平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2013年8月25日 土曜礼拝JOYSHIPに来てみんしゃい

2013年08月31日 11時04分10秒 | Weblog
土曜礼拝JOYSHIPに来てみんしゃい

 平尾バプテスト教会のもう一つの会堂大名クロスガーデンでは土曜16:30から礼拝が持たれている。この礼拝は16:30から始まる、と言いながら実は讃美歌などが歌われだすのは17:00からである。初めの30分は皆さんでお茶などをして歓談している。
 これは新来者が礼拝に馴染みやすくするためであり、初めての出会い(新来者)を大切にしようとしている試みの中で行われている。礼拝の中で御言葉の宣教があった後にスモールグループに分かれて応答の分かち合いの時があるのも特徴のひとつだ。
 JOYSHIPは「喜びの船」という意味であるが、Jesus first, Others second, Yourself lastというイエス様を第一に、隣人を第二に、最後に自分自身を大事にしましょうという言葉の頭文字をつづった言葉がJOYであり、聖書に書かれてある喜びの関係(神様と隣人と自分との関係)を持ちましょう、という意味がある。主には若い人を対象に全てのプログラムは考えられているが、そこに集う人はどなたでも、という気持ちである。子供から年輩の方まで全人的に礼拝を守りたいと願っている。
 讃美を通して元気や勇気、励ましを得られたらよい。現在、奉仕者は青年達を中心に毎週土日に何かの奉仕を担う。この暑さの中で仕事に恋に教会にプライベートに充実するスタッフをどうぞ祈りに覚えてください。


森 師

2013年8月18日 目を覚ましていよう

2013年08月23日 21時17分26秒 | Weblog
目を覚ましていよう

 「(ドイツでは)憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。わーわー騒がないで」。麻生太郎副総理のこの発言には驚愕した。韓国・中国などから日本人の歴史認識が歪んでいると批難されても、こういうとんでもないことを言う人が政権の中枢にいたのでは、反論はできない。
 この発言を地で行こうとしている訳ではないであろうが、安部首相は「集団的自衛権」(同盟国など他の国への攻撃をも自国に対する攻撃そのものとみなして反撃できる権利)を認める小松一郎氏を内閣法制局長官に任命しようとしている。従来の内閣法制局は一貫してこの「集団的自衛権」を否定してきた。阪田雅裕・元法制局長官は、ハードルの高い手続きを伴なった改憲ではなくて、「解釈」によって実質的に「改憲」しようとするのは「邪道」であり、「立法府として自殺行為的な色彩」をもっている、と断言する。
 「解釈を変えるとなると、日本の平和主義は格別のものではなくなる。海外でも武力行使ができるのであれば、世界のごく標準的な憲法になる。教科書を書き換えないといけない」とも警告する。安部首相はさらに、私的に設けた諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長代理・北岡伸一国際大学長)に「集団的自衛権行使の全面解禁」を提言させようとしている。自分の主張に合った委員を自分が任命した私的諮問機関の言うことだから、何の「客観性」もないにもかかわらず、これに依拠して「こっそりと」憲法の「解釈」を変えようとする。
 怖ろしいことだ。イエスの福音に最もふさわしい日本の「非戦平和主義」が、気づいたときにはいつの間にか「戦争の出来る国の憲法」に変わっていたということにならないように、私たちはいつも目を覚ましていなくてはならない。


青野師

2013年8月11日 猛暑に思う

2013年08月17日 12時26分12秒 | Weblog
猛暑に思う

 今年は猛暑で、冷房が欠かせない毎日を送っている。ところが、この冷房がまた曲者で、夜中じゅう、つけっぱなしにしていると体調を壊してしまう。かといって、タイマーを1時間にして寝ると、タイマーが切れると同時に部屋がまた暑くなって目が覚める。それでタイマーを入れ直すといった具合である。
 こんなことを繰り返しているから、結局のところ、夜中に何度も起きることになって、熟睡できないでいる。昨日は、サンフランシスコは、朝の温度が20度切っていたそうだ。朝夕の涼しさはうらやましい。次男の結婚式で来ていた義理の息子が、福岡を去るとき、「今回は、この暑さに後押しされて、サンフランシスコに帰ります」と言った。
 いやあ、誰だって逃げ出したい。それにしても、うらめしいほどの暑さだ。鹿児島に22歳までいたが、私の記憶では、気温が一番高かったのは33度だった。30度超えると、とても暑い夏の日ということになっていた。それが、今の福岡市は、何と38度。温泉ならぬるま湯のいい湯加減である。何がなくても、タラタラと汗が出てくる。
 この暑さ、あと1週間ほどで、峠を越すそうだ。信じられない。それにしても、太陽のエネルギーはすさまじいと思う。そして、一向にこのエネルギーは衰えるようすがないのだから、不思議だ。神様が、与えられた太陽によって、私たちの生存も可能になっている。ありがたいと思ってしかるべきだが、こうも暑いと・・


平良師

2013年8月4日 礼拝の中に感動を

2013年08月10日 20時54分45秒 | Weblog
礼拝の中に感動を

 礼拝で感動を得たいというのは、キリスト者ならば誰もが思うことだ。感動を与える大きな要因は、説教だという方には、私は随分と落胆を与えているのだろう。ちょっとだけなら、感動していますよ、と答えてくれる人が半数以上いてくれることを願う。
 しかし、感動を与える要因は、説教だけではないだろう。奏楽、証し、讃美、聖書朗読、祈り、バプテスマ式、主の晩餐、祝祷、などの一つ一つもまた大切な要因である。しかし、今日の「平和の日礼拝」のように、礼拝にテーマ性を設けて行う主日礼拝もまた、感動を与える重要な要因となる。
 私たちの教会の礼拝には、召天者記念礼拝、家族の日礼拝、平和の日礼拝、敬老の日礼拝など、毎月1度くらいの割合で行っているテーマ性のある礼拝がある。これらの礼拝は、1年間の教会の歩みにめりはりをつけている。伝道一つとっても、その一番の場は、礼拝であると理解している。教会の中心は、礼拝であるから、伝道を考える場合でも、この場が同時に優れた伝道の場になっていなければ、誰も継続して来ようとは考えないだろう。
 今日の平和の日礼拝の中で、S兄他3名の方が、寸劇をしてイメージを豊かにしてくれたと思う。演劇ミニストリーが今年から始まったので、こうした演出もこれから行われるのはうれしい。しかし、最も重要なことは、この礼拝の場に聖霊のお働きが臨んでくださることだ。このお方なくしては、礼拝における感動は起こりえない。


平良師

2013年7月28日 試行錯誤の1年を迎えて

2013年08月04日 13時28分13秒 | Weblog
試行錯誤の1年を迎えて

 2013年度は、教会にとって試行錯誤の1年である。いろいろな課題が発生するのは当然であるが、それらに一つ一つ応えていかねばならない。皆の協力がほんとうに必要な一年となる。とはいえ、すでに、その一年も三分の一が過ぎようとしている。
 2015年度が始まるときには、2人の牧師体制でも、前年度と同じように教会が運営できるように経済面が整えられることを目指している。それには、教会の群れの広がりが自然であるが、現在の教会員の献金に対する自覚もまた、さらに必要とされる。献金は、神様への感謝と献身の表明でもあるので、それによって、私たちの信仰が試されると考えてもよい。
 平尾教会は、二つの場所を用いて宣教活動を行っているから、二つ分の経費がかかる。私たちは、2年後に必要な経費がカバーできるように、いろいろと考え、これからも祈り求めていく。それにしても、これまでの活動で、かなり幅広い方々との関係が生まれ、DCGに対する地域のニードも実に多岐にわたり、また大きいことも実感している。
 そのうち、キリスト教の建物であることが周囲にもわかるだろう。信頼を得ることができるか、逆に、不信をかうことになるのか、私たちの態度如何である。できれば、周囲から信頼され、親しみをおぼえていただき、いつも訪問客があり、私たちと交流して、聖書のお話、イエス様のお話に花が咲き、共に熱くなって、ここを後にする、そのような場所となることを夢見る。


平良師