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京大和2 各部屋(パークハイアット京都)

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写真は、胡廬庵の内部。
まずは本館内部。
30畳の広間で、正面と左手は庭園に面しており、鞘の間(縁の廊下)があります。
正面左手には八坂の塔が見えています。
正面の鴨居の上には三条実美筆の「翠紅館」の扁額があります。
もともと翠紅館広間は、西本願寺門主の居間として使われており、欄間には黒檀を使っています。
16畳の間で、透月の池の上に張り出しています。
正面には、建仁寺派管長・ 東山黙雷筆の「徳潤身」が掛かっています。
床の間は檜の一枚板、 床柱は桜の木、違棚は醍醐寺三宝院の醍醐棚の写しです。
桐の間
2畳の次の間の奥を経た4.5畳の茶室で、不白庵(ふはくあん)とも言います。
葵の間
10畳の部屋で、こちらも炉が切ってあり、広間の茶室としても使えます。
次に茶室棟。
左手から送陽亭、翠紅庵で翠紅庵の奥に胡廬庵(ころあん)があり、それぞれが新築の廊下でつながっています。
送陽亭と翠紅庵の間の玄関から入ります。
廊下を左手に進んだ先に送陽亭があります。
次の間を経て7.5畳の間です。
以前は外から観るだけでしたが、耐久性向上の修復もされたために、中に入れ個室として使っておられます。
ここはなんと言っても、窓の正面に見える八坂の塔の景色です。
廊下を左手に進んだ右手に3畳半台目の翠紅庵があります。
元は胡廬庵と共に奥の庭園にあったのを、こちらに移築しています。
さらに廊下の先の左手に胡廬庵があります。
6畳ですが床の間の左手に瓢箪型の大きな窓が開いています。
さらに奥は土間になっており、長椅子を取り付けた立礼席になっています。
移築した結果、こちらの窓からも八坂の塔が見えるようになりました。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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京大和、実は紅葉の頃に父の誕生日祝いにと予約を試みたのですが、これからしばらく工事に入るため…と断られてしまった悲しい思い出があります…
歴史、特に幕末好きとしては、由緒ある建物も見られて…と楽しみにしていただけに、今回のご報告はとても参考になりました。
いつかリベンジを試みます!
やはりみなさん、興味を持つところは似ていますね。
僕も含めてw
やっと営業を再開されましたので、今年こそは紅葉の京大和、いかがでしょうか。
是非、行ってみてくださいね。