晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

楽しい肩痛-3 9/27

2020-09-27 | 健康

2020.9.27(日) 曇り、雨 楽しい肩痛-2は2020.9.4
 8月25日MRIをとってもらい、藤井先生に概要を聞く。さて今後どうしようかと糸井先生に詳細を聞くことにする。

 病名は腱板断裂、左棘上筋腱、肩甲下筋腱に断裂 というもの。
腕の動きから見ると程度は軽いようだが、画像では明らかに2箇所に白い箇所が映っている。これは水もしくは血液で断裂の部分。例示の画像よりは小さくて、断裂の程度は軽いようだ。
 ただし自然治癒の可能性はほとんど無く、現状維持すれば上出来らしい。現実にある痛みは五十肩のことを思えば無いようなもので耐えられないものではないが、これが永遠に続くとすれば恐怖である。60代で5人に一人という多くの患者も、手術数が少ないのは日常生活に支障が無いからだろう。中には症状のないひともあるそうだ。腱板がなくても筋肉で腕は上がり、力も出る。痛みさえなければ何でも無い病気なのだ。全快の道は手術だそうだが、これがまた日数的にも大変そうで行う気はしない。手術例が少ないせいだろうか施術される病院が少なく、北近畿では福知山ぐらいだそうだ。
 通院して治療するという性格のものではないし、自分自身で方針を決めるしかない。
 ・運動域を確保するためストレッチをする。(痛くなる手前まで)
 ・インナーマッスル運動で筋肉の強化
 ・肩周りの指圧、マッサージ
 ・温泉等で肩を温める
以上のことを続けて様子を見たい。そして可動域がなくなってきた時、痛みが増して動かすことが出来なくなった時、力が入らず作業が出来なくなった時、手術を考えたい。
 インナーマッスル運動については実は13年前から行っており、今回断裂が起きたことにショックを感じている。2006年自転車日本一周の最中に五十肩になり、スポーツドクターの笠次先生に教えてもらって続けているトレーニングなのだが、結果として腱板断裂の予防となっていなかったというのはつらい。しかし今となってはやるっきゃなく、左肩については従来の倍の運動量としている。
 インナーマッスル運動は棘上筋腱以外の断裂の場合、逆効果という説もあり複雑な気持ちもある。診断では肩甲下筋腱にも断裂があるようで、これがインナーマッスル運動がどう影響するか調べてみる必要がある。
 このように不安な事項はいくつかあるのだが、この方向でリハビリを続け、痛みがなくなることを夢見て前向きに取り組みたい。努力をして自らの身体を治すのは楽しいことである。出来れば治癒という奇蹟がおこれば最高なんだけど。おわり
【今日
の”のびちゃん”】NO.42
 9月20日はのびがじょんのびに来た日だ。本当の誕生日が解らないのでこの日を誕生日としている、4歳の誕生日だ。お祝いを兼ねておおいの芝生広場に行く。近所に仲間が居ないので、ここに来ると大はしゃぎ、好きなだけ嗅いでくれ。

コンビニでお昼ご飯を調達。

写真撮るときは尻尾が下がるのよね。

白糸濱神社に植木屋の松下さんが来ていたので、記念樹を買う。(姫コブシ)



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がん・認知症・老化(10)9/17

2020-09-17 | 健康

2020.9.17(木)曇り、雨 「がんに効く生活」-3
 本書は、「がんの進行を予防し云々」とあるので、がんになった患者が、それ以上進行しないようにするための生活を書いているものと思いがちだが、実はそうではない。がん細胞は誰でもが持っていて、やがて発症するか、消えてなくなるか、増殖しないで留まっているかなどの差があるだけだ。だとするとがんと闘病している人にも発病していない人にも同様の効果があるとすることが出来る。つまり治療的効果と予防的効果があるということだ。がんを怖れてばかりいないで、少しずつこういった生活を取り入れるのは意味のあることだと思う。
 がんのなんたるかを知り、がんの弱点を知れば如何なる生活をすればよいか解ってくる。本書ではそれらのことが詳しく書かれている。食生活について多くのページが割かれているが、それは他の書物も沢山出ており参考にしていただければいいが、本書ではこころの問題について詳しく書かれている。著者が精神科医であることも影響しているのだろうが、自分自身ががん患者であることで、恐怖、苦悩、孤独、生死など精神的心理的な面について臨場感をもって語られている。
 医療の現場では過去のトラウマや心的ストレスなど相手にされない、ましてや治療としての心的な療法などなにも無い。食事療法にしてもがんの治療現場では語られない。著者はそのように感じておられるが、それはがんだけでなく、他の病気についても同じようなことだと思う。

 免疫力を高め、がんを発症、成長させないために、マインドフルネスや呼吸法などのストレス調整法を取り入れ、PTSDに対してEMDR療法(眼球運動によりPTSDに効果がある)などを取り入れている。「ロザリオの祈りとマントラ」という項ではそのリズム、バイオリズム、呼吸などから科学的に検証され、免疫システムの正常な作動、炎症の減少、血糖値のよりよいコントロールとがんに対して効果的な状況を生み出しているとされている。先般、般若心経やマントラ(オンマニペメフム)について言及したわたしも(2020.6.8~参照)大変満足している。
 著者のがん治療の現場では、食事療法や心理療法など一切無かったようだが、最近のがんに関する記事など見ていると、こういった方面の研究や治療法も出てきているようだ。放射線治療の最先端で活躍しておられるドクターが、早寝早起き、腹八分目、快便、運動、よく笑うなどの生活習慣を推奨しショウガや人参といった食べ物を推奨されていた。また、笑うことでナチュラルキラー細胞が活性化されがん細胞を殺す、などとも語っておられる。シュベール先生はそういう意味で先駆者だったのだろう。
 がんと戦っておられる方、がんを怖れておられる方、がんなんて関係ないと思っておられる方も必ず役に立つ良書である。おわり
【今日の”のびちゃん”】NO. 41
15日に天橋立に行ったのだワン。ワンコも一杯居て楽しい楽しい、松が斜めになっているなんとかの松まで歩いたのだ。


 

 

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がん・認知症・老化(9) 9/11

2020-09-10 | 健康

2020.9.11(金)「がんに効く生活」-2
 「がんに効く生活 Anti Cancer」 ダヴィド・S・シュレベール著 NHK出版 2009年発行 古書
 
375頁の大作
 著者はピッツバーグ医科大学院臨床精神医学教授で1961年生まれ、31歳の時に脳腫瘍を患い、余命宣告を受ける。手術、投薬を続ける傍ら、自らの力でがんを克服できないかとあらゆる研究を始める。食事療法、運動療法など多岐にわたって科学的に探究されているが、特に専門分野である心の問題についても詳しく書かれている。それらを実践し、死の宣告を受けたにもかかわらず、51歳まで命を長らえたのは彼の説に大きなエビデンスを与えるものではないだろうか。特にこころの問題は、著者が実際に体験した、がん宣告の恐怖、闘病の苦しさそして死の恐怖など実体験から編み出されたもので、信頼感がある。
 このたぐいの本は数多くあるが、非科学的なものが多く説得力に欠けるものが多い。また医師によって書かれた本は数多くの論文から、自説に都合のよいものだけを取ってきて利用しているものがよくみられる。本書を読んで、「あの説はこの論文からとられたものか」という説がいくつか見られた。本書では他の論文を引用した場合に、詳しくその概要や周辺情報まで書かれている。(英語の部分が多いが)
 がん治療に関して免疫力とか自然治癒力を説く本は、外科手術、放射線治療、化学療法などを否定するものが多い。本書はこういった西洋医学に基づく治療の効果をあげるために自然治癒力を高めるという考え方で、がんの治療に関して最も妥当な方法と思う。
 本書を読んで、今まで解らなかったこと、不思議に思っていたことがいくつか解明できた。その例を少し紹介してみよう。
・それは血管新生抑制因子のことだった
 近藤誠先生の著書で(2020.4.10参照)元のがんは既に転移したがんの増殖を抑えているので、手術によって元のがんを切ってしまうと、転移したがんが暴れ出す。というようなことが書かれていた。一体何のことか解らなかったが、どうやら新生血管を造ることを抑えている化学物質を出しているようだ。がん細胞は新生血管を造り出し、そこから栄養を補給して増殖する。だとすると医学としては、手術をしないという発想より、転移したがん細胞に新生血管を造らせない薬とか方法を追求すべきだと思うのだが。
・祈りはがんに効く
 瞑想、マインドフルネス、祈り(ロザリオ、マントラなど)をすると、・免役システムの正常な作動・炎症の減少・血糖値のよりよいコントロールの効果があるとされる。(ニューヨーク科学アカデミー年報)これは将にがんの成長を妨げる要素である。ここで以前に紹介した般若心経(2020.6.8~参照)やオンマニペメフム(マントラ)におまじない効果があると書いたが、やはりそのリズムにバイオリズムを調和させる効果があると言われている。こういう方面は科学的に証明される事は少ないが、本書は科学的にわかりやすくアプローチされている。つづく
【今日の”のびちゃん”】NO.40
 定期の検診にキャドックさんに行く。当初は怖がって震えていたのびも慣れてきたのか、随分落ち着いている。エコー診断の結果心臓にフェラリアの影はなく、次回血液検査で陰性となれば全快と言うことなのだろうか。とにかく元気でいることがありがたい。
 
海自の警備犬も診察に来ていたよ。待合でも落ち着いて待てるようになった。 


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がん・認知症・老化(8) 9/10

2020-09-10 | 健康

2020.9.10(水)曇り 「がんに効く生活」-1
 70歳以上ではがんは二人にひとりといわれる。事ほどさように周囲にはがんの方が増えてきて、若くして亡くなられる方も出てきた。これでは平静でおられるはずもなく、身体の異変があるとすぐにがんではないかと不安になってくる。病院に行くとまずがんではないかと尋ね、そうでない病名を確認してから治療するという始末だ。先日もお尻にほくろ状のものができ皮膚科に行った。50歳代に出来たもので、一度取ってもらっている。老化でがんとは無関係という事を聞いているが、形がいびつでまたぞろ大きくなってくれば不安である。今回も凍結処理で取ってもらったが、先生は意を察して症例の書かれた本を開き、「がん化はしない」と書かれているところまで見せてくれた。病名は脂漏性角化症というものだった。
 このようにがんをおそれるのは、亡くなられた方、闘病されている方を見ているからともいえるが、がんの発生や治療について知らないことがおおきな要素だと思う。そこで雑誌や新聞の記事や流行の本などを読んでみたが、どうも体系的に理解できない。信頼している冊子「ひと・健康・未来」に「(できるだけ)がんにならない暮らし がんは運である?」という阪大教授仲野徹先生の講演文の中に推薦してあった「がん-4000年の歴史」を読むこととした。上下2巻の大作だが、がんのなんたるかを知ることが出来た。(2020.8.11~参照)

・がんは遺伝子の変異で発生する。だから分裂回数の増える老年期にがんが増える。また、誰にでも発生し得る。
・ウィルス、化学物質、放射線などの発がん性物質によってもがんは誘発される。
・がん細胞が発生して10年~15年かかってがんが発症する。通常のがん検診で見つかっても早期発見とは言えない。
・がんが治療困難なのは、がん細胞が元々自分自身の細胞であり、正常細胞と同居している事が大きい。
・がん細胞は常に変異しており、一人ひとりの形が違うので、統一的な治療法は無い。
・がんは血液に乗ってありとあらゆるところに転移する。
・免疫はがんに対抗する効率的な手段だが、がん細胞は免疫が効かないように変異する。
アトランダムにがんの発生について書いてみたが、これらのことからがんの発症が見られない人も、がんにかかったらどうするかを考えておく必要がある。
1.がんのなんたるかを知る。
2.(なるべく)がんにならない暮らしをする。
3.がんになったらどうするかを(暫定的に)決めておく。
4.常にがんに対する情報を集めておく。(治療法、病院、医師等)
 こう決めておけばいたずらに不安がることもなく、前向きに生きていけるだろう。
では「(なるべく)がんにならない暮らしをする。」といのはどういうものだろう。つづく
【今日の”のびちゃん”】NO. 39

 一日中サークルから出てこないのびちゃんだが、寝るときはおとーのソファーに出てくる。じょんもそうだったが、どうもこのフカフカ感がいいらしい。今日はおかーが上等のカバーを買ってくれたのでご機嫌さんだ。

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死の起源-2 9/9

2020-09-09 | 健康

2020.9.9(水)曇り、雨 がん・認知症・老化(7)
 
 老化については本書の目的ではないので詳しくは書かれていないが、再生系細胞の分裂寿命がつきると細胞の老化となり、個体の老化に繋がっていくという風に書かれている。非再生系細胞についても同様である。
 前回紹介した湊先生の講演では、正常細胞は一定の寿命を持ちやがて死んでいくのだが(アポトーシス)このプログラムを外れるケースがある。一つはがん化でもう一つは強いストレス下で安全装置が働いて分裂を停止する場合でこれを「細胞老化」という。という風に書かれている。本書の細胞老化とプロセスは違うようだが、できあがった老化細胞は同一のようだ。老化細胞は細胞としての機能は徐々に失いつつかなり安定的に生き、多くの炎症因子を放出する。これは個体の老化と同一の現象ではないか。

 いくつかの文献で、遺伝子、細胞から見た老化、死、がんについて大まかに理解することができた。
「死の起源」は遺伝子、細胞と言った生化学的、科学的な方面から死を探究されているが、最終二章は哲学的に死を解説されている。第7章「なぜ死ぬのか」第8章「有限による無限」は本書の真骨頂である。死を科学的に見ることと、哲学的に見ることはアプローチが違っても同じ頂に到達する登山道の様に思える。
「生を明らめ、死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」修証義の冒頭にあるように、生死の意味を見極めるのは人間の最も大切なことである。特に遺伝子操作により永遠の命や同一個体の発現等の可能性が見えてきた今日、生死について確たる信念を持ち得ないと、人類の未来は多分に危険なものとなってしまう。そういう意味で遺伝子や細胞に興味のない方でも本書は一読して欲しい一冊である。おわり

【今日の”のびちゃん”】NO. 38
 
のびちゃんなんでか田んぼが大好きなのだ。カエルだのイナゴだのいるとダッシュする。保護されるまでこういうの食ってたんかと思うと愛おしくなってくる。
 

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死の起源 9/6

2020-09-05 | 健康

2020.9.6(日)晴れ  がん・認知症・老化(6)(5)は2020.8.15
 がん・認知症・老化のカテゴリーで、正常細胞の死(アポトーシス)、老化細胞等について語ってきたが、アポトーシスとヒト個体の死、老化細胞とヒトの老化をパラレルに考えてきた。故に自然淘汰には死が必要という進化論的な結論を導いていたが、これは「ヒトはなぜ死ぬのか」という命題には答えていない。特にアポトーシスについては、個体の死というよりもむしろ生きるための方策ではないかという疑問が残っていた。以前に紹介した湊先生の講演時(2020.8.15参照)には、「正常細胞はがん化しないために死んでいく」とさえ言われていた。これこそ個体が生きていくために細胞が死んでいくということである。そんな時に見つけたのが本書である。
 「死の起源 遺伝子からの問いかけ」田沼靖一著 2001年発行 朝日選書678 古書

減数分裂をする有性生殖が死をもたらしたというのが本書の趣旨である。
 田沼氏は薬学博士だが細胞の生と死の決定機構を、アポトーシスの視点から研究されている。私の疑問にかなり答えてもらえそうな内容なのだが、専門的な文章も多く、正しく理解できたのか解らないが、要点を書いておこう。
 人間の細胞を、常に生まれ変わっている再生系の細胞(皮膚や血液、肝臓など再生するもの)と非再生系の細胞(神経細胞や心筋細胞など置き換わることなく何十年も機能するもの)に分け、前者の死をアポトーシス(自死)、後者の死をアポビオーシス(寿死)と呼び分けておられる。後者のこの言葉が学界で定着しているものか否か知るよしもないが、細胞死と個体の死を理解するには大変わかりやすい。この二つの細胞死は遺伝子に支配されており、火傷や凍傷、打撲や病変で無理やり死滅させられるネクローシス(壊死)は遺伝子には支配されない。
 アポトーシスは先ほどの「がん化しないために死ぬ」などの生体防御、発生の過程において臓器や生殖器、骨格や筋肉など身体の形成を行っており(細胞の塊から不要な部分の細胞が死んで消えて形を作る)、新陳代謝や自己免疫リンパ球の死などの生体制御を行っており、個体の死とは直接関わっていない。むしろ個体が生きていくためのシステムと考えてよい。
 アポビオーシスは非再生系細胞(心筋細胞や神経細胞)の細胞死だからこれは個体の死に直接関係する。
 アポトーシスが直接個体の死に関係しないと言っても、細胞の分裂の回数は決まっており、これはアポトーシスの回数と比例するわけだから、分裂の寿命が来れば、細胞の寿命が終わり、個体の死に繋がることは容易に理解できる。非再生系の細胞についても分裂はしなくても寿命は長く、その寿命は遺伝子にプログラムされているのだから、細胞死が個体の死に大きく関係していることが理解できた。
 本書では老化細胞(分裂はしないが細胞死はしない細胞)については余り述べられておらず、細胞寿命に近づいて行く事が細胞老化であり、個体の寿命に近づいてゆくことが個体の老化だと言うのみである。
                                           つづく

 

 
 

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楽しい肩痛-2 9/4

2020-09-04 | 健康

2020.9.4(金)曇り
 肩痛なら五十肩か変形性肩関節症しか知らなかったが、腱板断裂なんてのもあるわけだ。しかも60代で5人に一人、70代で4人に一人という高率で発症すると言うから、一種の老人病と言ってよいだろう。この病気(というより傷害というべきか)肩の腱板(板状の腱)が切れたり、裂けたり、すり切れたりするものなのだが、五十肩と違って腕は動くし、痛みもさほどではない、力も入るし、日常生活には問題ない。もちろん命に関わるということはあり得ないので、スポーツ選手や腕を使う職業の人以外は手術をすることは無いようだ。唯困ったことは、自然治癒の可能性はほとんど無く、悪化の一途をたどると言うことだ。今まで腰痛、膝痛、手のしびれなど自分の努力と工夫で治して自信をつけていただけに、なにをやっても治らないというのはなんともやるせない。しかし自分の身体は自分で始末しなければ誰も代わってくれない。どうすればよいか、ネットの情報や冊子をあさる。結局どうなりたいか、そのために何をするかと言うことを自分で決めなければならない。例えばスポーツ選手ならば一も二もなく手術を選ぶだろう。現役で岩登りやトライアスロンやってるときなら手術するかもしれない。ところが今の生活で困ることといったら、スイミングトレーニングが難しいこと(現在は片腕で泳いでいる)、薪割りが不安なこと(まだやってないのでわからないが)ぐらいで特段困ることはないのだ。入院とリハビリでひと月以上かかる手術を行う選択は無い。傷んでいるのは蕀上筋の腱板で残りの3本は無傷のようだから、この3本をうまく機能させて可動域を確保し、インナーマッスル体操で周囲の筋肉を鍛える、それで痛みが無くなれば水泳も薪割りも可能だし、もちろん日常生活にも問題ない。インナーマッスル、ストレッチ以外にも指圧、マッサージも試行中で、温泉では徹底的に温めている。

いろんな方面から対処法を探る
 傷んだ腱板は現状維持ならよしとし、仮に悪化しても可動域を確保し痛みが無ければよしとする方針だ。逆に可動域は狭くなり、痛みが増した場合は問題だ。その際は手術も視野に入れて考えておかなければならない。そのためには、再度糸井先生に受診し、傷害の位置、程度を再確認するとともに今後の処置についても相談すべきかと思っている。
 

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