ハプニングはあったけれど
このたびの壮年会主催の懇親研修会は、世話役の方々の入念な計画のうちに、楽しい交わりを持つことができ、成功だったと思う。しかし、計算外のことは何ごとにも起こる。一つは、この日程が、シルバーウィークの中日に行われたことであった。天候にも恵まれて、人出が予想を超えており、どこに行っても混雑していて、目的地まで足を運ぶことがままならず、ここはパスというケースがでた。
夏の台風による倒木で、散策路が通れなくなっていた。車の鍵を車内に入れたまま、はずみでロックをかけた人、集合場所に帰って来るべき人がなかなか帰ってこず、30分ほど皆で捜し回るということもあった。
しかし、それらのハプニングを加えても、皆元気で、よき交わりが得られたことに多くが満足していたのは、お世話をした人の熱い兄弟姉妹を思う心と神様のお恵みだ。しかし、予想外というものは、どのような場合にも起こるのだとつくづく思わされた。
ならば、今度の安保法制は、どうなることだろうか。推進側も、危険な局面を想定しているが、十分ではない。否、実際は、わかっていて、この法案を通過させるために、大丈夫だと言ってきただけのことだったのかもしれない。この法律に則って詳細は具体化されていくだろう。そして、自衛隊員が、想定外のことに巻き込まれ、負傷するのは時間の問題であろう。原発事故も想定外だった。まさかは、いずこでも起こりうる。殊に、命のことだから困るのだ。
平良 師