晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

シデの山地名考(1) 6/28

2011-06-30 | 上林地名考

2011.6.28(火)晴

 今回の山行を終えて改めて「シデの思い出」(鳥垣自治会編)を読んでいる。実際に歩いた道をかつては村の人々が茅を背負って歩いたのかと思うと感慨深くなる。自分自身が茅かきをしているような感がしてくる。シデの山には興味深い地名がついており、一般的な山ならここまで細かく地名はつかないと思う。獅子鼻、シデなどは小字だが「シデの思い出」に出てくる地名は小字にもないいわゆる符丁のような地名である。それは単なる個人の山なら必要はないのだが、村中の共同作業で茅刈や山焼きをするためにはこういった地名が必要になってくるのだろう。
 一見暗号のような奇妙な地名に見えるが、実は判りやすい単純な呼び名なのだろうと思う。本来はその地を熟知していないと地名の判読はできないのだが、地図や思い出作文集などから想像して、地名解の提案をしてみたい。地元の方々のご意見を頂いて、より正確な地名の判読が出来たら幸いである。Img_3224

「シデの思い出」に記されたシデ山の地図。


 (1)おりと
降りてきたところ、降りてくるところという意味だろう。
 「と」というのは戸、渡、門、土、道などの漢字が当てられて多くの意味がある。おりと、やすみと、つんど、みと、とシデ山のほとんどの地名に「と」が付いているので詳しく検討してみたい。
 「と」の意味で最も多用されているのが、「土地や流域が門のように狭まっているところ」という意味である。瀬戸や水戸など著名な地名があるが、老富町の栃(とち)も門の地というふうに両脇が尾根で急に狭まったところという意味の地名ではないかと思っている。地形図を見れば歴然である。
 次によく使われるのが川や谷の徒渉地点に使われる「と」で渡(ど)などの文字で表せるばあいが多い。沢渡(さわんど)、土合(どあい)、船渡(ふなと)等。そして谷や川の合流点、二股を「と、ど」と呼ぶ。土合は実はこの意味かもしれない。
これ等の意味は実は元々同じ意味では無かろうかと考えている。つまり川などで地形的に狭まったところが徒渉点になり、二股のところは徒渉点となる可能性が大であるからだ。
 もう一つの大きな意味は場所を表す「と・処」である。愛知県の瀬戸市は海からかなり離れている。陶処(すえと)あるいは迫処(せと)などの意味があるのではといわれている。川の付近によく川戸、郷戸、ゴートという地名がある、これ等は「と」が場所を表すと見てよい。
 従って「おりと」は降りてくるところという意味だろう。Img_3175

おりとの滝、現在はえん堤の土砂が積もり往時の様子は分からない。道は滝の右側、左岸を降りてくるのだが、おりとはちょっとした広場になっていたのではと想像する。


(2)やすみと
 これもおりとと同様にやすむところと解釈して良いだろう。やすみとは単に休憩場所というだけでなく、往路では朝の腹ごしらえや作業の打ち合わせが行われたのだろうと想像する。茅を背負っての復路ではここで隊列を整えて危険箇所がつづく下り道にそなえたのだろう。谷の二股の島となったやすみとは格好の休憩場所であるとともに茅かき作業の拠点でもあっただろうと思う。当時の写真を見ると、休みとでの人々は男も女も本当に良い顔をしておられる。重労働と緊張からしばし解放される一服からあの笑顔が生まれるのだろう。やすみとという単純な地名がこれほど心をうつものはない、茅かきにかよった人たちもやすみとが一番心に残っているのではないだろうか。つづくImg_3186

やすみと、手前はもう少し広場が続いている。往時は周囲の木々もなく、開けた気持のいい場所である。



【作業日誌 6/28】
鳥害対策、テープ張り、ネット張り、センサライト
南京櫨植え替え
散髪

今日のじょん:なまずのおんがえし(前編)
連日猛暑が続きじょんの散歩もアスファルトはつらいだろうなと、堤防の地道を歩くことにしている。忠(ただ)に向かう堤防道の途中には大きな堰があり、その下には岩床が広がっている。実はここに80cmもあろうかというオオサンショウウオが棲息しているという噂がある。是非見てみたいものだとカメラをポケットに通っているわけだ。ところがじょんは河原に降りる斜面、じつはこれが突出した石で固めてあって特に嫌がるのだ。面倒なので堤防の柵につないで一人で降りている。つづく
Img_3145


堰の下の岩床の河原、このあたりに主のオオサンショウウオが棲んでいる。向こうは忠町。 

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シデの山を楽しむ会(2) 6/27

2011-06-28 | 山・峠

2011.6.27(月)曇

 第3の滝の下から右岸の斜面を登って行く。欅や櫟の林を楽しみながら登ると尾根道に合流する。世間は暑さで参っているだろうが、こちらは木々の間を抜ける涼風が心地よい。やがて右下、木々の間に白い水流が見えるようになる。第4から第6の滝までは下の谷にあり、全容を見ることは出来ない。林の中を下りていくことも出来るようだし、装備を調えれば谷沿いに遡行することも出来そうだ。
 道が谷に近づき、大きな桂の木のところにでる。今回はこの幹径を測ることも予定があり、数人で紐をめぐらしメジャーで測る。5m89cmということだった。一本の幹ではないが、なかなかの大木だ。Img_3182 Img_3183

大桂の木を測る、その下流のナメ、第6の滝の落ち口は近い。


 この後も苔むした岩石を楽しみながら谷沿いに登って行く。やがて二股の間の島状になったところの「やすみと」に着く。Img_3185 Img_3186

苔むした谷を登って行くと、やすみとに着く。


 ここは名のとおり茅かきの唯一の休憩場所だったのだろう。荷があまりにも大きいので何度も休むことできないのだろう。ここは重荷から解放される唯一の楽しみの場所だったのだろう。古い写真を見ると皆が笑顔で休んでおられる。写真に雑木の切ったものが沢山写っている。炭焼の原木だろうか、やすみとの左川の岸に旧い炭窯の跡がある。茶碗などが出てきたりしているので泊まり込んで炭焼をされていたのだろう。
 やすみとから先は緩やかな斜面をジグザグに登って行く。おおだんというあたりだろう、もうこのあたりは茅刈場となっていたのだろう。従ってはっきりとした道があるわけではない。それでも散策路、登山道としては歩きやすいところを固定した方がよいので、ブルーの紐や黄色のテープでマークしてある。周囲は雑木の開けた林で、やがて林道の広場にぽっかりと出る。
 ここで昼食をとることとする。この広場は鳥垣林道の一部が台風の土砂で埋まったものを運んで広場にしたものだということだ。展望もよく、ここでかつてバーベキューの催しも行われたようだ。展望は老富の国境稜線から弥仙山の辺りまでの大パノラマで、下方には睦寄の村々、畑口方面の村も望める。上の稜線まで上がれば舞鶴湾も見えるとか、いつか登れる日が楽しみだ。Img_3189 Img_3191
 
丹丹、若丹国境の山々、下に見えるのは古井あたりか。右は弥仙山かと思われる。


 このあたりにはシデの木も多く生えていて、やはりシデ山の名の起こりはシデの木によるもののようだ。シデの木は初めて知ったが、この木なら我が家の薪用材の中にもあるぞ。妙に繊維が走っていて、斧ではすっぱりと割れない、きっとあの木だなあと思い当たるのである。シデはアイアンウッドである。Img_3192

これがシデの木だ。


 帰り道はもと来た道を辿り、谷に下りることなく尾根道を下ってスタートした滝のおりとの少し上の広場のおりとに飛び出した。
 ここにログハウス作ってみんなで楽しめたらなあと桜井さんの言、夢見るだけでなく実現されてきた鳥垣の人々だからきっと出来るだろうなあとうらやましく思うのであった。見れば大きな胡桃の木が青い実を着けている。「くるみひろば」あるいは「くるみのおりと」なんて名前が素敵だなあ。Img_3196  
 
胡桃もなってるぞ。



【作業日誌 6/27】
草刈り(5-5)

今日のじょん:じょん検定最終問題の答 のび 
というわけで、10問正解の方には「じょん博士」、7問以上正解の方は「じょん検定第一級」、5問以上の方は「じょん検定第二級」を授けます。5問未満の方は来年度の受験を目指して、今日のじょんを熟読すること。それにしても初のじょん検定、一番楽しんだのは村長だったみたい。面白かったぜ。Img_2822


「んなのカンケイねえ」
「あほかおまえのこっちゃないかい」

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シデの山を楽しむ会(1) 6/26

2011-06-27 | 山・峠

2011.6.26(日)晴

 鳥垣自治会が整備を進めておられる鳥垣渓谷、シデの山の山行が催された。一段と暑さも増してきた時期だが楽しみにしていたので、早速参加させていただいた。三回のシリーズになっており、今回は鳥垣渓谷からおおだん、鳥垣林道まで往復する半日コースだ。
小野田橋集合 9:00  軽トラでおりとまで
おりと(滝)発  9:15
三の滝着    9:40
桂の木着   10:25
やすみと着  10:50
林道着     11:40 昼食林道発12:10
やすみと着  12:50
おりと(広場) 13:24

 鳥垣渓谷は名前こそ聞いていたがどのようなものか知らなかった。小野田橋周辺の河床の岩盤や吉水辺りの大きな岩石を見ていると、そこそこの渓谷が予想されるが、果たして予想以上に規模の大きい、美しい渓谷であった。滝の美しさもさることながら、岩床、岩石、水流の美しさもあり、なにより周囲が植林でなく広葉樹の林であることがなによりだ。
 塚ヶ谷の林道の少し奥に鳥垣6号墳の円墳がある。封土は無くなり石室が露出している。今回は目的でないので次回に改めて観察したいと思うが、鳥垣には他にも10基もの古墳があり、古代の重要な地であったことを思わせる。Img_3174Img_3175 
 
塚ヶ谷、鳥垣6号墳は林道の脇植林の中にねむっている。
右は第一の滝。

 大きなえん堤のところが第一の滝でここに車を置く。えん堤によって滝の下部が埋まっているがえん堤そのものの落差が相当あるので、元々の滝の大きさはかなりのものであったと予想される。熊内さんに「こめ石」(米石か)の事を聴く。この渓谷に沢山ある黒褐色の表面のつるりとした岩で、石塔や石碑に格好の良い石だということだ。この一の滝の下にも大きなこめ石があるのだが、写真を撮ろうとファインダーを覗くとなんと鏨(たがね)の痕がある、やはり過去に切り出そうとした痕跡である。桜井さんが各滝に名前を付けようと考えているとおっしゃっていたが、「こめいしの滝」ってのはどうだろう。おりとという地名だから「おりとの滝」でもいいかな。Img_3176
 
鏨の痕が残ったこめ石。


 この滝を左岸から登り、右に左に徒渉しながら3の滝のしたまで行く。道は整備され危険なところはロープを張って安全にいけるようになっている。地元の方の苦労が偲ばれるところだが、茅かきの頃は事前に道作りをし、徒渉点には丸太の橋も架けたそうだ。信じられないほどの大きな茅の束を担いで下りてくるので、しっかりした道が必要だったのだ。きれいなナメやゴーロを楽しみながら第三の滝に到着、ここで一服する。茅かきの道ももともとこの渓谷の道を使っていたそうだが、28水(昭和28年台風13号)の際に谷が荒れ、通行不能になり尾根道を下るようになったそうだ。つづくImg_3177Img_3178Img_3179





第3の滝まできれいなナメやゴーロが楽しめる。

 【作業日誌 6/26】
草刈り(5-4)

今日のじょん:暑さが続いてじょんも居場所に困っている。かみさんがジェルの冷たいマットを買ってきたが、一向に使わない。以前に買ったアルミ板の冷却板も全然使わずに遊んでいる。臭いが気に入らないのか感触がよろしくないのか、親の心子知らずとはこのことだ。Img_3209


暑くても左の冷たいマットには座らない。あほちゃうか。
 
 

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雨読 墓地 6/25

2011-06-26 | 雨読

2011.6.25(土)晴

 日本古代文化の探究「墓地」 森浩一編 社会思想社発行 1988年初版第6刷 定価1,854円 購入価500円
 シリーズとして出版されているもので、他に鉄、隼人、蝦夷、火、家など16種のテーマが出版されている。各テーマについて従来考古学なら考古学として一面的にとらえられてきたものを、民俗学、言語学、民族学、動植物学、建築学などあらゆる分野からアプローチしようというシリーズである。Img_3198
 編集の姿勢は大変興味深いもので、歴史を紐解く場合ひとつの専門的な学問からのアプローチでは困難であると思われ、このシリーズに期待したのだが、結局一つひとつの著述は各々の専門的な分野における論文で、書物として一冊の本に収められたというだけのものである。つまりあるテーマについて各分野の専門家が集まって研究をしたというのではないということだ。なかには出版の趣旨を理解して、自らの専門以外の学問についても思いをめぐらせて書いておられる筆者もあるが、自分の分野の事柄をだらだらと羅列されて退屈な文章もある。
  それでも葬制墓制を主題とした文献は少ない。考古学ではそのほとんどを古墳の発掘にかけながら、葬、墓の文化についてどれだけ言及しているのだろう。民俗学がその辺りをはっきりさせてくれると期待するのだが、実は今ひとつはっきりしない。両墓制について何回か書いてきたが、その本質は私自身よく理解できていない。
 葬制墓制に関する書物を読んでいると、様々な形態が時間的地理的に無秩序に現れるように見える。大林太良氏が「葬制の起源」のなかでA・L・クローバーの説と言っているのがこのことなのかなと思うが、氏は事態の表面だけを見た不十分なものと批判している。「葬方の分布は、分類を基本的な原理で行ない、また、それと宗教的表象や世界像との関連を考えて研究すればよい結果をうみ出すことができるのである。」これが大林氏の結論である。
 前述の様な態度でもって葬制墓制を語ってもらえばいいのだが、どこの地域ではこう、どの時代ではこうといった表現をいくらされても私たち読者は少しも理解できないのである。Img_1393
 
私たちは巨大な古墳に墓地というイメージを持たない。これは一体どういうことだろう。(仙台、遠見塚古墳)


 さて本書の中でも気になった事柄がある。それは樹上葬や風葬と言ったいわゆる埋葬することのない葬方に関する記事なのだが、実はその部分が一向に見あたらない。探し当てて続きを書くことにする。

【作業日誌 6/25】
草刈り(5-3)刈払機回復、やはり問題はプラグだった。

今日のじょん:じょん検定十問目最終回 我が家では今少し生活が安定したら子犬を飼いたいと思っている。もう既に名前は決まっているのだが、その名前はなんだろう? じょん君はひとりっこだが兄弟がいたらもっと楽しいナー。Img_3173  

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大唐内のこと(61) 丸山とイモリ村 6/24

2011-06-25 | 歴史・民俗

2011.6.24(金)晴、夕立

 永谷坂峠から国境稜線を北に1Kmあまりで474mのピークがある。このピークは日置峠、宝尾から登ってくる尾根が合流するピークで何と呼ばれているのか知らない。若狭から丹波に越える道で最も古いのがこの尾根だろうと私は予想している。このピークをさらに主稜線を北に下ったところが坪坂(つぼざか)峠である。これは市茅野(いちかや)の集落をつめたところにある。つまり市茅野から関屋に越える峠である。ただし峠を越えてすぐに猪鼻峠からの道に合流するのである。関屋の坪に向かう峠だから坪坂というそうだが、果たして関屋の坪と言うところはどこにあるのだろう。関屋の小字に中ノ坪というところがある、いずれ確認してみたい。
 永谷坂峠も坪坂峠などをみると、永谷坂、坪坂という坂道があるのかなと思われるが、実際あるのかも知れないが実は「坂」とは峠のことなのである。尼公坂(にこざか)、ダラ坂などこの地方にもあり、北山周辺でも海老坂、知井坂、肱谷坂など枚挙にいとまがない。坂というのは境を意味し、峠というのが地理的にもあるいは精神的にも境を意味する場所なので「坂」が「峠」を指すようになったということだ。峠の語源は「たわ、たを、たをり」というのは柳田国男の説であるが、地形的にたわんだところ、鞍部という意味で当を得ていると思う。「越」(こし)、「乗越」(のっこし)という峠の別名もその動作から理解できる。
 ただ、坂=境という考え方には、国と国、村と村の境だけでなく、あの世とこの世の境という意味があることを見逃してはならない。古事記に出てくる黄泉比良坂(よもつひらさか)は将にあの世とこの世の境であろう。古代人が山の向こうにあの世が存在すると考えたとしてなんら不思議ではないし、月山や立山の信仰も元はその辺の思考にあるのではないかと思うのである。
 さてその北にあるのが小唐内から若狭に越える猪鼻峠(いのはなとうげ)である。次の写真を見ていただきたい。一体何に見えるだろうか。Img_3164




【作業日誌 6/24】
草刈り(5-2)刈払い機故障
薪割り

今日のじょん:6月というのに猛暑日となっている。「朝の散歩もほどほどにしとかなあかんで」と言いつつもぽんぽこぽんになると熱が入ってしまうおかーである。てなわけで、「ジャンプしてるとこうまいこと撮ってや」やて。Img_3148
 

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続々・虫害 6/23

2011-06-23 | 違いのわからん農学士

2011.6.23(木)曇

 妙に蒸し暑いなあと思いきや、梅雨前線が日本海に上がっている。梅雨明け宣言こそされていないが、そういう状況だ。
 さて問題のオリーブだがオリーブアナアキゾウムシ(以下アナーキーと呼ぶ、某ブログで使ってたのだが、いい命名だ)にやられてから毎朝点検している。今朝は姿は見えないが、土中から昨日のガトが顔を出してもぞもぞやっている。ひょっとしたらこいつがアナーキーの幼虫かなと捕獲する。土をほじくっているともう一匹いたので瓶に入れておく。後で調べるがどうもアナーキーの幼虫では無さそうだ。それにしても凄い繁殖力ということだから、まだまだ油断大敵だ。Img_3136
 
オリーブの根元にいたガト、アナーキーの幼虫ではないみたい。


 実はオリーブの隣のレモンの木も葉の食害が激しい。たまにアゲハの幼虫が葉を食っているが、駆除してもおなじようにやられる。真犯人が見つからないままに来たのだが、数日前小さなナメクジが葉にたかっているのを発見、どうもこいつが犯人らしい。ナメクジカダンというナメクジ用の殺虫剤があったので、根のまわりに撒いておく。するとだ翌朝から死骸がどっさり、どうしてナメクジに気づかなかったのだろうか。Img_3108
Img_3137  見てよこの無惨な姿、ナメクジカダンい~薬です。

 このように原因が判ると対処のしようがあろうというものだが、原因不明のまま枯れてしまったのが白樺である。白樺と山椒は急に枯死すると言われているが、判っていても現実に起きるとショックである。特に白樺は一本2,000円もの苗を三本買って植えつけたもので、おそらくじょんのびガーデンの樹木の中では最も高価なものだろう。しかも三本の中で一番育ちが良く、見事に茂っていたものが枯れるので納得がゆかない。白樺の大敵はテッポウムシつまりカミキリムシだそうだ。これもアナーキーと同様幹に穴を開けて食害するらしい。そしておが屑を根元に落とすから常の観察が大切ということだ。ところがそれらしい兆候もなく、いきなり元気がなくなって出るはずの新芽や葉っぱが出てこないのだ。もう完全に諦め状態なので幹や根を取りだして点検しようかと思っている。Img_3111


枯れてしまった白樺、右上のが元気な奴。




【作業日誌 6/23】
玉切り

今日のじょん:今日はかみさんがお出かけで、おとーと二人で店番をしていた。ユキちゃんが遊びに来ていたときだけは元気だけどあとはしょぼちんとしている。夕方になっておかーが帰ってきたらもう大騒ぎ、ちぎれんばかりに尻尾振って部屋中ばたばた。やっぱリーダーはおかーみたいだ。Img_3138Img_3139


無いとき~、ある時~。判りやすい性格だ。 

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続・虫害 6/22

2011-06-22 | 違いのわからん農学士

2011.6.22(水)曇

 オリーブの木に巣くうオリーブアナアキゾウムシを二匹やっつけて、あとは運天まかせと決めていたら、又しても根のところにおが屑が落ちている。おやっと思って観察すると、根から10cm程のところでゾウムシが樹液を吸飲中である。参ったなあ、まだ居やがった、しかも象の鼻を木に差し込んで、現行犯である。なるほどこうやって害を及ぼすのかと周りを見ると、その穴がいくつも開いている。アナアキゾウムシというよりアナアケゾウムシではないか。カダンセーフぐらいじゃてこに合わないのでスミチオンの1000倍液で殺虫する。いかつい甲虫だが意外と簡単に死んでしまう。 Img_3116
Img_3117樹液吸飲中のゾウムシと吸飲痕



土の中に幼虫とかいるかも知れないと少し削ってみる。大きな芋虫が出てきた。これはゾウムシの幼虫では無かろうと思うが、スミチオンを振りかけてみる。のたうち回って動かなくなったのでさすがによく効くなあと思って少し目を離したらどこかに逃げてしまった。Img_3118_2
 
オリーブの根元にいた芋虫、この辺ではガトという。


 ひとつの枝はぐるりを完全にやられているので、ほとんど枯死状態、つけねのところから切って幹の中の状態を観察する。ぐるりと1cm程の溝状に掘られていて、一ヶ所丸い穴が開けられている。おが屑の蜘蛛の巣状のもので覆われて巣となっているようだ。周囲を掘られているためそこから先は枯れてくる。支枝の場合はいいが根元の幹となると全体が枯れてしまう。Img_3125
 
ここまでぐるりをやられると堪らない。


 ここで中学校の理科、生物の時間で習った寄生のことを思い出す。寄生するものは寄生宿主を殺さないという法則だ。このゾウムシだってそうだ、適当に穴を開けて樹液を吸っている分には樹は枯れることもないだろうから永久に吸い続けることが出来る。こんなして木を枯らしてしまったら二度と樹液も吸えない。上林にオリーブなんてそうあるもんじゃねえぞ。馬鹿な虫だ。
 もう一本のオリーブも気になって観察する。根元はサントリーナが生い茂って観察もままならない。いずれにしても根元が生い茂って風通しが悪いのはよろしくない。「刈ってしまうぞ」と園芸部長に了解を求めると、「サントリーナは虫除けのハーブなんだから、生えている方がいい」という答だ。私はハーブの除虫防虫効果は認めるが、それはそのハーブそのものであって周囲の花木に対して効果があるとは思えない。周囲にまで効果を現すならば、それなりの成分を放出する必要がある。香りの成分がそれだと言われればそれまでだが、虫はそんなヤワなもんじゃない。ことほど左様にオリーブの葉に夥しい黒い糞が付着し、その上部に葉に営巣する青虫を発見した。これが何者かは解らないが、葉に食害を与えていることは事実である。Img_3121
 
もう一つのオリーブにはこんな感じで虫がいた。


 というわけで、この青虫もスミチオンの毒ガス室で抹殺された。

【作業日誌 6/22】
草刈り(5-1)初めてチップソーで蛇を引っかけた、気持ワリイ。
看板用屋根作り

今日のじょん:じょん検定第九問の答 「よっこらじょん」、連日数十回は使用している、多い日は百回を超えているかも、、、。一度数えてみようと思いつき試みたが、すぐに諦めてしまった。
 

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上林蛍情報 6/21

2011-06-22 | 日記・エッセイ・コラム

2011.6.21(火)曇

 今年は蛍が少ないという噂だ。例年より低温が続いていることと5月末の大雨で川も谷も水流が激しく蛍や餌が流されてしまったこと、土砂に埋まったことなどが言われている。ところがほたる祭の放虫は予想外に集まっていて意外な感がしたぐらいだ。蛍を集められた役員さんの苦労が偲ばれる。
 上林の蛍スポットは沢山あるだろうが行きやすくて確実に楽しめるのは、ほたる祭翌日以降の上林山荘下の通称ほたる川である。上林に来た初めての年、2008年の祭りの翌日ここを訪れた。人出も多かったが、もの凄い数の蛍に感動した。
 てなわけで三年ぶりに昨晩訪れた。三年前とは打って変わって数は少ないのだが、ほたる川の遊歩道のところなどは結構飛んでいる。少し風があったのが少ない原因かもしれない。Img_3114 Img_3115
 
このあたりがベスト、遊歩道があるが真っ暗なのでライト長靴は必要。右は上林川に合流するところこのあたりも多い。


 帰り道、府道が上林川に近づく念道も道から眺められるほたるスポットだ。でも例年よりやっぱり少ないみたいだ。
 府道から分かれて忠、佃方面は隠れたほたる名所である。難点は道が狭いことと車から降りると草むらとなることである。とにかく暗いので懐中電灯が必携、そして長靴で行くことがお勧めである。私は三年前、忠の手前の記念碑のところで見たが、それは素晴らしい光景だった。佃など上林川にかかる橋の上から眺めると、川から沸いてくるように飛び出すそうだ。今年は少なそうだから行くことは無さそうだ。
 最後にじょんのび谷である。数は少ないがなにしろプライベート蛍刈りなので値打ちがある。谷に土砂が出て今年は見られないかと思ったが、一匹だけ申し訳程度に飛んでいた。来年に期待。Img_2981


5月30日の写真、このあたりに一匹飛んでいたのだが、写真のように大雨で土砂が流れ込んでいる。

【作業日誌 6/21】
看板、屋根作り、ソーラーライト試運転
薪割り

今日のじょん:三年前に来じょんしたときの写真を眺めていたら、毛がむくむくしてカイカイしている。やっぱりこの時期は生え替わりで痒いみたいだ。あんまり痒がるので朝からファーミネーターしてかみさんがシャンプーする。妙にほっそりしたみたいだが、体重は18Kg、ベストである。Img_3112

シャンプー前の不安そーな顔。

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虫害 6/20

2011-06-21 | 違いのわからん農学士

2011.6.20(月)雨、曇

 今年は虫が多いぞっと言っていたら、新たな虫が現れて大切なオリーブをやられてしまった。三年前にモリイの店の片隅にわけあり商品で並んでいた900円のオリーブだが、介護の甲斐あって元気に育ち、屋根にまで届こうかと言うまでになった。葉も生い茂り、幹も太くなって来じょんのお客さまにも感心していたく程の樹となった。店の左右にあるので小さいながらも実も着けるようになって楽しみにしていたところである。ところがここ一月ぐらいか、何となく元気が無く、葉も少なくなって新芽が出てこない。Img_3109_2

葉がスカスカ。


おかしいなあと思いつつ放っていたのがいけなかった。よーく観察すると枝のつけ根のところと根から立ち上がっているところに細かいおが屑状の粉が盛り上がっている。テッポウムシかなと思って幹を観察すると、穴は開いていないが樹皮が茶色くまだらになっている。これは何か害虫だと気づき、おが屑を歯ブラシで剥がしてゆく。
するとその中にいたいた、1センチあまりの黒褐色の甲虫が二匹、こいつが犯人だ。
 調べるとオリーブアナアキゾウムシという甲虫の一種である。オリーブが大好きというとんでもない害虫だ。とりあえず火あぶりの刑にして抹殺する。ところがその食害がすさまじい。樹皮のまわりをぐるりとえぐっているのだ。そこは水分養分の通り道である、これじゃあ枯れるしかないわけだ。枝の根元だけならその枝が枯れるだけで助かるかもしれないが、根元のところは深刻だ。Img_3103 Img_3104
 おが屑を掃除して、殺虫剤を塗布する。あとは運を天に任せるのみだ。もっと早く気づけばと後悔するが、なにしろ初めての経験で致し方ない。三年間一緒に頑張ってきたオリーブだもの、枯れてしまっては悲しすぎる。くそったれゾウムシ野郎。Img_3106

こいつが犯人だ。


【作業日誌 6/20】
看板用支柱のデコレーションづくり

今日のじょん:じょん検定第九問 じょん語録は59を数えるが、その中で初回のじょんのび流行語大賞に輝き、ついには永久欠番となり、日常にしょっちゅう使っているかけ声がある。それはなんというかけ声か。(ヒント 体重計に乗せるときや診察台に乗せるため抱き上げるときなど必ず使う)Img_3102

写真は問題と関係なし、だんだんおとーの居場所を侵食しているというどこかの国みたいな行為の証拠写真。

 

 

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沖縄の夏 6/19

2011-06-20 | 日記・エッセイ・コラム

2011.6.19(日)曇

 NHKスペシャルでピューリッツアー賞作家のデール・マハリッジによる沖縄戦の旅が放映された。旅ったって陽気なものじゃなくて、「父は日本人を殺した」「沖縄戦・米兵が初めて明かす真実」「少年兵と民間人殺害」というサブタイトルなので推して知るべしである。
 今、本土では梅雨の真っ最中で各地で被害も出ている状況だが、沖縄はもう夏である。沖縄の6月は沖縄戦の終結した時である。沖縄戦を体験した人々も数少なくなり語られることも無くなったのかも知れないが、私は日本人が米国人が、そして全世界の人々が沖縄戦について知らなければいけないと思う。
 誰でも沖縄といえば明るい太陽、珊瑚礁の砂浜、南国のリゾートを思い起こす。私自身当初は旅行にトライアスロンにと沖縄を訪れていた。そして国際通りで買った沖縄の歴史と文化に関する本で、薩摩藩の圧政、琉球処分、そして沖縄戦と沖縄の人々が日本から受けてきた非条理を知ることとなる。
 先の自転車旅行で最も長く滞在したのは沖縄だし(2月16日~3月5日)、テーマを設けて旅をした県は沖縄県だけである。そのテーマは沖縄戦と門中墓である。
 ひめゆりの塔とか摩文仁の丘とかはよく知られるところであるが、沖縄戦そのものの内容は学校で習うこともない。旅行中に資料館などに寄ったり各地の郷土史を読んだりしながら沖縄戦のことを学んだが、体系的に知ることは出来なかった。そんな時国頭村奥の民宿海山木で琉球新報社の「これが沖縄戦だ」という写真記録に出合った。写真記録と言っても大田昌秀氏編著の文章も多く、沖縄戦について網羅されている。もう夢中で夜寝るのも忘れて読みふけっていた。そして旅の終わった年の夏、下鴨神社の古本まつりでこの本を見つけたときは感動さえ憶えた。Img_3101
 沖縄戦とは1945年3月から6月まで続いた悲惨な戦闘である。その特徴は、日本が沖縄を本土を守る楯としたこと、日本軍は沖縄県民を護るどころか矢表手に立たせた、米兵は民間人を無差別に殺傷したというようなところである。
 番組の中で当時の少年兵であった方が、「アメリカの正義とは一体何だったのか」と語り、デール氏は「祝勝記念の写真の兵士は皆、虚ろな顔
をしていた。」と語っていたが、それは戦争、戦闘の中身がこの戦いで大きく変わっていったことではないだろうか。非戦闘員、民間人をも無差別に殺傷する戦争がこの時から始まったのではないか。「戦後66年、日本は一度も戦争をしていないが、アメリカは今日まで戦争をし続けてきた。アメリカは大戦で何も学ばなかった」ふうなことを言われていた。

 【作業日誌 6/19】
看板のデコレーションづくり
薪割り

今日のじょん:じょん検定第八問の答 (2)ファーミネーター
大変優れものと思うが、いろんな種類があり一体どう違うのかよく解らない。値段もまちまちで2千円台から一万円近いのもある。特に日本のショップが輸入して販売しているものはうっそ~という値段もある。種類と値段をよく調べて購入すべし。
 さて今日、6月19日はじょんの来じょん記念日である。来た日の写真を見せてあげよう、かわいいで。Img_0746

初めての自動車長旅で酔ってしまったようだ。持参したゴジラとクッションはいまだにじょんの宝物である。

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上林ほたるまつり 6/18

2011-06-19 | 日記・エッセイ・コラム

2011.6.18(土)曇

 第30回のほたる祭が無事に終わった。W杯と重なった昨年と変わり、人出はまずまずの様子だった。予想された雨も降らず、風はなく、蒸し暑さもなく、かといって寒くもなく、イベントには最高の天気だった。
 なにかと噂の蛍の放虫だが、今年は低温の影響で少ないかなと思ったのだが関係者の努力で沢山集まったようで三年間見てきた中では最高の風景であった。動物虐待とか言われて放虫のあり方が問われているようだけど、果たして動物虐待とまで言えるだろうか。確かに集めて一気に放すというのは自然ではないし、いくらかは死んでしまったりするんだろうが、殺すためにやってる訳じゃあるまいし別にいいんじゃないと思う。自然ではないけれど感動的な風景ではある。普通の日に上林に来て、上林川の橋で待っていれば、自然の蛍の乱舞が見られるという。この方が感動的だと思うけど、確実に見られるかというとそうでもないので祭りで確実に見られるのがよいのかもしれない。
 このイベントに例年出店を出しているのだが、どうもコーヒーというのは需要が少ないようだ。各地域のサークルが様々な美味しいものを揃えて出店されるので、それを楽しみに毎年来られる方もある。
 蛍の放虫など方向が変わるかも知れないけど来年も開催されることは間違いないだろう。じょんのびも店の存続する限り参加しようと思っている。Img_3100

今年の出店はガラクタも販売、全然売れなかったが、、、。



 今日のじょん:午後からずっと出かけていたのでじょんの様子は解らない。ただ疲れて帰ってきたら尻尾ふりふり迎えてくれるのには癒される。どこのかみさんも新婚当初はともかく、いつまでも玄関で迎えてくれることはあるまい。給与振り込みになってその傾向は一層のこととなった。じょんは命ある限り心から迎えてくれるだろう。Img_2809
こういう感じで迎えてくれるのよね。これはかみさんを迎えてるとこ。(4月の写真)

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虫が多いってことは 6/17

2011-06-18 | 違いのわからん農学士

2011.6.17(金)曇

 ここ数日で変わったことといえば、やたらヨトウの被害が増えたことだ。このグロテスクな虫が冬の間も土の中で蠢いているのはよく目撃した。ところが野菜苗を植えようが花苗を植えようが被害がないのだ、ある一定の時期までは。
 彼らが見事なほどに茎を切り始めるのはやはり気温等の条件が整い、活発な活動を始めるからだろうか。最初の被害は赤タマネギである。昨秋植える時期が悪かったのか一向に育たず、糸のような葉とパチンコ玉のような玉が出来ている。抜いてもいいのだが折角だからと残していたのをばっさりやられた。Img_3086 Img_3087

やられたタマネギとカモミール。


 ふと横を見るとスナックエンドウもやられている。これもまき時が悪かったか育ちが悪い。やっと実を着け始めたと思ったら、一番細いのがすっぱりとやられた。
 野菜の被害は今のところこれくらいだが、かみさんが植えたカモミールが二本、農協のせいくらべコンテストの向日葵が一本やられたそうだ。
 てなわけで今年は虫が多いかもと思っていたら、お客さまにマムシの話がやたら多い。田んぼに出る人は毎日遭遇して殺しているという話も出ていた。マムシは虫ではないが、虫を食べるカエルなどが多いようにも感じる。
 先日グミとふなめが豊作と言うことを書いたが、ぼりながら不思議に思ったのは鳥がこれらの実を食べていないことだ。これは他の人の話も聞いた。つまり鳥たちにとっては木の実よりもおいしい虫が沢山居るのではないだろうか。これでつじつまが合ってきた。なんらかの都合で虫が増え、それを餌とするカエルや大型の虫が増え、これまたそれらを餌とする蛇やイモリなどが増え、鳥が虫や蛇などを食べるという構図だ。ダニが異常に多いのもこの一環じゃないのか。
 となるとだ、この夏は害虫、毒虫、蛇に注意と言うことだ。もう既にダニとムカデにはかなり遭遇している。作物の害虫も多いかもしれんぞ。
 夏野菜の敵はアライグマである。初収穫のキュウリは無事に口にできたが、二本目はしっかりやられた。昨年死んでいたアライグマが隣の奴だといいのにと思っていたがどうも違ったらしい。今年こそひどい目に合わせてやる。Img_3088

まずかったか食ってない。ばーにしやがって。


Img_3089

バラスの中から出てきたゴーヤ、隣の床では種蒔いて水遣ってちっとも出てこない。ドーユーコト?

【作業日誌 6/17】
看板支柱用の穴掘り、70cm程掘ったらガス管が出てきた。じょんのび七不思議で紹介したガス管である。

今日のじょん:じょん検定第八問 今は毛抜けのシーズンで、痒がって大変だ。何でもダブルコートなどと言って下側の毛が抜けるんだって。だから普通のブラシでは上手く取れない。そこで優れもののアメリカ製の特殊なブラシを使っている。これだとクッションができるほどよく取れる。さてこのブラシ、一体何と言うでしょうか?Img_3096 Img_3097




(1)ターミネーター (2)ファーミネーター (3)ネゴシエーター (4)ラジエーター
答は19日のこのコーナーで。

コメント (2)
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第30回ほたる祭(6,18) 6/16 

2011-06-16 | 日記・エッセイ・コラム

2011.6.16(木)曇、雨

 中上林最大のイベント、ほたる祭が18日土曜日に開催される。梅雨の最中の催しなので天気が心配されるところだが幸い回復傾向、曇の予想なので大丈夫みたいだ。この地に来て河牟奈備神社1300年祭、建田金刀比羅講300年祭と記念行事が続き、ほたる祭も30回記念大会が到来することとなった。
 一昨年はコーヒーメーカーが不調で大慌て、昨年はサッカーW杯とバッティングし人出が少なく大赤字と巡り合わせの良くない出店なんだが、記念大会だからやるっきゃ無いかなと気を取り直す。ただし以前のように本店を休むと反動が大きいというので、本店はかみさんに任せて出店することと相成った。
 コーヒーを売ってるだけでは面白くも何ともないので、今まで集めたコレクショングッズと本を処分販売することにした。ほたる祭に来る人が購入しそうにもないけれど、賑やかしにはいいかなという感じだ。
 出品は山の本、山の道具、琺瑯看板、アンティーク、企業物灰皿等、コカコーラグッズ、シドニーオリンピック記念品、その他ガラクタである。自転車関連グッズもマニアには垂涎の品もあるのだが整理が出来ていないので、来年度のお楽しみとしておこう。一例を示してみよう。
ウィリッシュのピッケル 10,000円
アイスハンマー      2,000円
芦峅寺の輪かん     3,000円
琺瑯看板         2,500円~
コカコーラ木箱      3,000円
記念ボトル          500円
斧              1,000円
琺瑯街灯         5,000円
古本              200円~
まだまだあるが、絶対に手に入らない、とある博物館でしか見られないものもあるので是非見に来てね。Img_3092
 
ガラクタ整理中。


 ほたるまつりは18日(土)14時から21時まで、八津合町上林山荘周辺、じょんのび店は放虫ステージの前辺りに出店している。コーヒー、アイスコーヒー200円。

【作業日誌 6/16】
看板支柱づくりImg_3091_2

ここに看板を吊そうという魂胆。


 今日のじょん:新しいお友だちが来た。ジャーマンシェパードの雄4才のティガ君。でかいと思っているじょんが随分小さく見えるから不思議。Img_3094さすがにびびっているようだ。

ご挨拶、緊張してそー。


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大唐内のこと(60) 丸山とイモリ村 6/15

2011-06-16 | 歴史・民俗

2011.6.15(水)曇

 若丹国境の峠について「上林七里野」の記事に対し幾度か異論を唱えてきた。それは府道1号線が丹波から若狭に越える峠を猪鼻峠(逆峠)としていることである。実は私も常々この峠はなんという峠だろうと思っていた。そして何かの本なり地図を見て、猪鼻峠なんだと知った。それがなんであったか一向に思い出せないのだが、峠名が解ったことがとても嬉しく思った。ところが調べて行くにつれて、猪鼻峠は小唐内から関屋に向かう峠のことであることが解り、府道1号線の峠は永谷(ながたん)坂峠というのが解った。永谷というのは若狭側の谷名で永谷坂は若狭側の急坂を指すのか、あるいは「永谷坂」で峠を指すのかもしれない。Img_1230
 
府道1号線老富から川上に越える峠。


 逆峠というのが括弧書きで書いてあるがこれは逆谷の存在があっての命名だろうからありえる峠名である。ただ「七里野」にあるように、曲がりくねった急勾配だから逆峠ではなくて、逆谷という本流と反対方向の流れを持つ支流、逆谷の存在が峠名の由来だと考える。(逆谷については大唐内のこと4~6に詳しい)
 「七里野」にはその他の峠として若狭へ通ずる峠、猪鼻峠・・・老富から関屋という記述がある。これが本来の猪鼻峠で、「七里野」の記述によると高々1,000mも離れていないところに二つの猪鼻峠が存在することとなる。これは違和感を禁じ得ない。寛政十一年の丹波国大絵図を見ると、峠名は書いてないが峠のところ丹波側に「長谷口」と書いてある。一部地元の人に峠名を聞いたら知らないなあという応えだった。「永谷坂峠」はと聞くと「それは聞いたことがあるなあ」という応えであった。
 やはりこの峠は「永谷坂峠」あるいは「永谷坂」、通称「逆峠」でよいのではあるまいか。つづく(大唐内のこと(59)は2011.6.11)

【作業日誌 6/15】
看板支柱の穴開け,電柱状の杉丸太に看板を吊り下げる支柱用の穴を開ける。
Img_3084
薪割り



ダニ発見記録六回目 6月15日曇 作業終了後左靴下に一匹、入浴時左上腕に一匹、計二匹(累計20匹)

今日のじょん:じょん検定第七問の答 狼爪(ろうそう)
元々は親指にあたるものだそうだが退化してほとんど出てこないそうだ。そのために肉球は四つあるのかと妙なことを感心する。犬種によって在ったり無かったり言われているが、どの犬にでもでる可能性はあるそうだ。一般的には小さいときに取ってしまうのだが、その方が本人、いや本犬のためによさそうだ。キクちゃんもじょんも一生この爪と付き合っていかなければろうそうも無かったりして、、、、。
Img_3082

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脱ダニ宣言(2) 6/14

2011-06-15 | 日記・エッセイ・コラム

2011.6.14(火)晴れ

 昨日温泉で暇なもんだからダニの咬んだ痕を調べてみた。
足   左ー4  右ー0  計 4
下肢 左ー22 右ー21 計 43
上肢 左ー3  右ー0  計 3
腕   左ー2 右ー1  計 3
腹部 左ー0  右ー3  計 3   合計56ヶ所
 これは古傷もあるので数が多くなっているが、それにしてもよく咬まれたものだ。咬まれたとよく言うので咬傷(こうしょう)かと思ったら、それは蛇や犬などの動物などに咬まれたことを言うらしくて、虫の場合は刺傷(ししょう)というらしい。なんか刃物で刺されたような感じだが、一応この言葉を使おう。
 さてこの刺傷痕数から言えることは、手足の刺傷痕は圧倒的に左側が多いということである。考えるに、仮払い機のチップソーは左回転しており草の切りくずは左から飛んでくるもので、刈った草に着いているダニが左足に飛んでくる確率は右よりも格段に高いということだ。後の作業では左右の違いはあまり見受けられない。服装についても同様である、左右の差異はないようだ。
 草刈りの場合、深い長靴を履くこと、防護カバーを着けること、長袖の上着を着ること、防ダニスプレーをすること、作業終了時ダニ点検をすることなどを実践したい。
 さて今日も一日野外作業をし、5匹のダニを発見した。
第五回目 6月14日 晴 夕方作業終了時 靴下左2匹、右3匹、計5匹(累計18匹) 畑、薪割りなどの作業、短靴、靴下厚手、裾しまりジャージ、紺
ポロシャツ
 これは大発見で、今までは皮膚に付着しているものを見つけていたのだが、侵入前のものを発見し、その後付着したものは見つかっていないということだ。今までの発見では侵入経路が解らなかったが、今回はっきりした。つまり地面の草などにいるダニが人間の臭いをかぎつけて、まず表に出ている靴下に付着するのだろう。やがて侵入して皮膚に着くのだろうが、ここで発見すれば未然に侵入を防げるということだ。刺傷痕が脛の靴下の上あたりに集中している理由がこれではっきりした。Img_3074 Img_3075
 
Mの左上の黒いのがマダニ、靴下の上の向こう脛あたりがダニ痕銀座。



 夏場は薄手のしかもくるぶしまでの短い靴下をはいていたが、これはとんでもないことだ。厚くて長めの靴下こそダニ予防である。

【作業日誌 6/14】
第二木小屋増築完成Img_3078 Img_3077

完成した第二木小屋と初胡瓜、味はまずい。


第三木小屋柱立て
看板支柱づくり
薪割り
夏野菜初収穫、キュウリ

今日のじょん:夏毛の替わり時なのか痒くて掻きまくっている。今朝はファーミネーターしてやるが、恐ろしいほど毛がとれる。人間の衣替えのように簡単に済まないので気の毒だ。いつでもしているので、じょんのカイカイの写真はすぐに見つかるだろうと思ったら、昨年10月まで見つからなかった。(2010.10.2)Img_1458
 

情けない顔。

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