雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

富田林

2019年07月31日 | 大阪散策
ここが
寺内町として形成され始めたのは戦国時代末期ごろ



興正寺別院を中核として
町が形作られた



江戸時代には在郷町となる



この地で人が暮らした形跡が残されているのは
弥生時代の頃からである



この時代
富田林から石川を挟んだ東北東の山
二上山周辺からサヌカイトが産出
サヌカイトを使用した石器が大量に生産され
交易を通じて近畿地方に広く流通



氏族の首長たちの古墳が多く造営された跡が残されている



時代は下って南北朝時代
楠木正成が山城を造営したほか
応仁の乱の折には
いくつかの山城が築かれ群雄割拠の時代が訪れる



治世が落ち着いたのは永禄年間
京都興正寺門跡第16世証秀上人が
「富田の芝」と呼ばれていた荒地を買い受け
町衆の協力によって寺内町が造営され今日に至る



散策にはもってこいの町並みである

コメント (9)
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