平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2012年12月30日 2012年を閉じるにあたり

2012年12月30日 00時45分38秒 | Weblog
2012年を閉じるにあたり


 2012年は、大名で始まり、大名で閉じるといった一年であった。委員会は、最後まで侃々諤々だったが、完成したものはすばらしいものになった。これ一つとっても、神様から私たちの教会に託されたヴィジョンは、予想を遥かに超えるものかもしれない。
 今は、それを少しずつ知らされ、必死で神様の御心に近づこうとしている日々と言えよう。平尾での12月23日(日)のクリスマス礼拝には147名の出席があり、大名での24日(月)のキャンドルサーヴィスは約200名、クリスマスミニコンサートは約100名、そして、ミッドナイトキャンドルサーヴィスは約35名であった。DCGには、およそ平尾でのキャンドルサーヴィスでは、来られなかったであろう方々が来られた。
 しかし、それは、平尾で行っておれば来ることができた、そういう方々もおられるわけであるから、どちらでするにしても、一長一短はあることになる。今回は、今年、オープンしたばかりのDCGを知ってもらうという点からも、DCGで行う必要があった。また、二つで一つという教会形成を志向しているので、このような大きな行事のときには、どちらかで合同の礼拝、あるいは、集会をこれからも持つことになろう。神様からのお恵みは、平尾でも大名でも大きい。
 平尾バプテスト教会は、いろいろな意味で幅広い層に福音の種まきをする。さらに、献身の思いをもった多くのクルーが現れることを願う。船は2013年への航海へ向けて既に港を離れた。


平良師

2012年クリスマス行事予定

2012年12月23日 12時37分33秒 | 教会紹介
2012年クリスマス行事予定


会場:平尾バプテスト教会
 12月15日(土)14:00~ こどもクリスマス
 12月23日
(日)10:30~ クリスマス礼拝、祝会
 12月23日
(日)15:00~ キャロリング

会場:大名クロスガーデン
 12月2日(日)17:30~ クリスマスツリー点灯式
 12月11日(火)10:00~ 共同保育つぼみクリスマス
 12月24日
(休)19:30~ キャンドルサービス
 12月24日
(月)21:30~ ミニクリスマスコンサート
 12月24日
(休)23:00~ ミッドナイトキャンドルサーヴィス
     2013年
 1月1日(祝)11:00~ 元旦礼拝


平尾バプテスト教会(福岡市南区平和1-5-23)
大名クロスガーデン(福岡市中央区大名1-12-17)

2012年12月23日 DCGは十字架の色が基調

2012年12月23日 12時31分21秒 | Weblog
DCGは十字架の色が基調


 DCGのエントランスにある受付用のFさんが作られた机の上に大理石のブックエンドが、そして、今度のクリスマスキャンドルサーヴィスのためにこれまた大理石のランプがついた。これは、M先生が寄贈してくださったもので、ランプの方は、前々からこの建物が完成したときに使って欲しいと用意していたものだ。
 そして、ブックエンドは、礼拝堂の十字架が、大理石だとわかるように、同じ石を使ってある。このブックエンドの横に、小さなプレートを置いて、「聖書を挟んでいるこのブックエンドは、礼拝堂の十字架と同じ石(スペイン産の大理石)から作られました」と書くのである。礼拝堂に十字架がついたとき、あれが大理石だと気付くだろうか、木と考える人がほとんどではないか、内心そのようなことを心配した。
 それで、M先生に相談したところ、さっそく十字架を製作してくだった石彫刻家のSさんに来てもらって、どうすればあれが大理石だとわかるだろうか、と話し合い、Sさんの提案で、石をピカピカ磨いてもあまり変わらないだろう、むしろ、導入部分を用意して、それで、礼拝堂にある十字架が大理石だとわかった方が面白いのではないか、ということになった。
 そこでできたのが、このブックエンドとペン立て、紙抑えである。色合いも、この建物に似て優しい。否、すべてが完成して、はたと気付いた。この建物の基本の色調は、実は、礼拝堂の十字架の色がそれになっていやしないだろうか。


平良師

2012年12月16日 心のちから

2012年12月16日 12時07分05秒 | Weblog
心のちから


 尼崎の連続変死事件で、またも人間の持つ恐ろしいまでの残虐性が露呈されてしまった。ひとりの女性が、おそらく暴力を媒介にして人を「支配」してしまい、その支配下に置かれてしまった者たちは、虐待されて衰弱死していく者を見ても、自分に被害が及ぶことを恐れて、何の正常な判断も出来ずに、その虐待に参加するか、あるいはその人を放置して死へと至らしめてしまう。
 しかし、森田ゆり氏の著作の中の次の文章を読むと、この恐ろしいまでに残虐な女性もまた、やはりひとりの被害者なのだ、と思わずにはいられない。「暴力を振るう人は、自分の<心のちから>を奪われた者たちである。殴られる、無視されるなど、身体的・心理的な暴力を受け続けた子どもは、一様にこの<心のちから>を奪われている。
 人間が健康な心を持つためには、周りからありのままの自分を認められ、尊重されて育つ体験が不可欠である。この体験で得られるのが、自尊という<心のちから>だ。この<ちから>ゆえに、人は外からの攻撃や抑圧や扇動に対して、自分を守ることができる。しかし人は、暴力を受け続けると、自分は無価値だと思い込み、自尊心を失なってしまう。そして自尊心を奪われた人は、自分を傷つけるか、他人を傷つけ攻撃することでもって、<心のちから>を奪われてしまう」。
 私たちは、私たちが信じる神さまこそは、私たちのありのままを認め、尊重してくださっている、と声を大にして叫びたい。しかし見えない神さまを信じることは容易ではないから、私たち自身がその神の思いを体現する者となって、人々を愛し、尊重し、ひとりでも多くの方々がこの神の愛を知るようになってほしい、そしてその愛を身にいっぱいに受けて、誰もが決して<心のちから>を失なうことのないようになっていってほしい、と心から願う。
 (この原稿を書き終わった直後に、容疑者の女性の自殺のニュースを知らされたが、彼女には<心のちから>をこそ回復させてほしかったと思わざるを得ない。)


青野師

2012年12月9日 DCGの音響・外観・演劇

2012年12月09日 11時04分17秒 | Weblog
DCGの音響・外観・演劇


 大名クロスガーデン(DCG )の礼拝堂の音響は、音楽面から言えば、とても優である。話をするといった観点からは、ちょっと響き過ぎということになる。しかし、このたびの演劇でわかったことは、遮光カーテンをすべて下し、箱馬、平台を使って座席を劇場風に傾斜をつけたものにすれば、これまた、丁度よい演劇の環境になることがわかった。
 DCGの礼拝堂は、手ごろな広さと、音楽にしろ講演などにしろ、どちらにも恵まれた音響環境を備えた、すばらしいホールになるのである。あとは、これらをどのように伝道の事柄にしていくかだ。誰にでも貸してよいはずもなく、どのような内容でもよいというのもよくないだろう。使われる方々には、一度礼拝に来ていただき、教会がどのような所かを知ってもらいたい。高額な入場料をとってする催し物は、お断りせねばなるまい。
 もし、そうされるのであればテャリティーにしていただく。九州バプテスト神学校の入学案内のパンフレットの表紙には、デカデカとDCGの写真が載っていた。お隣の歯科医師会館の建物までもがDCGの一部のようで、前のもみの木とインターロッキングなどを合わせると、どこかの大学のキャンパスのように見える。
 今年の入学者はさぞ例年より多くなるだろうと、関係者は喜んでおられる。明日(12月7日)から、DCGオープン記念の演劇が始まる。地域の方々や通行人が幾人かでも入場されることを期待したい。劇団の方々も一生懸命練習して下さった。


平良師

2012年12月2日 始動して一ヶ月経過

2012年12月02日 10時47分00秒 | Weblog
始動して一ヶ月経過


 大名クロスガーデンが、始動してから一月が経つ。あっという間に、時間がたった。しかし、短い時間にそれなりにいろいろなことが決まり、少しずつ前に事が進んでいるのは確かなことだ。集会やそれ以外の活動が整い、また、管理する方々の仕事の内容なども決まりつつある。建物が立ち、行政への必要な諸手続きも進んでいる。この間多くの人々が訪れてくださった。その反応は、なかなか好評である。
 今日は、電子オルガンがきて、礼拝堂に格調といった空気が増し加わった。オルガンを設置してくださった業者の方も、このようなすばらしい響きの建物はそうめったにあるものじゃないと言われたそうだ。また、建造物を見て歩くのが趣味だという通りがかりのご婦人は、この建物は大成功ですね、と言ってくださった。
 ひょっとして、DCGは、多くの方々の知恵を集めただけのことはあるかもしれない。5年後には、パイプオルガンが取り付けられて花を添えることになる。通りを歩いている人が、ふらっと立ち寄ってくれる。建ったばかりということもあるだろうが、人を受け入れる雰囲気をこの建物が持っているのだろう。
 DCGは、多くの奉仕者を必要としている。しばらくは、平尾教会は、DCGに力を傾けていくことになろう。2つの場所があるが、教会の群れは一つである。すでに、この一月、毎日のように新たなる訪問者を迎えている。そして、平日の訪問者の中から、行事や定例集会に来られる方も出ている。


平良師