平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2013年4月21日 祈りで繋ぐ

2013年04月25日 09時29分20秒 | Weblog
祈りで繋ぐ

 ハレルヤ!イースター(復活日)に牧師職委託の按手を受けさせて頂いて新しく着任させて頂きました。新しい命を心から感謝します。復活の主が共に歩んでくださるという実感を持って毎日大名に仕えています。どうぞよろしくお願いします。
 さて、着任してから10日間、東京バプテスト教会(TBC)に妻と共に研修に行ってきました。渋谷にある会堂では一週間の内に礼拝が5回(土曜1回、日曜日4回)あり、東京の至る所でSGが行われ、伝道のためや教会と地域に仕えるミニストリーが多数活動し、まさにダイナミックな教会の姿を見ました。
 TBCは一つの会堂だけではなく、4つの会堂(渋谷、三郷、立川、石巻)を持って宣教しておりました。大きな教会ですが、SGやミニストリーを通して同時に小さく成長し続けていると感じました。
 これからのHBC&DCGに必要な大きな方向性を与えられたと思います。それと同時にこれからの大切なことのひとつに、祈る必要性を改めて感じました。平尾バプテスト教会の平尾会堂+大名クロスガーデンのために祈る。私たちは祈りでこの二つを支え、一致し、福音の前進を果たしたいと思います。


森 師

2013年4月14日 天に一人を増しぬ

2013年04月17日 12時15分15秒 | Weblog
天に一人を増しぬ

召天者記念礼拝に際し、一つの詩を紹介したい。

『天に一人を増しぬ』

セラ ゲラルデナ ストノフ作(植村正久訳)

家には一人を減じたり 楽しき団らんは破れたり
愛する顔 いつもの席にみえぬぞ 悲しき さはれ
天に一人を増しぬ 清められ救われ全うせられしもの一人を
家には一人を減じたり 帰るを迎ふる声一つ見えずなりぬ
行くを送る言葉 一つ消え失せぬ
別るることの絶えてなき浜辺に 一つの霊魂は上陸せり 天に一人を増しぬ
家には一人を減じたり 門を入るにも死別の哀れにたえず
内に入れば空しき席を見るも涙なり
さはれ はるか彼方に 我らの行くを 待ちつつ 天に一人を増しぬ
家には一人を減じたり 弱く浅ましき 人情の霧立ちおおいて
歩みもしどろに 目も暗しさはれ みくらよりの日の輝き出でぬ 天に一人を増しぬ
げに天に一人を増しぬ 土の型にねじこまれて キリストを見るの目暗く
愛の冷やかなること いかで我らの家なるべき 顔を合わせて吾が君を見まつらん
かしここそ家なれ
又天なれ 地には一人を減じたり その苦痛 悲哀 労働を分かつべき一人を減じたり
旅人の日ごとの 十字架をになうべき一人を減じたり
さはれ あがなわれし霊の冠をいただくべきもの一人を
天の家に増しぬ
天に一人を増しぬ 曇りし日もこの一念に輝かん
吾らの霊魂を天の故郷にひきかぐるくさりの環
さらに一つの環を加えられしなり
家に一人を増しぬ 分るることのたえてなき家に
一人も失はるることなかるべき家に
主イエスよ 天の家庭に君と共に座すべき席を 我らすべてにも与えたまへ


平良師

2013年4月7日 複数牧会の始まりに際して

2013年04月13日 11時33分47秒 | Weblog
複数牧会の始まりに際して

 複数牧会が始まった。この10年で平尾教会は二度の複数牧会を行うこととなった。今回は、大名クロスガーデン(DCG)という建物が与えられたため、もう一人の牧師を必要としたのだ。神様が必要とされたと捉えたい。二人の専任牧師と三人の協力牧師体制となった。
 連盟の教会で専任の複数牧会をしている教会は、10も満たない。私たちの教会がそれを行うに十分な経済力を持っていたから、始めたわけではない。そういった意味では、2015年を目標としていた。しかし、状況が整ってから、複数牧会を行うという道を私たちは選ばないことにした。信仰は、神様を信じ、まだ見ぬものを確信するところにあるからだ。
 逆に、3年目を迎える状況を整えるためにも、今の段階で、少々無理をすることにした。この一歩踏み出す姿勢に神様は、きっと報いてくださると信じている。2013年度は、平尾と大名を併せて、平尾バプテスト教会の一般会計における総予算は、かなりのアップとなった。この2年の間に、それだけのものが献げられる教会に成長することを信じてのことだ。
 一人ひとりが、献身の思いを篤くして欲しい。けれども、悲壮感を漂わす必要もない。なぜなら、教会は本質的に物事を肯定的にとらえる術をイエス様によって教えていただいている。どうにかなる、否、どうにかしてくださる。これからも、いろいろなところに福音宣教の水路が作られていくだろう。キリストの福音を宣べ伝えることは楽しく喜ばしい。


平良師