平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2008年1月27日 破れる寸前の科学

2008年04月06日 00時01分36秒 | Weblog
     破れる寸前の科学

 遺伝子の組み換えが可能となり、その技術は食物となって私たちの日常に入ってきている。ところが、組み換えどころか、遺伝子を合成できるようになったという。人工の新しい生命体が、次々と誕生する日も近いのだろうか。人間が、神様の創造の秩序に反した行為を始めて、どれくらいになるのだろう。
 ついに、新しい未知の生命体の誕生というところまでやってきた。まだ、いくつかの細菌を合成させるという段階だそうだが、当然、強力な化学兵器にもなると懸念されている。
 また、オンラインゲームで、ある16歳の高校生が、他人のIDを盗み出して、そのゲームに参戦し、三千万以上のお金を詐欺していたそうだ。インターネットの仮想の世界で、子どもから大人まで一生懸命にゲームに夢中になっている社会である。敵を倒して、どんどん強くなっていくプロセスを楽しんでいるという。
 そのために、いろいろな武器を買って強力になっていくのだそうだが、時間のない人々は、手軽にその武器を買おうとする。そして、仮想マネーでその売買をするが、そのときに、仲介する会社があって、これは実在しており、その会社が、ゲーム上の仮想マネーを実際のお金に換えてあげるのだそうだ。
 それで、この少年は、三日間に三千万円以上を稼いで、その一部を図書券に換えたり、交遊費に使っていたらしい。科学は、悪用するととんでもない悪魔に変身する。神を畏れぬ者は、科学に携わって欲しくないと思う。


平良師

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