雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
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祇園祭 宵山の昼の風景2

2018年08月26日 | そうだお金を使わずに京都を巡ろう
祇園祭は
八坂神社が比叡山に属し
祇園社と呼ばれていたことに由来する



祭礼の名は祇園御霊会が正式



明治期になり
神仏分離令が発せられ
祭礼名から仏教色を排除するため
祇園祭と改められる



祇園祭は
疫病や怨霊への鎮魂が起源



富士山の大噴火
貞観地震
そして京の都で蔓延る疫病
それらを鎮めるため
神泉苑で御霊会が催される

御霊会は
全国の国の数を表す66本の矛を卜部日良麿が立て
その矛に諸国の悪霊を移し宿らせることで諸国の穢れを祓い
神輿3基を送り
薬師如来を本地とする牛頭天王を祀ることで
執り行われた



今日でも
祇園祭は穢れを払う祭り



毎年7月17日に山鉾巡行が行われるが
京の町を練り歩るくことで
山鉾に災厄を移す



各町内まで戻った山鉾は直ちに解体され
穢れを払う



だから
祇疫神社夏越祭園祭の最終日7月31日には
疫神社夏越祭を催し
茅輪をくぐり護符を受け
茅輪の一部を切り取って護符を結びつけてお守りとするのだ





水無月の夏越の祓するひとは
ちとせの命のぶというなり
コメント (6)
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