雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

山口家住宅

2013年11月08日 | 大阪散策
江戸時代初期の家屋



大坂夏の陣で
周辺一帯が焼け野原となった
堺の町で



直後に建てられた屋敷だと云う



現在の屋敷への入り口は
屋敷南側の板壁に開けられた通用口であるが



建築当時は
母屋の土間の向きからも
東側の庭面が正面だった



おそらく
三度に渡る増築で屋敷は軒を広げている
屋敷内部の造作の違いに
それが見てとれる



元禄2年に制作された
堺大絵図によると



この屋敷は
山口家屋号
越前屋の家主
越前屋久右衛門の名前が記されている



この事から
山口家住宅として現在も知られ
江戸時代初期の現存する家屋として
貴重な文化財となっている



京の着倒れ
大坂の食い倒れ
堺の建て倒れ
ここに見た
コメント (10)
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