晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

野生のエルザじょん 9/29

2008-09-30 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.29(月)雨

 先日じょんの前里親Hさんからかみさんがショッキングな事を聴いた。それは野犬の研究されている方の言ということだが、じょんの野生に関する事である。じょんは野犬レンの子として信太の森で一ヶ月を過ごした。そのことは犬のしつけとして大変良いことなんだが、実はその間に野生としての生き方がインプットされているということだ。今は我が家で飼い犬というより家族の一員として暮らしているのだが、ある日突然野生のスイッチが入って山に還る可能性があるということだ。そういうことが起こりうるということを覚悟しておく必要があるということだ。もちろん兄姉のマーブルもくるみちゃんにも言えることである。野良犬は飼った場合、出ていってもやがて家に帰るそうだが、野生の犬、野犬は家に戻ることは無いそうだ。それってまるでかぐや姫のようだ。
 ある日突然じょんが山に帰って行く、考えただけでも哀しいことだけどそれが野生というものなんだろう。どんなに大切に育てても、どんなに家族同様に暮らしていても、野生のスイッチが入ったら止めることは出来ないようだ。いくら繋いであったって鉄の檻を用意したって、頭の良いじょんのことだからそんなことは意味がないだろう。もちろん野生のスイッチが入らずに一生を一緒に暮らせるかも知れない。
 ペットロスという言葉をやまちゃんのブログで知った。愛犬の死を迎えた者にしか解らない感情なんだろうけど、寿命を全うしたり、不幸にも病気や事故で死んでしまった方がまだ諦めが着くんじゃないだろうか。ある日突然野生に戻って還ってこないなんて耐えられない。
 私は人前では決して涙を見せることは無いのだけど、じょんと二人で散歩に行っているとき、涙が流れて止まらない。この子がいなくなるかも知れないという哀しさよりも、非情な運命に生まれついたこの子が不憫で堪らないのだ。Img_1127

シャンプー終わってフッカフカ。


今日のじょん:今日はじょんネタだったので休み。

コメント (5)
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