晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

オランダの青年 12/20

2006-12-27 | 旅行記

 2006.12.20(水)晴れ        
 7:30 起床   
 9:50 浜田部長宅発~R169~県道754号線~R24~木津川自転車道~
15:50 京都市着(久世橋)
 
 浜田部長は私たちが入社したころリーダー的存在で10月10日に話題とした北陸トンネル事故列車遅刻事件の本人である。強運の持ち主というのもさることながらやさしい人柄で、角館の樺細工の茶筒の話をしていたら、出張の際に買ってきていただいたことがある。勿論今日まで大切に使っている。お酒は昔から豪快で、ビール、日本酒、焼酎としこたま頂いた。旅の話や昔の話、酔っぱらってかつての同僚や先輩後輩に電話をしまくって楽しく過ごさせていただいた。朝は出勤される部長を見送り、ゆっくり準備をして出発する。Img_2341

仲良し浜田夫妻

 国道169号線は天理市から奈良市まで東側の歩道が自転車でも走りやすい段差の無い歩道となっていると厚ちゃんに教えてもらう。この歩道はまさにコロンブスの卵で、今までの歩道がなぜ土盛りしてあるのか不思議である。自転車ばかりでなく、車いすやお年寄りの歩行など絶対この方が通行しやすい。歩道の造成費も安つきそうで良いと思う。Img_2343

優れものの歩道

 道はそのまま奈良の中心街に入り、奈良ホテル、荒池、興福寺、県庁などを横目に見ながら北上する。木津に向かう県道に入るつもりが一本西の道に入り、立派な煉瓦造りの建物に出くわす。近寄ってみると少年刑務所だ。西の国道24号線に抜ける道を探して周囲を回るがそれらしい道はない。それにしても大きな刑務所だ、静まりかえった所内に多くの若者が生活しているのかと思うと複雑な気持ちになる。東に進み般若寺に出ると木津への県道が見つかった。
 京都に帰ってきたという実感を感じながら木津の町内を巡る。泉大橋で木津川自転車道を探す。自転車道入口の道標はあるのだが、上流に向かってあるものと思いこんでいたのであちこち探し回る。ロードレーサーの男性に出逢い自転車道を聞く、やはり最初の道標のところであった。自転車道の入口で記念撮影、最後の走りを楽しむこととする。
 この自転車道は木津から嵐山まで45Kmで木津川、桂川に沿って走っている。単純に堤防上を走るだけでなく、河川敷内や支流の堤防などを巡り変化に富んでいる。道標や休憩所もしっかり設置されており路面や周りの雑草の管理などもよくできている。利用者も子供達のサイクリングからロードレーサーのトレーニングまで多く利用されており、関西では有数のサイクリングロードである。映画の撮影で有名な八幡の流れ橋で休憩し、5ヶ月に及ぶ自転車旅の一日一日を思い出しながら走って行く。Img_2349 Img_2357

自転車道入口と出逢った望月さん
右は上津屋橋(流れ橋)

三川合流のあたりで後ろから声を掛けられ、振り返るとツーリングの外国の青年だ。ツーリングの人にあうのは北海道10月4日以来であるから感激である。
 Eelco Weijmans というオランダの青年はオランダを出て15ヶ月、世界一周をしている凄い青年だ。自転車道なので併走しながらお話をする。旅の話、仕事の話、彼の流暢な英語と私の片言の英語で何とかなるものだ。京都駅方面に行く彼を久世橋で見送り、私の前半の旅は終わった。旅の最終の日に素晴らしい出会いをした。彼のホームページはhttp://backtobali.net オランダ語なのでよく解らないが、写真も多くあり楽しめるホームページだ。Img_2359   

Eelcoはオランダの学生さん

 今日まで病気もせず、事故にも遭わず来られた事を感謝する。応援をしてくれた方々、ブログのコメントやメールがどれほど勇気づけられたことか。6,100Kmもの距離を故障もなく毎日を共にしてくれた私の初恋号6世に感謝する。
 前半のまとめと反省をし、自転車を整備し直して、来年の1月には再度出発する予定だ。
それまで旅行記は中断ということだが、来年の1月終わり頃また開いてみて欲しい。
 それでは皆さん良いお年を。

 距離65Km 累計6,098Km 費用0円

コメント (5)
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天空の城 12/19

2006-12-27 | 旅行記

 2006.12.19(火)曇り        
 7:45 起床   
 8:45 観月荘発~R370~R169~10:30宗泉寺着~12:05高取城址      ~12:30宗泉寺発~飛鳥資料館~山田寺跡~R169~
16:00 浜田部長宅着(奈良県天理市)
 
 今日は天理市までの行程なのでゆっくりと出発する。国道169号線を北上し、芦原峠を越えるが、このあたりの歩道部分はゴミ、雑草、事故跡の三拍子揃ったところで、今回の旅で最悪の道路である。ゴミは利用者の責任だが雑草や事故後の処理は道路管理者の責任ではないのか。Img_2269 Img_2270
国道169号線芦原峠下り




 汚い道路と通行量に辟易して壺阪寺の看板を右折して休憩、壺阪寺と高取城址の入口のようだがきつそうな坂が見えているので行かずに村の小道を下ってゆく。これが旧い街道で情緒もあり、国道とは大違いの道である。降りきったところに武家屋敷、高取城址の看板がある。時間も余裕あるので坂を登って行く。左右に高取藩の家老屋敷等立派な武家屋敷が続く、総て現住されているのが特徴だ。武家屋敷があるので城跡もすぐそこかと思いきや行けども行けども坂が続くばかりで、ついに自転車を押して歩く。やっとたどり着いたのが宗泉寺というお寺で、かつての領主植村家の菩提寺。道標を見てびっくり、高取城址まで3.2Km、ここまで来て帰るわけにはいかない、意を決して自転車を駐め徒歩で登り始める。杉林の中を一人寂しく登って行く、「七曲り」という坂を右に左に曲がって行く。この細い坂道は大手門通りと言い高取城のメイン通りである。「一升坂」はあまりの急な坂に石材等を運ぶ人夫が休んでしまうので、米一升を加給して登らせたといういわく付きの坂である。途中岩屋不動尊が右手にあり行者の修行場となっていたそうである。Img_2273 Img_2279 Img_2283





左:家老屋敷長屋門   中:大手門通り宗泉寺あたり  右:岩屋不動尊

 左から明日香村からの道が合流し、その分岐に猿石がある。明日香村にある猿石と同等のもので城の石材として運び込まれ、この地に安住した様である。猿石の台座の石は古墳の石棺の一部とも言われている。ここで初めて明日香村からの登山者に出逢う。二の門、矢場門、壺坂口門など城壁の門を越えるたびにお城らしくなってくる。国見櫓からは大和一円から六甲山、大阪ビル街、京都タワーまでもが望まれるそうである。今日は少しかすんでそこまでは見えないが、大和地方と周辺の山々はしっかり望むことができ、往時のお殿様気分も少しばかり味わえる。Img_2315 Img_2294

猿石と国見櫓からの三輪三山


 松の門、宇陀門、千早門、十三間多門など石垣の門跡を辿ってゆくといよいよ本丸、天守のある広大な場所に出る。丁度高取山の山頂にあり、天空の城である。各方面の展望が開け、南には吉野から大台ヶ原、大峰の雪を抱いた白い山並みが望め、東には高見山のこれまた雪の頂が望める。石垣はしっかり残っているが、石垣の間の杉が成長し石を崩し始めているところや、小さな崩壊を起こしている部分もあって痛々しい。このままで居たら遠い将来には自然の力の前に、城全体が元の山に戻ってしまうのだろう。裃の侍達が往来する姿も目に浮かぶが、緑の木々に埋まった城跡も想像してしまう。いずれにしても今日この地に来たことは本当に良かった。Img_2305_1 Img_2308

木に埋もれた天守跡、雪の大峰大台



Img_2310 Img_2281
天守から吉野口、右は一升坂



 同じ道を下っていくと多くの登山客に出逢う、人気のコースのようだ。
 巽高取雪かと見れば 雪でござらぬ 土佐の城
 土佐街道へ降りてくると、中世から現代にワープしてきたような気分である。現代の象徴のような国道169号線を走っていると「水平社博物館」の道標がある。矢印に従って左折し、峠を越え明日香村から高取町と何キロも進むが一向にそれらしいものが出てこない。5Km程で諦めて引き返す。納得いかないのでもう一度その道標を見ると御所市の表示有り、そりゃあ随分遠くだ。方向だけじゃ無く、キロ数も書いとけよなあ。
 国道から明日香村の遊歩道に入る。いろいろの石像物があり楽しい所だ。シーズンなら人が多くて走れないところだが、このシーズンは問題ない。周りの畑では白菜収穫の真最中、暖冬の勢でもの凄く巨大な白菜だ。やがて飛鳥資料館に出る。2度ばかり来たことがあるが、何度訪れても興味深い所だ。最も古い木造建築山田寺の復元された東面回廊が圧巻である。倒壊したままよくぞ残っていたものだ。その地が耕作地や住宅地として利用されなかったのだろうか、原野のまま残っていたのだろうか、とにかくその地を訪ねてみたくなった。山田寺跡は資料館のすぐ近くにあり、広大な跡地には金堂跡、その基壇や礎石などしっかり残っている。まだこの地下にも多くの遺物が残っているのだろう。Img_2325 Img_2326

人面石と山田寺東面回廊



 山田寺跡から天理市までの間も寺社や古墳など歴史的建造物が多くある。目的を決めてじっくり廻ってみたいところである。天理では私が初めて就職した大和農園の先輩に当たる浜田部長とその奥さんで同期の厚ちゃん(厚子さん)が待っていてくれた。

 距離42Km 累計6,033Km 費用6,050円

★観月荘 (奈良県大淀町)1泊4,500円 国道沿いの旅館

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海南健康ロード 12/18

2006-12-27 | 旅行記

 2006.12.18(月)曇り        
 7:45 起床   
 9:25 プリンスイン海南発~R370~R424~県道13号線~県道55号線~
      五條市~R24~R370~
15:30 観月荘着(奈良県大淀町)~大淀温泉
 
 夜の強風はすっかり止み、凛とした朝が来た。今日は紀ノ川に沿って奈良県に入る、通った事のないコースなのでなんとなく期待してしまう。海南を西に向かうと海南健康ロードという沖野乃までの6.1Kmの自転車歩行者専用道路がある。道の形状からかつての鉄道路線の様だが、あちこちにフィットネススクエアと称して腹筋台や平均台、吊り輪や鉄棒などの体力づくりやストレッチのできる木造の用具が揃っている。勿論トイレや休憩所もあり、各種フィットネスの仕方などの案内もしっかりしてある。ウィークディとあって通行は少ないが、ジョギングする主婦や散歩のお年寄りの姿が見え、国道1号線戸塚を散歩していたお年寄りとえらい違いやなと思う。全国各地の自転車道を巡り、当初はツーリングに利用すべきとして見ていたが、今は自治体が住民の健康をどう考えているかという視点で見るようになってきた。そう言う意味でこの健康ロードは良くできた道だ、こういう道を地元に持つ住民は幸せだと思う。Img_2259 Img_2263
 R424に入ると通行量の多い国道の脇に変な動物がいる、おかしいなと思いよく見ると狸である。おとなしくて近寄っても逃げない。写真を撮っている間に近所のおばさんが
カブですぐ横を通りすぎたのだが知らん顔している。いつでも居る狸なのだろうか。Img_2264
 紀ノ川沿いは国道24号線を避け、左岸の県道を走る。周りは桃の産地で剪定に忙しい時期のようだ。川の景色は特段のものでなくだらだらと東進する。宿泊できそうなところが無いので五條市で国道24号線に出てみるが状況は同じ、下市口の駅周辺で宿を探すが見つからず、国道沿いでやっと宿を見つける。時間があるので大淀町の老人福祉センターの温泉に行く。循環ではあるが吉野川の夕日が美しく満足の温泉であった。

 距離76Km 累計5,991Km 費用3,510円

★プリンスイン海南 1泊6,500円 海南駅前のビジネスホテル。

★大淀温泉(奈良県大淀町)500円(町内在住者は300円) 循環 強食塩泉  
 弱アルカリ 黄褐色 無臭

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国道42号線 12/17

2006-12-17 | 旅行記

 2006.12.17(日)曇り~快晴~曇り        
 7:45 起床   
 8:30 みかん茶屋発~R42~
16:00 プリンスイン海南着
 
  田辺の町は旧の市街は高齢化が進み、郊外へ若い人の居住が進んでいるそうである。どこの地方都市も同様の状況だが、ここで古い町が頑張る都市とほったらかしでシャッター街になる都市を随分見てきた。観光資源、産業資源がしっかりある都市でも、民と官がうまく手を携えなければ寂れてしまう。ましてや観光資源も産業資源も無い町においてはいわずもがなである。田辺の旧市街はプラモデル屋さんや駄菓子屋さんが残っており、私の好きな雰囲気である。煎餅屋さんで鶯ボールを買ってきて昨晩のつまみとした。こういったお店も単なるノスタルジアだけでは続いていかないところが難しい所である。
 今日は闘鶏神社の朝市で花火の音が聞こえる。今は使われていない馬場で市が開かれるそうで、昨日訪れたときはテントなどの準備が行われていた。
 南方熊楠顕彰館も今年の6月に開館された所であるが、昨日訪れたときは1時間しか余裕が無く、いつか再度訪れることとした。白浜の熊楠記念館はいつか訪れたが、しっかり見るためには半日は準備することが必要と思われるからである。Img_2253_1 Img_2254 Img_2255





左:闘鶏神社  中:南方熊楠顕彰館  右:煎餅屋さん、なつかしいお菓子が一杯。

 みかん茶屋ではブログを作成していたので、同宿の人や主とお話しすることが出来なかったのだが、徒歩で旅をしている堀君や世界中を旅している主のお話はきっと面白いと思う。このゲストハウスはまた必ず訪れると思う。
 今日は日曜日で交通量が少ない。走りにくいR42を出来るだけ走っておきたい。とりあえず今日は走っておこう。それにしても42号線なんてげん悪いよな。飛ばすわけにいかんのかいな。醤油の町湯浅、みかんの町有田を越え海南に着く。
 途中3個の峠があるとのことであったが、水越峠が一番峠らしい峠で後は良く解らない。また、有田川沿いにサイクリングロードらしきものがあったが、距離も短く特筆するものではない。
海南でこれほど盛況になった和歌山マリーナシティがまだ造成中というか、土砂の山であった頃この地でMTBのレースをしたことがある。懐かしい話だ。
 夜は恐ろしいほどの風が吹いた。明日はいかなる日となるのか。

 距離90Km 累計5,915Km 費用13,759円

★みかん茶屋 (田辺市)1泊1,900円 紀伊田辺駅に近く、安さと便利さではピカイチ。Img_2244





★峠列伝(32)水越峠(和歌山県広川町R42) 困難度 2 歩道 無し 水場 有り 景色 2  だらだらと長い峠、歩道はないが路肩広い、峠は越水トンネルImg_2257

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龍神村 12/16

2006-12-17 | インポート


 2006.12.16(土)曇り        
 8:20 起床   
 9:15 みかん茶屋発~もんぺとくわ~丹生ヤマセミ温泉館~G.WORKS~
      闘鶏神社~
17:00 みかん茶屋着
 
  愛須君の案内で、彼の愛車の軽トラックで龍神村に行く。私が20年あまり愛用している梅肉エキスの故郷である。一度スカイラインを通ったのだが素通りしていたので是非訪れてみたいと思っていたのだ。まず「もんぺとくわ」に寄る。国産の小麦を石窯で焼いたパンを販売しており、コーヒーとパンを頂く。どちらもおいしい。Img_2245

この奥にパン工房がある。


嫌というほど山を分け入りヤマセミ温泉に着く。土曜日とあって混んでいるかと思いきや私たちを含めて3人の入浴であった。ツルッとしたアルカリ性のきつい温泉で、露天風呂もありゆっくり出来る。昼食に茶がゆ定食を頂いたが、素朴な田舎のおかずが付いており大変おいしく頂いた。Img_2246

温泉以外にキャンプやバンガローなど野外活動施設もある。


 帰りにG.WORKSという木工の展示場へ行く。京都で言えば京北や美山のように陶芸や和紙づくりの芸術的な職人さんが住み着くようになり、木工以外でも魅力的な作品が展示販売されている。特にチェンソーアートの作品は異色で世界大会のチャンピオンが龍神村で活躍されているそうである。龍神村はいつかゆっくり滞在したい所である。Img_2247 Img_2248
チェーンソウアートの展示販売、その他材木流木なども販売している。

 今回は愛須君が私の好きそうな所を上手にチョイスしてくれて、案内してくれた事を感謝したい。満足の一日であった。

 距離0Km 累計5,825Km 費用3,170円

★丹生ヤマセミ温泉館(田辺市龍神村丹生ノ川) 600円 循環 アルカリ性単純泉
源泉28.3度で加温 phが9.なにがし有りつるつるの美人湯、空いているのがいい

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愛須君に会う 12/15

2006-12-17 | 旅行記

 2006.12.15(金)快晴        
 7:45 起床   
 9:15 KKR白浜美浜荘出発~温泉民俗資料館~千畳敷~臨海浦~サニービーチ~      とれとれ市場~R42~田辺市歴史民俗資料館~ショップOHANA~
17:00 みかん茶屋着
 
  KKR美浜荘の温泉も源泉掛け流しで崎の湯と同じ感触の湯である。源泉はエネルギーランドの所にあり崎の湯とは違うそうである。崎の湯が混合泉となっている現在こちらの方がいい温泉なのかも知れない。朝風呂に入った後、野中の清水と富田の名水を飲み比べてみる。結果は残念だが違いがわからない。私の舌が鈍感なのか、味が拮抗しているのかわからないが、水の味なんてそんなもんかなと思う。
 前回白浜を訪れたとき、閉館時間となり入館できなかった温泉民俗資料館に行く。白浜温泉の歴史やボーリングの歴史、漁業や農業の民俗資料などが展示されている。今回の旅でも温泉にはすっかりお世話になっている。疲れた身体を癒すだけでなくイライラや不安など精神的な疲れも取り去ってくれる。私が初めて温泉の効果に出逢ったのは皆生トライアスロンである。それまでマラソンやトライアスロンをした時2,3日は疲れ切ってぐったりしていたのが、皆生でレース後に温泉に入って翌日から通常の体調に戻っていたのである。今回の旅でも温泉でないときは少しずつ疲れが蓄積しているのが解るのだが、温泉に入った日はそれが無いのである。
 白浜の歴史に興味深いのはかつて鉛の鉱山であったことである。16,7世紀のことであるが、そのため鉛山(かなやま)と呼ばれていた時期もあったようである。鉱山入口の一部が残っているようであるが、文書以外にさしたる資料も無いようである。Img_2234 Img_2232  

温泉民俗資料館と鉛山鉱山の絵



  温泉資料館の隣に白浜博物館がある。今回明治以降の白浜写真展をやっているが、入館料が700円と高価なので、遠慮する。三段壁に下って、千畳敷に行く。何かのパンフレットに潮吹岩の表示があったからである。風があるのでいい潮吹きがあるかもしれない。ところがどれが潮吹きか解らない。案内も表示も無いのだ。一番波の上がっているところ、周りの岩が海水で濡れているところを写真に納め、これと決める。いずれにしても三陸の潮吹き穴には勝てない。Img_2235
Img_2240
白浜博物館前の展望台からの白浜の眺め
これが潮吹き岩と思う

 宿に荷物を取りに寄って田辺に向かう。時間的に余裕があるので海岸沿いに進んで、景色を楽しむ。最後にとれとれ市場で昼食、いつも思うのだがここの食事、決して安くないし旨くない。Img_2243
ご存じ円月殺法いやもとい円月島

 田辺ではまず郵便局へ行く。局留めでチューブを送ってもらっているのだ。バルブを2本飛ばしているので替えチューブが無くなっているのだ。郵便局を出ると、おばさんが「お兄ちゃん格好いいねえ、頑張ってねえ」と声を掛けてくる。ありがとうとお礼を言ってものの10mも行かないうちにカブに乗ったおじさんが「どこいくの」って声を掛けてくる。
色々話してると「俺も退職したらやるかな」なんて盛り上がる。歴史民俗資料館に行くと言ったらカブで案内してくれる。なんとも気さくな町である。
  歴史民俗資料館は無料で古代から近代の田辺を紹介している。興味深いのはやはり熊野古道コーナーである。熊野詣はもともと皇族の習慣でやがて武士や庶民が詣でるようになり、「蟻の熊野詣」と言われるほど盛んになったと言うことである。京都から熊野まで72里、往復で1ヶ月かかったそうである。その間99の王子社がある。
 田辺の主な目的はアウトドアショップをしている愛須君に会うことである。愛須君とは
トライアスロン関係で十数年のおつきあいとなるだろうか。美山のトライアスロン大会の運営には粉骨砕身その行動力には頭の下がる思いがする。白浜に行くたびに田辺に寄ってよと言われていたのだが、そのたびに機会を逸していたので今回は必ずと心に決めていたのである。田辺駅から電話をするとさっそく迎えに来てくれて、彼の城であるショップOHANAに行く。鉄筋3階建てのおしゃれなショップである。開店から18年、よくぞここまでのショップにしたなと感心する。小さくて不自由であったフロントバッグと靴の雨対策としてショートスパッツを購入する。2度もバルブが飛んだ前輪については、私の予想通り米式バルブ用であった。(私は仏式バルブを使っている)アタッチメントを取り付けて一件落着。Img_2250
Img_2249 床材、壁材調度等凝った造りのお店、看板も実は凝っている。

 夜は二人で心ゆくまで飲んで旧交を温める。すっかりごちそうになって感謝、感謝。

 距離33Km 累計5,825Km 費用20,672円(装備1万円)

★KKR白浜美浜荘 7,800円 20数年ぶりに宿泊したのだが、すっかりリニューアルされて、綺麗になっている。職員さんの対応も良く、気持ちよく宿泊できる。なんと言ってもお風呂が良い。

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雨の崎の湯 12/14

2006-12-16 | 旅行記

 2006.12.14(木) 曇り~雨        
 6:45 起床   
 8:40 民宿大村屋出発~R311~熊野街道小広峠~R311~R42~
      郵便橋~県道31号線~
14:30 KKR白浜美浜荘着~崎の湯
 
  本日も雨の予想、もうとっくに12月の平年雨量を超えているとの報道、三日連続の雨だもんなあ。今日は雨でも出かける決意、出発時は降っていないが合羽姿で宿を出る。宿の若女将が笑顔で見送ってくれる。一人旅には気さくな女将が一番ありがたい、こんな日に布団乾すなよなあ。ものの30分ぐらいで雨が落ちてくる。今日も一日雨とおつきあいか。Img_2213
 熊野中辺路は山深い。四村川という川に沿って登って行くが、この川が大変美しい。旧道は川に忠実に沿って登っており、余裕があればこの道を走るべきだ。特にトンネル部分は必ず旧道がトンネルを迂回できて良い。R311は交通量はそう多くないがトンネルが暗いのだ。勿論歩道など無いから結構恐怖である。両国橋というところで対岸の岸壁に多くの地蔵さんがあるのを見つける。どうやって備え付けたのだろう、よく落ちないものだとしばし眺める。普通いろいろと能書きを書いた看板があるものだが、それらしきものはない。それが熊野のいいところだ。変に観光地化されていない。その後川沿いの岸壁には地蔵さんがあるのをいくつか見つける。熊野詣の信仰の証なのだろう。Img_2215Img_2220 


左:白く小さいのが地蔵さま
右:熊野古道の入口は道標がしっかりしている。

 小広トンネルで流石に暗いトンネルを通過するのが嫌になり、左に旧道を迂回する。行けるかどうか解らないのだけれど、決断は必要だ。実はこれが大正解で、トンネルを迂回できるだけでなく、熊野古道を自転車で走れる部分であったのだ。道は綺麗に整備されており、なんとか王子跡とか言う遺跡や無数の地蔵さんが古道をしのばせる。雨の走行で、止まって写真を撮ったり出来ないので残念だが、私の大好きな道である。
 途中に名水野中の清水という名水百選のひとつがある。熊野古道はこの少し上を通っているそうだが、旅人達は皆ここへ降りてきて飲んだそうである。私もボトルに一杯頂く。
「いにしへのすめらみかども中辺路を 越えたまひたりのこる真清水」斉藤茂吉
R311ははるか下方に走っており、ときおり大型車のエンジン音が他人事のように聞こえる。一瞬雨が上がり、山々の端から霧が上がってくる。幻想的な景色だ。この峠を登った事がとても幸せであった。Img_2221 Img_2224 Img_2226






左:自転車で走られる熊野古道   中:野中の清水  右:中辺路方面を望む

 気持ちよく下ると、中辺路の町に着き道の駅でめはりで昼食、ここの道の駅は落ち着いていて好感、一句投句する。

 ふるみちや いにしへおもふ 冬の雨    うとく

 後はずっと下りになる、気楽に飛ばして行くと旧大塔村に着く。現在は田辺市、今日出発の本宮も田辺市である。田辺市は近畿で最も広い市となったそうである。大塔は村時代星だの蛍だのと宣伝していたのでどのようなところか見てみようと旧の役場の方面に向かう。温泉とか歴史民俗資料館などの案内看板があるのでそちらに行くが、一向に出てこない。諦めて旧役場に戻り、聞くと20Km程先とのこと、ちゃんと距離も書いとけよな。断念して白浜に向かう、ラビーム白浜ゴルフクラブの入口に出逢う。毎年のように来ているゴルフ場だ。自転車でこの道を通るとは思わなかった。このあたりから気温が下がり始め手足は感覚が無くなり、歯の根が合わなくなってきた。郵便橋でKKR(国家公務員共済宿舎)に予約し、エネルギーランド隣の宿に向かう。自転車や荷物を水洗いし、雨の中を崎の湯に向かう。崎の湯は白浜最古の超有名な露天風呂であり、かつては無料で入浴できたのだが、今は改装され300円の入浴料を支払うこととなっている。実は白浜の温泉やアミューズメントで行ってないところは無いぐらい通っているのだがこの崎の湯だけは工事中や定休日で入れていないのだ。白浜オタクの私としては大変不本意な事であったので、今回雨にもマケズ来たわけである。露天風呂だけなのでこの雨では誰も来ていないだろうと思ったのだが、好きな人はいるものだ。私の入っている間3人の人が入浴した。
傘をさしての入浴であるが、海に面したロケーションといい、くきっとした湯質といい、長年あこがれてきた温泉だけに感激もひとしおである。Img_2229  

雨で真っ暗の崎の湯

 距離66Km 累計5,792Km 費用17,947円

★崎の湯 露天風呂 300円 ナトリウムー塩化物炭酸水素塩泉 源泉掛け流し 高温     のため加水 無色透明  かすかに硫黄臭有り    海に面しており風景最高

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粒の大きい雨 12/13

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.13(水) 雨~曇り        
 7:30 起床   
      終日ブログ作成
 
  地図を眺めていると、遙か遠くにあると思っていた十津川村は川湯から17,8キロのところにある。京都から奈良を越えて行くとやたら遠い彼の地へこの機会に行ってみようと思う。上湯、下湯は野性的な温泉と聞いていたので是非入ってみたい。宿を連泊にし、帰りに余裕があれば湯の峰の壺湯にもと欲どおしいことを考えていたら、朝食の後から雨となってきた。
女将が「この辺の雨は粒が大きいのよね」と言っていたがそのとおり、迫力の雨となってきた。残念ながら全ての予定を諦め、溜まりに溜まったブログを作成することとする。よくぞLANがあったものだ。飯も食わずに頑張って、四時前やっと雨が上がる。せめて仙人風呂でも浸からないと連泊した意味がない。上流の方は川の水が入ってぬるめで長時間でも入っていられる。今日は昨日と違いお客は少ないが、男女二人組が多くほほえましい。
女性には各旅館や民宿で入浴用の浴衣が用意してあり、混浴でも安心して入れるようだ。Img_2210 Img_2212
川湯の温泉は吊り橋を渡ったところの露天風呂(混浴)と
橋左の共同浴場(250円)と湯気の出ている仙人風呂。

橋のたもと山手にある十二薬師如来

 宿に帰りビールで一息、食事の後もブログに挑戦、明日は白浜へ。

距離0Km 累計5,726Km 費用860円

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川湯仙人風呂 12/12

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.12(火) 雨~曇り        
 7:30 起床   
 9:05 熊野市青年の家YH発~R42~花の窟~熊野速玉大社~R168~
      県道45号線~
15:00 民宿大村(和歌山県川湯温泉)着~熊野本宮大社 

 しとしとと雨が落ちている。部屋の窓を開けると熊野のシンボル、獅子岩が見える。いい部屋に泊まっていたんだ。出発前に獅子岩を見に行く、鬼ヶ城と同様の原理でできたものだがよくぞこの形となったものだ。Img_2170 Img_2171

獅子岩と花の窟御神体


 出発してすぐ右手に花窟神社(はなのいわや)がある。YHの管理人さんに日本最古の神社だから見てきなさいと言われ、寄ってみる。イザナミノミコトがまつられており、日本書紀に由来が記してあるそうだ。社殿はなく、御神体は数十メートルも有ろうかという大岩で、そこから海に綱を掛ける、御綱掛け神事が有名である。熊野古道はここで七里御浜を南行する浜街道と山に入る有馬村本街道に分かれる。古い道標があり、右熊野山巡礼道と山道を行くよう指示している。浜街道は平坦で景色もいいが、橋のない時代道中の河口で多くの人が遭難したそうである。Img_2174 橋のある現在は勿論楽な道を選ぶ。

道標「右くまのさん志゛ゆんれい道」とある。



 景色も期待したのだが、国道は防風林の内側を走っており、せっかくの浜の景色も見えずじまいだ。鵜殿に歴史資料館があるのだが、道標を見つけると4Kmの表示、往復8Kmを走る気はしない。
 新宮市で和歌山県となる。熊野速玉大社がすぐの所なのでお参りする。神社前の茶店で那智黒飴を買う、空調の加減でのどの痛みが続いている。名物めはりずしも食べてみたいのでめはり屋さんという老舗を紹介してもらう。和歌山は何回も訪れているがめはりだけはなぜか食していなかったのだ。おにぎりに高菜を巻いたもので、本来はソフトボールほどの大きさであったらしい。口も目も大きく開けて食したので、めはりと言うそうだが今は食べやすくしてある。4個で480円、ちょっと高いかな。
 食後は熊野川に沿って国道168号線を登って行く。熊野は山深いのに熊野川は流域が広い。白い砂と澄んだ水で綺麗な川である。周りの山には岩が多く、大きな滝があったり山水画を思わせる景色があったりで楽しませてくれる。途中に温泉もいくつかあり、誘惑がきつい。Img_2180 Img_2183
熊野速玉大社と白見の滝



 瀞峡のある北山川と分かれるあたりに音川と言うところがあり、薩摩の守平忠度(たいらのただのり)生誕の地の看板がある。自動改札となった今日では死語となった「キセル」や「薩摩の守」の本人である。あまりいいイメージではないのだが、実際の平忠度とはいかなる人物なのだろうか。案内によると文武両道の立派な武士で、都落ちの際には「さざ波や 志賀の都は荒れにしを 昔ながらの山桜かな」辞世には「ゆき暮れて 木の下かげを宿とせば 花や今宵のあるじならまし」と中々の文人である。Img_2191Img_2193

熊野川は山水画のような風情がある。


  しばらくして川湯温泉の入口に着く。川湯温泉は3,4年前に訪れたがその時は夏期であったので仙人風呂は無くて、川原の小さな穴の温泉に入っていたのを憶えている。果たして今回は冬の入口、あるかなあと思いつつ温泉街にはいると、あるある、川原からもうもうと湯気がたっている。Img_2195

冬場だけ開かれる川湯仙人風呂。


 大村民宿に宿を決め、熊野本宮大社へひとっ走りする。昨年熊野那智大社にお参りしているので今日の速玉大社と合わせ熊野三山を全てお参りできるという信仰心より、実は川湯には酒屋が無くて、探しに行きたいという不純な動機である。Img_2196  

距離75Km(本宮往復9Km含む) 累計5,726Km 費用1,830円

★川湯温泉仙人風呂 泉質がどうの効能がどうのというレベルのものではありませんな。
 川底から湧き出てくる温泉を川をせき止めて、大きな露天風呂にした様なもので、開放感は抜群、周囲の景色も相まって最高の気分が味わえる。

★ 温泉民宿 大村屋(和歌山県田辺市川湯温泉)いろいろのプランがあるが、私が利用したのは7,500円のコース。洗濯してもらったり、すっかりお世話になる。LANも完備しており旅の情報や旅に必要なものはすべて揃っている。

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ガス欠走行 12/11

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.11(月) 快晴        
 7:00 起床   
 9:00 民宿はま風発~R42~尾鷲市~矢ノ川トンネル~県道70号線~
      賀田~R311~R42~鬼ヶ城~
16:30 熊野市青年の家YH(三重県熊野市)着~熊野市内夕食 

 宿の朝食は普通お櫃に茶碗二杯分ぐらいのご飯を入れ出される。一般の人はそれで充分と思うが私の場合は少し足りなく不満に思っている。ところが民宿はま風では二升ぐらい炊いた炊飯器のまま出てきた。出された食事を平らげるのは主義なのだが流石にこれは平らげることは出来ない。それでも三杯あまりを頂いて出発、この三杯が後々効くこととなる。船越というところで路銀調達のため郵便局による、その向かいに郷土資料館があり、いい雰囲気なので立ち寄るが、今日は月曜日で休館である。ミュージアムというのは大抵月曜が休館である。でも月曜に限って天気も良く、時間的に余裕もあるのは気のせいだろうか。ここは元海山町で尾鷲市との間は馬越峠(まごせとうげ)という熊野古道のひとつのコースとなっている。熊野古道は世界遺産になって以来人気を博しているが、このあたりは伊勢路であり、熊野の三大社を巡る大辺路や中辺路とは少し趣を異にしている。道は良く整備されており、道標などもしっかりしている。いつか歩いて古道を踏破してみたいと思うが、今回は国道から古道の端々を眺めて楽しもう。Img_2121 Img_2123
 
海山郷土資料館と馬越峠入口


 尾鷲を過ぎると古道は海岸沿いのR311方面となる。R42は山側を短距離に走っており、ついそちらに行ってしまう。しかしこれが大失敗であった。景色は面白くない上に道路工事が多く、工事関係車両や大型車両の通行が頻繁である。矢ノ川トンネルに至る坂は強烈で久々に半袖で走る、12月にこのスタイルで走るとは思っていなかった。トンネルは長く、歩道もなく最悪の状況である。それでも何十何百というトンネルを越えてきたせいか結構慣れっこになり平常心で通過できるようになった。もうすぐ出口というところで乗用車が私を追い越すために反対車線に出て、対向のトラックと衝突しそうになった、
私には何の責任もないがこれには肝を冷やした。トンネルを出ると幹線国道がすっかり嫌になって県道70号線を下り、海岸に向かう。恐ろしく下るのだが、それだけ登ってきたと言うことである。賀田に出てR311に入ると大正解で、走行する車はほとんど無い、
海の景色も良く適度なアップダウンが続いて最高の走りとなる。
 ところが重大な問題が起きてきた。空腹である。いつもは行動食を持っているのだが、
昨日宿泊の古里に店が無く、ビールのアテにみんな食べてしまったのだ。尾鷲ではコンビニでシェービングフォームと乾電池を買っているのに食料を買っていないのである。なぜかお菓子の行動食に嫌気がさし、食堂でゆっくり食べたいと思ったのだ。食堂どころかコンビニもよろず屋も何にもない。自販機で糖分の高いジュースでも飲めばと思うがそれさえもない。朝ご飯三杯食べたが、どうも使い果たしているようだ。雨、風、坂なんでも我慢するが腹減って走るのが一番つらい、八月の椿坂の教訓は遂に活かされず、同じ失敗を繰り返してしまった。常に行動食は持っていることを誓ったのに。
 岬の部分は登り、浜の部分は下りと繰り返していくが、力が入らずふらふImg_2128 らと進む。Img_2131_1

海岸線の景色は抜群。



 海の景色は抜群なのだ、特に海岸線に柱状節理の岸壁があり素晴らしい。ゆっくり眺めていたい箇所も随分あるのだが、腹が減ってはその気にもならない。最も美しい楯ヶ崎(たてがさき)を過ぎて少し家数のある集落がある。自販機があり、店を覗くと日用雑貨が並んでいる。祈るような思いで中に入ると、あるあるビスケットが二種類。「行き倒れになるかと思った」とおばさんに冗談言ってると真に受けてか悪い足を引きずって、奥からミカンを両手に一杯持ってきて「今年は出来が悪いのだが持ってきな」、粉っぽいビスケットよりミカンの方がずっといい。ミカンを食べながら漁師の話や息子達の話いろいろ聞かせてもらって店を出る。小さな漁村ではやはり過疎が問題なのだ。漁をしても油代も出ないようでは誰も後を継がない。みんな都会に出てしまって帰ってくることはない。漁村や農村が消えてみんな同じ面構えの都会が出来る。その時「旅」なんて言葉も消えてしまうのかなあ。
 途中何度も止まってミカンとビスケットを食べる。糖分がグリコーゲンが筋肉に行き渡るのが実感される。心臓に近い腹筋背筋から上肢、下肢と順番によみがえってくるのだ。
それにしてもこの国道は狭い、自転車と自動車がすれ違えない所さえある。今まで通った国道で最高の狭さだ。Img_2134 Img_2137

ミカンを頂いたお店と国道311号線、狭いでしょ。


 入り江毎に集落が大きくなりやがて大泊に着く。R42に合流すると鬼ヶ城の入口がある。沖に小さな岩礁があり、あれじゃたいしたことはないなあと思いつつ自転車を置いて歩いてゆくと、鬼ヶ城というのは海岸線の岸壁のことで、規模も形状も凄いものである。石英粗面岩の岸壁が波の浸食を受けて様々の形状を見せ、まさに鬼の洞窟と言われる場所もいくつかある。バンド状の通路は岬ひとつを巡っており、嫌というほど続いている。太平洋の波も荒々しく、潮吹もある。これは穴にはなっておらず吹き上がりも数メートルだが、根気よく見ているとたまにしっかり吹き上がる。
 ここは天然記念物で勿論登ることは出来ないが、ロッククライミングが出来たら面白そうだなと思いつつ鬼ヶ城を後にする。Img_2143 Img_2151 Img_2152  




左:鬼がいそうな洞窟  中:潮吹   右:延々と続く遊歩道Img_2147 Img_2159 Img_2149





チムニー、クラック、スラブ


距離81Km(食事4Km含む) 累計5,651Km 費用14,661円

★民宿はま風 (紀北町紀伊長島区古里)7,350円 磯の料理が楽しみ、古里温泉は        徒歩5分で海水浴にもいい所

★YH熊野市青年の家(三重県熊野市) 宿泊2,230円 獅子岩の向かいにあり、花           の窟も近い

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久々の温泉 12/10

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.10(日) 快晴        
 7:00 起床   
 8:20 伊勢志摩YH出発~県道16号線~R260~R42
14:15 民宿はま風(三重県紀北町古里) 

 今日は久々の長丁場、早朝の出発を期して準備する。しっかり走れるようしっかり空気を入れる。前輪にポンピングした途端、またしてもバルブが破損、シューと抜けていく空気の音を聞きながら、私の意欲も抜けてゆく。このリムはおかしい、タイヤのワイヤーには合わないは、バルブは破損するは、絶対おかしい。どうもバブル穴が大きすぎる。恐怖のタイヤ交換が始まる、ワイヤも少しは伸びるのだろうか、石岡でやったときよりも遙かに楽に出来る。しかし普通よりは充分堅い。不思議なのは前半起きなかったタイヤのトラブルがここ一週間に連続しているということだ。予備チューブも一本切りとなってしまったので、怖くて空気が入れられない。走っていても落ち着かない。
 伊勢の海岸線はリアス式で綺麗なのだが、特段どうっていうことはない。南伊勢町に河村瑞賢の生誕の地があり、碑も像もある。像はサンタクロースの服装となっている。どうって事はない。Img_2112 Img_2114
志摩の海岸とサンタの河村瑞賢

 西の方に行くと何々窯という地名が多くなる。かつて細々と製塩を行っていたらしい。塩を煮詰めた窯が地名として残っているそうだ。この深い入り江は平家の落人の絶好の隠れ場所であったようで落人伝説が残っている。姫越山(503m)は姫様が峠を越すことが出来ずに亡くなってしまい、持参の千両がつつじの木の根本に埋められているという埋蔵金伝説がある。まだ見つかっていないそうだが、今日は先を急ぐので探すことが出来ないが、海から500mのどうどうとした山で、その鞍部に紀勢南島トンネルが通っており、そこへ登る道も中々の急登であった。Img_2116 Img_2118

姫越山には埋蔵金が、、、、
南島トンネル、同じトンネル掘るならもっと下から掘れよ。


 紀伊長島は大きな街かと思えば、あっという間に過ぎてしまい泊まれる宿も見つからず、途方に暮れる。ままよとばかり走っていると古里と言うところに温泉と民宿の看板がずらり、今日はここでゆっくりとすことにする。
 温泉は循環ではあるが、ツルッとしたアルカリ性の温泉でいいお湯であった。

距離83Km 累計5,570Km 費用1,066円

★きいながしま 古里温泉 日帰り 500円 循環、殺菌、加温有り
        内風呂、露天風呂 ナトリウム・炭酸水素塩泉 ph8.0Img_2119

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YH考 12/9

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.9(土)  雨        
 7:30 起床   
  
 朝方からの雨は昼過ぎまで続いた。今日は連泊し休養とする。たまっていた日記を書き、自転車を整備し一日が終わり。
  伊勢志摩YHは鉄筋二階建ての大きなユースホステルだが、昨日今日と私一人の宿泊で気の毒な気がする。本来は10時から4時まで部屋を空けなければならないのだが、あいにくの雨と私一人ということで部屋に居させてもらう。
 今日までユースホステルは十八件利用したが、38年前ユースホステルの全盛期とはずいぶん様変わりしている。
 17才の春休みであったか、四国一周一週間ユースホステルの旅をしたのが私の旅の始まりであるが、その当時のユースホステルは若者で一杯であった。封筒型のシーツを持参しており、食事の準備や後片付けをし必ずミーティングがあり、ゲームをしたり歌を歌ったりしていた。今もベッドメイキングはするが食事の手伝いは食器を運ぶぐらいで簡素化されている。ミーティングはほとんど無くなり、あっても自由参加となっている。でもミーティングって結構楽しいものである。旅の情報も得られるしやはり他のホステラーとの交流はホテルや旅館では絶対に出来ない事である。
 夏休み中はともかく、9月以降になると宿泊客は少なく、一人で泊まることもしばしばであった。全体的に宿泊客の高齢化が進み、私が一番若手の時もあった。ユースホステルがシルバーホステルになってきているのだ。なぜユースホステルから若者が消えたのか、よく話題になるのだが、旅の形態が変わった、貧しくて旅が出来ないというのが共通した原因だそうだ。個室を設けたり食事の質を向上させたり様々な努力がなされているが、若い人達が自分自身で設計する旅をしない限りユースホステルを利用するということにはならないのではないか。若い人が旅を出来る風潮、環境をどう作るか大人達の課題でもあるようだ。

走行距離2Km 累計5,487Km 費用5,330円

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フェリーで鳥羽へ 12/8 

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.8(金)   曇り        
 6:00 起床   
 7:15 ルートイン常滑駅前発~常滑港8:10~鳥羽港9:50~
      R42~二見浦~伊勢市から県道32号線~県道61号線~
16:20 伊勢志摩YH(志摩市)着
 
 雨は一晩降ったようである。朝もどんよりして気味が悪い、それよりタイヤの空気が気になる。減ってないようだ、釈然としないがまあいいか。ビジネスホテルはつまらないが便利である。インターネットが出来ること、洗濯が出来ること、新聞雑誌が読めること、
食堂自販機があり食べることに不自由しないこと、散らかしてもいいこと、裸で居てもいいこと等々。Img_2093
乾燥機代節約のため部屋乾し、部屋の乾燥も防ぐ。


新聞はなるべく地方紙を見ることにしているが、昨晩の記事では次のことが載っていた。渥美半島のキャベツが豊作のため放棄されること。放棄と言ってもトラクターで鋤込む訳だが、頑張って作ってきた作物を出荷しないで放棄するのは忍びないだろうなと同情する。昨冬はキャベツなど野菜が不足でレストランやお好み焼き屋さんが困っていたのに、なんとかならないものだろうか。写真を撮ったあのキャベツ畑も鋤込まれているのだろうか。次に岐阜県の舩渡さんという方がガンを克服して日本一周158日、6,600Kmのマラソンを敢行し、ゴールしたこと。私の走行距離がまだ5,400Km、それを上回る距離をマラソンで走るのだから凄い。人間の可能性って際限が無いようだ。
次に岡崎のホームレス襲撃事件。半月前にホームレスが襲われ殺害された事件で、いまだ
犯人が見つからない様子だ。この前後に8件の襲撃事件が起きていて、市民の不安をあおっているとのこと。我々も野宿なんかしていたら危ない時代になってきた。最後にエクストリームシリーズというスポーツの話、MTBのトライアスロンというかオリエンテェーリングというか、いくつかのポイントを通過して原野の中を走り回るというゲームであり
7時間も8時間もかかるそうである。おもしろそうじゃない。
 船は伊勢湾を南下し鳥羽に向かう、知多半島や渥美半島が霞んで見えるのだが、どれがどれだかよく解らない。一時間半ほどで鳥羽港に着く、自転車で廻れば2日の行程なので得をした感じだ。というより名古屋や四日市の市街を走らないで済むというのがうれしい。Img_2095

中部国際空港セントレアの臨空、これから開発が進むのだろう。


 フェリーを降りると釣りの人が声を掛けてきた。聴くとトライアスリートということで近くの喫茶店でコーヒーを頂く。トライアスリートで釣りをする人は珍しい。タケウチさんというその方は第一回の京都トライアスロン大会に出ているのだ。まだトライアスロン自体が知られていなくて、黎明期というか冒険の時代というか私自身自転車を注文している時期で、その大会にはボランティアで立哨をやっていたのである。とんでもない雨のレースとなり寒くてがたがた震えていたのを憶えている。天橋立大会や舞鶴デュアスロンなど懐かしい話も盛り上がり、数少ないフェリーのお客の中でこのような人に出会う不思議に感心する。Img_2096
 
フェリーから知多、渥美半島、霞んでどれがどこだか解らない。



 答志島に釣りに行く彼を見送ると、さて自分はどうしようか。紀伊半島を南下する事は決めているが、今日どこまで行こうというのは決めていない。なんとなく走る気がしないのだ。伊勢志摩YHに電話して宿泊予約をする。二見浦を巡り、外宮内宮の横を通り島路川にそった伊勢街道、県道32をスペイン村近くのYHに向かう。Img_2100 Img_2103 

ご存じ夫婦岩と君が代に出てくるさざれ石。

もう何度も通った道なので立ち寄るものもなく、磯部町に着く。磯部町の民俗資料館があったので立ち寄る。図書館と併設の施設で、無料で開放されており子供達の学習用の感が有る。急いでいたせいもあるが特段興味を引くものもなく、YHに到着。YHからはスペイン村や的矢湾大橋の袂のロイヤルホテルなどが見える。かつてパールロードでトライアスロンの審判をしていたことや伊勢志摩カントリーで優雅にゴルフをしていたことを思い出す。Img_2110

YHの向かいにある、ロイヤルホテル。


走行距離55Km 累計5,485Km 費用9,590円

★伊勢志摩YH 3,990円(朝食付き) 伊勢志摩の観光には絶好の位置にある。

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二度目のパンク 12/7 

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.7(木)   曇り、雨        
 7:00 起床   
 9:30 桑谷山荘発~県道525~県道41~R247~県道34~
15:00 ルートイン常滑駅前(常滑市)着
 
 桑谷山荘は岡崎市営の保養施設で、桑谷山の峠に位置し蒲郡方面の風景が部屋からもお風呂からも眺めることが出来る。私は丁度夕日が沈む頃に入浴したので充分に楽しむことができた。市民は格安で利用できるので、私は「川村さん」で逗留、「川村さんと言われたら返事しいや」と言われて一晩を過ごした。この峠は岡崎側から6Km、三ヶ根方面には11Kmあり、スカイラインも無料化されているので自転車の練習にも使えそうだ。交通量も少なく、下りで出逢ったのは3,4台であった。Img_2089

桑谷山荘から蒲郡を望む。

 山を下ると後は県道41号線を西へ向かって走るのだが、この県道が立派な県道で走りやすい。愛知県は交通事故による死亡者数が全国一で、今年も300人を越え、北海道をぶっちぎってダントツの第一位だということだ。北海道は交通事情の特異性があるので解るが愛知は何でそんなに悪いのだろう。渥美半島、国道1号線、県道41号線、国道247号線、県道34号線と4日間走ってきたが、道路は他県より整備されているし、交通量も同様の状態である。私の走る限りでは横着な運転にも出逢わなかった。昨日高橋さんに会ったときもまづこの件を質問、「愛知県はなんでこんなに死亡事故が多いんだ」「車の量が違います。一人一台持っており、京都での自転車感覚ですよ。それにマナーが悪い、運転がへたくそ、云々」「そんなもんかねえ」
 その愛知県は世界のトヨタのお膝元である。なんとも皮肉な感もするが、自動車会社には何の責任もないのだろうか。「愛知県では自動車のことを悪くいうことは出来ません、自転車文化の発展を、、なんて言ったら村八分ですよ」私は旅に出て以来今日まで自動車や道路に悪態をついてきた、しかし自動車そのものを悪く思っているわけでない。自動車は現代社会に絶対必要なものであるし、私自身旅が終わったらまた自動車に乗るだろう。
悪いのは道路が歩行者や自転車などに対して何の考慮もして無いと言うことである。道中
多くの車いすや電動いすで道路を行く人を見かけた。確かに点字ブロックなどは増えてきたが、あの歩道の段差はいかんともしがたい。私の自転車でさえつらい段差が彼らに越えられるだろうか。大体歩道は凸凹が多すぎる、舗装の基準が車道に比べ甘いのだろう。重量が違うので当然かもしてないが、それでガタガタになってもちっとも補修しない。ゴミが多い、ガラス、金属片、土砂、その他。草が生い茂っている、ひどいところは草で走れない所もある。同様に苔、落ち葉で走れないところもあった。エンジンの付いている自動車が平坦な綺麗な道路を走り、人力で頑張っている歩行者や自転車がなぜこんな酷い道路を行かなければならないのか。責任者出てこい。
 西尾市で国道247号線に合流し、境川で衣浦トンネルにぶつかる。このトンネルは有料で、自転車は通れそうにない(後で解ったのだが、自転車は無料で通れるそうだ)。
国道は高浜市まで迂回しており、10数キロの迂回である。これで13:30発のフェリーは間に合わないことが確定、その上天気も怪しくなってきた。衣浦大橋を渡りきった頃
後輪の異変に気付く。おそるおそるタイヤを見ると、金属片が3個も刺さっている。今回
2度目のパンク、コンビニの空き地でチューブを替えスタートするが、またしても空気圧が減っている。チューブは北海道でパンクしたのを修理したものだが、旨く修理できていなかったのか、それとも金属片が残っているのか。ところが空気が減ってしまうことはない、走行に支障はないのだ。雨も落ちてきたしそのまま走るが、気がきではない。そんなときに限って歴史資料館など立ち寄ってみたいところが出てくる。全部無視してひたすら
常滑港に急ぐ。港は中部国際空港セントレアの臨空にあり、だだっ広い空き地に高層のホテルが建っている。なんとなく高そうで、街で宿を探すが中々見つからない。雨の中であせるが、駅前でルートインを見つける。やはり宿は駅前に限る。
 空気はそんなに減っていない、もう一度空気を入れ明日朝減っていたらチューブを替えよう。パンクしたチューブを修理し、洗濯をし、ブログを書き込み気が付いたら11時である。もう寝なくちゃ。

走行距離69Km 累計5,430Km 費用14、436円

★桑谷山荘 岡崎市 4,877円(市民料金) お風呂は薬草風呂で、眺望良し。Img_2090

★峠列伝(30) 桑谷山の峠(岡崎市、蒲郡市の間の峠)困難度 2 水場 有り
         歩道 無し  景色 4  
         岡崎から登り6Km、下り11Km、東側に下ると国坂峠となる。

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高橋希代子さん 12/6

2006-12-13 | 旅行記

 2006.12.6(水)   曇り        
 7:00 起床   
 9:30 みゆきステイションホテル発~R1~岡崎市本宿12:00着~
15:30 桑谷山荘(岡崎市)着
 
 愛知県の大きな目標は高橋希代子さんに会うことである。高橋さんは知る人ぞ知るかつてのトライアスロンの女王である。オリンピック種目となるのがもう少し早かったら、代表選手で出場していたのにと思うのである。同じ様な時期にトライアスロンを始め、同じ長岡京市に住まいしていたのでいろんな思い出があるのだが、彼女が京都を離れてからは年賀状だけのおつきあいとなっていた。今年の年賀状にお子さんが生まれたとのこと報告があり、何よりもトライアスロンの仕事を続けているとのことが是非会って確認してみたいと思った次第である。また、彼女がいつかツーリングしてみたいと言ってることと、私の旅の応援を続けていただいていることも会ってみたい理由である。
 ところが昨日からメールや電話をしても連絡が着かず、今朝は諦めて常滑方面に行くべくホテルで道を聞いていたのである。携帯電話が鳴ったのはそのときで、午後は大丈夫とのこと、喜び勇んで岡崎に向かう。
 R1は相変わらずの賑わいだが、旧東海道が随所に横切っており、案内の看板などがある。岡崎市に入ると東海道の入口二カ所に案内や道しるべがあり、彼女の住まいはその間にある。国道を離れるとすぐに信号のない道が広がり、山道もすぐの所にある。以外なのが海が近いことだ。一山越えればそこは三河湾だ。トライアスロンには絶好の位置である。Img_2082 Img_2084 Img_2085

R1にある旧東海道遺跡




左:豊橋市東惣門  中:本宿(もとじゅく)入口  右:旧東海道入口(岡崎市)

 昼食の蕎麦屋さんで仕事のことやトライアスロンのこと、ツーリングのことや昔話、尽きることのない話をし、家に帰っては夜勤明けのご主人も交えて四方山話、楽しい時間を過ごす。そして何より記念なのはお嬢の紫乃ちゃんの1歳の誕生日なのだ。
 もう今日は走る気もしないので、近所の市の施設桑谷山荘で泊まることとする。市民の場合うんと安いので、頼んでとってもらい有意義な一日を締めくくる。
 そうそう、腰は祈りが通じてかほとんど痛みもなくなり、なんとか無事にいけそうである。感謝。Img_2088

多くの人が高橋さんどうしてるって聞いている。元気で頑張ってるぞ。
今日は紫乃ちゃんの1歳の誕生日。

走行距離32Km 累計5,361Km 費用1、595円

★みゆきステイションホテル 豊橋駅近く 5,400円(朝食付き)
 食堂1割引でおいしい。ロビーにフレッツスポットあり。

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