変わることのない教会
バプテストの教会運営は、民主的に行われる。民主的というのは、簡単に言えば、多数決で事が決せられるということ。今日は、2013年度の計画について話し合う大切な定期総会である。現在会員には、それぞれに一票が与えられている。議事は、出席教会員の過半数で議決される。
もちろん、多数で事が決まったからといっても、それが、よりこの時点での選択として適切であるかどうかはわからない。なぜなら、多数決というのが、間違った歩みをするのを私たちは幾度も政治をはじめいろいろな所で見せられている。また、多数で決まったことが、神様の御心であるかどうかはなおさらわからない。
神様の御心は、少数の意見のなかにあるかもしれない。それでも、バプテストの教会は、決まったことを御心と信じて、あるいは、御心となるようにと祈りつつ、事を進めていくことになる。進めていくその過程において、神様に何度も祈り、御心を求め、神様が喜ばれるようなものに何とか近づくことを願いつつ、事を進めていく。
そして、決まったら、賛成反対両者が一つになって、事柄に取り組むことになる。教会は、今日、2013年度の歩みを選び取る。大名クロスガーデンの活動が含まれるので、総会で話し合う量も重さも深さも例年とは違う。しかし、教会が、イエス・キリストの教会である限り、キリストの福音を広く宣べ伝え、救いに与る人々が一人でも多く起こされることを希求するという方向性は不変である。
平良師