会堂感謝記念日礼拝をおぼえて
二ヶ所で、宣教活動を行っている教会は、いくらでもある。しかし、それらのほとんどは、片方が伝道所という扱いだ。私たちの教会は、片方は伝道所ではなく、両方が同じ立場にある。そして、結果として、それぞれの地域の特性を活かしながら、伝道対象者に焦点を合わせたスタイルの異なる礼拝を行いながら、それゆえに多様性に富んだ信仰のありようを互いに受け入れ合いながらの宣教活動に取り組んでいる。そして、特に、ミニストリーの働きは、自分たち教会員同士のつながりを超えて、今や地域をはじめ、遠くの福島、熊本の人たちとのつながりまでも生み出している。
これからさらに、海外の方々とのつながりも生まれることだろう。既に、当教会には、他国籍の方々が幾人も来られている。現代社会は、アメリカファーストと叫ばれるようにナショナリズムの台頭がある一方、その対極として多様性を大切にしようという潮流がある。当教会が、後者を選び取っていることはミッションステートメントからも明らかだが、それを生き抜く覚悟がこれからは必要となろう。
教勢の上では、極端な広がりはまだ見られなくても、じわじわと下地が整えられつつあることに手ごたえを感じている人は少なからずおられるはずだ。また、3月から大名ではパイプオルガンの設置工事が始まる。それもまた楽しみの一つである。神様からいただいたこの二ヶ所を感謝しつつ、両方の建物を十分に用いることで主の使命に応えたい。
平良 師