晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

野生のエルザじょん 9/29

2008-09-30 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.29(月)雨

 先日じょんの前里親Hさんからかみさんがショッキングな事を聴いた。それは野犬の研究されている方の言ということだが、じょんの野生に関する事である。じょんは野犬レンの子として信太の森で一ヶ月を過ごした。そのことは犬のしつけとして大変良いことなんだが、実はその間に野生としての生き方がインプットされているということだ。今は我が家で飼い犬というより家族の一員として暮らしているのだが、ある日突然野生のスイッチが入って山に還る可能性があるということだ。そういうことが起こりうるということを覚悟しておく必要があるということだ。もちろん兄姉のマーブルもくるみちゃんにも言えることである。野良犬は飼った場合、出ていってもやがて家に帰るそうだが、野生の犬、野犬は家に戻ることは無いそうだ。それってまるでかぐや姫のようだ。
 ある日突然じょんが山に帰って行く、考えただけでも哀しいことだけどそれが野生というものなんだろう。どんなに大切に育てても、どんなに家族同様に暮らしていても、野生のスイッチが入ったら止めることは出来ないようだ。いくら繋いであったって鉄の檻を用意したって、頭の良いじょんのことだからそんなことは意味がないだろう。もちろん野生のスイッチが入らずに一生を一緒に暮らせるかも知れない。
 ペットロスという言葉をやまちゃんのブログで知った。愛犬の死を迎えた者にしか解らない感情なんだろうけど、寿命を全うしたり、不幸にも病気や事故で死んでしまった方がまだ諦めが着くんじゃないだろうか。ある日突然野生に戻って還ってこないなんて耐えられない。
 私は人前では決して涙を見せることは無いのだけど、じょんと二人で散歩に行っているとき、涙が流れて止まらない。この子がいなくなるかも知れないという哀しさよりも、非情な運命に生まれついたこの子が不憫で堪らないのだ。Img_1127

シャンプー終わってフッカフカ。


今日のじょん:今日はじょんネタだったので休み。

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十座間会 9/28

2008-09-29 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.28(日) 曇り、雨

 看板の支柱にする杉丸太の皮むきをして、防腐剤を塗る。昨冬に伐採して放っておいたもので、虫にやられている。やはりすぐに皮むきをすべきなのだろう。製材所のおじさんが、夏に伐採した杉は皮がむきやすいと言っておられたのを思い出し、上田さんに貰った杉をむいてみる。驚くほど簡単に剥けて、昨冬伐採の杉は一体何だったのかと思わせる。中に形の面白いものが数本あるので、グラインダーで研き、予てから懸案の門柱にしようと思う。Img_1123 Img_1124

こっちの方が面白いので、看板の作製が遅れてしまった。

 夕方からは吉右衛門と前田さんを招いて持ち寄り宴会をする。いづれも近年に上林に来た人達で、鍋をつつきながら村の話や、人生の話しで盛り上がった。吉右衛門はセミプロのミュージシャンで、ギターを持ってきており、最後は大合唱となった。いくら騒いでも近所迷惑にならないところが田舎の良いところだ。今後も持ち回りで続けていこうということになり、外様ばっかりなので秘かに十座間会と名付けた。

今日のじょん:お友達まりい
 まりいは20才、人間なら100才ぐらいの老犬である。まりいという名前だけど雄である。じょんの楽しみは散歩の時まりいに会いに行くことである。家から300mほどのところにいるのだが、そこまでぐいぐい引っ張ること。ひとしきり挨拶をして、嗅ぎあったりするぐらいで、他の犬のようにじゃれ合ったり、とっくみあいなんてことはしない。相手が老犬であることが解っているのだろうか、いたわっているようにも見える。マーブルが来るのはその隣で、散歩が楽しくなるぞ。

Img_0804_2

もともとは黒い毛だったそうだ。

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ぶんきち夫婦来じょん 9/27

2008-09-29 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.27(土)晴

 大切に育て、元気よく伸びていたネギ達に異変である。皮の色が変わったり、穴が空いたり、折れ曲がったりしている。何か病気かなと思い近づいてよーく見ると、なななんと小さな尺取り虫状の青虫があちこちに着いて葉を食っている。ネギを食う虫は知らなかった。最初は葉っぱを薄く囓り、やがて穴を開けて中に入り込んでいる。鍋物の時はともかく、薬味に使ったひにゃ堪らない。しょうがないので表に着いている虫は一匹づつピンセットでつまんで捕り、穴の空いた葉は根元から切って採ってゆく。虫瓶はあっという間に緑一色となり、みーに一杯ねぎの葉が溜まる。しかしどこぞの世界にこんな悠長な虫取りをしているだろうか。ネギったって九条ネギ、小ネギ、ワケギとあり、その葉は数千本になるだろう。殺虫剤を撒けば良いのかも知れないが、ネギの中に入った虫には効果が無いだろうし、食べる際に気になるので、原始的な方法でやっつける。ついでに生姜の葉の穴の空いているところを探ってみる。小さな黒い毛虫が着いている。紫蘇、鷹の爪、柚子、山椒それぞれ違った虫が着いており、棲み分けをしているのだろう。レモンの木だけは3種類の虫が着いており、しかも強烈な虫であった。蝶や蛾があれほど飛んでいるのだから、虫の出現も致し方ないところだが、ごまんと居る鳥たちも少しは畑の虫捕ってくれろよなあ。Img_0949

こいつに捕ってるんだが追いつかない。

 虫を捕ったり、杉皮むきをしながら府道を覗きに行く。今月の初めに日本一周歩き旅のぶんきち夫婦から「27日にじょんのび村に行くよ」とコメントいただいていたのだ。天橋立を回って、東舞鶴から菅坂峠を歩いて来られるということだ。それ以来連絡もないし、お昼頃という時間もとっくに過ぎている。本当に来られるのかなあ、途中で事故でもあったかなあと心配しながら府道を覗いている。2時頃、もう諦めていた時玄関の下の方に夫妻発見、やっぱりちゃんと来られたんだ。初めて逢ったのが2年前の10月9日、北海道は倶知安峠の国道である。もう2年間の月日が流れ、夫妻も日本一周を達成され、今はピンポイントで当時行けなかった所などを歩き旅されているそうだ。そのコースにじょんのび村を選んでいただいたのは大変光栄だし、菅坂峠を歩いて来られたお客さんも最初で最後だろう。懐かしい話や最近の旅の話も聞きながら、軽く食事をしていただく。Img_1121 Img_1120

今回の歩き旅はここが終点で、バス、電車で神戸に行かれるとのこと、念道のバス停まで送りながら「来て良かったですよ」と言われて感激する。天橋立のおみやげの他に最初の歩き旅の本「千葉から鹿児島へ夫婦歩き旅」を頂き、楽しみが増えた。読み終わったら店に置く予定だ。Img_1122

今日のじょん:マーブルが来るみたい。
 じょんの兄弟、マーブル君が近所のMさん宅に貰われるような話になってきた。もし実現したら、じょんの遊び相手ができて大変なことになるぞ。近所には結構ワンちゃんがいるのだが、うまく遊べる相手が居ない。時々来られるお客様の中には相性の合うワンちゃんを連れてこられるのだが、いつも遊べるというわけではない。マーブル君が来たら散歩が楽しみになるなあじょんよ。399115777_15

白いのがマーブル君、もっとも今は20Kgあるとか。

 

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予告看板作製 9/26

2008-09-27 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.26(金)雨、曇り

 じょんのび村には看板がない。村上建設さんから銀杏の一枚板をプレゼントされ、後は作るだけなのだが、これがなかなか進まない。店が高台なのと少し奥まっているので店の看板だけでは見つけにくい。特に府道が一番広くて直線なので車で店を見つけるのは至難の業である。要するに東西に予告看板が必要なのである。お客さまを始めいろんな方々に看板を作るようアドバイスされてきたが、そんなことは充分解っていることで、すぐに作れない理由があるわけだ。予告看板となるとよそさまの土地に立てるわけだし、それなりに了解を得なければならない。それを解決していただいたのが近所のUさんである。店から西300m、東500mのところに予告看板が立てられるよう取りはからって頂いたのである。こうなるともう作製するっきゃない、支柱用の杉の木の皮むき、看板用のベニヤ材に防腐剤を塗り、デザインを考える。なんとか10月中旬までに2個の看板を完成したい。
 

今日のじょん:じょんタン軽に乗る
 じょんの苦手なものは軽トラックである。軽トラックだけでなく、一輪車も自転車もトラクターもコンバインも大嫌いで、おばあちゃんの押している手押し車もあきまへん。
こんなことでは田舎に生きていけないと、あっぱれ号を出してきてむりやり押しつける。腰が引けているところを荷台に放り込む、荒療治だ。固まってしまうかと思ったがそこまでは行かず、困った顔をして乗っている。お父ちゃんとしては佃のサチーのように、勝手に軽の荷台にぴょんと乗るのが夢なんだが、、、、、。Img_1117

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じょんのび村逸品集 9/25

2008-09-27 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.25(木)曇り

 木曜日の定休も今日が最終だ。どういう訳かお客さまが来じょんされる。開店日には来られないのに定休日となると数組の来じょんがある。てなわけで月、木の定休を火、金とするわけだがそうなると月、木に来じょんがあったりして、、、、。
 定住という名の旅、毎日が発見だなんて生意気なことを言って、今日なんて何も発見がない。朝起きてじょんの散歩して、掃除して、草刈りして、買い物して、またじょんの散歩して、ビール飲んで寝るというなんとも単調な休日を送っている。発見といえば直径23cmのチップソーの刃が22cmにちびてしまって、まるで切れなくなったことぐらいか。なんともつまらないので村の自慢の品を御紹介しようと思う。村には自分たち、あるいは一部の人にとってはとっても値打ちのある品が沢山あるが、大多数の人には何の価値もないのかも知れない。残念ながら万人が価値を認める、貴金属や書画骨董はひとつもない。
 じょんのび村逸品集(1)ドアサイン
Img_0644

開店前は店の玄関先は何にもない殺風景な風景であった。芝を張ったり、花を植えたり、なんとか様になったのだが、透明一枚ガラスのドアだけはいかんともしがたいものだった。当初はカッティングシールを貼って誤魔化そうとしていたのだが、うまく行かない。ストーブの柵を依頼した友人fe工房の村上君が「玄関は店の顔だから、ちゃちなものはあかん」と言って作ってくれたのがこれである。光のこぼれる家というコンセプトで出来ているので、このサインは切り抜き部分から光が漏れ、文字や図柄が浮かび上がる。これからの季節、特に夕刻のころにはムード満点のサインである。

今日のじょん:じょん語録(8)じょん犬反射
パブロフの犬は誰でも知るところである。犬は何でも条件反射で生きているのではないかと思わせる。私がタオルを頭に巻くと散歩の準備をするし、ポケットに手をやるとお座りをする。丹波の朝は寒くなってきた。丹波名物連れしょんべんも条件反射の一種か。

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広告を出す 9/24

2008-09-26 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.24(水)晴

 秋晴れの爽やかな日が続いている。先日双葉の出てきた大根を間引きする。適度に雨があり、日中の温度も高かったためか2日で発芽した。一穴に7,8粒蒔いたためかなり混んでいる。とりあえず3,4本に間引きするのだが、どの苗も余り差がないので悩むところである。残った数本もやがて間引きされ最後には一本だけ残るのだが、何ともやりきれない作業ではある。蕪とにんじんの種が残っているのだが、畑が間に合わない、気になるところだ。Img_1105_2

近所の畑を見ると、条蒔きしてほったらかしのが多い。我が社は甘やかし過ぎか。

 天気がよいので梅干しの紫蘇を上げて干す。思い切り絞って干したら本の少しになってしまった。あんなにかさ高かった紫蘇がこうなるとはと変に感心している。よく乾いたらこれはゆかりにする。ちょっとごまや紫蘇の実なんかを入れたらどうかななんて想像するのは楽しい。お嬢が小さいときよく食べていたので、うまくできたら送ってやろう。Img_1106

紫蘇と鷹の爪が仲良く並んで干されている。



 じょんのびの木の種を拾う。怖ろしいほど実っている割に周りに生えていないのは、相当発芽率が悪いのだろうか。鳥たちのうんこに混じってあちこちにこの木の子孫が出来ているのかも知れない。しかしあまり生えているのを見たことはない。綾部の大本さんには立派な榎があって弾圧時には町の人々の嘆願で切られずに残ったそうである。この種は食用になると書いてあったが、一体どこをどうやって食べるのだろう。とにかくじょんのびの木ジュニアを作ってみたい。

Img_1107
拾っては見たがどうすればよいものか?



 カフェじょんのびの秋バージョンが近づいている。店内で広報しているが、それだけでは広がらない。特に定休日の変更などがあるので、広告を出すこととした。あやべ市民新聞さんに相談すると意外に安くできるのでさっそくお願いし、22日付の新聞に掲載された。上林地区は一日遅れなので23日に配達されている。今日のお客さまに「新聞でご覧になりましたか」と聞くが、誰一人広告の件は知らなかった。ちょっと残念。

Img_1112_2   




今日のじょん:ゴジラあそび
じょんの宝物は緑のゴジラである。じょんのび村に来る以前からの持ち物で、寝るときも一緒に寝ている。最近このゴジラ君を使って遊ぶようになってきた。外ではぽんぽこぽんでボール遊びをするが、室内ではゴジラを咥えて柵の外に落とし、こちらが放り投げてやるというボール遊びの変形だ。たまにはいいが、これが永遠に続くので、こちとら疲れてしまう。
Img_1115

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里山サイクリング 9/23

2008-09-25 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.23(火・祝)晴

 やっと上林で行われるイベントに参加できることとなった。いそいそと準備をしてあっぱれ号で出かける。途中で空気入れを忘れたことに気付く。まあパンクなんてしないだろうと、そのまま行く、それより腰痛が心配だ。会場は二王公園で、既に派手なサイクリストで賑わっている。レースには何度も出場したが、こういうイベントは初めての参加である。「ママチャリでもいいですよ」なんて福山実行委員長も言ってたし、昨年の写真を見てもママチャリが沢山写っている。ところがだ、会場はピカピカのロードレーサーで埋め尽くされ、MTBも数少ない。さすがに会場や走行中にも幾人かに声を掛けられた。初恋号6世はMTBのツーリング仕様でキャリアなどもそのままなのだ。開会のセレモニーがあって、10人ずつ、一分ごとにスタートする。しまったそんなことなら早く申し込んでおけば良かった。最初のスタートから25分後である。
Img_0792_2

こんな感じでスタートする。


 私の参加したのは水源の里を巡る48Kmのコースで、老富、市志を折り返すコースである。老富は車でしか行ったことがないし、市志はまだ行ったことがないところなのでなんとなく楽しみである。別にレースではないので焦ることはないのだが、追い抜かれると、なにくそという気になる。ところが相手はロードレーサー、こちとらMTBのツーリング仕様でまるで歯が立たない。諦めて秋の風情を楽しむこととする。土筆庵のところに来ると、車が駐まっている。帰りには寄ってみよう。光野町あたりを走っていると、稲刈り後の稲木干しが目に付く。先日上林では見なくなったと言っていた矢先なのに奥上林ではいくらでもある。記念に写真を一枚。Img_0793

四段重ねが上林流のようだ。

折り返して帰ってくると、土筆庵の井上さんが手を振っている、みんなを応援しているようだ。小道を上って挨拶に行くと、採ったばかりのミニトマトを頂く。冷たくておいしい、袋にいっぱい頂いて先を急ぐ。八津合の観光センターのあたりを周回して、市志に向かう。市之瀬までは車で走った道だが、自転車で走ると景色が違う。気付かなかった滝や民家の庭先など興味深く眺める。特に白樺の木が育っている庭や蕎麦の花の満開なのが嬉しかった。市之瀬橋を右折して少し行くとお茶を接待している家がある。ひょっとして農家民宿をされている芝原さんの家かも知れない、帰りに寄ってみよう。市志は予想通り美しいところだ。川の美しいのが印象的だ、水源の里ならではの水の美しさである。公民館で折り返し、市志はどんどん奧にゆくと奥上林の大唐内(おがらち)に出られるそうだ。一度行ってみたい道である。休憩せずに先程のお茶の接待所に急ぐ。やっぱり芝原さんが応援をしていた。お話をしたり写真を撮ったり、民宿は「素のまんま」という名で泊まってみたくなる宿だ。Img_0798 Img_0799

来年同じコースで開催されたら是非立ち寄るべし。


 走行40Kmを越すとやや疲れ気味、店は12時開店などと予告してきたが、もう1時を超えている。ゴールするとぜんざいを頂き、そそくさと帰路につく。
 開店後はサイクリング帰りのお客さんなどで大賑わい、四方市長さんも行事の帰りに寄っていただき、中身の濃い一日となった。

今日のじょん:じょん語録(7)ぽんぽこぽん
既に案内済みのボール遊びだが、ボールが砕石の上をあちこちに弾むのでぽんぽこぽんとなった。最近は10連発は常となり、バリエーションも増えてきた。ひとつはボールを追いかけずに、ボールが止まってから拾いに行く方法、自分で勝手に投げて拾いに行く方法、少し先で振り返り、投げるのを誘う方法などである。

 

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環境問題2冊 9/22

2008-09-25 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.22(月)曇り

 晴徨雨読のはずが徨も読もできずに半年が過ぎた。徨の方は先日記事の「定住という名の旅」で出来ているとして、読の方はさっぱりだった。28日に吉右衛門と環境問題をテーマに一杯呑み(じょんのび闇鍋会)をやろうというので、少し環境問題に関する本を読もうと、2冊の本を読み終えたところである。「間違いだらけのエコ生活」(武田邦彦著)と「環境問題の杞憂」(藤倉良著)の2冊である。前者は「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」を既に読んで、ある意味でショッキングな内容であったことを思い起こさせる。2冊の本を同時に少しずつ読んできたので、内容がごっちゃになり、訳がわからん状態になっているが、いずれも現在の環境対策に批判的というか、一石を投じるといった趣旨である。こういうタイプの本を読みあさってきた理由は、CO2による地球温暖化に疑念を抱くためである。わたしも以前はこの説に納得しており、京都議定書の信奉者のようなものであった。ところが日本一周の旅で東北、北海道を訪れて、多くの縄文遺跡を訪ねることによって、気候というのはそれほど短絡的なものでは無いのではと考えるようになった。決定的なのは三内丸山遺跡を訪ねたときである。どこの博物館に行っても係の人に質問できるようになっているが、お役所の窓口同様、「専門の者がおりませんので」とか「係が違いますので」とか言われて、欲求不満になるのだが、三内丸山遺跡だけは国立の一級の博物館だけあって的確に即座に答えて貰うことが出来た。私の疑問は「なぜ狩猟採種の縄文文化が寒い雪国で花開いたか」ということと、「相当の内陸になぜ貝塚などの海岸遺跡があるのか」ということであった。歴史、特に古代については最も得意な分野であったのだが、恥ずかしながら縄文海進については深く考えていなかった。「なぜ寒冷の地に縄文文化が花開いたのですか?」「当時は現在ほど寒冷では無かったのですよ」「それでも西日本や九州はもっと温暖で、暮らしやすいと思うのですが?」「適度に雪がある方が狩猟はしやすいのですよ。」なるほど、足跡や巣穴の問題で雪がある方が狩猟はしやすそうだ。貝塚などの問題も、海面の問題も縄文海進で納得がゆく。三内丸山も今でこそ内陸にあるが、当時は海辺であったようだ。この縄文海進の時代は世界的にも温暖で、海水面は現在より4mほど高かったそうである。となるとだ、その当時のCO2濃度が現在より高かったかどうかは別として、少なくとも人為的なCO2の発生は無かったわけだ。その後地球は寒冷化が進み、現在は氷河期というか寒冷期の真っ只中で、昨今の温暖化というのもその寒冷期の中の小さな循環というわけだ。子供の頃から比べれば雪が減ったとか、温かくなったとかそんな小さなサイクルで気候というのははかれないものではないか。CO2の濃度を50年前の濃度に戻したとして、気候が50年前のものに戻るかというと、そうはいかないだろうと誰でも思うのではないか。
 というように温暖化=CO2とは短絡的に考えにくいと思うが、武田氏のこの本は、講演なら聞き流して済むような内容だけど、書籍としてはちょっと受け狙いかなあという気もする。レジ袋は使う方が環境に良い、割り箸を使った方が森林を守る、コンビニの深夜営業自粛は環境にも人にも役立たない等読者が総て自らの意識と反対のことを無理矢理に論じているようだ。テレビ番組で「放っておくと大変なことになりますよ」なーんて言ってる番組によく似ている。特に田舎暮らしはエコライフではなくてエゴライフだなんてくだりは、都市生活と農村生活を単にエネルギー消費率だけで見ている短絡的な思考で、木を見て森を見ない単に受け狙いの文章ではあるまいか。私はこの本が環境問題を真摯に考えようという人のために書かれたか疑わしいと感じた。Img_0796

上林の自然は守りたい、一番低いところが口、中上林を分ける峠


今日のじょん:じょん語録(6)よっこらじょん
 最初はじょんを抱き上げるときに使っていたのだが、寄る年波には勝てず、のべつ幕無しに使うようになった。ちなみに立ち上がるときはよっこらじょん、座るときはどっこいじょんとなるのが決まりと野坂昭如氏が言っていた。よっこらじょんと持ち上げて測った体重15.4Kg、かんべんしてよ。
Img_1091
おネエになる前からおネエ座りだ。



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朝の雨は 9/21

2008-09-22 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.21(日)雨、

 朝から雷雨となる。朝の雨は女の腕まくりというが、最近の女性が腕をまくると強力なので、この諺は通用しない。そのとおり強烈な雨になり、各地で洪水警報が出たりしている。こりゃあ店は暇だぞと鷹をくくっていたら、お客さまが続き忙しい一日となった。合間をぬって自転車の整備をする。明後日の里山サイクリングに出場するためだ。日本一周旅行を終えてまだ一度も乗っていない初恋号6世で出場することとした。点検をするとメーターの電池が切れているだけで、あとはすぐに乗れる状態だ。ただし、エンジンである私が腰痛で不安な状態である。何十年も腰痛と付き合っており、状態も熟知している。ぎっくり来てどうしようもないタイプ、特に支障はないが違和感が続くタイプとあるが今回は後者で、たいしたこと無いのだが、長く続く腰痛である。京都にいるときなら行きつけの鍼灸医にすぐにかかっていたのだが、こちらではそれらしい鍼灸も見つからず、行ける暇も無い状態だ。頼みは綾部温泉だけだが、即効性という意味では効き目がない。
 自転車旅行の時も腰痛はおきた。宿泊費がかさむので休養するわけに行かない。伊良湖のとき(2006.12.5)は最悪であった。まともに歩けない状態だったが、自転車に乗るとなんとかなり、蒲郡まで走行することが出来た。ぎっくり腰のように強烈な場合はともかく、普通の腰痛なら自転車は大丈夫、むしろ治療効果があると私は信じている。レースは無理ですぞ。
 花壇展で買ったレモンが実っている。買うときに専門のおじさんがいて、上林のような寒いところでも大丈夫かと聞くと、「大丈夫、実も着きますよ」ということであった。虫にやられて丸裸になりながらも実を着けた。形も香りもレモンである。但し、大きさはかくのごとし。Img_1037

これが最大のもの。

今日のじょん:じょんをはじめ、信太山の三兄弟は雷が怖くない。今朝の雷はなかなかのものだったが平気な顔をしていた。かみさんは、「自衛隊の演習地のそばで生まれたので大砲の音なんかがしてたんやろか」などと言っているが、じょんが信太山にいた一ヶ月の間に演習があったかどうか疑わしい。隣のチコも先日のサリーちゃんも雷は怖くないそうだ。人間同様、怖がる犬と怖がらない犬がいるということらしい。
チコは橋が怖いと聞いたが、じょんはグレーチング(道路にある鉄製の溝蓋)が怖い。最初の頃散歩の最中に止まってしまうので、何かなと思ったらグレーチングだ。
ひどいときは固まりじょんになるので、抱っこして超えたりしていたが、最近では「ぴょん」といって飛び越えるようになった。怖いものも少しずつ克服できるものだ。

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耳の掃除の時はこんな顔。

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農相辞任 9/20

2008-09-20 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.20(土)曇り、晴

 昨日上林で農業を志している里野さんが来じょんされた。最初に来店されたのは田植えの終わったときだったので、今度は稲刈りが終わったのかなと思っていたら、稲刈りは10月になってからということだった。田植えは手作業で行ったそうだが、稲刈りは機械があるそうだ。それでもコンバインでは無いので稲木で乾燥するらしい。じょんのび村周辺ではすっかり稲刈りも終わり、田んぼはすっぴんになっているが、稲木に稲が乾してあるのは見たことがない。先日八田ではざ掛けしてあるのを発見し、写真に納めようと思っていたのだが、里野さんの稲木も見てみたいものだ。自転車旅行中は青森、岩手あたりが丁度稲刈り時期でそこら中の田んぼに陣立て、はざ掛け、棒掛けされていたのを思い出すが、米どころの東北でコンバインが使われていないのはなぜなのだろう。綾部では兼業が多く、東北では専業が多いのだろうか。Img_0826

棒掛け(青森県鰺ヶ沢)

 いわゆる「事故米」問題で間抜けな答弁をしていた太田農相と白須次官の引責辞任がニュースとなっている。松岡農相の自殺に始まり、歴代の農相が更迭されたり引責辞任したりしている矢先である。過疎の地で無農薬の農業を目指そうという青年と無能力で無責任な農政のトップに大きなギャップを感じてしまう。

今日のじょん:恋する季節???
 昨日サリーちゃんが来じょんしてからどうも様子が変だ。とにかく彼女が居たあたりを嗅ぎまわり、何を言ってもきかない。食欲もなく、しょぼんとしている。庭で遊んでいるときもなんども彼女の居たベランダに帰り嗅ぎまわっている。さてはおしゃれな都会の子に恋しちゃったかな。じょんは人間で言うと小学生か中学生ぐらいだと思うのだが、さかりのつく年なんだろうか?来月は去勢手術もするのだが、一体どうなるのだろう。良きにつけ悪しきにつけ日々変化していくスピードにどぎまぎする今日この頃である。
Img_1078

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定住という名の旅 9/19

2008-09-19 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.19(金)曇り、雨

 台風13号が南岸を通過している。2年前の9月18日奇しくも同じ台風13号の中を猪苗代から八幡平を目指して走っていた。雨風が強く、厳しい山坂道で苦労したが、途中の水場で一句詠んだりして余裕の心境である。

 颱風の 心なごませる 清水かな

 峠の頂上、玉川温泉の駐車場で雨が上がり昼食をとる。風と石ころさんに頂いた握り飯に感激、「自転車のお客さんは大変だからサービスしてるんですよ」というご主人の心遣いに涙ものの台風13号であった。Img_0706

台風一過の山並みに温泉の湯煙が見える。

 長い旅の終盤、四国を回っている頃からか「旅が終わったらどうしよう、このままいつまでも旅を続けていたいなあ」と思うようになった。きままに旅を続けてきた人間がいまさら定住できるだろうか、少なくとも都会でのサラリーマン生活は出来ないだろうと不安な気持ちで一杯だった。なんとか旅を続けられないだろうかと思案を巡らすが、そんなすべも浮かばない。結局、上林で定住することとなったのだが、これが実に素晴らしい、旅と一緒なのだ。旅の魅力とは毎日毎日新しいところと新しい人に巡り会うこと、今日はどんな街に行くんだろう、どんな人に会うのだろうと期待もし、消化していくわけである。同じことが繰り返されない、つまり非日常性の連続による期待感と緊張感、これこそが旅の神髄である。慰安旅行やパック旅行、日帰り旅行では決して味わえない、大切な感情である。定住したらもう二度と味わえないのかなと寂しく思っていたら、定住しても旅の心情は味わえるのだ。それが「定住という名の旅」である。初めてこの言葉に出合ったのは新田穂高君の「自然の暮らしがわかる本」である。田舎の定住は将に旅といえるほど、毎日が新しいことの発見である。蒔いた種が芽を出した、実が付いた、拾った球根の花が咲いた、枯れたと思った木が小さな芽を吹いてきた、蟻はこうやって巣を作るのか、蝉の鳴き声から、星の明かりまで今まで気がつかなかったことや、まるで知らなかったことまで毎日毎日が発見である。
「もう旅をしたいと思わなくなった」これは新田君の言であるが、綾部に移住してきた数人からも、もう出かけたいと思わないというのを聞いた。「定住という名の旅」けだし名言である。Img_1680

新田君定住の茅葺きの家



今日のじょん:じょんはワンちゃん大好き犬である。ところが相手はそういうわけにはいかない。モモ姉さんもくるみちゃんも寄っていくとウーと言われてうまく行かない。隣のチコも近所のレージ君もじょんだけ喜んで、相手は相性悪いようである。
ジョンに会うため来じょんされるお客さまもよくあるが、相性が合うときとそうでないときがある。じょんはいつでも誰でもOKである。今日もグー君ととサリーちゃんが来じょんしたが、じょんが興奮しすぎて困っていた。

Img_1088_2
ワンちゃんが来たら大喜びで、大興奮。


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年金特別便 9/18

2008-09-18 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.18(木)曇り、雨

 大騒ぎの末全員に郵送するという年金特別便が来た。この時期の特別便は漏れたり、間違いの可能性の少ないものらしい。内容は確かに間違っていなかったようだ。学校を出て一年余り会社勤めをし、郵便局で30年余、その後無職で国民年金を払っている。厚生年金と共済年金そして基礎年金を貰うこととなる。今回加入状況は間違いはないが、実は社保庁の年金問題が出る前に自らで漏れていた年金記録を回復していたのである。共済組合には年金手帳はない。だから気にしていなかったのだが、その前の厚生年金の時の年金手帳が無いのだ。どう考えても貰った憶えが無いし、貰っていれば大切に保管しているはずだ。ひょっとしたら会社では年金に加入していなかったのだろうかと疑ったが、所轄の社保事務所に問い合わせたら記録が残っており、自前の基礎年金番号に統合するということであった。年金手帳の再発行はかなわなかったが記録としては統合されたわけである。これって放っておけばパーになってる年金なんだよね。15ヶ月分、報酬比例部分は60才から貰えるわけだ。でも有耶無耶になっている人っていそーだねえ。大体年金特別便そのものが届かない人って相当あるだろうと思う。転職以上に転居ってするし、現役の人って年金にそれほど興味持ってないと思うのだけれど。

今日のじょん:じょん語録(5)オネエ伏せ

 じょんのフセは足が流れてオネエ座りになる。それでもってオネエ伏せと呼んでいる。兄弟のマーブル君もオネエ伏せになるとかで驚いている。
Img_0849

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信太山の犬のこと 9/17

2008-09-17 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.17(水)曇り

 じょんの兄姉はくるみちゃんとマーブル君なんだが、マーブル君が一時里親さん宅に居る。先日お客さんで、里親になりたいという方がおられ、連絡を取って譲渡の手続きをされるようかみさんが手配をしていた。じょんの兄が上林に来たらいいなあと思うけど、色々と条件が整わないといけないので、どうなるかわからない。信太山の犬たちはある意味で特異な環境というか、独特の環境で生活し、捕獲されたり、譲渡されたりしている。信太山の救いたい命http://mokamiku.web.fc2.com/を見ていただければ詳しい状況がわかるが、人間の勝手で信太山に棲息することになった犬たちが、放っておけば捕獲されて殺される運命にありながら、力強く生き抜くことと、子供達を保護されるという厳しい現実の中で生きている。じょんの母親はレンといい、父親は解らない。レンは捕獲を試みても捕まらないそうである。そしてそういう犬たちが数匹いて、スタッフに守られて生きているのである。Sany5216 

じょんの母親レン

 じょん(当時はアポロ)が捕獲されたあたりの記事を見ていると、涙無しには見られない。399115777_15

じょんとくるみちゃんとマーブル君



この子達を幸せにしてやらないという気持になる。そして信太山から巣立った子供達は私の知る限りでは幸せな犬生を送っているように思えるのだが、、、、。

今日のじょん:今日もじょんネタなので休み。

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じょんのびファーム 9/16

2008-09-17 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.16(火)晴

 久々のじょんのびファーム報告。
鷹の爪唐辛子の収穫を始める。鷹の爪は苗一本を植えただけなのだが、育つは育つでいっぱい実が付いている。既に真っ赤になっているのだが、青いのも後から後から出てきて、一体何時どうして収穫して良いのか解らない。よく農家の軒先に、枝の先に実の付いたのが干してあるのを見た記憶がある。となると、めいっぱい実らせて、総てが赤くなってから枝毎収穫するものなんだろうか。サイトで調べても、栽培法は色々書いてあるのだが収穫はどうも不案内だ。ちぎって乾燥させてある写真が一枚あったので、そうしてみるかと、赤くなっているのを収穫する。梅干し用のざるで日干しするが、これで良いのだろうか。それにしてもこの赤い色は良い色だ。Img_1074




  育ってきた生姜。夏の間弱っていた生姜が涼しくなって元気になってきた。この間水をやったり、よしずを掛けたり結構苦労した甲斐があったというものだ。11月頃に収穫できるそうで、来年の

<colgroup><col width="146" style="WIDTH: 110pt; mso-width-source: userset; mso-width-alt: 4672" /></colgroup>
種生姜を残しておいて増やすことが出来るそうだ。種生姜は雨がかからないようにして年を越すということだ。梅酢漬けが楽しみな生姜である。Img_1076_6

生姜畑、杭はよしずを掛けるためのもの。

 らっきょうの芽が出てきた。9月6日に植え付けたらっきょうが一部芽を出してきた。来年の6月頃収穫できるそうだが、もう一年おいて2年物のらっきょうにするといいものが出来るそうだ。一部残して2年ものにするか。らっきょうの栽培も実験的に手前半分を深植え、奧側を浅植えとした。深植は大粒となるらしい。芽が出てきたのは浅植の方で、もう5cmあまり育っているが、じょんが荒らすので困っている。Img_1087

アップにすると芽がみえるかな。

赤紫蘇、青紫蘇ともに花が満開となっている。赤紫蘇は畑に、青紫蘇は反対側の畑土に生えている。交雑すると色が薄くなるとかで、分けて生やしておかないといけないということだ。種を採って来年植えても良いし、放って置いても生えてくるということだ。一応種を採ってみよう。
 ゴーヤはシーズンが終わり、葉も黄色くなり、実が付いても大きくならない。充分に種を採ったので枯れた時点で片付けよう。種は茶色いのがほとんどだが、白いのがいくつか有る。育つかどうか解らないが、どんなものができるか来年が楽しみだ。

今日のじょん:じょん語録(4)錦織(にしくり)じょん

 ミミズの死骸が大好きで、見つけると体中をにしくる。芝の上などはいいが、雨上がりのアスファルト道路などでやられると、体中どろどろだ。シャンプーの翌日にやられると絶望的になる。それにしても上林にはミミズが沢山居る、しかも大きい。Img_1011

 

 

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梅干しの問題点 9/15

2008-09-16 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.15(月・祝)曇り、雨

 壺に漬け込んだ梅干しは既に梅酢から上げて、食膳をにぎわせている。瓶漬けの方は土用干しが遅かったのでまだ梅酢に漬かっている。そろそろ上げ時かなと思い試食をしてみるが、どうも色が薄く、味もこくが無い。梅、塩、焼酎、赤紫蘇などの原材料、そして漬け方も同様に行っただけにその差はショックである。違うことと言えば、土用干しの期間がずれていること、土用干しの間の天気、そして置いてある場所が違うことである。梅干し用のざるがひとつしかないため、最初に壺の方を干し、それが盆前であった。高温で天気が良く丸三日間で完全に乾燥した。瓶の方は盆明けに干したが、天気が悪く出したり入れたりで、一週間ほど乾燥した。Img_0806 Img_0859

左が壺タイプ、右が瓶タイプ



 土用干しの時点で色に差があり、壺の方はよく漬かっていたのに瓶の方は色の薄いものが多かった。置く場所は、瓶が二階の北側の明るく風通しの良い場所で、壺は一階の風通しは余り良くなく、日当たりも無いところであった。結論としてあまり短絡的なことは言えないが、漬かり方の強弱が壺と瓶とではあるのではないか。壺というのは頭がでっかくて尻すぼみな形をしている。瓶はストレートな形である。もちろん土とガラス、透明不透明の違いもあるわけだが、その辺によって漬かり方に差があるとしたら、これは発見である。梅干しは反響が多かっただけに、諸兄のご意見をいただければ、また梅干しも楽しくなる。
 昨日は中秋の名月であり、じょんの散歩中に東の山から顔を出す大きな名月が見られた。うちに帰り着くとすっかり上空に上がってしまい、小さくなっている。周りが暗いため、月も星もよく眺められる。都会に住んでいるときには考えられないことだ。

今日のじょん:じょん語録(3
)じょんじょろりん、じょんじょろりん
 そのまんまおしっこのこと。最近はなるべく外でするようになり、手間もシーツ代も助かるようになった。がまんして一気にやるためか、長時間の放尿となる。じょんじょろりんはじょんのためにあるような言葉だ。くるみちゃんが来た翌日から、マーキングをするようになった。庭の真ん中とじょんのびの木の近く、同じところでする。それ以降もやっているのだが、オシッコが足りずにスカのマーキングをしている。足を上げるわけでなく、なんともしまりのないマーキングだ。

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