平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2013年1月27日 私も判断力欠如で結婚をしたのか・・

2013年01月26日 12時05分33秒 | Weblog
私も判断力欠如で結婚をしたのか・・


 新聞の本の紹介欄。「大人の『夫と妻の』のつきあい方」というタイトルのよこに、吹き出してしまう文章があったので紹介したい。「人は判断力の欠如で結婚をし、忍耐力の欠如で離婚し、記憶力の欠如で再婚する」というものだ。ちょっと当たっているかも、と思う人もおれば、大いに当たっていると考える人もいるだろうし、そんなことがあるか、と腹を立てる人もいるだろう。
 私の場合、冷静に何日も考えに考えた末、祈って、妻との結婚を決めた、と言えばウソになる。惹かれてしまって、シマッタと思うはめになったというのでは妻に気の毒なので、それも言わない。神様の御心があって、一緒に人生を送ることになった。
 ところで、アメリカなどでは、現在、離婚はもとより再婚するケースも多く、子どもの結婚式のときに、何組もの親が式場に並ぶことさえあるという。家族の絆は弱く、子も親も血のつながりはあっても孤独で寂しい時代である。
 神の家族の教会はどうであろうか。教会のスモールグループ(SG)の命は、本音で人生のいろいろなことを語り合うことができることだ。語る人の話をじっくりと聞き、分かちあう。共感する以外は、誰もその人に意見することもない。互いに支え合って、血のつながりのある家族以上の絆を築くこともでき、血のつながりのある家族の再生も可能になる。SGは、教会が本来目的としていることをバランスよく行って、信仰生活を生き生きとおくっていこうとする所だ。


平良師

2013年1月20日 執事の働き

2013年01月19日 12時04分21秒 | Weblog
執事の働き


 今日は執事選挙である。日本バプテスト連盟が発行している「執事/役員の働き」と題する小冊子には、執事の働きとして、次の4つを掲げている。
 1、執事は牧師の協働者。(執事は、教会がその使命と職務を十分果たしていけるように、教会の働きのすべての面において、牧師と共に働く務めを託されている。)
 2、執事は牧会協力者。(教会の牧会<人がキリストのからだなる教会につながり、教会を建て上げ、クリスチャンとして証しの生活を続けていくよう、配慮し、励まし、支え、指導、訓練、訓戒、保護すること>がよりよくされるためには、牧師を補い、支える牧会協力者が必要。)
 3、主日礼拝を誠実に守る人。(執事は、つねに伝道・教会形成的視点から教会のことを考え、発言し、行動する。具体的にそれらは主日礼拝を誠実にささげ、守ることから始められる)。
 4、執事は教会員の模範。(執事は、教会員の模範となるように主日礼拝だけでなく、祈祷会をはじめ他の集会も大切に守る。また、誠実で積極的な献げる姿勢が求められる。)以上のようなことが記されている。
 しかし、これは理想的な執事像であって、それらの内容をすべて満たすことのできる人は少ない。私は福岡に出て来て2年目に執事に選ばれ、会計を担当させられた。献金アップを主張して顰蹙をかったこともあったが、恵まれた時だった。会計面から教会が理解でき、何よりも兄弟姉妹たちの献金姿勢に励まされた。土の器を用いられるのが神様である。


平良師

2013年1月13日 わからないことを大事に

2013年01月12日 14時06分43秒 | Weblog
わからないことを大事に


 NHKのイ・サンも大詰めとなり、今日で最終回という日曜日の夜、楽しみにその時を待っていた。すると、今晩は、これまでのイ・サンの収録の裏話しなどを紹介する特別企画番組というのだ。最終回は来週という。待ってくれ!これからどのような終わり方をするのだろう、と視聴者はワクワクしながら待っているのだ。
 それなのに、すでに終わったかのごとくして、最後のシーンの所々を映す始末。従順な視聴者の一人である私もさすがに、最初の3分ほどで、あまりにも視聴者をバカにしている振る舞いに腹が立ってきて、見るのをやめた。すべての物語が終わった後に、俳優やスタッフたちの撮影現場のようすや撮影秘話を語ってもらうのはいいが、まだ、終わってもいないのにしらける話である。
 親切のつもりなのか、最終回の視聴率を上げることがねらいなのか、わからないが、余計なことをするものだ。このような順番は、守って欲しい。昨今は、何事も露わにしようという風潮がある。撮影現場のようすもよく放映される。あれは、夢もロマンもなくなる。自分が監督やカメラマンになったつもりになって、物語に入っていけなくなる。
 信仰もそうだ。天国は、このような場所だと、たとえで語ってくださるから、ありがたいのであって、明らかな映像として、映し出されたならば、皆が皆、行きたいと思うだろうか。聖なる美しいものを泥臭さの中に見出す人もいる。わからないことをもっと大事にして欲しい。


平良師

2013年1月6日 2013年ニュー平尾バプテスト教会いよいよ船出!

2013年01月07日 00時00分28秒 | Weblog
2013年ニュー平尾バプテスト教会いよいよ船出!


 2012年は過ぎて行った。すでに2013年になって三日目を迎えている。あちこちに、新しい風景は見えてきただろうか。1月20日(日)に2013年度の執事を選び、2月10日(日)には、献堂式を迎える。3月24日(日)に2013年度の計画総会を行い、3月31日(日)はイースター礼拝。そして、4月21日(日)に森崇兄の牧師就任按手式を予定している。
 おまけに、4月からは、九州バプテスト神学校と福岡地方連合の2団体の使用も始まる。どうも2013年度もあわただしく事は進んでいくようだ。ただし、3月24日(日)の計画総会までには、執事会等で、平尾と大名の二つで一つの教会形成をめざし、その組織化を図りたい。計画総会も一日で終わらなければ、次週の主日を使ってでもして、じっくりと話し合い、2013年度のスタートを切ることが大事であろう。
 2013年度は、130数名という、これまででは最大の現在会員を乗せて、平尾バプテスト教会は航海をしていくことになる。この船のサイズは、どれくらいのものだろうか。小舟ならすぐに進路を変えられる。タンカーであれば、ゆっくりゆっくりということになる。その中間くらいのサイズだろうか。
 いずれにしても、凪であろうと大嵐であろうと、私たちは、神様から託されたこの船を漕ぐ。皆で力を合わせて、セイーノで一斉に漕ぐ。ばらばらでは、船は前に進まない。もちろん、帆に風を送ってくださる神様のお力を信じることは言うに及ばずである。


平良師