晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

じょんのびAS 4/26

2015-04-27 | 日記・エッセイ・コラム

2015.4.26(日)快晴

 グランフォンド京都2015というビッグな自転車ツーリングイベントのエイドステイションをすることとなった。綾部スタート、ゴールの145Km(フルコース)のビッグなイベントで参加者も300人を超えるという期待できるイベントだ。綾部スタートからいきなり長宮峠を越え、三和から瑞穂(旧町)そして下山に出るまでハードな峠を越えるタフなコースだ。じょんのびはちょうど60Km地点で、恰好のレストポイントとなる。予算もいただいたので気合いを入れてエイドをつとめよう。
 水、食糧、トイレは当然だが救急用品、整備器具、空気入れなど用意したい。休憩には芝生広場を利用してもらおうかと考えている。とりあえず安全のため溝に応急の蓋をすべく、コンパネで作製中である。

まず溝掃除して、この部分にフタしようっと。

【今日のじょん】ジャックラッセルのアンディ君、♂、1才が遊びに来たぞ。先日メル君と相性が合わなかったのでちょっと不安だったんだけどうまく遊べてよかった。でもなんか年の差を感じさせられて、かみさんなんかしんみりしていた。しゃーないことだけど、、、、

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記事休みます 4/25

2015-04-25 | 日記・エッセイ・コラム

2015.4.25(土)快晴

 超多忙&疲労のため記事休みます。悪しからず。じょんは怪しげなオイルで元気にしております。
なお、この間の天気だけ書いときます。
2015.4.22(水)快晴
2015.4.23(木)快晴
2015.4.24(金)快晴
2015.4.25(土)快晴

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨読 「平安京の不思議」-2 4/21

2015-04-21 | 雨読

2015.4.21(火)晴れ

 例えば著者は伏せるが、本書の中にある文の一部を紹介してみよう。
 雷
  平安京以前の盆地底の人々が、自分達の存在に関わる全ての時間的、空間的広がりとして生活世界像を構想するときに、右に述べたような日月との親密な触れあいが深くかかわっていたらしい。この種の構想は、強大な社会構造が発達してくると、英雄伝説や王権神話などの装いを得て、武勲、智略などを介した権力中枢との結びつきの強弱を尺度に、そうした歴史物語を共有する種々の集団の間に序列化や、その権威主義的正当化を果たす役割をも担うことになる。

 とまあこういった文が延々と続くのである。もちろんこれだけでは前後の脈絡が解らないので余計理解しようが無いと思うが、この氏の文を何度読み返しても何を言っておられるのか、何が言いたいのか遂に理解できなかった。「森先生、先生編著の本の中には難解な解読不能な論文があるのですけど、先生はそれらももちろん読み、理解されているんでしょうねえ」亡くなられた森先生に投げかけたい質問なんだが、草葉の陰でクスクス笑ってらっしゃる顔が浮かんでくる。
 読書の際に傍線を引いたりするのは嫌いなので、興味のある所にはポストイットを貼り付けることにしている。だからその数で面白かったかそうでなかったかのバロメータとなっている。本書の場合1枚だけだったので推して知るべしと言うところだが、森さんの文以外がみんな面白くないと言うことでは無いので念のため。
 森さんのあとがきの最後に新京極誓願時門前に「迷子美ちし留辺」の石標が立っていることを書いておられる。
 昔、人とはぐれるとこの迷子道しるべの石標の前で待ったといわれている。
 歴史散策の間に人とはぐれたら、この石を利用して下さい。 森浩一

【今日のじょん】国松さんとこにサン君登場、2ヶ月の男の子、いやはや元気なこと、、、。


【作業日誌 4/21】タンポポ駆除

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨読 「平安京の不思議」-1 4/20

2015-04-20 | 雨読

2015.4.20(月)雨

 考古学者の森浩一氏が平安京の本を書いておられるのは不思議な感がする。元々平安京以前の京都について書くつもりだったという風に書いておられるが、本書は平安京を通して京都の歴史散歩の参考書として出版されたとすれば納得がいく。森さんは生まれは大阪だが同志社大学に入学されて以来、大部分を京都に関係して過ごしてこられた。そんな森さんでも京都に関して知らないことが一杯あるという。
 もし"京の古いものはほとんど見尽くしました”という人に出会ったとするならば、よほど足まめな人か、さもなければよほどの楽天家であろう。
と書いておられる。わたしはこの表現に惹かれるのだ。
 尊敬する森さんの本は内容の如何を問わず購入することにしている。そして遂に蔵書の中で森さんの本が最も多くなった。森さんの研究姿勢が最も共感するところなのだが、文章が実にいい。素人にも実に解りやすく書かれているのだ。
 「平安京の不思議」古都に眠る歴史の謎を訪ねて PHP研究書1994年4月第1版発行 古書

 ところが森さんの本には難点がある。その多くが他の著者と共同で書かれたもの、あるいは森さんが主催して他の多くの著者のものを編集されていると言うことである。要するに編著、共著などという風になっていると言うことだ。たいてい森さんの論文は冒頭に来るのだが、そこを読んでしまえばあとは実に難解な論文を読まされるということになる。この本の場合もそうだ。つづく

【今日のじょん】先日キャドックさんに行ったときの写真である。怖がりのじょんは爪切りが嫌でこういう恰好になっている。貧血の定期検査に行っているのだが、腎臓の値が悪くなってきて、新たな心配が増えてきた。マーブルやくるみちゃんが亡くなってから1年半、じょんに与えられた幸運を大切にしたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿意地悪作戦 4/19

2015-04-19 | 違いのわからん農学士

2015.4.19(日)雨

 連日連夜鹿が襲来している。そろそろ山にも若芽が出てきているのだが一体何しに出てきてるのだろう。雨で地盤が緩いもんだから強烈な溝が掘れている。といっても鹿に対する対策はネット張るぐらいしかない。

道をつくるのは動物の本来の習性らしい。

なんとかやっつける方法は無いものかと以前にもやったネズミ取りシート作戦を再度展開する。それで鹿が死んだりするわけではないが、ネズミ取りシートがくっついて困っている様子を想像しただけで楽しくなる。

通路にネズミ取りシートを仕掛ける。
 ところがだ、以前やったときも失敗しているわけだ。あのぼーっとした鹿が、シートを踏まないのだ。小鳥だのトカゲだのネズミなどは捕まるのだが肝心の鹿が捕まらない、もっともネズミがかかるのは当然だが、、、、。
 毎朝楽しみに見に行ってるのだが、ある日妙なことがあった。シートに鳥の羽と小さな肉片が着いているのだ。くっついた鳥をイタチなどの動物が食ったことまでは想像できるのだが、よくよく考えると自分自身がくっつかないでよくあそこまできれいに食べられたなあと不思議なのだ。シートは破れたり折れ曲がったりしないで置いたところにそのままあるのだ。鳥以外に何者かがくっついた様子はないのだ。ネズミ取りシートを知っている人ならこの不思議に気付くでしょ。

鳥の羽と小さな肉片が着いている。誰がどのようにして食べたのだろう?

【作業日誌 4/19】
ボタン桜、ロウバイ(黒)、ユーカリ植え付け
枯れたユーカリ、コニファー片付け

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・西洋タンポポ絶滅作戦 4/18

2015-04-18 | 違いのわからん農学士

2015.4.18(土)晴れ

 今年の作戦は機械力を使って刈りまくるという風に書いたが、すでにここに来て破綻している。刈っても刈っても翌日には同じように生えてくるからだ。もちろん花だけでなく、花予備軍もコードで粉砕しているのだがやっぱりダメ。将にエイリアンとの戦いのようだ。とにかく視界から黄色い花が消えるのだが、すぐにまた黄色の花盛りとなる。

あるとき

無いとき
 原点に立ち戻って、引き抜き作戦を開始すべく実験的に西の一面を抜いてみた。時間にすれば1時間弱だ。芝生は穴ぼこになるが効果はてきめん、俄然花は少なくなる。やっぱりこれしかないみたい。ひたすら抜きまくるぞっと決意を固めた途端雨ばっかしでちっとも引き抜けない。


手前の部分が引き抜いたところ、向こうの方が手つかずのところ、随分差が出ている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進化する猿 4/17

2015-04-17 | 違いのわからん農学士

2015.4.17(金)晴れ

 今年になって何度も猿が襲来しているが、今までと違うことがある。集団で来る場合必ず斥候がきて、様子を窺い本隊が来るのだが、これは従来からの様子。問題はその後、ウィッウィッと騒がしくやってくるのが従来の姿であって、この独特の声には寝ていても気付くし、じょんなど敏感に感知する。それが今年あたりにはまるで音無しの構えでやってくるのだ。だから気付くのは倉庫の屋根を歩く音とか、林の中の枝を踏みしだく音などだ。こういう音はそう気付くものではない、だから目の前にやってくるまで判らないのだ。
 今朝もそうである、じょんと散歩していると2軒先の家の前に妙な人影、いや猿影がある。振り向いて我々に驚き、山に向かって逃げていったが実に静かなので、はぐれ猿かなと思っていた。山の方まで行ってみるといるわいるわ、集団でいる。この位置にいるということは、じょんのびの周囲も通り過ぎているはずだ。それが何の気配もしていないのが恐怖なのだ。そういえばシイタケの原木が2本倒れており、出来の悪いシイタケが着いていたのがすっかり無くなっている。それなのにじょんも私たちも気付かなかったのは、いかに隠密に襲っていたかということだ。

いつまでも気になるじょん
 問題は、今まで賑やかですぐに人に見つかっていた猿が、忍び寄ることにより見つかりにくくなっているというふうに進化していることだ。たまたま静かに侵入した際に人に見つからなかったことを憶え、集団内で統率されているのだろう。

集団できてやがった。
 例えばこの辺りの猿は府道を渡る事は無いようだが、少し上に行くと府道に張られた電線を伝って横断しているのを見つけた。奥上林に行くと堂々と道を渡っている。このように進化しながら人の社会に侵入してきている。やがて上林も猿の惑星状態になりそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春グルメⅢ 2円ビュッフェ 4/16

2015-04-16 | 食・レシピ

2015.4.16(木)曇り

 あやべ温泉がリニューアルしてg2円ビュッフェが人気らしい。これから行く人も、食べてきた人も店に立ち寄られるので如何なるものか食べておかないと話にならない。ウイークデイは昼間だけのサービスなので定休を利用して試食する。受付表に名前を書いて順番を待つ、当初は混んでいたようだが今では落ち着いている。係の人が説明をしてくれるが、要するに適当に好きなものをとって計量し、1g2円の割で伝票が切られる。一皿盛って400~500gと言うところか、参考の重量は書いてあるのだが実際に測ってみないと判らない。しかし測った時点でこりゃあ高いやと思っても返すわけにいかない。問題のひとつはここにあると思う。
 バイキング料理など食べる人はいかに美味しいものを沢山安く食べようかという意識がある。味と量と値段のトライアングルのバランスを楽しんでいると言ってもいいのではないか。値段の高いバイキングでも、高価なもの、美味しいものを沢山とることによってバランスをとっている。そういう計算を頭と舌でするところがバイキングの楽しみなのかもしれない。

こういう感じになるわけ
 そういう意味ではあやべ温泉ビュッフェには味と量と値段のコントロールを楽しむ余地がない、大袈裟に言えば一種の博奕なのだ。適当に食べたいものをとって計量し、味と量と値段のマッチした人は満足するだろうが、そうで無い人には不満だけが残る。
 わたしの場合、400数グラムで800円相当、これは想定内で合格、ところがご飯が120円、ビールが600円、節約のためドリンクバー、味噌汁は敬遠しても1500円程度に落ち着いた。これが安いとみるか高いとみるかは味と量にかかっているのだが、一般的な評価は高いとみられているようだ。それは何だろうかというとご飯の別料金、ドリンクバーの種類の少なさと400円の値段、あるいはお漬け物やサラダは原価は結構高いのだけど世間では添え物として認識されている、それらも主菜と同様に1g2円とされているのが不満なのではないだろうか。

テラスに向かってロケーションはいいぞ。
 さて肝心の味のことだが、調理されたものもあれば出来合のものもあるのだろうがファミレスよりは美味い。自慢の羽釜ごはんは上林の美味しいお米をいただいている身にとっては特段にと思うが、一般的にはおいしいものだろう。
 全般的にみんなは大手のバイキングなどと比較して評価するから見劣りがするようだが、わたしはそれなりに合格点をあげたい。ただ、顧客が満足してリピートしなければ企画としては失敗だ。コストの面では譲れないだろうから、システムの改善で満足度を上げる努力をすべきではないだろうか。

【今日のじょん】
嬉しいことだけど今年はダニが少ない感じ。まだまだ判らないけど、動物の通路には要注意だ。 

 
コゴミ採りもまたしておく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春グルメⅡ 4/15

2015-04-15 | 食・レシピ

2015.4.15(水)雨

 知らない間にコゴミが育っていたので慌てて食することにする。天ぷらにするというのでタラの芽、タケノコを採りに行く。タラの芽は丁度良い膨らみとなっているのだが高くてとれない。テレビではシュリンゲ(岩登りに使う細いロープ)で投げ縄をして枝を引っ張ると言っていたがそんなやわな枝ではない。どうせこの高さでは収穫不可能なので枝ごと切る。

脚立で登っても届かない
タケノコはどうかと竹藪に入るが見事にイノシシに食われている。探し回ってようやく今朝顔を出した一本を見つける。イノシシとの競争だ。

ようやく手にしたタケノコ
コゴミだってそうだ、若くておいしい芽はすでに鹿が食っていて、その食い残しをいただいていると言うわけだ。

ちょっと育ちすぎだがよく見ると、美味しそうなところは鹿に食われてる
 とにかく材料をそろえて天ぷらでいただく。小川さんが若狭の海でとったというワカメがあったので一部若竹にする。せっかくだから裏山から木の芽をとってくる。店で買うことなく、すべての食材が家の周りで揃うことが何となく嬉しい。

とにかく揃った材料で、、、、なんでお前が座ってんだよ?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨読 続・灰に謎あり 4/14

2015-04-14 | 雨読

2015.4.14(火)雨

 実は本書のメインテーマであるところの酒、食と灰の関係の記事は奥が深いが少々難しいところがある。化学式など苦手な方にはつらいかもしれない。ところが蛇足とも思われる後半部分には蘊蓄好きにはたまらない記事がある。死の灰で有名になった第五福竜丸事件もそうである。1954年ビキニ環礁で核実験がなされ、安全とされていた地域にいたマグロはえなわ漁船第五福竜丸が被爆した事件である。焼津の博物館に行ったときこの船のレプリカだろうか展示してあったのを憶えているが、写真ぐらい撮ってあるだろうと探ってみたが、なかった。当時(2006年)興味が薄かったのだろう。とにかく被爆の際、放射線を含んだ白い灰が降って「死の灰」とよばれたわけだ。わたしは核爆発がおこれば放射性物質が灰のように降り注ぐものとばかり思っていたがそうではなく、そのもとは珊瑚礁だったのである。つまり色は白とは限らないわけで、広島の場合は黒い雨だった。
 本書の最終ページは灰の付く地名で終わっている。もちろん地名の研究者ではないので羅列してあるだけだが、新潟県と京都府に多いと書かれている。新潟県に石灰岩のとれるところは多い、また京都府は石灰岩は少ないが需要は多いので産地となっているところが多いのではないだろうか。例えば大原野の出灰(いづりは)灰方であるが、これは明らかに石灰岩を産出、加工したものと思われる。加工というのは石灰岩を焼いてつくる石灰(いしばい)のことである。京都府のデータブックにも石灰岩礫岩として大原野が示されている。大原野の石作町、石見町なども関連地名だろう。

高島の資料館で見つけた炭問屋の免状、元は灰を扱っていたのでは。
 また、北山の灰屋、灰屋川などは澤潔氏は、「北山を歩く」の中で屋は谷のことで、木灰を生産出荷した谷ではないかと述べておられる。京都の紺灰座(こうばいざ)が室町時代には長坂口(現在の新町鞍馬口付近)にあったというから、北山は産地としての利があるのかもしれない。染色の盛んな京都では灰の需要も高かったようだ。

【今日のじょん】代わり映えしないので休みます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨読 灰に謎あり 4/13

2015-04-13 | 雨読

2015.4.13(日)雨

 前回紹介の「京都学ことはじめ」に森浩一氏と小泉武夫氏の対談が載っており、中に灰の話がかなり出ていた。実はそれ以前に買っていた本なんだが、そのままになっていたのを慌てて読んだ次第である。
「灰に謎あり」ー酒・食・灰の怪しい関係 小泉武夫著 NTT出版1998年7月第一刷発行 古書

表題は楽しそうだが中身は少々難しいところもあるぞ。
面白いもので、「京都学ことはじめ」を読み「灰に謎あり」を読み始めたら讀賣新聞の時代の証言者に小泉武夫氏が「発酵はおいしい」の連載を始め、その中で森浩一氏の話も出てくるというなんとも輪廻のごとくグルグルと話が連なっていくのだ。
 灰というのは現代人にはなじみの薄いものだが、少し以前の生活には必ず身近にあったものである。わたしども子どもの頃にはご飯を炊くにも、風呂を沸かすにも、こたつや火鉢など暖をとるにも灰は生成され、利用されていたものである。それがまあ見事に周囲から消え、桐灰、楠灰なんて死語になってきたのかな。灰が身近にあった昔の人々はそれをいろんな分野で有効に活かしてきた、保温、暖房、醸造、発酵食品、灰汁抜き、食品保存、染色、釉薬、医薬、肥料など枚挙にいとまが無い。
 そういった灰の利用法がこれでもかと言うほど出てきて、専門分野の発酵や酒造の分野ではかなり詳しい内容で書かれている。
 後半では火山の灰や死の灰なども出てきて、とにかく灰に関する百科事典の様相を呈している。
 最も面白かった記事はなんといっても灰屋紹益(はいやしょうえき)に関するもので、灰の取引で巨額の富を築いた元禄豪商の一人である。父の灰屋紹由(はいやじょうゆう)とともに歴史の教科書で見たような気がする。庶民の竈や囲炉裏から出る灰を買い集め、染物屋や焼物屋、和紙製造者などへ卸し財をなしたというから、灰の需要というのは相当なものであったと思われる。父子共に著名な文化人で、特に紹益は井原西鶴「好色一代男」の主人公世之介のモデルだという。
 六条三筋町(島原の前身)の名妓吉野太夫を正妻にし、太夫の死後その遺灰を少しずつ酒杯に入れ、すべて飲んでしまったというからいかにも灰屋らしい。つづく

【今日のじょん】先日散歩から帰ってきてご飯食べて、あれよあれよという間に左の目の下が腫れて、目が開かなくなった。やばいなあと思い心配していたんだが翌朝には何事も無かったかのように治っていた。アレルギーかな?いずれにしても次キャドックさんに行くので写真撮っとけばよかった。


 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西洋タンポポ絶滅作戦 4/12

2015-04-12 | 違いのわからん農学士

2015.4.12(日)晴れ

 今年は猪に掘られることなく、無事にチューリップが咲いた。ただ、球根堀上の際の世話がちゃんと出来ていないものだから年々貧相になってくる。それでもたまの晴天だから写真を撮る。ところがファインダーに映った昨年もやったのだけど失敗してしまった。原因は根こそぎやっつけないと根絶やしに出来ないだろうと掘りまくったこと。そのために芝生広場はあばただらけのクレーター状態になったわけだが、これが連続して出来るはずも無い。

 というわけで、今年は機械力を頼りに花を徹底的に刈る作戦とした。つまり花が綿毛になる前に刈り取ること、そのためには連日午前中の刈り取りが必要となる。刈り払い機もナイロンコードを利用して、花の予備軍をもやっつけてしまう。花を刈り取ってもその下に次の花が何個も準備を始めているのだ。これをコードで潰してしまう、スチールの刃では芝生も剥いでしまうのでコードがいいのだ。それにしてもエイリアンのように次から次から花が咲く、写真のように数日前にすっかり刈り取っても出てくるわけだ。

こうなりゃ根気比べだ、とりあえず目の前からあの黄色い花が見えなくなるまで刈り続けてやる。

【今日のじょん】タンポポが咲こうが咲くまいがじょんにはかんけーねえんだけど、これ10日の写真。タンポポの黄色は一個も見えないのだ。前日に刈り取ったばかりだもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あなしら上林-8 4/11

2015-04-11 | あなしら上林

2015.4.11(土)曇り あなしら上林-7は2015.3.10

 かんばやし里山新聞第7号(2015.4.18発行)が発行されたので「あなしら上林-8 二、生守山 その五」を公開する。

 あなしら上林  
二、生守山 その五
 岩田さんの説が信頼できるものか判断のしようがない。飯の山を結ぶそんな二等辺三角形が果たして出来るものか、国土地理院の地図を数枚買ってみた。しかし数枚の地図で線を引いてみたところで何の意味も無いし、実際に彼女が引いている地図があるのだからそれを確認すればいいわけだ。それよりも実際に飯の山に登ってみよう、その頂上は人工的に加工されているケースがあるという。生守山についても彼女は真っ先に「その頂上に人工的な形跡はないですか」と聞いておられた。
 飯の山については偶然なんだけど不思議なことがある。岩田さんに会ってすぐに四條畷市と城崎に行くことが決まっていたのだ。四條畷市には有名な飯盛山があり、城崎の向かいには飯谷(いいだに)というところがあると教えていただいた。四條畷市の飯盛山は河内平野に望む重要な山で、レイラインも沢山集まっているところである。ピークの手前の小ピークには人工かと思える岩塊となっているが、何とも解らない。位置的には淀川と旧大和川に挟まれた古代の重要な位置かと思える。市を横断する国道163号線に猪鼻橋(いのはなばし)という交差点を見つけてドキリとした。
(写真1 飯盛山(314m)手前のピーク、石垣は人造か?)

 飯谷は城崎温泉の向かい、円山川(まるやまがわ)をはさんだところにあるが、古い歴史のある民俗的に興味ある谷である。家族旅行のついでに、皆が温泉に浸かっている間に車を走らせて行っただけだが、多くの収穫があった。城崎温泉から城崎大橋を渡り、飯谷に向かうのだが、飯谷川の河口の小さな湾に沿って走りながらその地名に驚いた。そこは楽々浦というのである。普通にはなんと読むのか解らないだろうけど、これは「ささうら」とよむ。それは「鬼伝説の研究」(若尾五尾著)の冒頭に出てくる産鉄の地名である。ササは銅、砂鉄を表すというのである。
 次に飯谷にある韓国神社である。名のとおり朝鮮半島に由来するものかとも思われるが、延喜式神名帳には物部神社と書かれており、祭神物部眞鳥(まとり)が韓国連の姓を賜ったことに由来しているという。(写真2韓国神社)

 飯の山に関連がありそうという感触を得て、傍らの電柱を見たとき愕然とした。そこには「ハンダニ」と書かれているのだ。飯谷はイイダニではなくハンダニだったのだ。
地名の研究にとって読みは重要である。イイはイイの、ハンはハンの意味があるからだ。だからといって読みが違うから全く別物と言えないところが難しい。若狭の飯盛山(584m)はイイモリヤマだが、飯盛寺や飯盛はハンジョウとよむ。つまり現在のよみだけでその地を判断することは危険な場合が多い。つづく
                                                        上林たんけんたい(カフェじょんのび内)

【今日のじょん】春は来たんだけどこんなに天気の悪いのは始めて、まるで梅雨みたい。桜も雨に散ってしまった。
 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グルメ紀行’15・4  4/10

2015-04-10 | 食・レシピ

2015.4.10(金)雨

 特段グルメって訳じゃ無いけど、外で食べるときは少しでも安くて美味いところを探すのは人情である。先日は明治国際医療大学の学食にふられたが、今日まで新たなところで食事したところを紹介しよう。
 四條畷市中野本町 ナチュラルキッチン菜(さい)

 いつも行くところの薩摩料理 薩州屋さんがどういう訳か昼だけ臨時に休んでおられた。やむなくそこから歩いて3分ほどのキッチン菜さんにいく。ここは昨秋に見つけていた店なんだけど、昼時は女性のお客さんで一杯だったので今回が初めての訪問となった。
 地元の野菜をとりいれたメニューということで名のとおりオーガニックの店である。魚、卵、野菜のランチが手ごろな価格であったのでいただいた。ご飯は玄米だがうまく炊けておりおいしい。おしゃれな店内でヘルシーな食事というのは女性に人気のはずだ。ヘルシーなメニューなんだけど妙にすべてが塩辛くていけない。
かみさんは椅子とテーブルがマッチしていないという。そういえばテーブルが少し高いようだ。椅子も腰が痛いという。コーヒーはおまけという感じなのでいたしかたないが、まずい。ミルクを入れないと飲めなかった。かみさんは次は薩州屋にしようという。

 高浜町 レストラン源治
 国道を走っているといつも目に付くレストランだが、行くのは始めて、近くに所用があったので寄ってみる。面倒なので日替わり定食をたのんだが、メインは刺身だったので味をどうこうと言えない。しかも夕べは宴会で刺身は一杯食べたのでこの注文は失敗だった。かみさんはうどんと天ぷらのセットを食べていたが、天ぷらはじょうずに揚がって合格、うどんは金刀比羅うどんの方が出汁、麺ともおいしいという。
 しかし食べながらメニューを見ていると、限定10食の特別メニューがあり、「やがら」のわたし丼と福な~れ丼、共に972円が気になる。福な~れ丼はふぐを天然塩でいただく丼で、ふぐ汁もついておいしそう。次はこれを食べてから評価をしたい。


 あやべ温泉レストラン
 リニューアルされて量り売りビュッフェが始まった。1g2円というのが人気なのか連日盛況な様子である。落ち着くまで待っていようと未だ食していない。ところが食べてこられた方が帰りに寄られるので、いろいろ様子を聞いてみる。気になるのは値段、1g2円というのが如何なるものか見当もつかないのだが、ご飯をつけて1,000円程度というのが一般的らしい。よくあるバイキングなどが1,200円~2,000円なので、まずまずと言ったところか。値段の次は種類と味なんだがこればっかりは実際に食べてみなければ解らない。概して皆さん満足しておられるようだが、調理のプロの方の言では「味が一辺倒だな」ということだった。さてこれはどういうことだろう?

【今日のじょん】もう雨かんべんしてよ。今日も雨のためにおおいの芝生広場連れてってもらえなくなった。グスン


 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シーズン到来ドッグラン 4/9

2015-04-09 | イベント情報

2015.4.9(木)快晴

 雪こそ少なかったがとにかく雨の多い年である。今年になって快晴の日なんてどれだけあっただろう。それだけにこんな日は大変貴重な一日だ。幸い今日はCSさんが取材に来られるので、この天気は嬉しい。しかし木々は芽を吹き始めたばっかりで貧相だし、芝はまだ茶色いままだ。GWに間に合わす企画なのでまあいたしかたないか。シーズンを待ちかねたワンコたちがぼつぼつ来じょんし始めた。ところが連日の雨のためドッグランどの整備が追いつかない。雑草だけは雨を吸ってぐんぐん伸びている。すでに2回ばかり草刈りをしているが、根本的な草引きは出来ていない。デッキや支柱のペンキ塗りもしかりだ。冬の間に痛めつけられた木々の世話もしてあげたいし、じょんのび谷の枯れ芒の始末もしないと手をつけられなくなる。そんな中見切り発車でCS掲載用の写真を撮る。じょんもモデルで登場なので、できあがりをお楽しみに、、、。
 そんなとき畑中さんちのメル君(キャバリア、2歳半)があそびにきた。とってもフレンドリーでかわいいメル君なんだが、ジョンと相性が合わないみたい。誰とでも仲良く遊べていたのだが、この歳になって難しいケースが出るようになった。メル君には申し訳ないが、リードして離しておく。

 3月30日に来られた、ミク君3歳も紹介しておこう。

というわけで、今日はコードによる草刈りとネットの補修をする。ペンキも塗りたいのだがもう明日は荒天の予想である。トホホ

【作業日誌 4/9】ジャガイモ植え付け、これもカビが来て相当やばそう。全滅かもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする