「どげんすっと?宣教協力」に参加して
第二回「どげんすっと?宣教協力」が先日開かれました。バプテスト北九州地方連合会長山崎克明さんにより 「北九州地方連合における地域協働システム形成の軌跡と展望~宣教支援センターの取り組みを中心に~」と題しての基調講演でした。
講演の中で心を動かされたことは、北九州の教会がひとつ「消滅」している最中に、連合の対応を話し合っている矢先にもう一つの教会も消滅し、机上の空論ではなく、実際に実働し、寄り添っていく組織や連合の共同体形成を目指していかなければならないというくだりには、痛みを伴うことで、この働きが大いに進められたのだと認識しました。
また、教会再建に向けた働きの中では信仰告白の見直しや、北九市の課題を共有する中で、少子高齢化、進む未婚率と離婚率、それに伴う母子家庭の増加と貧困の格差、などから地域にある教会の居場所づくりの働きとしてどのようなことが教会に望まれているのかを、連合主事と共に話し合い、実施をするよう励まし、ひとつの教会だけではなく、地方連合の教会の兄弟姉妹の協力を得ながら、一歩一歩進められているという話もなされました。
教会の課題は多くあり、また連合、そして連盟も多くの課題を改めて示されたわけですが、困難な時代の中にあるからこそ、「助けて」と言える信頼関係作りが大切なのだと思わされた日となりました。
森 崇 牧師