晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

楽しい腰痛(61) 7/31

2016-07-31 | 健康

 2016.7.31(日)快晴

じょんのびメソッド応用編  腰痛は繰り返される(1)
 じょんのび歩行を数ヶ月続けて慢性の腰痛や神経痛が治ったとしてもそれは腰痛が出にくくなったということで、腰痛は必ず繰り返されるのである。そのことを詳しく説明しようと原稿を準備したところで待ちに待った(?)腰痛が再発した。
 筋肉に急激な刺激(重いものを持つなど)や軽くても持続的な刺激(座り仕事や運転など)を与えると筋肉が拘縮して痛みを発生する。この腰痛の原因を考えると、いくら筋肉を柔らかくしても強くしても腰痛は起こりえる。それは100Kgのバーベルを上げるとか北海道から九州まで運転するとか凄いことでなくても極日常的な動作や姿勢で起こるのだ。今回のわたしの腰痛(腰痛の前段階)も両脚の静的ストレッチで起きたものである。
 問題は腰痛が起きたときの対処である。じょんのびメソッドの効果は「腰痛になりにくい身体を作る、それでも腰痛になったらすぐに治せる」ということだ。このことを自らの身体で証明したかったのだが、慢性の腰痛が治ってから3ヶ月、新たな腰痛は出てこない。少し違和感を感じる程度なら3回起きたが、すぐに治ってしまった。今回違和感以上の異変を感じたのは7月28日(木)の夜である。静的ストレッチは筋肉を緩めようとして逆に緊張してしまう危険性がある。29日の朝になっても同様に痛い。その痛みは1.0、これはわたし自身の規準だから他人には分からないが、生活にも動作にも影響なく痛みがあるなあと感じる程度のものである。地震で言えば震度1ぐらいか。
 一刻も早く歩いて治す実験をしたいのだが、何かと忙しく夕刻5時過ぎになってようやく歩き出す。
・痛い部分を常に観察しておく。
・筋ポンプ作用を意識して歩く。
・脳からセロトニンが分泌していることを意識する。
・痛みに合わせて歩行の強度を加減する。
 ところが10分余り歩いたところでポツリと雨がかかる。見れば奥の方は空が真っ黒だ。同時に土用干しをしている梅干しのことを思いだす。

今年は最高のでき、これを雨に濡らしたら大変。
えらいこっちゃ、降り出す前に帰らねば、、、、イライラカリカリ大急ぎで帰る。これでは治療にならない、最も大切な精神状態が最悪だ。ストレスが多くてセロトニンの分泌はストップ、交感神経が亢進して拘縮は益々すすむ状況だ。幸い痛みが増すことはなかったが、現状維持ってところか。つづく

【今日のじょん】何を見ているのでしょうか?

獣は山に登る習性があるみたいで、てっぺんに糞してるのだ。

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夏の行事案内 7/29

2016-07-29 | 文化に触れよう

2016.7.29(金)晴れ

 いよいよ夏到来の様相となってきた。今日は健康診断の日だったのだが、かみさんの様子がおかしい。頭痛、ふらつき、だるさ、それに血圧も妙に低い。これって脱水症状じゃないの?家に帰ってゆっくり休んだら回復したみたいだけど、こんな暑い日に飲まず食わずで検診に行くのはいかがなものかと思う。「コーヒーやドリンクでなければいいんですよ」と言われたが、文書には「朝の飲食は避けること」とはっきり書いてある。病弱の方、高齢者も受診するわけだから、もう少し親切に書いてほしい。
 弱者にはつらいのだが、やはり夏は文化イベント、スポーツイベントが目白押しである。わたしが参加予定、じょんのびで宣伝しているイベントを一挙公開してみたい。

1.ダリ版画展 9月4日まで 京都文化博物館(三条高倉) 一般1,200円 わたしも行きますぞ。

2.温井 進写真展 ブナ林 夢散歩 
  ポルタギャラリー(京都駅前地下街) 華 8月23日(火)~28日(日)11:00~19:00(最終日は17:00まで)
  購入もできるそう。

ダリ展は市立美術館でも開催中。
3.2016里山サイクリングin綾部 9月22日(祝) 会場:綾部市睦寄町 二王公園
  水源の里・周遊コース(60Km)2,000円
  水源の里・市志コース(25Km)1,500円
  コース案内、申込書じょんのびに有り、わたしも参加するぞ!

4.SEA TO SUMMIT 由良川 大江山 10月1・2日
  KAYAK 5Km BIKE 36 Km HIKE 7Km 参加費 10,500円他
  詳しい内容、申し込み方法はじょんのびに有り。


【今日のじょん】隣の家の改築が気になるみたい、おとーが気になるのは請け負った草刈りの進捗具合。あーしたいこーしたいと夢は膨らむのだが、体がついてこん。

  

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ダリ展に行く 7/26

2016-07-26 | 文化に触れよう

2016.7.26(火)雨

 奇想全開 ダリ展に行く。プーさんとかねてから約束していた京都市美術館のダリ展に雨をおして行く。雨が幸いしてか入場者が少なくスムーズに観ることができた。どういうわけかシュールレアリズムというのは大好きで実に堪能した次第である。
 入館するとすぐに面白い部屋がある。撮影禁止の美術館で唯一写真撮影OKの部屋があるのだ。一人ずつ入室して写真を撮る、これから行く人はカメラを忘れずに、、、。

入館して、こんな部屋があるぞ、こーなるわけ。
 さて展示の方は絵画だけでなく、オブジェやジュエリーなど百数十点に及び、さすがに疲れてくる。後ろにいた女性の会話に「美術展って体力いるのよね」というのがあって、にんまりする。誰もが知っている有名な絵もいくつかあるのだが、わたしが選ぶ今日の一枚は18 水の中の裸体でお土産品の中にもなかった。お土産品と言えば実にミーハーな感じがするのだが、これって結構楽しいのである。1ダラーならぬ1ダリーでガラポンができたり、例の柔らかい時計の本物が売ってあったりして実に楽しい。値段が高いのは気にくわないが、ちょっとしたものをいつも買っている。

こんなの買ってきました。
 京都市美術館のコレクション展「京都・美の系譜」も併設展示しており、著名な絵画や屏風絵、書、陶器など実に豪華な展示だったのだが、とりわけ今回重要文化財に指定された竹内栖鳳の「絵になる最初」を下絵とともに観ることができ、目の保養をさせてもらった。
 ダリ展は9月4日まであるので是非おすすめだが、平安博物館(三条高倉)ではダリ版画展が開催されている。招待券を入手したので8月の文触れで紹介しよう。

 

 

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楽しい腰痛(60) 7/25

2016-07-25 | 健康

2016.7.25(月)曇り

 なぜ歩くとストレスが解消され、気分爽快になるのだろうか。長尾和宏氏の「病気の9割は歩くだけで治る」の中に「歩くとセロトニン、ノルアドレナリンが分泌される」と書いてある。如何なる仕組みでそうなるのかを知りたいのだが、そこまでは書いてない。ここで心因性腰痛の構図を思いだして欲しい。ストレスや痛みの恐怖でセロトニンやノルアドレナリンの分泌が抑えられていたことを。つまり、歩く→セロトニンの分泌なのではなくて、歩く→ストレスの解消→セロトニンの分泌なのではないだろうか。セロトニンの分泌はストレス解消の原因でもあり、結果でもあるのだろう。

 いずれにしてもウオーキングが心因性の腰痛に対する認知行動療法の最適のプログラムであることが理解できるだろう。
 現代人にストレスによる病気が増加していることはストレスの質が変わってきていることも言われている。原始時代の人間なら、食物を得るためにどう猛な獣と戦うストレスがあるだろうが、それは戦いが終わればお終いで、一時的なものである。ところが現代の企業でのストレスは仕事が終わって家に帰っても、寝ても覚めても解放されないものがある。しかし人間はストレスを解消し病気から逃れる術を進化の過程で身につけているはずである。細菌などの外敵に対しては免疫機能などが発達しているように、ストレスに対抗する機能も人類の行動の中から進化しているはずだ。それは太陽の下で歩くことではないだろうか。それはこれまでの人類の行動で一番時間の長いものだからである。そういう生活さえしていれば、ストレスは常に解消され、病気になることもないのだが、残念ながら現代人は日に当たることなく座っている時間がとてつもなく多くなったのである。つづく

【今日のじょん】写真のように芝がよく育つとうんPがしにくいようである。仕入れの都合で三色弁当の芝張りとなったが、雑草の生え方にずいぶん差が出てきた。


全然雑草の生えない九州の野芝(右)野芝と高麗の混植、高麗一色は草ボウボウ。よく見ると野芝のところは雑草が生えていない。今後の参考としたいが値段が3倍はするので考え物。

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楽しい腰痛(59) 7/24

2016-07-24 | 健康

2016.7.24(日)
 以前から歩いているときは考え事をしている。DIYの設計や研究している地名や民俗学的なこと、発明や腰痛の原因、治療法などよく考えながら歩いているのだが、実にすばらしいアイデアがわき出てくるのだ。松尾芭蕉も種田山頭火も歩いているときに多くの句が生まれたのではないかと思っている。2月頃からデュークズウオークを取り入れ、正しい歩き方を追求し始めた。この頃からムシャクシャしたときイライラしたときなどに歩くとそれらが解消され楽しく前向きな考え方に変わることに気づきはじめた。そして義務的に歩いていたのが楽しく歩けるようになり、歩きたいという気持ちが常にあるようになってきた。歩いていると嫌な思いが吹き飛んで、ポジティブな考えになり、良いアイデアがわくので最高である。
 現在はストレスによる病気が社会問題化し、企業などでもストレスチェックなどの対策が義務化され、ストレスの軽減が急務となっている。先日、企業や学校などで行われているストレス解消の方法「マインドフルネス」がテレビで紹介されていた。これは一種の瞑想で未来や過去のことを考えずに、現在の呼吸をしている自分のことだけに集中するのである。これはまさに禅そのものである。何も考えずにただ座る、只管打坐(しかんたざ)の爽快感、充実感は禅の経験のある者にはすぐに理解できるだろう。禅の中には歩く禅というのもある。これは実にゆっくりだが体を動かしながら、同様の境地に至るものである。
 ウオーキングもこのマインドフルネスにつながるものではないかと考えている。いろんな事を考えて歩いているということと矛盾するではないかと言われそうだが、楽しいことを考えて歩くことと、現在の(歩いている)自分だけに集中していることは精神的には同様の効果があると思っている。
 結論的に歩くことはマインドフルネスと同様の効果が得られるということである。歩くことでストレスの軽減、ストレスの解消ができるのである。つづく

ウオーキングにはつらい季節となってきた。帽子、水、岩塩は熱中症予防の三種の神器。もちろん腰紐バンドも忘れずに、、。

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楽しい腰痛(58) 7/12

2016-07-22 | 健康

2016.7.22(金)曇り

 ウオーキングを始めたきっかけは、「腰痛をこころで治す」(谷川浩隆著)に腰痛治療の運動療法の一つとして「外に出て歩く」というのがあったからだ。
①外に出て歩く。
②背筋を伸ばして腰をそらす。意識をして歩くことが肝心。
③早足で手を大きく振って、心臓がどきどきして汗をかく程度に20分、休まないこと。距離は2Kmがめやす。
④1日1~2回。
 じょんのび歩行とはやや違うけれど、まあこれがスタートであった。他にも腹筋背筋などの体操もあるのだが、それらはトレーニングになれているわたしでもきつくてやり遂げることができず、腰痛は逆にひどくなってきたので、できたのはこのウオーキングだけだった。
とにかく谷川先生の治療法を実践しようとウオーキングは完璧に、他の運動は1/2、1/3に減らして始めたのが昨年の12月25日である。脳の仕業の腰痛を治療する認知行動療法の一環としての運動である。そのうちにサーノ博士の「腰痛は怒りだ」を読み、歩く際に「脳のインチキ騙されへんぞ」と唱えながら歩いた。しかし腰痛は一向に改善されず、昨年末からは座骨神経痛も慢性化し、寝ている間と朝方は下腿上腿臀部に痛みが常駐するようになった。靴下をはくたびに、車に乗るたびに痛む神経痛になんとも絶望的な感覚になるんだが、逆に何とかしてやろうという意欲もわいてくるのだ。そんなときEテレでうつとそううつの患者さんとドクターがシンポジウムをやっている番組を見た。実に様々な治療法があるのだが、共通しているのにウオーキング、散歩がある。ウオーキングが肉体的な分野だけでなく、精神的な分野に効果があることの証左である。つづく

 

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楽しい腰痛(57) 7/19

2016-07-19 | 健康

2016.7.19(火)晴れ なぜ正しい歩き方を意識しなければならないのか?
 土用の丑の日にはとても食べられないので、早めに鰻を食す。平賀源内が知り合いのうなぎ屋のために「土用の丑の日」書いて張り出したということだが、それ以前に夏の養生のために鰻を食すという事があったのだろうと想像する。庶民としてはそういったきっかけでも無い限り贅沢な食事はできない。綾部に鰻専門店があるのかもしれないが、聞かないので京丹波町の「うな良」さんに行く。鰻重とだし巻きのセットをいただくが、本来なら鰻の焼けるのを待ちながら冷や酒でちびりちびりやるのが常道なんだろうけど、運転手ではそうもいかない。ノンアルコールビールが普及したのがずいぶん助かる。まあこれでこの夏も乗り切れるかとプラセボ効果に期待する。

 さて本題に戻って、じょんのび歩行をする際になぜ正しい歩き方を意識してしなければならないかということを考えてみよう。じょんのび歩行は人類の二足歩行の基本形である。この歩き方をすることによって筋ポンプ作用が働き、正しい姿勢が保たれ、筋肉の拘縮を取り、筋肉を鍛えるのである。残念なことに放っておけばそのような歩き方をするというものではない。脳による意識がないと正しい歩き方ができないのだ。「なんだ人間って不完全だなあ」と思われるかもしれないが、実はそのことが霊長類としての人間たるゆえんなのだ。つまり人間の手足を始め、身体の動作というのは他の動物のように特化されていないのだ。一つの動作を本能的にこなすのではなく、脳を通してマルチな動作ができるということだ。人間の手は食べ物を取って口に運ぶというだけでなく、道具もつくりだし、楽器も演奏し、絵を描いたり球技をしたりまあとにかくあらゆることが出来るわけだけど、そのすべては脳による指令があってのことだ。人類だけが巨大な脳を持つこととなった訳はそこにある。人間は魚のように水の中を泳げない、鳥のように空を飛ぶことはできない、チーターのように速く走ることはできない。しかし船でどこまでも行けるし、飛行機で空も飛べる、自動車や電車で早く遠くどこへでも行ける、これは自然から与えられたものではなく自らの脳で考え作り出したものである。
 正しい歩き方といってもあとから理屈に合った歩き方をそう言っているだけで、生まれもって備わったものではない。だからこそ常に意識して歩き、やがては無意識に出来るようになるわけだ。
 次にじょんのび歩行が身体的好影響を及ぼすのみでなく、脳の作用にも、心理的にも好影響を及ぼすことについて述べてみたい。つづく

【今日のじょん】じょんは何を見ているのでしょうか?


隣のうちのかわら屋さんの作業でした。

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雨読 古地震を探る 

2016-07-17 | 文化に触れよう

2016.7.17(日)曇り
 「古地震を探る」太田陽子・島崎邦彦編 古今書院1995年7月初版 京都市中央図書館借本 
  1993年に日本地震学会他の共催で「古地震を探る」というシンポジウムが本学術会議講堂で行われ、その内容を出版されたものである。学術的な内容であり、分野によってはわたしには理解のできないものもあり、そういう所は飛ばして読み進んだ。多岐にわたる内容なので大変時間がかかったが、気になる部分だけ参考に記しておこう。
・先に紹介した「地震なまず」の武者金吉氏が地震史料のオーソリティであること。
・液状化の痕跡がずいぶん古く迄発見され、詳しく分析されている。
・島原大変肥後迷惑(1792.5.21)の詳しい実態が分かった。 2007年熊本、島原を訪れ、普賢岳の爆発の痕跡に驚いたが、その際に島原大変肥後迷惑(島原半島では噴火による地震で眉山が崩壊し、その土砂による津波が熊本を襲い、大きな被害を出したもの)のことを知った。今年の熊本の震災といい中央構造線に沿った活断層の危険性を思い知らされた。
・琵琶湖の地震史を見て塩津の津波が現実のものであったことがわかった。
・大宝元年丹波の地震(701年)
 上林の地震の歴史を繰っているところでこの記事も参考になった。

地震予知や地震学に地震の歴史が取り入れられるようになったのは最近のことである。2011年5月7の新聞記事に載っていた中世の津波については、高浜町で見つかった津波跡(2015.5)と同一と考えられる。このことについては後日記事にしたいと思っている。

 というところだが、もう少し地震について理解が進んだところで再度読んでみたいものだ。
【今日のじょん】いつになくうんPしたら飛んで帰ってきた。よく見ると長~い草がおしりからぶら下がっている。これってそっと取ってやらないとあかんのやて。

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楽しい腰痛(56)7/15 

2016-07-15 | 健康

2016.7.15(金)雨 

「病気の9割は歩くだけで治る!」という何ともふざけたタイトルの本である。新聞に大々的に宣伝されており、興味は引いていたがこのミーハーなタイトルのせいで読む気はしなかった。ところがある本を探しているときにふとこの本が積んであるのを見つけて、ちょっと中身を見てみようと思った。ぱっと開けたところに腕の振り方についての記事があった。しかもデューク更家さんの腕の振り方について書いてあるのだ。 新刊書で言い値がするんだが思わず買ってしまった。

「腕を後ろに引くよりも、肘を後ろに引くの方がイメージしやすいかもしれません。」「肘を引くことがなぜ大事なのかというと、肘を後ろに引くと肩甲骨が動くからです。つまり動かしたいのは実は腕ではなく、肩甲骨なのです。」
 これでデュークズウオークの腕振りの意味が理解できた。つまりわたしはウオーキングを腰痛改善のためだけに考えていたのだが、実は健康のためにあらゆる効能があることを知ったわけである。 
 肩甲骨には多くの筋肉が集まっている、これらの筋肉が拘縮すると背中の痛みや肩こりを起こすことは容易に推察できる。背中の筋肉が拘縮すると腰痛の原因となることも考えられる。腕の振り方でこれらの筋肉を緩め、鍛えられたらウオーキングの効果はより増してくる。
 ところが実際にこの腕の振りをするとどうもしっくりこないのだ。わたしの背中が凝り固まっているのだろうか。だいたい日本人の肩甲骨は西洋人などに比べて堅いと言われている。大きく振るとバランスが崩れる、気がつけば肩に力が入っている。と言うわけで、この腕の振り方はわたしにとって発展途上の方法である。だからガイドには簡単に記している、いつか自信もってできるようになればもう少しはっきりと書くようにする予定である。

【今日のじょん】
 なんべんも梅雨明けやな~といいながらここに及んで本格的な梅雨空になってきた。気象庁もよくぞ梅雨明け宣言を我慢したなあと感心する。かつて混迷党が民死党政権に連立しないで我慢したのとよく似ている。雨でメーワクなのがじょんである。うんP、おしっこはしたいのだが雨は大嫌い。

おしっこ、うんPも近場で済ますワケ

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楽しい腰痛(55) 7/14

2016-07-14 | 健康

2916.7.14(木)雨

 7月4日に発表したじょんのび歩行ガイドを見て気づかれた方もあろうかと思うが、実は腕の振り方の部分が代わっている。当初は方に力が入らないように、上下動をなくして振ると言うような内容だったのだが今回は「腕は肘が体の前に出ないようにふる、時々肩に意識をし、力が入っていれば抜くようにする。」となっている。本来は書き換える必要があるのだが、この項目だけで面倒なので訂正してしまった。
 じょんのび歩行は異本的にデューク更家氏の歩き方を踏襲している。といってもそのままをコピーしているわけではなく、医学的、運動生理学的、進化の過程などに根拠のみつかる方法を採用しているのである。これらの文献で「この歩き方はこういう根拠があるんだ」と見つけたときは大発見をしたような気になる。デューク更家氏も相当勉強された事だと思う。例えばかかと着地、親指の下で踏み出すというのは筋ポンプ作用の効果的な歩き方で、人類の進化の中で生み出されたものとされている。

じょんのび歩行の起源はデュークズウオークである。歩行ガイドも完成。
 腕の振り方については「手はあまり振りません。肘も曲げないし、手はグーも握りません。腕を後ろに引くだけ。」と更家氏は書いておられる。根拠は「腕を中心線より前に出すと前屈みになり重心が身体のセンターに落ちない」「腕を後ろに引くと、背中にある褐色脂肪細胞が活性化され、体の後側部の筋肉を刺激する。」とある。前者は理解できるのだが、後者は何のことかわからない。それに実際この腕の振りをしてみるとどうもしっくりこないのだ。そんなわけで差し障りのない言葉で当初のガイドを書いていたのだが、ある書店で立ち読みをした本にこの件について書かれていた。つづく

【今日のじょん】明けそうで明けない梅雨、雨嫌いのじょんのこの情けない顔、、、

でも帰ってきたら気持ちよさソーにzu~zu~

 

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楽しい腰痛(54) 7/13

2016-07-13 | 健康

2016.7.13(水)雨 楽しい腰痛(53)は2017.7.10
 じょんのび歩行解説編-3

 ③筋肉を緩めながら鍛えるというのは矛盾した行為であり、理解しにくいことだけど重要なことである。じょんのび歩行の解説というよりその運用という感がするので、ここでは歩行に関する部分だけを記しておきたい。
 正しい歩行は筋肉を緩め(拘縮をとる)痛みを緩和する効果と筋肉を鍛えて筋肉の能力を高める効果がある。筋肉を鍛える歩行となるとその強度によっては疲労物質をため筋肉の拘縮を起こして痛みや故障の原因となることがある。その境目は人によって千差万別であり一概に言えるものではない。だからこそ1日1,000歩とか1日何分、何Kmウオークとか決められないのである。自分の身体と対話しながら歩いていると数ヶ月もするとその境目がわかるようになる。それまでは少しでも痛みや違和感を感じたら歩みをゆっくりとする。それでも痛みが続くなら思い切って休む、その事が大切なのだ。
 毎日続けるのは望ましいことだが、仕事が忙しいときや雨の時、気分が乗らない日には時間を短くするとか休んでしまえばそれでいい。そしてその事をくよくよしないことである。じょんのび歩行を続けているとイライラしたときや落ち込んでいるときに歩きたい気分になる。これは脳内ホルモンの作用になるもので大変さわやかな、すっきりした気分を味わえるものである。無理をしない、自分を追い込まない、これが肝心である。つづく

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雨読 「地震なまず」 7/11

2016-07-11 | 雨読

2016.7.11(月)曇り

 「地震なまず」武者金吉著 1995年12月第1刷発行 明石書店 府立図書館借本
 なんとも奇妙なタイトルなのだが、他の本で「地震はなまずが地中で動くとされていたが、その昔はなまずではなく地震の虫とされていた」という文を読んで、これは読んでみたいと思ったのである。鎌倉時代の暦に地震虫が載っているという。見ると地図の周囲をウロコのある虫が取り囲んでいて、その顔はどうも龍のような感じである。地震なまずが登場するのが17世紀、この500年の間にどうして地震虫が地震なまずになったかまったく見当が付かないと著者は書いている。

鎌倉時代には地震はなまずではなく地震虫だった。  

 なまずに限らず地震と動物たちの異常行動、地震や津波の際の怪光、発光など、地震を予知する人の話、古語に地震を表す言葉がないなどおもしろい話が満載である。ところが本書は1957年に発行されたものを再版したものであり、当時は地震についての研究は今日とは雲泥の差があり、機器にしても理論にしても初歩的なものばかりで相当のご苦労があったことがうかがえる。しかし著者が偏見や迷信のなかで、実に科学的に物事を見ようとしていることがわかる一冊である。また著者は日本の歴史的な地震のオーソリティで「増訂大日本地震史料」全4巻を著しておられ機会があれば読んでみたいと思う。
 「東京と大地震」というタイトルの一文があるが、東京に大地震の起こる可能性について、警鐘を鳴らしている。特に東京に住む住民に対してのものだが、今日のように政権の中枢が集中していることを考えるとこれは国民全体の問題であると思う。省庁の地方分散が言われた際に官僚の反発に驚いている。東京を離れることに都落ち、左遷の感があるようだ。国民のことを考えれば、そんな思考には陥らないと思うのだが、、、。電車が止まった、雪が降った、水不足だなどと大騒ぎするくせに、もっと致命的な災害に対してあまりにも無頓着ではないだろうか。限界を超えて集中し、競って高層化している景色を見ているとバベルの塔の愚かしさを垣間見てしまう。

【作業日誌】芝生広場、ドッグランど草刈り、チエンソースターター修理

古い刈り払い機のスターターの紐を再利用する。

【今日のじょん】何をしてるのでしょうか?

暑さのかげんでボーっとしておるのデス、はよ来んかい

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楽しい腰痛(53) 7/10

2016-07-10 | 健康

2016.7.10 じょんのび歩行解説編-2
 正しい歩き方とは①筋ポンプ作用が十分に働くこと。②骨盤が前傾し、脊椎のS字状カーブが保たれること。③筋肉が緩められながら鍛えられること。そういう歩きである。具体的には以下のとおりとなる。
 ①筋ポンプ作用とは重力に逆らって静脈血を逆支弁と協力して心臓まで送り届ける筋肉、特にふくろはぎの作用である。動脈は心臓がポンプとなるが、静脈は筋肉が心臓の役目をするのである。実はこの作用は歩行と大きく関係していて、歩行なくして筋ポンプ作用は起こらないといって良い。かかと着地、土踏まずの周囲を加重、親指のつけ根辺りで蹴り出すという動作をすると足裏のアーチが伸び縮みし、脛の筋肉に連動して筋ポンプ作用を促すのである。
 この筋ポンプ作用が血行を促し腰痛の改善に効果を現すのである。もちろん下肢のむくみやエコノミー症候群などにも効果がある。

静脈還流は弾性ストッキングや水中歩行などの圧力でも起こる。二足歩行による筋ポンプ作用が最も効果が大きい。
 ②骨盤の前傾というのはわかりにくい概念だが、以前に話題にしたことのある、ケニアのご婦人の場合を思い起こして欲しい。ケニアでは腰痛が無いという極端な話であるが、その理由は骨盤の角度にあると言われている。畑仕事でも洗濯でも腰が直角に曲がっていて、長時間の同一姿勢でも筋肉が疲労しないのだ。日本人の場合同じ作業をさせると、背骨がアーチ状に曲り、すぐに疲れてしまう。 

 この姿勢で直立をすると前者の脊椎はS字状カーブを描き、後者は前屈のアーチ状となるのである。その場合頭の重さにより重心は前方に移りそれを支えるため背中側の筋肉は常に緊張状態となる。これが拘縮となって腰痛になるわけである。S字状カーブの場合は脳の重さを骨格の方向(体幹と言ってもいい)で捕らえるので周囲の筋肉の負担は最小限で済む。

わかりやすい図にしてみた、多分こういう感じなのだろう。
 では骨盤を前傾させ、S字状カーブの脊椎を保つというのはどのような状態か?腰痛専門のドクターがおっしゃっていたのが「張り胸、プリけつ」である。お尻がぷりっと出ていて、胸を張り、あごを引いて30m程前方を見る、この歩き方が正しい歩き方なのである。
 骨盤を前傾させるための体操もあって、試してみたのだがどうも実感が無い。そうしているうちに健康雑誌に腰紐健康法というのが載っていた。試してみたら簡単にこの理想的な姿勢がとれるのだ。腰紐をしっかりしたバンドに替え、バックルで着脱や調節を簡単にしたものが歩行用に最適なものであることが分かった。2mのバックル式荷締めバンドはホームセンターなどで600円ぐらいで手に入る。これで骨盤の前傾とS字状カーブはできるので、あとはあごを引いて目線を30m程度に為れば良いだけである。

つづく
【今日のじょん】何を見ているのでしょうか?

堤防のススキの間にちょっとした違和感がある。ヌートリアだかイタチだかタヌキだかの通り道なのだ。なんか臭いがしてんだろうなあ。

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楽しい腰痛(52) 7/8

2016-07-08 | 健康

2016.7.8(金)雨 楽しい腰痛(51)は2016.7.4
じょんのび歩行 解説編-1
(1)正しい歩行とは
 歩行を勧める説の多くに1日1万歩というのをよく聞く。どうやら消費カロリーの計算をしてダイエットのためにはこれだけ歩くというものらしい。1万歩というきりの良さも手伝って定着しているようだが、最近では「1万歩は駄目、8千歩にしなさい」なんて説も出てきている。わたしはどちらもナンセンスと思う。たとえダイエットのためだとしても歩数でどうこうするのはいかがなものか。人は体のつくりもメタボの度合いも食生活も体格も体力も千差万別なのだから、何歩歩けば効果があるというようなことは決められない。1日何歩歩かなければと決めたばかりに歩行の効果が得られないばかりか、体を壊してしまうことだってあり得るのだ。

綾部市では万歩計を貸してくれる。わたしの30分歩は3,700歩である。
 それではじょんのび歩行では20分だの30分だの書いているじゃないかと言われそうだが、これはあくまで目安として書いただけで、それ以外に何の意味も無いのである。つまり本当のところは何分でも何歩でもいい自分が気持ちよく歩ける時間と歩数でいいのだ。要は正しい歩き方をすることが重要で、正しい歩き方さえすれば5分でも千歩でも効果はあろうと言うことである。逆に正しくない歩き方をすればたとえ何万歩歩いたところで、それは故障の原因にしかならないと言うことである。  それでは正しい歩き方とはいかなるものだろう。つづく

【今日のじょん】いつものようにプールに行こうと思ったら、雨模様で涼しそうだ。いつもならお留守番なんだが、こんな日ぐらいはつれていってやろーと情けをかけてしまった。喜んでいるじょんを車に置いて食事を済ます。車に帰ると、ちょっと暑いんじゃないの?水泳だと二時間はこの状態で過ごすわけだ。てなわけで水泳は中止、芝生広場で遊んで終わりということになった。やっぱ夏の間は車中待機は無理みたい。情けはじょんのためならず、、、、

てなわけで久々の芝生広場を楽しんだのだ。

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夏来たりなば 7/7

2016-07-07 | 健康

2016.7.7(木)晴れ

 当方梅雨明け宣言はなされないのだが、しっかり夏が来てしまった。といっても田舎のこととて猛暑日にもならずたいしたこともないのだが、慣れというのは怖ろしいものでそれなりに暑さを感じ弱っている。先日京都に行ったときには「よくこんなところで暮らしていたな-」と思うぐらい暑かった。北海道の人が暑がるのと同じで、暑さ寒さは絶対温度でははかれないものがある。
 先日「じょんのび歩行マニュアル」を公開したが、これから始める方にとっては最悪の時期のようだ。暑さの中を嫌々やっても効果が得られないので、朝夕に歩くか室内で工夫するなどしていただきたい。さて、わたしはというといかに快適に過ごすかという工夫を重ねている。
 じょんのび歩行については早朝に歩くことは不可能なので、10時頃スタートになっているがこの頃はもう太陽ぎらぎらで暑いことこの上ない。汗をかくことを覚悟でというより汗を楽しむという感覚で歩いている。そのためズボンは麻混のぺらぺらズボン、上衣は面のポロシャツ、そして麦わら帽子が最適。メッシュのキャップをかぶるときもあるが、その際は首筋を日光から守るため日よけを買ってきた。本当はタオルかガーゼでいいんだけど、なんとなくおしゃれに振る舞いたいとミズノの製品を買ったわけ。

 そして例年言っているのだけど、運動や作業のあとのシャワーこそ夏の醍醐味である。クールタイプのボディウオッシュやシャンプー、シャワー後のパウダーなどにはずいぶん気を遣っている。
 特に最高の製品であったニチバンのブルーキックが廃番になってその代替え品がない。いろんなパウダーを使っているのだが、それに変わるものは出てこない。ボディシャンプーもシーブリーズのスーパークールの詰め替えを買ってきたのだがどうも使用感がいまいち。シャンプーもサクセスのエクストラクールの名に惹かれて買ってしまったが、やはりトニックシャンプーのほうが刺激があったなあと思っている。てなわけで入浴グッズには懲りにこってるのだが、満足する製品には巡り会えない。

後ろの列は使用済みの商品、ブルーキックは絶品だった。
 今年は猛暑が予想されている、よしず、うちわ、扇子、サンダル、花火、行水、氷など昔ながらのアイテムで暑さをたのしもうではないデスカ。

【今日のじょん】何を見てるのでしょうか?鹿って斜面があればよじ登る習性があるみたい。資材置き場の真砂土の山に残された足跡。

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