高齢化社会のなかで教会は
高齢化社会を迎え、教会も社会に対する奉仕をと思うが、とりあえず、教会のご高齢の方々に対するお世話から始めたいと思う。教会は、教会生活、信仰生活を、年齢を経てもなお続けられるように、送迎をはじめとして、教会に来られたときにも、それなりに教会内で安心して動けるようにその受け皿をつくることである。
そして、日常の生活についても、病院にお連れするなど行政が手の届かないところを要望に応じて、カバーできたらと思うのである。働き人の問題もあるから、簡単ではない。また、こちらからの訪問も充実させたいと思う。今年度は、施設に入所されている方々への出張晩餐も行いたいと思う。
現在、教会では、礼拝への送迎はなされている。ただし、帰るときまでの当番は決まっておらず、そのとき、時間のある方が送っているか、ご本人が、交通機関を使って、あるいは、タクシーで帰宅されているのが実情である。また、高齢者に寄り添うミニストリーと友愛委員会の有志、そして、牧師とで、施設に入所されている方々のご訪問を昨年も何度かさせていただいたが、こうしたことも定期的になされるとよいかと思う。
そして、これからの生活をどう立てていけばよいのか、そうした相談にも、行政と協力しながら考えていけたらと願う。とにかく、こうした課題に対して、教会がどれほど力になることができるのかわからないが、取り組まなければならない課題の上位にあることだけは確かだ。
平良 師