ハラスメントの時代
ハラスメントとは、嫌がらせや相手を不快にさせる行動のこと。セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、モラルハラスメントなどが一般的だが、おそらくいくらでもハラスメントと呼べるものはあるのだろう。
私は、人工的な臭いのない生活環境で暮らしているので、香水の強いものは不快をおぼえる。スメルハラスメント。タバコの煙で非喫煙者に受動喫煙をさせたりするのはスモークハラスメント。いい年なんだからそろそろ結婚しないとね~、マリッジハラスメント。ずるずると音をたててラーメンやうどんを食べる、ヌードルハラスメント。コンビニやレストランの店員などに土下座を強要したりする、カスタマーハラスメント。A型ってこんなタイプよね~、ブラッドタイプハラスメント。自分が信用できないのなら他の病院へどうぞ、ドクターハラスメント。男なのになよなよしているねえ、ジェンダーハラスメント。私たちを不快にさせるものは実に多い。
なかでも、セクハラ、パワハラなど、命にかかわるほどの人権侵害や心的にも不利益を被ったことに対しては、裁判ざたになったりする。それくらいと思ったりするが、その本人が不快と感じたらハラスメントである。これまでは、我慢することで終わっていたものも、今の時代は、人権にかかわることだということになり、甘くはないことを心しておかねばならない。最後に、教会に来ないと地獄に堕ちますよ、これはレリジャスハラスメント。
平良牧師