だからスモールグループ
先日ラジオを聞いていたら2035年には、日本の65歳以上の世帯で、一人暮らしが40%にもなるのだそうだ。つまり、私が、80歳の頃のことだ。少子高齢化が進み、ご高齢の方々も増えて、しかも今よりも高い割合で、一人暮らしを余儀なくされる方々への福祉行政のフォローやケアは、十分に行き届かなくなるだろう。
そのとき、教会は、ほんとうに互いに仕え合う神の家族として機能していくのだろうか。私たちが、取り組もうしているスモールグループがしっかりとその役割と働きを自覚していくならば、そこらの問題は解消できると考える。これからきっと、このスモールグループから成る教会の群れは、真実にキリストの教会として立ち続けていくことができるし、それは、大きなこの世に対する証しとなることだろう。
かつて、初代教会の人々が、民衆から好意をもたれ、その教会の群れに多くの方々が集まってきたようなことが起こるだろう。スモールグループのメンバーをお見舞いするだけでなく、病院にお連れしたり、食事を届けたり、お掃除を手伝ったりと、およそヘルパーさんがされているようなことを教会員同士で助け合い、支え合うことのできる群れが生まれる。
否、実際、既に、「高齢者に寄り添うミニストリー」が2014年度から活動をはじめており、具体的なお手伝いを展開しておられるのは力強い。神の家族という真実の人間関係を作る上で、スモールグループは最適な場となることだろう。
平良師