平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2016年2月7日 本能と理性

2016年02月13日 21時48分12秒 | Weblog
本能と理性

 今年、米国の大統領選挙があるというので、今朝のテレビ番組で、候補者のことがいろいろと話題になっていた。なかでも、えげつない本音を語り、支持率を上げている人がいる。彼の言うことは、誰もが内心思うであろうことだ。
 しかし、多くの人々は、その思いを理性で立て直している。本能を人は、理性で抑制し、それは人として恥ずべきことだ、他者のことも考えなければと、どうやったら皆が共に利益を得て、共存していけるかと考える。人の上に立つ者は、どれだけいろいろな立場の人のことを考えられるかということになるのだろう。
 その広さが器の大きさとなり、きめの細かい行き届いた政治が可能となる。にもかかわらず、この話題の候補者は、米国にとって利益、それも目先の利益としか思われないことを主張して、支持を得ようとしている。先月だっただろか、世界の世論調査で、今どの国がもっとも優れた国だと考えるか、というアンケート結果を公表していた。一位は、ドイツであった。ドイツは、ヨーロッパのなかでも難民を積極的に受け入れている国である。ドイツは、難民の人々へとても手あつい保護政策をとっている。
 難民受け入れに対して、難色を示す国が多くなってきている現在、第二次世界大戦で失った信用をみごとにこの国は取り戻している。誰もが、大事な選択をするときには、葛藤を余儀なくされる。神様に創造された人間は、そこで、主の御声に聴き従おうとするからだ。


平良 師

2016年1月31日 チェーンがあるから仕方ない

2016年02月06日 22時19分12秒 | Weblog
チェーンがあるから仕方ない

 予想通り大雪となり、寒波の影響を受けた福岡は軒並み交通網がマヒしてしまった。それでも礼拝は捧げられる。この日は、来ることのできた方々で礼拝は捧げられた。出席者もいつもの半分以下となり、車で来られた方々も教会に車を置いて、午後からの大名に向かった。
 この福岡市で、チェーンを所持している人々がどれくらいいるかわからないが、通りは、結構、チェーンを付けずに動いている車がいて恐ろしくなった。私は、富士山のふもとで、冬にはスタッドレスタイヤを装着した四輪駆動のワンボックスカーを運転していたが、一度、カーブでスリップして、雪の吹きだまりの中に突っ込んだ経験があり、凍結している道路の恐ろしさがわかっていたので、こちらに来ても、チェーンだけは購入していた。というのは正直ちょっと嘘。
 実は、教会バザーのためのヤマメの購入をするために、どうしても、冬の阿蘇の山奥まで行かねばならぬといった思いから、2年前に購入していたのだった。なんだ、やっぱりそんなことかい、とささやく声が聞こえてくるが、いやいやそれだから、今回のような大雪の中でも何ら支障なく安全に走行でき、少なからぬの人々をお運びできたのである。
 チェーンがあってよかったと、乗車された人々が口々に言うのを聞いて、教会バザーのおかげだと、神様に感謝した。先週、釣行日は暖冬であって欲しいとこの欄で書いたのだが、この分ではマイナス9度でも行ける・・仕方ない行こう!?


平良 師