春の花々のように
2012年度が始まった。急に桜の開花もはじまり、あわただしく春の様相を整えだした。教会も計画総会があっという間に終わり、これからいよいよだが、準備が追いつかないでいる。時間だけがどんどん先に進んで、待ってくれ~とフ~フ言っているありさまだ。春というのは、勢いを私たちに与える。新しい命もあちらこちらから顔を出す。日本では、イースターは、ちょうど桜の開花時期と重なる。1週間後の召天者記念礼拝に花が残っていることもある。
教会の敷地に咲いている花々で言うと、まず、アーモンドが満開で見事だ。また、その下のチューリップも可愛く咲いている。プランターの中のグラジオラスや三色スミレもきれいに咲いた。また、裏庭の梅の木の下に咲いている雪柳も満開になっていた。この3日ほどの晴れ間で、春が一気にやってきたかに見える。しかし、世情はこの春の陽気とは裏腹に、灰色の雲がたれこめているかのようだ。相変わらずの放射能汚染。茨城県沖で獲れた平目から基準値を上回るセシムウが検出されたという。
また、4月からいろいろなものが値上がりすると言っている。ガソリンの高騰、それに伴うものすべてである。電気料金もそうだし、ビニール製品や食料などに至る。また、保険料なども上がる。これらのことにより、生活が困窮してしまう人々が、大勢出ることだろう。春の花々は毎年咲いて、私たちを喜ばしてくれる。人間社会も春の花々のように、やさしくならないものか。