平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2013年9月22日 153のビジョン

2013年09月28日 11時51分30秒 | Weblog
153のビジョン

 前回、来る秋を喜ぶ会ではBBQ肉の糧と共に霊による交わりの糧を頂いた素晴らしい時であった。これからの教会の夢ということで牧師や信徒の一人一人がその思いを分かち合ったが、私もまたこれからの平尾と大名における平尾教会の夢を語らせて頂いた。
 それは十字架の苦難から復活されたイエス様が弟子たちにお示しになった魚の数153匹に基づく夢である。これからの平尾教会は100のスモールグループ、50のミニストリーで、3つにましてひとつなる神を礼拝するそのような群れになるというビジョンである。私たちの教会はどのような教会かを問われた時、スモールグループ、ミニストリーを生み出していく教会であると言えるようになれたらと思う。
 3つの礼拝を通して小さな家の教会(SG)に連なり、そこで祈り祈られて神の子としてイエスの似姿に成長をしていく。一週間の中で、それぞれの地区で家の教会を形成し、讃美と祈りの場所は福岡にいくつも満ち、ミニストリーにおいては各々に与えられたタラントがますます豊かに用いられ福岡に仕えていく、そんな教会のビジョンを持っていることを語らせて頂いた。
 皆がそれぞれのビジョンを語り終えてT夫人が一言。「いいビジョンだったわよ。けどいつまでに実現したいかいわなくちゃね」爽やかな秋風の吹いた瞬間であった。


森 師

2013年9月15日 キリストの手足になった学生

2013年09月22日 11時11分22秒 | Weblog
キリストの手足になった学生

 8月、西南学院大学法学部主催のボランティアワークキャンプで、フィリピンに11日間、学生15名と行ってきました。公立高校の教室と二軒の家の増築のために、スコップを使ってコンクリートを作りました。
 日本はとても暑かったようですが、フィリピンの「夏」は5月~6月で、8月は雨季となり、日中が30度あっても、夜は22度で快適でした。フィリピンの1,530万人の人々は、毎日3回食べることはできず、人口の44%の生活費は、一日200円以下です。
 現地で協力させていただいた国際飢餓対策機構は、アジア、アフリカ、南米で、子どもと家族がより希望の道を歩むことができるように活動をしています。そのロゴマークは、ルカによる福音書9章10~17節の「麦と魚」です。
 弟子たちは、イエス様に5千人以上の人々を帰らせてくださいと頼むと、イエス様は、「あなたがたが彼らに食物を与えなさい」と言われました。イエス様は、あるだけのパン5つと魚2匹を取り、祝福して、彼らにお渡しになると、不思議に皆が満腹し、余りが出たのでした。
 食べ物が増えた奇跡なのか、それとも自分のお弁当を取り出し、みんなと分け合う人の優しさが祝されたお話だったのでしょうか。ノンクリスチャンの学生の格差の理解や支援する技術の足りなさを思いながら、それでも、彼らが祝福を受け、用いられ、キリストの手足になっている喜びを見ました。12回目の引率でした。彼らを応援することは私の大きな喜びです。


L・ハンキンス 師

2013年9月8日 敬老の日礼拝を迎えて、想う

2013年09月15日 10時31分58秒 | Weblog
敬老の日礼拝を迎えて、想う

 私たちの教会は、75歳以上を敬老の日のお祝いの対象者としておぼえている。日本の平均寿命は、男性が約80歳、女性が約86歳である。平尾教会には、16名の敬老対象者がおられる。これまでの日本社会を支えて来られた方々であり、神様に仕え、平尾教会を支えて来られた。少子高齢化社会と言われるようになり、教会もまた例外ではなくなった。
 そのような中、教会員で戦争体験をなさったご高齢の方々が年々少なっていく。戦争の悲惨さ、欺瞞さ、一切の悪を見たり、身に染みて体験して来られた方々がいなくなれば、これまでの平和な日本社会はどうなってしまうのだろうか。時代は、戦争のできる日本を選び取ろうとしている。ご高齢の方々には、まだまだ元気でいてもらわなければならない。戦争のむごたらしさを訴えていただいて、戦争へと向かう動きにストップをかけていただきたい。
 イエス様から、「罪を犯したことのない者がまずこの女に石を投げよ」と言われたとき、年長者からその場を離れたという記事は、一つのことを私たちに教えている。人間は、年を重ねるほどに、自分のことをよく理解し、謙虚になるということだ。こうした人々が、増えることは成熟した平和な社会に自然となっていくことを意味している。
 私は58歳だから、戦争を知らない。同じ年齢の戦争を知らない者が、平和なこの日本を戦争のできる国にしようとしている。ご高齢者の力は、この国では、これから益々必要とされるのである。


平良師

2013年9月1日 第1回『来る秋を喜ぶ会』を終えて

2013年09月08日 16時22分23秒 | Weblog
第1回『来る秋を喜ぶ会』を終えて

 小雨の残るあいにくの天気だったが、45名の参加で、第1回「来る秋を喜ぶ会」を実施できた。金子純雄先生他3人の他教会の牧師たちの参加もあり、賑やかだった。それぞれの教会の牧師たちの望む教会の姿を語ってもらい、私たち平尾教会のこれからのありようについても、参加している教会員の10名くらいの方々のご意見をうかがうこともできた。
 私は、教会の根本理念については、リベラルという姿勢をこれからも大切にしていきたいが、伝道の手法については、いわゆる福音派からも学びたい旨、発言させていただいた。
 今年は、確かに暑い夏だったので、来る秋を喜ぶというのは自然な感情であったが、正直そのような風流な思いはどこかに飛んで、わいわいがやがやと楽しい会となり、やはり、こうした親睦のときは、普段では話せないことが話題にできたり、自分の日ごろの思いをゆるい感じで言葉化したりと、それなりに意味があることだと思わされた。
 今回の企画は、年度当初にはなかったけれど、私が友愛委員会に申し出て、それを執事会で承認していただいて実施したものだった。年度当初の活動計画の中に入れていただけたら、早くに準備もでき、多くの参加者を得られることができたかもしれない。とにかく、友愛委員会には随分と仕事を増やし、ご迷惑をおかけすることになった。しかし、来年度からは、このBB親睦会は地域さえも巻き込み、福音を伝える場としての可能性が大いにでてきた。


平良師