平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2010年2月14日 建物の伝道力

2010年03月18日 00時35分31秒 | Weblog
     建物の伝道力

 建物も伝道するというのは本当だろうか。そうだと思う。スペインのサクラダファミリアは、まだ、完成もしていないのに、毎日のように多くの人々が見学に訪れている。ガウディーの意志を継いで、息の長い建築作業を人々が行っているのだ。何かが人々の心を惹きつける。そして、神様へと心が向けられることだろう。
 平尾教会を訪れる人々は、この建物のことを褒めてくださる。落ち着いた雰囲気が感じられる。1階が全体的に木質の感じであるために、ぬくもりを与えている。瓦もシックで、細長い二重窓が教会らしさをかもし出している。ステンドグラスからもれてくる光のハーモニーが花台の生花に懸かっているときには、えもいわれぬ美しさである。建物が完成して15年が経過した。礼拝が100名、多目的ルームで昼食をとるのは70~80名くらいである。
 2007年にこうした状況を迎えてから3年が経過したが、礼拝出席者の数は変わらない。建物の許容量ほどになって、変わらないのである。しかし、最近、多目的ルームで礼拝を受けられる方々もおられるようで、若干だけれども、礼拝人数も増えてきたように思う。
 建物が、礼拝や活動に与える影響は、デザインや色合いなど、雰囲気がかもし出すものもあれば、機能的かどうか、バリアフリーは考慮されているか、使い易さ、音響などに関するものもある。平尾教会の礼拝堂をはじめとするこの建物は、多くのものを満たしており、確実に伝道に寄与してきたと思う。


平良師

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