晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

裸足で歩く 11/2

2019-11-02 | 寿命延ウォーキング

2019.11.2(土)快晴

 裸足で歩くことは「進化する寿命延ウォーキング」の最終目標である。順番としては地下足袋→草鞋→裸足と進化するべく考えていたのだが、「BORN TO RUN」「裸足ランニング」を読んで試してみようかという気になった。それまではどのようなウォーキングをしていたかというと、地下足袋ウォーキングの応用編というところである。

まず速歩、時速7Kmを目指す。2Km余りを堤防沿いの砂利道を歩く。
その後閉眼で砂地での四股30回、ゴーロでの閉眼歩きを500m行う。

復路、速歩の後ゴーロに下り、500mのゴーロラン、500mの閉眼歩をする。
ここで石を拾い、握力腕力トレとする。

次に水中歩きを300m程度、冷却トレと足裏のレセプターによるバランスの鍛錬。
 このような応用トレーニングをしているが、肝心の里山歩きは割愛している。それはやたらとマムシが居るからだ。12枚コハゼの地下足袋ではマムシに噛まれても問題ないが、マムシが居ないかと気を遣って歩くのは大変なストレスであり、じょんのびウォーキングの趣旨に反するので夏場は里山は歩かないことにしている。11月中旬頃から里山も歩けるかなと考えている。
 さて裸足ウォーキングだが、砕石の道は悲惨である。地獄の針山を歩いているようで、とてもウォーキングをしている状態ではない。800歩で断念、地下足袋を取りに帰る。ウオーキングシューズから地下足袋に換えたときも相当痛かったが、裸足の比ではない。地下足袋で轍の間に草の生えているところまで行き、2Kmほど草の上を歩く。これは何とか耐えられる。まずは草の生えたところを歩いて慣れさせようと思う。考えてみれば人類はその歴史のほとんどを裸足で歩いてきたわけだ。獣を追って道なき道を歩き走り、荷を背負ってきたのだ。現代人はなんと弱く、脆くなったのだろう。たった数百年の靴の使用でここまで弱くなったのは、これは退化としか言い様がない。
【今日の”のび”】NO.9
朝の散歩はおとうの役、すべてが上手に出来るようになったが、時々怖いモードに入ると、自分でもコントロールが利かないようだ。意識はあっても体が動かないという感じがしている。時間をかけて解きほぐしてやろうと思う。


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進化する寿命延ウォーキング-9

2019-09-22 | 寿命延ウォーキング

2019.9.22(日)雨 進化する寿命延ウォーキング-8は2019.3.4

 寿命延ウォーキングの試行錯誤が続いている。最近はゴーロ歩きに、砂地四股30回(閉眼10回)、閉眼ゴーロ歩き50m×3本、ゴーロラン100m×3本を加えている。
 砂地四股は足裏のメカノレセプター(障害物を感知したりバランスをとるためのセンサー)を鍛えるため。閉眼ゴーロ歩きも同じ目的だが、例えば暗闇で歩くときの足の運びなども実験できる。
 足裏のメカノレセプターは他の感覚器官より早く老化するという報告がなされている。(要は足首から下・水口慶高)それはなぜかと考えると、靴、靴下、平らな舗装道路によってメカノレセプターの活躍の場がないからではないだろうか。平衡感覚は三半規管、視覚、足裏の感覚とそれに伴う筋肉骨格の活動によって保たれると考えられる。閉眼で歩くと視覚による平衡の機能は無くなり、足裏レセプターの感覚のみでバランスをとるので感覚の機能が向上すると考えてのことだ。
 ゴーロランは寿命延ウォーキングの真髄であるところの狩猟採取時代の人類の行動のうち、歩行だけでなく走行もかなりのウェイトがあると考え取り入れたものである。ゴーロランつまり裸足(今は地下足袋を利用)で河原を走ることがどういうものか試行の段階である。
 ゴーロウォーキングは踵着地で小指捄、拇指捄というふうに障害物を探りながらそろりと体重移動するのだが、ランとなるとどうなるのだろう。足裏中央部、土踏まずの部分に突起や石が当たって故障の原因になりそうだ。膝はゴーロウォーキングでも常に曲がっているのでランでも同様だろう。
 いろんな本にベアフットランの理論が出ているが、頭では理解しにくい。ところが実際にやってみると一発で理解できる。最初は平坦な砂利道で走ってみる。すぐに答えは出た。踵着地は出来ない、指のつけ根からアーチの1/3位のところで着地し、拇指捄から小指捄の辺りから指先までを使って蹴り出している。足裏のアーチと膝のバネを使って、衝撃もなく推進力も強い。続いてゴーロで走ってみる。大きな石がごろごろしているところでも同様の走りが出来る。というよりこの走り以外は出来ない。足幅は短くなり、ちょこちょこと運ぶようになり、踵は一度も着かない。

まずは平坦な地道、次は本格的なゴーロを走る。
 犬の足、踵は随分上にあり、地面につくことは無い。草鞋の一種、足半(あしなか・指と踵の出た草履)などがは戦の時やここ一番に使われたと聞くが納得がいく。
 やがては長距離を走って筋肉骨格への負担度合いを確かめてみたい。
【今日の”のび”】NO.3
連日レインコートで気の毒、サークルではちょっとリラックスできるようになった。

さてのびちゃん、
京都動物保護センターに保護されていたもので、年齢も誕生日もわからない。
2016年9月20日が誕生日と決める。野犬とはいえ、じょんは誕生日も生まれたところまでわかっていて、幸せだった。のびも幸せにしてやるぞ。ちなみにのびは女の子ですぞ。

 

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進化する寿命延ウォーキングー8 3/4

2019-03-04 | 寿命延ウォーキング

2019.3.4(月)雨

 進化する寿命延ウォーキングには補助体操として相撲の腰割と四股を取り入れているが(寿命延体操)どちらも膝を曲げるのが特徴である。相撲だけでなく空手や柔道などの武道では膝を曲げて腰を落としている。このスタイルが最も安定しているのだろう。相撲など見ていると腰の低い方がほとんど勝っている。例えば今行っている四股も考えるところがあって10回を閉眼で行っている。開眼ではようやくバランスが取れるようになったのだが、閉眼となると実に心許ない。ところがしっかりと膝を曲げて腰を落としてやると安定した四股が出来るのだ。またここ数年気に入って観ている狂言もそうである。狂言では最初から最後まで膝を曲げて演じておられる。茂山一門が来られたときに、「舞台を広く見せるために膝を曲げています」と言われていたが、それだけでは無い様な気がする。狂言の動作をよく見ると実に激しい運動である。その激しい運動と変化に対応するためには低い安定した姿勢が必要なのではあるまいか。
 さて実際のゴーロ歩きをしているとき、目線は遠くを見ていて足下には無いから、尖った石を踏んだり浮き石に乗ったりする。始めた当初は土踏まずで石を踏んだら数日傷めること傷めることもあったし、浮き石に乗ると転んでしまうこともあった。今では石を踏んでも体重が乗っていないから傷めることはない。体重をかける前に石を探知して体重をかけることなく石を避けているのである。これは明らかに条件反射であり、経験によって身についた動作であろう。浮石の場合も同様で石の揺れにいち早く気づき自動的にバランスをとっているので転ぶことはない。この二つのアクシデントの時、膝は必ず少し曲がっている。つまり突っ立っていないのだ。ゴーロでなくても泥や草、木の根などの悪路を歩く場合も膝は必ず曲がっているし、登り下りの歩きの場合は必ず膝が曲がっている。登りの場合は膝を伸ばしたままでは登れないし、下りは膝を曲げてショックを吸収しながら歩かないと足を痛めてしまう。
 このように膝を曲げるのが当然だと思うのにウオーキングの解説書や諸先生方はなぜ「膝を伸ばして、、」というのだろう。異説、珍説で有名な藤田紘一郎先生でさえ、「膝は伸ばすことが大切。日本人の大半は膝が緩み、膝痛の原因にもなっている。」と書かれている。(原始人健康学・新潮選書)
 この疑問の回答ははっきりしている。「膝を伸ばして着地」という歩行の原則は「ショックを十分に吸収する靴を履き、平らな道を歩く」時の原則で、野山を裸足で歩くときには通用しないということである。人類はその歴史のほとんどを裸足で野山を歩いてきた。そしてその行動、動作から直立二足歩行の短所部分をを克服すべく進化してきたに違いない。つづく

【今日のじょん】じょんはお出かけが大好き。かといっていろんな所に連れても行けないので、プレート田村とうみんぴあと縁さんのシャンプーぐらいだが、これが結構嬉しいみたいだ。
縁さんのかえり
うみんぴあ芝生広場


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進化する寿命延ウォーキングー7 2/26

2019-02-26 | 寿命延ウォーキング

2019.2.26(火)快晴

 ふたつめが、「一気に着地しないこと」である。わかりにくいかもしれないが、普段の靴を履いての歩きでは、いかにドスンと着地しているか寿命延ウォーキングをしていると解ってくる。なぜ一気にドスンと着地するかって、それはそうしても靴に護られた平らな舗装道では何も問題ないからだ。石だらけのゴーロや障害物の多い野山の歩きではあっという間に足裏を傷めてしまう。着地は無造作に一気に行うのではなく、踵から順次足裏で地面を確認しながら加重していく。例え石などの障害物を感知しても完全に加重していないから、足を傷めることは無い。また浮き石に乗ってもバランスを崩すことは無いのだ。この歩き方は一般的なウオーキングの正しい歩き方とはかなり違っている。例えば体重移動は着地する足にスムーズに行われるわけではなく、踵着地から安全確認が終了するまで徐々に行われ、体重は軸足に多くが残っている。安全が確認できたときに一気に体重移動が行われ、移動したと同時に蹴り出しが始まる。このように体重移動が強弱を持って行われるので、両足の筋肉の負担は大きくならざるを得ない。また足裏で探りながら体重移動を行うため、着地側の膝は直線的に伸びているというよりは、心持ち曲がっている。これは障害物を探るためと、障害物があった際に思い切り体重がかからないようにするため、またバランスを失ったときにすぐに対応できるためである。このことは一般的なウオーキングの原則とは異なるところである。人類はその大部分をこういった歩きをしていたと考える、つまり裸足で野山を歩いていたわけだから。

左足拇指の血豆は昨年12月素足、地下足袋で山行したときのもの、右足の第四趾(薬指)は材木を落として怪我したもの。地下足袋は靴よりは保護性に欠けるのは当然である。
【今日のじょん】2011年に発行した「じょんとも」に登場するワンコもその多くが亡くなって、残り4匹と1頭(ヤギのメー)のサバイバルとなってきた。上林ではじょんの他ゆきちゃんとメーのみなので気になる存在である。ゆきちゃんは保護犬でもともと年齢不詳なんだがじょんよりは歳いってると思われる。耳は遠くなっていると聞くが、毛づやもよくまだまだ頑張りそうだ。

ゆきちゃんとメー  

 

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進化する寿命延ウォーク-6 2/19

2019-02-19 | 寿命延ウォーキング

2019.2.19(月)雨

 足裏が護られなければならないとすれば、踵着地で足裏の外側を通り母趾のつけ根で蹴り出すというウオーキング基本の足の運びは、足裏を護るということが第一の目的となっているはずだ。60数年歩き続けてきてこの足の運びは出来ていなかった。ウオーキングを始めて習って、意識して始めて出来た歩きなのだ。なぜこの足の運びが出来なかったのかよくよく考えるとそれははっきりしている。靴底のしっかりした靴を履いて、アスファルトの道を歩いている限り、足裏を護る必要は無いわけだ。ひょっとしたら、ゴム草履をはいて野山を駆け巡っていた子供時分は正しい歩き方ができていたのかもしれない。でもこれからも靴を履いてアスファルトの道を歩くのなら、正しく歩かなくても大丈夫と考えられもするだろう。しかし人類はその歴史のほとんどを裸足で野山を歩いてきたのだ。その進化の過程で安全で効率的な歩き方を確立し、そのことによって健康な体と健全な精神を作り上げてきたのではないだろうか。これが現在正しい歩き方をしなければならないという考え方の基本である。裸足に近い地下足袋のゴーロ歩きを数か月続けただけでこの真理を発見することができた。
 地下足袋で里山、ゴーロを歩き始めてからまだ一年もたたないのだが、当初おっかなびっくりでまるで進めない状況から今では道路上と同じスピードで歩くことが出来るようになった。足裏に石を踏みつけて傷み、一週間ほど歩けなかった事など夢のようである。今では足裏を痛めない歩き方が出来ているのだがそれは従来の歩き方とはかなり違ったものになっており、あまたのウオーキングコーチの解かれる説にも出てこないものである。

昨夏でこの状態、今ではぼろぼろだが裸足が前提だから問題ない。
 そのひとつが、「踵の角で着地しないこと」である。あるウオーキング本に、北朝鮮の軍隊の行進のように歩くこととあったが、これは最悪、地下足袋によるゴーロ歩き(進化する寿命延ウォーキング)では数メーターも歩けない。足裏の最後部の角より足指よりの膨らんだところ、踵丘とでも呼べばいいところで着地すると石を踏まない。そしてドンと一気に下ろさないことである。ゴーロや凸凹のダートではつま先を充分に上げておく必要があるのでこの着地法はそれなりの筋肉とパワーが必要となる。続けているうちに着いてくるものだが、当初は何度もつまずいた。お風呂でグーチョキパー体操をしたり、足指タオルつかみなども効果的である。つづく

【今日のじょん】マウイちゃんが弱ってるってかみさんが言うので見舞いに行く。確かに筋肉は落ちて歩きもままならないが、食いもんはしっかり食べるのでまだまだ頑張りそうだ。

おかげんどうどす、まあまあ痩せちゃって、ごめんやしてgugu、、、

なんしとんじゃい、、まっいいか。

 

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進化する寿命延ウォーク-5 1/21

2019-01-21 | 寿命延ウォーキング

2019.1.21(月)曇り

 地下足袋を履いて河原を歩き始めたときは散々な歩行だった。つまずくは石は踏むは浮き石に乗るはで足はボロボロ、目線は足元から離れない。最も悲惨なのは足裏で石を踏んだときで、長いときは一週間ほど痛みが取れない。足裏というのは実は急所なのではないだろうか。
 人類の歩行の歴史はそのほとんどが狩猟生活だと考える。直立二足歩行のリスクを回避すべく進化を続けてきたとすれば、それは狩猟採取生活の間に違いない。例えば石器時代、縄文時代の狩猟における歩行を想像して欲しい。マンモスとまで言わなくてもイノシシや鹿を手製の槍で突いたとして果たしてその場で倒れるだろうか。野尻湖のマンモスは逃げ場の無い湖に追い込んだと言われているが、最初の槍を打ってから何日かかって追い込んだのだろう。イノシシや鹿だって今時の猟銃ではないのだから、何日も追ったに違いない。人類の行動を積算すれば睡眠が一番だろう。次は獲物を追う歩行が来るのではないだろうか。獲物を追う歩行こそが人類の歩行の基本だと考える所以である。

槍を打たれた獣はどんなところでも逃げていく。
 傷ついた動物は退路を選ばない、山であれ谷であれ、藪であれ河原であれどこでも走り続ける。追う人間も目を離してはいけない、数百メートル先を常に見続けていなければならない。足下など見ている隙に獲物を見失ってしまう。慣れとは恐ろしいもので何回も足下を見ることもなく、遠くを見て歩いていると、つまずくことも石を踏むことも、転ぶことも無くなってくる。そしてスピードを上げることも可能になってくるのだ。
 なぜそうなるのか考えながら歩いているといくつかの理由が見えてくる。ひとつは、かかと着地親指つけ根から親指で蹴り出すというウオーキングの基本が自然と出来ることである。

 この足の運びは革靴では無理であり、ウオーキングシューズでも習わないと出来ないものである。底の薄い地下足袋で足下を見ずにゴーロ(石がごろごろしている河原など)を歩くと考えなくてもできる。

ゴーロ歩きはこういった河原を1Kmほど歩く。
 それは足裏で地面の状態を察知し、障害物があると対処できる歩き方なのだ。多くのウオーキングの本にこの足の運び、荷重ラインのことは書かれているが、なぜそうなのかはどこにも書かれていない。今はっきりと解った、それは足底を守るためである。ではなぜ足底は守られなければならないのだろうか。
 裸足で野山を駆け巡る石器人や縄文人の足裏は革靴の底のように分厚く頑丈に出来ていると思っていた。ところがこれは間違いのようで、おそらく現在と似かよった状態だろう。動物たちの足裏を見ても肉球のあるもの、毛に覆われているものなどあるが実に軟らかく薄いようだ。蹄に変化しているものでもその間は軟らかそうだ。どの動物にせよ移動するためには地面の情報を得て筋肉を動かさなければならない。視覚で情報を得ることも出来るがその場合は脳の介在が必要となる。足裏で得た情報は直接筋肉を動かして走行や歩行を行っているのだろう。いちいち脳で考えていたら、たちまち餌食になってしまうしハンターは獲物を逃してしまう。そのためには足裏は繊細で軟らかい状態でなければならない。ゴム長の靴底のように分厚くなったら地面の情報を収集することは出来ない。だからこそ足底は守られなければならないのだ。つづく

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進化する寿命延ウォーク-4 11/17

2018-11-17 | 寿命延ウォーキング

2018.11.17(土)雨 地下足袋歩行の効用(1)正しい荷重が自然に出来る。

 三ヶ月間地下足袋で歩いて、一度ウオーキングシューズに戻してみた。天気が悪くて濡れた地下足袋が乾かなくてやむなくウオーキングシューズを履いてみたのだが、実に奇妙な感覚を足裏に感じた。かかとから足裏の外側、そして指のつけ根を小指側から親指にむかってのラインが沈み込むのだ。つまり寿命延ウォーキングの正しい着地と蹴り出しという項で足裏の荷重ラインを示したそのラインが沈み込むのだ。ただし現実に沈み込んでいるのではなくて足裏の感覚として沈むように感じている。ということは地下足袋で歩いているときはそのラインに沿って自然と荷重されているのだ。足に荷重しているというより地面から反作用として突き上げられていると言った方が理解しやすいかもしれない。それがショックを吸収する靴を履いた場合には地面からの突き上げが感じられなくて沈むように感じてしまうようだ。これは実は大発見なのである。

地下足袋でこのゴーロを歩くとウオーキングの本質が見えてくる。
 ウオーキングに関する数多くの本にもこの足裏の荷重ラインのことは書かれている。中にはこのラインに沿って荷重できる訓練法まで書かれている。しかしどの本にもなぜこのように荷重するのかは書かれていない。先生方もよくわかっていないのではないだろうか。わたし自身もウオーキングの講座では「アーチがあれば自然にそうなる」とか「この荷重がミルキングを効率よく起こすのでは」とか怪しげな解説をしていたのだがやっとその理由が解ったわけだ。「裸足で歩けば自然とそのラインに荷重される」というのが結論である。靴を履くことを前提にウオーキングを考えておられる先生方にはこのことが解らなかったのだろう。
 ではなぜそのラインに荷重されるのだろう。様々な理由があるのだろうが、歩いてみてはっきり言えることは、「足を守ること」である。つづく
【今日のじょん】うらにしな天気が続く上林にドッグランのお客さんがいらした。京丹波町のすずちゃんとベル君だ。どちらも毛が短いので寒そー。天気の良いときまた来てネ

鈴着けてるのがすずちゃん、ベル着けてるのがベル君。

 

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進化する寿命延ウォーク-3 8/4

2018-08-04 | 寿命延ウォーキング

2018.8.4(土)快晴 猛暑

 裸足で歩くわけにいかないので、なるべく近い状況をと地下足袋歩行を始めたのだが、元々ウオーキング用に作られたものでないので、よりベストなものを選択しなければならない。作業用品店でもいろんな種類が並んでるのに、メーカーで作られている種類はさらに多いので履いて試す以外に方法はない。
 基本的なチョイスの条件は、なるべく底が薄いもの、12枚コハゼ、親指が独立しているもの(靴状のものもある)、エアークッションや保護金具などの付いていないもの、底ゴムのフリクションが効きそうなものとして店頭で選んだ。5本指ソックスを履いて試着する。はき慣れていないのでやたらときつい、26cmを選んだが、これは失敗。通常の靴は25.5cmを履いているのだが、ミズノで計測したらお勧めは25cmということだ。通常より0.5cm大きい地下足袋で、はき慣れると、もう指はごそごそで、かかとも余るのでハゼが外れてくる。山道を歩いていても足が地下足袋の中で踊っている。やむなくインナーを入れて履く始末となり、第一号はサイズミス。サイズはミスだったが、生地の丈夫なこと、底のフィリクション、接着状態は最高で品名は丸五ジョグという定番商品である。

 2018.3.31地下足袋ウオーキングの始まりは丸五ジョグから
丸五のジョグは理想的な地下足袋と思われるが、白色が無いのが欠点で修験道では使えない。従って第二号は丸五の万年縫付の白色を購入、もちろんサイズは25.5cmとする。これはジョグよりは造りがちゃちで底の貼り付けも生地の縫い目も弱そう、ただ値段は安くて1,400円台だったと思う。サイズはぴったりである着心地もよかったが、数回の使用でつま先がほつれてきた。接着剤で補修して履いているが、この種類は奨められない。

5,6回の使用でつま先がほつれてきた、接着も弱い。
 第三号は丸五の祭りジョグ、白色である。サイズは25.0cm、というのはこの頃は五本指ソックスはやめて素足で地下足袋を履いていたもんだからワンサイズ落としたものである。なぜ素足で履くかというと、それはより縄文の歩きに近くするためである。サイズを落としたことで不都合なことが出てきた。甲高の調節の出来ない地下足袋では甲の部分がきついのだ。わたしの足は極標準的な形だと思うのだが初めて履いたときには甲がきつかった。はき慣れるとやや緩んでくるので大事はないが、甲高の人にはつらいだろう。それともう一つ、祭りジョグにはかかとの部分にクッションが入っている。これは名のとおり祭りの際に履くために入れられているのだろう。つまりこのクッションがないと舗装路では足の負担がすこぶる大なのだ。

 第二号は万年縫付、第三号は祭りジョグ、いずれも白
 例えばジョグ(ジョグにはクッションは無い)で
山行する場合、山道やダートの林道はジョグで、その他の舗装道路ではウオーキングシューズを履くように持参していたのである。逆を返せば、祭りジョグだとこれだけで山道も舗装路も歩けるわけだ。しかし本来の地下足袋ウオーキングの目的からするとかかとのクッションは不要である。
 というようなわけですべての条件をクリアする地下足袋にたどり着かないが、今のところは日常のトレーニングはジョグを、山行には祭りジョグを使うのがベストかと考えている。

左からジョグ、万年縫付、祭りジョグ、ゴム底の性能と接着はジョグ、祭りジョグとも良好。

 

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進化する寿命延ウォーク-2 7/26

2018-07-26 | 寿命延ウォーキング

2018.7.26(木)曇り

 2018.3.31始めて地下足袋で歩く。5本指ソックスをはいて、コハゼを留めてとか慣れないので準備が大変。ようやく準備が整ったら、万歩計を忘れていた。家の中に上がるのがまた大変、脱ぎ履きが靴のようにいかないのだ。いつものコース、堤防沿いのダート道と河原のゴーロ歩きを50分ほど行った。歩き方は寿命延ウォーキングの基本通りの歩きをするが、ゴーロ歩きは強烈だ。足裏の痛いこと、石を踏まないようにそろりそろりと進が15m先を見るという基本の目線はとても無理、常に足下を見ている。これではウオーキングの効果が無いなあと先を見ようとするが、石を踏んだり、浮き石に乗ったり、つまずいたり転んだりとまあ初日は惨憺たる様子だった。

4月頃のウオーキングスタイル
 さてその夜横になると足裏がかっかかっかして驚く。いぼいぼの青竹踏みを思い切り体重かけて50分やったようなものだからその刺激はすさまじい。次の日からはゴーロ歩きはスピードを落とし、かかと着地、小指側、親指側の基本荷重をゆっくりと踏みしめるようにして歩く。目線はなるべく前方に持って行き、足で路面の感覚をつかむようにする。数日で慣れてきたが、目的は足に目が着いているような歩きだ、そこまでにはまだまだかかるだろう。

寿命延ゴーロコースと里山コース
 気づいたことは、着地、蹴り出し、足の荷重法、腕の振り、深い呼吸など舗装道路の靴履きでは意識しないと出来ないことが自然に出来ることである。というよりそれをちゃんとしないと歩けないということだ。いったい何のためにそうするのかということが、そうしなければ歩けない、いやあるけばそうなるということか。あくまで裸足に近い地下足袋は人類の本来の歩きに近いということになる。それと靴にはない指で大地をつかむということが自然とでき、足の本来の使い方が出来ると言うことだ。このことは里山歩きで顕著で登り下り、凸凹斜面といったところで至極有効である。以来草刈りや野外作業時にも地下足袋を利用している。指を使わないということは靴の最大の欠点で、現代人の多くが浮き指となり、腰痛や肩こりをはじめとした身体のあらゆる不調に関係していると聞く。指を使える原因は親指の所の切れ目である。下駄や鼻緒と同様の効果があり、地下足袋のひとつの優位点である。

地下足袋での初めての山行、大栗峠へ
(地下足袋の良いところ)
・靴底が薄く、裸足感覚で歩ける。
・鼻緒状の切れ目がある。
・丈が長くスパッツ不要、小石やゴミが入らない。
・膝下まで足がガードされている。
・値段が安い
(地下足袋の良くないところ)
・街歩きには不向き(見栄えもあるが舗装道路は足を痛める)
・防水性無し
・耐久性に難あり
・着脱が面倒
 というような感じだが、理想的なウオーキングができる最良の履き物だといえよう。
 まだまだ試行錯誤の状態なのだが解ってきたこと、現在の到達点を順次紹介していきたい。つづく

おしらせ
パソコン画面の不調のため修理に出します。しばらく記事の更新が出来ませんので悪しからず。

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進化する寿命延ウォーク-1 7/25 

2018-07-25 | 寿命延ウォーキング

2018.7.25(水)晴れ

 本格的に寿命延ウォーキングを始めたのが2016年の春だから、2年半の継続となっている。もともと腰痛対策として取り組んできたが、腰痛は完全に解消した。その間あらゆる書物やマスコミ情報で勉強し、実践を通して体験を積み重ねるうちにウオーキングは腰痛ばかりかあらゆる病気や症状に効果があることがわかり、講習会を開いて多くの人に広めようとしてきたが、効果的で正しいウオーキングは何かと追及してきたときに寿命延ウォーキングが完成されたものでないことに気づいた。人類が二足歩行をするようになってその進化の過程で獲得した果実は彼らが歩いてきた方法でしか結実しない。つまり人類の歴史のほとんどを過ごした狩猟採取時代の歩きこそが人類の代謝に適応しているということである。寿命延ウォーキングの歩き方はほとんど正しいものだが、ひとつ靴で歩くという点だけが理にかなっていない。裸足で歩くのが必須で最良なんだけど、ここ数百年の靴に慣らされた我々の足はそれに耐えることが出来ない。

ウオーキングシューズとトレッキングシューズ、今まではこれを使用。
 あめゴムズックや体育館シューズなどでの実験は既に照会している所だが、ダートの道など足が痛くて数百メートルも歩けない。諦めていたときにネットで地下足袋登山の記事を見つけた。永年登山やってきたが、地下足袋で登山という意識は無かった。ただ沢登りに地下足袋、わらじというのはあったのを思い出す。裸足で歩くのは無理だけど、地下足袋なら裸足感覚に近いものが得られるのではないだろうか。あまたあるウオーキングの情報にも地下足袋は見つからない。とりあえずワークショップを覗くと、あるわあるわあらゆる種類の地下足袋が並んでいる。店員さんにウオーキングに適した、、、なんて聞いても無理だろうから、自分で色々試してみるしかない。
 まずは色なんだが、白黒紺の三色だが汚れが目立たないのは紺か黒である。見た目は白が良さそうである。大峯の修験者は白を使っているようだし、ウオーキングにもらしさがあっていいかなと思うが、好みのタイプと色が合致しない。タイプは脚絆が要らないように12枚コハゼでエアークッションや先芯などの着いていないオーソドックスなものと決めている。結局、丸五のジョグ、紺、12枚コハゼを購入、値段は1700円程度だったと思う。登山靴、ウオーキングシューズなら2万円するご時世にこれだと10足あまり購入できる。つづく

3月31日地下足袋ウオーキング始める。

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究極のAAウオーキング-7 2/5

2018-02-05 | 寿命延ウォーキング

2018.2.5(月)曇り
 折山峠は標高わずか150mの低い峠である。峠から尾根伝いに山城跡が在り、曲輪(くるわ)も二カ所に残っている。城のあったところは稲荷神社があり、コースはそこを廻ってくるものとする。

曲輪跡を過ぎると稲荷神社が見えてくる。
 峠に戻るところが木で作られた階段となっており、その向かいに巡礼の記念碑が建てられている。少し忠よりのところにももうひとつあり、小栗峠など立派な峠ならともかく、こんな小さな峠にあるのは不思議な感もするが嬉しいものである。

峠の階段、その向かいにある石碑文化年間の銘がある。右は忠側の石碑。
 建田三町から念道、城下に向かう重要な峠道であると同時に巡礼の道としても大切な道だったのだろう。2009年に念道と忠の有志が峠道を整備し、人を呼ぼうとしたのだが、その後獣害よけの柵が張り巡らされ誰も入らなくなって元の様に荒れてしまっている。といっても歩けないほどでもなく、少しの倒木を避けて登れば問題ない。
 この峠道を歩いてみると、自然とインターバルになる事がわかる。また筋肉にあらゆる方向から刺激が与えられ、全身運動となるとともにバランスを養成することにもつながる。平坦な道をインターバル速歩するよりも、運動効果は抜群にいいはずだ。そして森の中の歴史の道を歩くことが精神的なリラクゼーションに貢献することも大である。大峯奥駈や比叡山千日回峰の超々々ミニチュア版と思って歩けばいいのではないだろうか。魂の浄化と言うとちょっと気恥ずかしい。
 じょんのびを出て、堤防沿いのダート道、河原のゴーロ歩き、折山峠の里山歩き、堤防沿いのダートを廻って、1時間、6400歩のコース、究極のウオーキングコースがこんな身近にあった事に驚きを感じている。
2009年整備記念に建てられた鳥居風案内板。(念道側)

 

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究極のAAウオーキング-6 1/29

2018-01-29 | 寿命延ウォーキング

2018.1.29(月)曇り、雪
 豪雪で開店できなかったじょんのびを今日は開店しなくてはいけないので、福校合唱部OBの出場する合唱祭には行けなかった。西澤さんの夢に応えられなかったのは残念だが、偶然としてはあまりにも出来すぎの来客があった。合唱部で同じテナーパートだった米本君の奥さんが娘婿さんと孫さんとで来じょんされたのだ。米さんが亡くなって5年余り、奥さんと顔を合わすのはおそらく30数年ぶりだと思う。奥さんが元気そうなので安心したが、かわいい孫さん二人を見ていると米さん生きていたら良いおじいちゃんになってるだろうなあと思ってしまう。わたしがこのブログに書いたせいか笠置のボルダリングエリアの話題が出た。(2013.3.11参照)映画になったり、町のテコ入れもあって超人気のエリアとなっているようだ。二人で誰もいない河原に毎週毎週通っていたころが懐かしい。「町長さんに頼んで、米さんの名前の残る記念ルートでも作ってもらいましょうか」できるかどうかわからないのだけど、ずっと前から考えていたことではあるのだ。
 
 米さんの孫さん、じょんはたじたじ。

 究極のAAウオーキング-6

 ゴーロ歩きが骨に衝撃を与え、アンチエイジングに有効であることは解ったが、あくまで正しい歩行の応用編であって、正しく歩けることが必要となる。また日常の習慣としてゴーロ歩きだけをするのも問題である。一般のウオーキングにプラスして行うべきである。
 寿命延ウォーキングでは応用編のもう一つにインターバル速歩を設けている。ウオーキングを始めて正しく歩けるようになったら、インターバル速歩を取り入れなさいと指導してきたが、果たして何人の方が実践しておられるだろう。おそらく皆無だろうと思う。
 わたし自身もたまにやっていたが、習慣付いているとはいえない。その必要性が解っているのにやれないのはいったい何なんだろう。それははっきりしている、面白くないのだ。
 ここに大変興味深い本がある。「自転車で健康になる」(中村博司、髙石鉄雄著)タイトルのとおり自転車に乗って健康になろうという本だが、自転車たって運動としてスポーツとしての自転車であるが、健康づくりにはある程度の運動強度が必要という内容で、自転車と歩行とを比較して、歩行よりも自転車がいいぞというものである。運動強度や心拍数、消費エネルギーなど科学的に分析し、歩行と自転車を比較されている。寿命延ウォーキングではウオーキングの効用をメンタルな面などあらゆる方面から追求してきたが、運動という視点でのみとらえると、この本の言っていることも一理ある。

 自転車とウオーキングを対比されているのだが、どちらもやってるわたしとしてはどちらがいいかという問題ではないのだが、、、
 腰痛対策でウオーキングを推奨されてきた先生方も当初は歩行、次には速歩、そして最近ではインターバル速歩を推奨されている。これは明らかに運動という意味でのウオーキングの弱点を補うものだと思われる。
 それならいっそジョギングすればいいじゃないかということになるが、ウオーキングも習慣付かない人がジョギング出来るはずもないし、ジョギングが出来るような人ならウオーキングで健康づくりなどと考える必要も無いと言うことだ。

折山峠忠側入り口、左へ行くとゴーロ道
 そこで原点に返って、人類が最も多くの時間歩いてきた形態は何かと考えてみる。それは舗装道路でも、ダートの道でも無い、山や野原をめぐる自然の中だろう。そこで狩りをしたり、木の実を採取したりする期間が何万年と続いたはずである。人類の進化の過程で、その行為にこそ健康と長寿の要素が与えられたのではないだろうか。そんな歩きを現代で身近に再現しようとすれば、それは里山歩きである。身近にそんなコースはないだろうか、と考えるとなんとゴーロコースのすぐとなりに折山峠(おりやまとうげ)の道がある。つづく

折山峠念道側入り口
 

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究極のAAウオーキング-5 1/28

2018-01-28 | 寿命延ウォーキング

2018.1.28(日)曇り ー2℃

 降雪が始まって以来初めて出かけた。夕方に綾部温泉に行ったわけだけど、試しの意味でチエンを装着していく、なんと40年ぶりだ。。装着の時間はどのくらいかと計ってみると10分であった。慣れればもっと早くなるだろうが、慣れることは無いだろう。
これ着けるのに5分、両輪で10分。

 家の前の府道はすっかり地が見えているが、奥に行くほど雪が残っており、大正解。ところがプラチエンといえどもこの振動はどうよ。雪面ならばいいが、路面が出ているところは堪らない。もちろんチエン着けてる車は我車だけだったが、それ以外のスタッドレス車の運転の下手なこと。明らかにスタッドレス過信症である。普段と同じスピードでがんがん走ってくる、40キロで走ってるとあおられるのである。我々スタッドレスもABSも無い時代のドライバーは雪道の怖さ、走り方を心得ている。リスクを考えない上林のドライバーの下手な運転にはあきれかえる。

綾部温泉はこのとおり、夜にはキャンドルも点いてオシャレ。

 究極のAAウオーキング-5

 ゴーロ歩きに大きな効果があることは解るが、まずい点もある。一つはどうしても下を向いて歩くことだ。寿命延ウォーキングでは15mほど先に視点を置き歩くと指導している。下を向いて歩くと姿勢も悪くなるし、筋肉に不要な疲労を生むことになる。ここで人類のかつての歩きを考えてみる。もちろん舗装道路はないし、平坦な道も無い。あっても獣道ぐらいで傾斜や障害物の多い野山を歩き回っていたわけである。その時に彼らは下を向いて歩いていただろうか。狩猟採取の生活で、獲物を追うとき或いは外敵に追われたときに下を向いて歩いたり走ったりしていては間に合わない。山歩きをしている際だって、ミスコースするときは足下にとらわれているときだ。きっと現代人だって先を見て障害物の多い所を歩く能力は残っているはずだ。
 そう考えて、先を見ることにして連日ゴーロを歩いてみる。そうするとつまずくは、浮石に乗るは、足をねじるはで危険極まりない。何日かたつとある程度スムーズに歩けるようになってきた。その際の視線をよく考えてみると、姿勢は変えず遠くを見ているが時折近くに視線を送っている。車のドライバーが姿勢は変えずにあちこちに視線を送ってるのと同様である。これでいいのだ、獲物を追う縄文人だってそうやって走っていたのだろう。そしてもっと慣れれば、遠くに視線をおいていても足下の画像は網膜に映っているはずだから、それを察知して行動できるようになるのではないだろうか。ウオーキングにある種の目標が持てることは大変好ましいことである。

こんなゴーロを平地と同じように歩ける様になれば最高。
 もう一つは初心者には足を痛める危険性が高いことだ。わたし自身は何十年も山歩きを続けているので、ゴーロを歩く為のバランス感覚、転びそうになったときの対処法、足周辺の骨や筋肉の強さもあろうかと思う。ところが一般の人、例えウオーキングをされている方でも平坦な舗装道路ばかり歩いておられる方には相当な無理があろうかと思われるし、そこで故障でもされたらいったい何のためのウオーキングかと言うことになる。そこで登山で使っているストックなどを導入してみようかと考えている。
 もう一つは靴である。当初はウオーキングシューズで歩いていたのだが、これは結構足底が痛い。またサイドや甲が軟らかいので足を痛めやすい。トレッキングシューズに変えてみたのだがこれはなかなかの優れものだ。問題は基本的な歩きは舗装道やダート道を歩くのでウオーキングシューズがいいのに決まっている。最近トレッキングシューズタイプのウオーキングシューズが出ているという、これも研究の余地がありそうだ。

トレッキングシューズとウオーキングシューズでは靴底、サイドにかなりの差がある。
つづく
【今日のじょん】じょんはこれが怖いのよね。

しばらく我慢してネ。

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究極のAAウオーキング-4 1/27

2018-01-27 | 寿命延ウォーキング

2018.1.27(土)雪 夕べからの降雪23cm、11時現在の積雪64cm

 3日目の今日も降り続いた。今日は福高合唱部の総会で明日は合唱祭である。50余年歌っていないので声も出ないのだが、幹事の西澤さんの夢の実現に応えようと参加を申し出た。個人で練習もしていたのだが、合同の練習会は2回とも雪のため行けず、本番も予想外の豪雪で行けなくなった。とても残念だが致し方ない。

 究極のAAウオーキング-4

 NHKスペシャル人体③骨の話は以上のように沢山参考になることがあったのだが、山中教授の話に唯一納得のいかない事項があった。それは骨に衝撃を与える運動について、ジョギングやウオーキングがいいというのは解るのだが、「水中ウオーキングや水泳もいいですよ」と言われたことだ。コードウェルの話で自転車に乗ることが骨に衝撃を与えないとしているのに水泳や水中ウオーキングが骨に衝撃を与えるだろうか。
 とにかく骨に衝撃を与える運動が若返りに繋がるということは、寿命延ウォーキングも方向を考えねばならないと言うことだ。寿命延ウォーキングでは筋力、心肺機能の増強にインターバル速歩、認知症予防に引き算ウオーキングなどを応用として紹介してきた。しかし骨に衝撃を与えるウオーキングをすれば、これらは必要なくなるわけだ。そこで以前から考えていたウオーキングを改良して究極のAAウオーキングとして確立しようと取り組んでみた。
 それはいつも歩いている堤防が先の台風で決壊し、通れなくなったことに始まる。道は完全に使えなくなったので、ルートを変えたり、河原に下りて荒れた石の所を通過するかしていた。ところが他のルートは舗装道路ばかりになり面白くない。河原のルートは歩きにくいが、実はこれがなんとなく楽しいのだ。

台風の影響で堤防上の道が通れなくなった、下に降りて河原を歩く。
 いろんな方向に力がかかるので、あらゆる筋肉に作用していると考えられる。それに足裏全体に刺激が与えられるので、足裏のツボに効きそうだしバランス感覚を養うにはもってこいだ。そして何より基本的な考え方、人類がずっと歩いていた方法に近いということで、この河原歩きを取り入れられないかと思うようになった。するとその対岸に理想的な河原(ゴーロ)が見えるではないか。距離にして200m、往復400mほどのゴーロ歩きが出来る。

決壊箇所の向かいに絶好の河原が見える。実際はこの通り。
 実際に歩いてみると結構大変である、つまづいたり滑ったり、浮き石に乗ってバランスを崩したり、呼吸も乱れてくる。入浴時に点検すると足首周りが疲れていること、足裏に痛みのあることがわかる。歩いているときは足裏がすごく温かくなっていた。つづく

【今日のじょん】朝はまずじょんのうんP場所を雪かきするんだが、さっさとどっか行ってやってしまう。それから探すのが大変なのよね。雪解けとともにうんPが出てくるのはなんともやるせない。

せっかくかいてやってんのにどっか行っちゃうのよね。

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究極のAAウオーキングー3 1/26

2018-01-26 | 寿命延ウォーキング

2018.1.26(金)雪 昨夜からの降雪量23cm、10時現在の積雪量51cm

 峠を越したと言われる雪が今日も降り続け昨日以上の降雪となっている。連日の雪かきとなったが、かいた後にもう積もっているのでやるせない。三途の河原の餓鬼が石を積んでは壊される姿はここから来たんじゃないかと思わせる。ウオーキングが出来ないのがつらいのだがそれ以上にこんな時に沢山の用事があるのがなおつらい。市長選だってそうだ、多くの人が投票できない状況に陥りそうだ。
 一票に 望み託して 雪をかき (うとく)

午前中は51cmだったが夕方には60cmを越えてしまった。
さてAAウオーキングの記事をどうぞ
 4 骨折等で歩けなくなった老人の老化が急に進むわけ
 大腿骨近位部の骨折等で歩けなくなった途端に老化が進み、寝たきりになったり認知症が進んだりということがよく言われる。「こけたら寝つくで、こけんようにしなよ」この地方ではこのように言って注意されている。「老いは足から」といわれるのも老いが足から現れるのではなく、足を使わなくなると老いがやってくるということだろう。でもそれって何でだろう?それこそ骨に衝撃を与えなくなった途端、体はもう使命は終わったよというサインを出すからだ。骨に対する衝撃って別に足でなくってもいいと思うのだが、どうなんだろう。薪割りは腕の骨にかなり強烈に衝撃を与えるが、これは一般的な動作では無い。木こりだってまさかりでやってるときは衝撃はきついが、これも今では無い。今はチエンソーになっているが、白蝋病などの障害が出るばかりで、若さを保つ衝撃ではなさそうだ。手腕に最もきつい衝撃を与えているのは鍛冶屋さんかな。わたしの生まれた町には3人の鍛冶屋さんがあったが、どなたも元気なお年寄りの印象があるのだが、やはりあの衝撃はきつそうだ。結局理想的な骨への衝撃は歩くことなのだろう。

 5 寿命延ウォーキングでは、人類の進化の過程で最も多く行ってきた動作が健康長寿に貢献すると考えてきた。人類が今日までに最も多くの時間を費やした動作は、寝ることと立って歩くことだと考えられる。座位は食事、休憩ぐらいで極少ない時間だろう。それが現在では歩く時間が極端に少なくなって座る時間がそれを越えるようになっている。そのことが腰痛などの不具合を起こしていると考えている。
 骨に衝撃があたるとそれを感知して、骨や筋肉が増え、記憶力がよくなり、免疫力が高まり、精力まで増すというのは実は進化の過程で必然的に生まれてきたわけで、寿命延ウォーキングの考え方が理にかなっていたと言うことだ。つづく

【今日のじょん】雪が積もるとおしっこウンピが大変になる。なんとか家の中でさせようと努力しているが、うまくいかない。外でやるにしても妙にややこしいとこに行ってやるので、後始末が大変。

 
  

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