ゆる〜いと多様性
この2年ほど、多様性ということで、いろいろと考えている。そして、今、私たちの教会のキーワードは「多様性」といって過言ではない。福音理解から礼拝スタイルなど、多くの点で多様性を大事にしている。また、こんな側面を保持する教会になろうともしている。
それは、ゆる~い教会。この教会は、現代社会が必要としている教会の姿かもしれない。その教会は、許され、赦され、癒される教会である。奉仕は、自分の賜物を生かし、恵みに押し出されてする。教会の集会には、キリストの群れゆえの、多様性に富む人々の交わりがある。互いに迷惑がかかることもできるだけ受け入れ合う。その人が担っていた仕事を果たせなくなっても、助けを求めるならば、誰かがフォローしてくれる。こんなゆる~い教会で、主が共におられることを実感する。
私たちの教会は多様性を大切にしているから、根本的にはゆる~い教会のはずだ。ただし、ゆる~い教会が、成り立っていくための条件がいくつかある。その一つは、私たちの教会がゆる~い教会であることを皆が理解していること。そうでないと、互いに責め合うことだって起こりうる。
そして、多様性を互いに認め合うためには、ときには、多少なりともぶつかることも余儀なくされる。信頼のなかで、ぶつかり合うことが条件の二つ目。そして、三つ目は、多様性を受け入れ合うことには忍耐が必要であり、それは愛へ繋がる。
平良 師