平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2013年2月24日 信仰の炎

2013年02月24日 17時36分31秒 | Weblog
信仰の炎

 前の教会の伝道所時代の開拓1年目の頃を思い出した。今日は、家族だけかもしれない。礼拝が始まっても誰も来ない。司会をしながら、祈って、顔を上げると、1名の方が座っている。それから、一人、さらに一人と、礼拝の終わりには10名を超える出席人数になっていた。神様は、私たちを祝福してくださっている。神様自らが、ここに堅固な教会を建てようとなさっている、そう思えた瞬間だった。
 先週のアーベントチャペルのとき、始まりは、司会者のT姉、奏楽のI姉、説教の私と会衆席にH兄の4人だった。私は、あの頃を思い出した。そして、きっと、あのときと同じで4人で終わることはないと確信していた。
 神様が、そのようにされるはずがないと思えたのである。神様は、あのときと同じように、私を奮い立たせ、信仰の炎を燃え立たせてくださった。祈って顔を上げると、一人の男性が座っていた。それから、一人、また一人と、最終的には、14人であった。そのうちの二人は新来者だった。ここでも神様は、福音の種が蒔かれることを願われ、私たちの宣教活動を後押しされているのだと知った。
 だから、恐れることは何もない。課題と思われることは、これから一つ一つ解消されていくだろう。そして、2013年度の終わりには、第一礼拝、第二礼拝、第三礼拝と、これまでにない群れの広がりを体験することになるだろう。私たちは、神様に多くを期待し、祈り、そうなさってくださることを信じて疑わない。


平良師

2013年2月10日 献堂式を迎えて

2013年02月09日 13時25分40秒 | Weblog
献堂式を迎えて


 DCG建築に携わってくださった業者の方々と話す機会があった。彼らが言うには、建築会議のときに、いろいろと質問されたり、意見や要望を毎回のように言われるので、自分たちとしては、それに何とか応えようと努力したが、それが自分たちのやる気ともなり、よかったのだと言われた。
 私たちは、この施主は何とうるさい人たちなのだろうかと、嫌気がさしているに違いないと思っていた。しかし、確かに週に1度の打ち合わせ会のときに、侃々諤々とまではいかないまでも、かなり激しいやり取りをしたのは事実であった。DCGは、DCG委員一人一人の思い、教会員一人一人の思いが、至るところに詰まっている。それがすばらしい。DCGに集われる人々が、温かさや明るさや居心地の良さを感じるのは、多くの心が込められているからだ。
 それを導いてくださった主に感謝しよう。私は、今朝、祈祷会の前に平尾教会の多目的ルームに久々に掃除機をかけた。掃除機をかけるのが、我が家でも教会でも好きなのだ。この格調の高い平尾教会の建物も愛している。平尾も大名も共に私たちの建物だ。どちらにも愛情を注ぎ、大切にしなければならない。
 同じ娘なのに、姉だけを愛し、妹には愛情を注がない父親がいるだろうか。どちらも私たちの娘なのだ。私たちは、二人の娘たちの親であり、責任がある。これから、献堂記念日は両方とも毎年2月の第2主日となる。同日に、平尾と大名をおぼえることになる。


平良師

2013年2月3日 空の鳥がとまるほどに

2013年02月02日 19時07分50秒 | Weblog
空の鳥がとまるほどに


 この10年、全年齢層の一つの礼拝を守るようになり、一斉の教会学校が始まった。共同保育やフラ讃美も始まり、委員会の数も教会が抱える課題の必要に応じて増えた。
 2007年から100名礼拝を守るようになり、2011年まで5年間それは持続した。2012年度は、11月から始まったアーベントチャペルとジョイシップが第二、第三礼拝に位置づけられることで、120名近くになる。
 実際、アーベントチャペルには、教会員以外の4~5名の方々がすでに定着してきているし、ジョイシップもまた、そのような方々が与えられている。そして、アーベントチャペルに出席されている一人の姉妹は転入会を申し出られた。
 それに、DCGには、毎日のように訪問客がある。集会に参加した者やたまたまその場に居合わせた者たちは、聖霊のお働きに魅せられている。活動が始まり3ヶ月。主が先立ち、速いテンポで事を起こしておられる。神様は、教会の成長を望んでおられる。
 さて、平尾教会のこれからを考えるとき、何が一番大切であろうか。それは、教会がこれからどこへ向かって行くのかを皆で確認することだ。
 ミッションステートメントの作成は急がれる。2つで一つの体としての教会の組織や運営をさらに具体的に考えていこう。主は私たちの歩みより一足先を行かれていると感じている。その主の御心を私たちもまた行う。福音の種は小さくても、蒔かれたならば空の鳥がとまるほどに成長すると主は言われた。そのように成る。


平良師