雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

六角堂

2009年05月04日 | そうだお金を使わずに京都を巡ろう
そうだお金を使わずに京都を巡ろう





当ブログ初登場となった六角堂
建物を撮影した冬場の景色と
桜の季節に訪れた春の景色
2回に分けて御紹介

        

六角堂
正式には頂法寺
六角堂の通称の由来は
伝えるまでも無く
本堂が六角形をしている事に由来

   

創建時期は不明
ただ、聖徳太子が開基と伝えられている
山号は紫雲山

   

創建時期は不明だが
創建にあたっての歴史は
寺伝「六角堂頂法寺縁起」に記述が残っている

        

蘇我氏と物部氏とが争った奈良時代
軍配は蘇我氏に上がったのだが
仏教崇拝を掲げた蘇我氏の勝利に
仏教信仰派の聖徳太子が
仏の報恩に報いる為
四天王寺建設を発案

       

資材を求めてこの地を訪れた折
沐浴の為と
衣服と、所持していた如意輪観音像を
傍らの木に立て掛けた所
如意輪観音像は
動かなくなったと云う

       

太子の夢枕で如意輪観音像がこの地に留まり
庶民救済を欲していると伝えたことから
立てかけた木を使用して
この地にお堂を建てたというものだ

   

ただ
創建された場所については
どうもこの地ではないようだ

   

というのも
「元亨釈書」という史書には
平安京造営の際
通りを造営する予定の場所に建っていた六角堂が
取壊されそうになると、自ら移動したというなんとも不思議な記述も残っているからだ

       

六角堂にはへそ石と呼ばれるものがある
元はどうも燈篭の台座だったような感じだが
京都の街の中心という存在で
知られている

    


次回は桜の風景です
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする