左右が逆です。
目鼻立ちがキリリとしたお顔や衣文の表現も日本で造られたとしたら、全く特異です。

最も珍しいのは目。よく見ると二重瞼。
二重瞼の仏像は、私は他に見たことがありません。
 
 
 
B派なのかなぁ? (tsumuji)
2013-07-05 17:06:20
amaさまの記事を読んで、興味津々になっていたとこに。。。
アディニコさまとhytさまのコメントを読んだら、行きたい気持ちが爆発しそうです。

如意輪観世音菩薩様にお会いしたいのに、交通の便が悪いっ(涙)
でも、そのうち何としてでも・・・
 
 
 
演出? (キビノクニ)
2013-07-05 19:51:44
洛西方面(阪急バス利用)に訪れたときに、訪問しました。
何となく、入りづらく、インターホンを押して訪れた時の記憶が蘇りました。
如意輪観世音菩薩半跏像をライトで照らす演出(?)だけが印象的でした。
なかなか、味わえないですね。
 
 
 
懐かしい! (claude)
2013-07-05 20:24:58
かなり前?東博の「仏像」展においでになりました。
華やかでhytさまがおっしゃるように独特だったので覚えています。
ここのお寺だったのですね。

その時は向源寺の十一面観音と展示替えでした。
 
 
 
生き証人 (super-meteor)
2013-07-05 22:07:50
時代的に、長岡京をみてきた仏像(かもしれない)だと思えば、感慨は一層深いものです。
前回は一時間以上見てました(笑)

知名度の低さ(B派は必ず知っているはずですw)×アクセスの悪さのおかげで、ほぼ独占状態で見れるのが最高に良いです(笑)

お隣さんの勝持寺にも素敵なB達がありますので、二つセット、いや正法寺も合せると3つセットですね。
桜・紅葉時は大原野神社も見逃せませんので、結局4つ全部セットがいいです(欲張り)。

 
 
 
如意輪観音 (おくた)
2013-07-05 22:48:16
2006年の秋に東博にいらっしゃいました。
東博のライティングも素晴らしく、どっしりとしているはずの如意輪観音が、まるで浮いているように見えたのを思い出します。
後期の向源寺十一面も仏様なのに神々しい?と感じ、仏像に対する見方がこの展覧会を契機に随分変わりました。
願徳寺は5年ほど前の春に伺っていますが、その頃は門が開いていて受付に人がおられました。いつから変わったのでしょう?
ご住職が丁寧に説明してくださり、随分ゆっくりしたのを覚えています。
 
 
 
願徳寺 (ジャジャ)
2013-07-07 09:57:04
このお寺は、拝観料のいる寺院としては、京都で一番小さいと
言われていますね。

京都一、ということは、日本一かも・・・。

5年前の初秋に伺いましたが、御住職夫妻が 親切に応対して
くださいました。

向源寺の十一面観音は、日本一美しい仏像と言われていますが、
こちらの国宝も、勝るとも劣らない素晴らしさですね。

お庭の満開の白蝶草と、実をたわわに付けたシロシキブの大株も、
とても印象的でした♪

あのエリア 見所も多く、一日 じっくり楽しめますよね。
 
 
 
来年、奈良にご本尊が出張されるそうですね (spare)
2024-05-28 23:17:15
奈良のページの方がよいのか迷いましたが…

来年の奈良国立博物館での「超 国宝―祈りのかがやき」(R7.4.19-6.15)にこちらのご本尊が出張されるようですね。先週発表のプレスリリースの出陳品一覧に、京都府所在の国宝としては唯一載っていました(プレスリリース時点では、あとの掲載品は全て奈良県所在)。
約2ヶ月ずっと奈良に出張されるのか、期間限定なのかはまだわかりませんが…
 
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