晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

遊里のこと(10) 5/30

2010-05-31 | 歴史・民俗

2010.5.30(日)曇

 遊里のこと(2)で綾部市内の”ユリ”地名を挙げたが、グーグルの地図で拾ったもので、角川の日本地名大辞典で小字名を拾うと、怖ろしく多くの”ユリ”地名が出てきた。これは山間部の小字名がグーグル地図には載っていないからでは無かろうか。綾部市以外の地域でも拾っているところだが、今のところ圧倒的に綾部市が多い。いずれ統計資料として発表したいと思うが、今回とりあえず綾部市の”ユリ”地名をあげてみたい。前回発表分も合わせているので、約3倍の地名となる。同じ町内に重複するものもあるので、×2とか表示したい。ただし、グーグルの地図と地名事典と表記が違うが同じところを示している可能性もあるので、グーグル地図のものを上段に分けて記入しておこう。

於与岐町 ユリ、
             遊里×2、 ユリ上ノ坪
安国寺町 岼
上八田町
             ユリノ上、ユリノ下
上杉町  岼ケ前
            由里ヶ前、岼ノ前
梅迫町  
     ユリノ下
高槻町  
     岼
七百石町  由里、ユリ山 ユリノ下
星原町  岼蔭、岼崎
別所町  
      向由里
西坂町 
      枯木岼
鍛治屋町 岼ヶ上
坊口町  由里           
仁和町  由里ノ下
            由リ下
内久井町
      由里
小貝町  岼、岼上通、岼山
里町   岼
位田町  岼
鷹栖町  遊里
釜輪町 
     上遊里
広瀬町
     由里
橋上町
     岼ノ下
武吉町
     遊里
老富町  遊里ノ上、遊里ノ下
光野町
           遊里ノ木、カケユリ
故屋岡町  遊里ノ下、岼ノ下
五津合町 上遊里、下遊里、ユリ道、ユリ下
       ユリ向
五泉町  遊里詰Img_4561 Img_4562 Img_4563




左から小貝町岼山方面、岼上通方面、犀川を望む。犀川は鉄の古語であるサヒに通ずるサヒ川ではないだろうか。


予想以上に多くの”ユリ”地名があって驚いている。ところが新たに発見した地名の”ユリ”についても上林では畑口川流域、上林川上流域にあり、由良川流域については右岸に限られ、綾部市北部の山岳地帯に集中している。唯一の例外は口上林の武吉町にこの地名を発見したことだ。武吉町は上林の一部だが、地図を広げてみると、地形的には山家の延長と考えても良いのではないか。これらの地域が私の予想する古代の金属地帯と一致するのは単なる偶然なのだろうか。ただ、山家地域については考察が及んでいないのでなんとも言えない。つづく
《遊里のこと(9)は2010.5.23参照 》

今日のじょん:Img_4584少し暖かくなったら、石垣あたりにやたら蛇が現れだした。朝の散歩500mの間に5匹もいた。今までは臭いがないのだろうか、動かないからだろうか、怖いからだろうか無視していたのだが、今年は違う。しっかりちょっかい出すのだ。「なんだこの生き物は?」という感じである。今のところ蛇が逃げているからいいようなものだが、対決でもしようものならどうなるのかと、少し心配ではある。写真右上のハーブの上にも鎮座しており、かみさんもじょんも大騒ぎ。

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寒さの夏は 5/29

2010-05-30 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.29(土)曇

 寒さの夏は賢治ならずともオロオロ歩いてしまう。ストーブ、炬燵が大活躍し、昨晩など薄手の長袖パジャマが寒くて、長袖の下着を着てしまった。冬でもパジャマの下にシャツを着ることは無かったのだけど、、、。この寒さは異常だぜ。問題は野菜とかお米だろう。米は結実期に高温となれば何とかなるので、今の段階でどうこう言うこと無いそうだが、野菜、果実はかなり不安な状況だ。和木の梅も3,4月の低温がたたっているそうで例年より収量が少ないようだ。我が家の梅についても、今年は一年分の梅肉エキスを作るべく意気込んでいたら、まるでなっていない。すべて成ったとして20粒ぐらいだ。一体何をしようか。じょんのび村の他の作物の様子をお知らせしよう。

山椒
 朝倉山椒の苗を買って、2年目か。4粒の実を確認、気候より苗木に問題があるのではないか。もう一本M川さんに貰った木もあるのだが、まだ小さいので無理な様子だ。花山椒と一緒に植えておけと言われるので、その辺に生えていたのを植えたのだが、それが一番育っている。Img_4639




柚子
 一年柚子はしっかり花が咲いているが、果たして実が成るかどうかは疑問、もう三年目にならんとしているのだが成った試しがないのだ。ちなみに隣の森井さん宅の柚子は今年も豊作のようだ。しっかり花が着いている。Img_4640 Img_4643

家の柚子と隣の柚子


カボス
 二年目のカボス、昨年は八個の実を着けた。今年は葉も少なくなって、樹盛もない。花も数えるほどしか着いていない。やっぱり寒いところは無理なのだろうか。余裕が出来れば、ハウスを作ってやろうかと思うのだが、何時になることか。Img_4642

情けないカボス、プランターは生姜の芽だし。

榎木
 実ものがふるわない中で、これだけは頑張っている。一昨年が生り年で、昨年はまるで無し、今年は大盛況と堅実な生き方をしている。実はこの実は食べられるそうだ。一体どの時期にどのようにして食べるのか調べてみたいが、あまり食べたいと思うような実ではない、オオムラサキじゃないんだから、、、、、。Img_4626




夏野菜
 昨年の放任栽培の反省を活かして、今年は雑誌の記事を見ながら、正攻法の野菜作りを目指している。こうやって真剣に取り組んだら、この天候だ、一向に育たないばかりか、虫と雑草は一丁前にはびこってきた。

ラッキョウ、ニンニク
 土の中で育つものはそこそこ育ってると予想しているのだが、まだ確認していないので解らない。ニンニクはこの前の大風で倒れたので、レスキューしたが、全然育っていなかった。余談だが、ニンニクの芽というのを教えて貰った。以前からお好み焼き屋でせんぞ食べていたが、一体ニンニクのどこの部分か解らなかった。芽でないことは確かだ。Img_4625Img_4644 

ニンニクの芽とほっとけ茗荷。


茗荷
 これほど手間のかからない植物はない。問題は買ったものほど美味くないと言うことだ。

育苗中のものたち
 オクラ、ゴーヤ、プッコチ、鷹の爪を播種し、生姜の芽出しを行っている。オクラは双葉が出たが寒くて育たない。ゴーヤは15個植えて3個が発芽、プッコチは全然音沙汰なし、鷹の爪は早々に芽が出たが、ゲジゲジの小さいような虫に食われてしまった。生姜はまるで出てこないが、これは例年どおりだ。今夏のメインは生姜である。

【作業日誌 5/29】
メーちゃん繋ぎの作製。ひもがからんで窒息しないよう、地中からザイルの切れ端を出すという工夫。Img_4645

今日のじょん:メーが来たら、妙に興奮する。犬に対するのと同じような行動をとるのだが、一体何だと思ってるのだろう。メーは怖がっていたが、だんだん慣れてきているようだ。草食ってくれい。Img_4635 

 

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新七五三掛考(2) 5/28

2010-05-29 | 歴史・民俗

2010.5.28(金)曇

 寒さの夏が続き、ストーブに次いで長袖の下着も掘り出してきた。大体衣替えが早すぎた。昨年の記録を見ると6月23日に行っている。教訓、上林の衣替えは6月下旬とすること。
 七五三については、柳田国男著「地名の研究」に詳しく、解りやすく書かれている。さて、七五三掛の掛は崩壊、崩崖地名を表すとある。地形地名の研究をされている塙静夫氏の「とちぎの地名を探る」に詳しい。
 七五三掛が大きな地滑りに襲われたのは昨年2月からのことである。住民五軒が避難とあったが、全体でも七軒の集落だから、残ったのは二軒だけということのようだ。歴史的にも地滑りの被害を受けているようで、過去には大日坊が地滑りで移転しているということもあったそうだ。
 掛、欠(かけ)は鞍掛、沓掛など地名に多くあり、崖、垳(がけ)に通ずるという。
七五三掛考(2009.6.2)で紹介した、小諸の七五三掛城が四面崖から来ているというのもあながち当てずっぽうではないわけだ。また、この時の七五三掛考を読み返すと、”しめ”は標とも表すと書いている。我ながら素晴らしい着想だが、標が峠や山頂を表すことを知っていながら、気がつかなかったところが誤りの元であった。
 中上林、五津合町に白垣、五泉町に太郎垣という地名がある。白垣はバス停はあるが小字ではないようだ。上林風土記に何やらの合戦の際に白い垣を立てて云々という伝説が載っていたように記憶するが、私はこの「垣」は「掛」ではないかと思っている。”シラ”とは隠されていたものが露見するという意味があり、”シラガケ”とは土砂崩れによって山肌が現れた崖という意味になる。愛知県知多地方では崖のことをシラガケと言うそうである。
 話がそれてしまったが、七五三掛とは境界、境を表す峠のもとの崩壊地形の村という意味だろうと結論づける。
 森敦の月山は、タイトルは月山でなくてはならないが、モチーフは、閉鎖された世界と外界を分ける、あるいは冬と春を分ける、あるいは霊界と人間界を分ける、あるいはあの世とこの世を分ける標(しめ)となる十王峠であることが解るだろう。

【作業日誌 5/28】
ドッグランど杭立てImg_4629
芝生草刈り
玄関坂レンガ張りかみさんの手伝い



今日のじょん:おとーとおかーの作業をベランダで見ていたら、寒さのせいかがたがた震えていた。冬の寒さは平気でも夏の寒さはこたえるらしい。情けない顔している。Img_4628

 

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新七五三掛考(1) 5/27

2010-05-28 | 歴史・民俗

2010.5.27(木)雨

 ここまで雨が続くとさすがに憂鬱になる。その上寒くて、遂に石油ストーブを焚いて折角しまった長袖のシャツなどを出してくる。この時期にストーブを焚くのは幾ら上林でもそうはないのじゃないか。
 七五三掛について昨年の今頃盛んに考察していたのだけれど、実はどうも自信が無くて気に掛かっていた。その後地名に関して多くの書物を読んで解ってくると、昨年の自説が間違っていることがはっきりしてきた。改めて七五三掛の地名について新たな考察を述べてみたい。
 七五三掛の由来は七五三縄という説もあるようだが、七五三縄の形が峠の形と似ているからと言う私の前回の説は誤りのようだ。七五三(しめ)については境界とか占有を示す言葉だが、掛についてはどういうものかはっきりしなかった。七五三掛として七五三縄を表すのだろうか、あるいは掛というのは村落、集落を表すのだろうかと想像していた。どちらも間違いであるというのが解って、気恥ずかしい思いである。(七五三掛考、2009.6.2~4参照)
 七五三、注連(いずれもシメ)というのは、標のことであろう。国語辞典にも、しめ「標」木を立て縄を張ったりなどした境界標とある。標を”しめ”と読むとは私も知らなかったのだが、標は”ひょう”であり、これは峠または山を表す。峠、瓢、兵、俵などと書いて”ひょう””ぴょう””ひよ”と読ませる地名は多数ある。谷川岳の平標山(たいらっぴょう)は登山をする人にはご存じの山だし、我孫子市の成田線湖北の北に中峠とあるのは”なかひょう”というそうだ。義経で有名な鵯越(ひよどりごえ)も標(ひょう)取越ではないかという説もあるそうだ。ここは摂津と播磨の境でもあるのだ。自転車旅行で走った、大分県と熊本県を分ける兵戸峠(ひょうどとうげ)も峠越えの境界を表す良い例かと思う。Img_3505
兵戸峠はトンネルになっており、かつてはこの上部にあったのだろう。


 つまり、境界を示す標(ひょう)=峠、峰=標(しめ)=七五三、注連(しめ)という関係である。七五三掛の由来が十王峠にあったという私の説はそういう意味では正解であったと思う。七五三が十王峠であれば、掛は何なのだろう。つづく

【作業日誌 5/27】
芝生広場草刈りImg_4623

キツネノロウソクが現れた。昨年は8月に見つけたのだが、気温より湿度が影響するのだろうか。

今日のじょん:この時期にストーブ焚くのも珍しいが、じょんが暑がらないのも不思議だな。Img_4619


 
 

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イベントの季節到来 5/26

2010-05-26 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.26(水)曇、雨

 不順な天気が続き、夏がちっとも来ない。お米も作物も生育がよろしくなくて、不安な夏である。それでも例年のイベントは準備が進み、今日もほたる祭の打ち合わせが行われた。ほたる祭は中上林最大のイベントで、実に29回を数えるというほたる祭の元祖みたいなお祭りだ。蛍の放虫というメインエベントのあり方が、賛否両論色々議論されているようで、将来的には自然に蛍に親しむようなイベントに変わっていくかもしれないが、とりあえずは例年通りの開催となるようだ。今年は6月19日(土)の開催で、じょんのびもほたる祭店を出店する予定である。
 6月6日(日)は二王公園まつり、二王門登山レースが開催される。いつかは参加したいイベントだが、店をやってる限り無理そうだ。
 6月20日(日)は上林川の鮎解禁日なんだが、鮎、釣り客とも減っているようで寂しい限りである。
 じょんのびの店参加イベントのひとつが、いこいの村まつりである。今年は10月23日(土)開催決定で、事務局の活動が始まっている。
普段はともかく、当日だけは良い天気になって欲しいと願うばかりである。Img_0877

去年はこの後事件が起きた。(2009.6.20参照)

今日のじょん:またしても雨になり、いやな合羽を着せられる。じょんにとっても天気の悪いのは応えそうだ。簡単に着脱の出来る合羽を注文中だそうだが、じょんの苦手なのは着脱ではなくて、がさがさみたいだから、解決にはなりそうにない。雨降ってじょん固まる。Img_4577

 

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老いるということ 5/25

2010-05-26 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.25(火)曇

 先日、ブレーキとアクセルを間違えて踏んだという話をしたが、お客さまの反応は、「そんなやつおらへんやろ」と言うと思っていたら、あに図らんや「あるある、わかるわ~」というものが多かった。中には思いきり畑に突っ込んだなんて方もいて、こりゃあちょっと事件である。こんなに沢山経験のある人がいて、死亡事故もちょくちょく聞くとなると、車の構造自体がなぜ問題にならないのだろう。大体、進むと止まるの相反する動作を司る装置が同じ場所に並んでいるのは、問題では無かろうか。ブレーキは足、アクセルは手という風に分けてしまえば良いんでねえかいと思うのだが、、、。
 歳と共に反射神経は鈍くなっている、物忘れもひどくなっている。それなりの認識とハード、ソフト両面で老化に対応する覚悟を持たないと、ひどい目に合いそうだ。
 さて、充分に老化した私の母親が、ひどい目にあった。94才の今日までアパートで一人暮らしを続けてきたのは奇跡的と思うが、遂に転んで骨折、一人暮らしを続けることは困難となった。こうなると姉弟三人おおあわて、きれい事など言ってられない。退院は迫られるわ、施設には入れないわで大騒ぎしている間に、奇跡的な回復を見せ、なんとか歩けるようになってきた。精神的には驚異的な母親だったが、自らの身体をもここまで回復させるとは、病院でも驚いているそうだ。
 というわけで、ケアハウスでも利用できる状態となってきた。さっそく申し込みをしたが、面接など済まないと何とも言えない。もし利用できるとなれば、同じ綾部で暮らすことになる。歳が歳だけに何かと世話がいるだろうが、最後の親孝行と思って尽くそうかなあと思っている。Img_4613

田舎の施設はゆったりしている。


  美しく老いるなんてことが言われているが、老いるということは厳しく、醜いことである。都会にいたら隣のこともわからない状況だから、老人の介護なんて理解のしようがないのだが、田舎に住んでいると老人を抱えた家庭の苦労というのが痛いほど見える。しかしそれでも我が身に降りかからなければ、実感としてはわからないのだろう。
 現役の時はお客さまに、老後の資金はこれだけ必要なんて言ってまわっていたけれど、誰の世話ににもならず、お金だけで済ませられる金額は、普通の人では貯まらない。それよりもお金だけではどうにもならない部分が、実は最も大切なことなのでないかと思う今日この頃である。

【作業日誌 5/25】
ゴーヤ苗先発隊定植
畑土運び

今日のじょん:Img_4306 最近車に乗るのが平気になって、いつでも連れて行ってもらえると思っているようだ。「はい、今日はお留守番やで」と言って、二人で出かけたら、いじけること、いじけること。どこの犬もそうらしい。
いじけた顔のどアップ。

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雨読 金属と日本人の歴史 5/24

2010-05-25 | 雨読

2010.5.24(月)雨、曇

 二日二晩の風雨が続いている。そのために雨読が連続しているのかというとそうではなくて、以前に読了していたが、他の記事が多くて書くことが出来なかっただけである。今日は講談社学術文庫「金属と日本人の歴史」(桶谷重雄著)2006,7発行、定価800円、購入価格249円である。Img_4585
 鉄、銅などの金属について、過去にはどのようにして発見、採鉱、冶金していたのか知りたいというのが動機で本書を買った。鉱脈の発見については記述はなかったが、鋳造や冶金については仮説も含めて、具体的にわかりやすく、図なども多用して書かれている。著者の桶谷氏は工学博士で金属結晶学の専門家ということで、技術的な面から見た金属の歴史とも言える。鉄と銅の製造、加工については基本的なことはこの本でわかるのだが、もう少し詳しく知りたいと思う。そういう本はあるのだが、需要が少ないのだろうか異様に高価である。こういう文庫本でより詳しい内容の本が出ないかと探しているところである。私としては、自らで鉱脈を探し、採鉱から製品作りまでやってみたいと思っている。鉄ならなんとか出来るのではないかと期待しているのだが。

 【作業日誌 5/24】
じょんのびガーデン、じょんのびファームの樹木や野菜のレスキューImg_4581 Img_4582 Img_4583




 野菜類も風の被害は大きい、苗はビニール袋で、大きくなると支柱やネットで風対策が必要。樹木もすべて支柱がいる。

今日のじょん:雨のため運動も出来ないし、寝てばっかし。
「雨のかんばやし~ じょんと昼寝する~、、、、、」
Img_45791

手前の毛布にくるまって誰かが昼寝している。

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遊里のこと(9) 5/23

2010-05-24 | 歴史・民俗

2010.5.23(日)風雨

 遊里のこと(4)(2010.4.19)でユリ取、板取のことを書いたら、「故郷の近くに板取という地名があるけど、金属と関係あるんかなあ」という方がおられた。早速その地、徳島県海部郡海陽町付近を調べてみる。宍喰中学校を北に行ったところに板取はある。徳島から室戸岬に向かう国道55号線、土佐東街道から西に少し入ったあたりである。この街道は42年前、初めての一人旅で、通った道である。当時はほとんど地道で、バスは岬を上り詰めては、浜に降りてゆくという動作を幾度となく繰り返して、半日かかって室戸岬に着いたのを憶えている。地図であたりを調べて驚きだ、サビ島、金ヶ崎、金目など、らしい地名が続出だ。街道沿いに北上するとやがて浅川に達する。このアサは鉄を意味するアサかなと思って、鉱山の履歴を調べたら、浅川鉱山と言って、昭和初期には三菱鉱業が操業していたという大規模な鉱山であった。浅川型含銅硫化鉄鉱を産し、近辺にもいくつかの鉱山があった様子である。
 他にも板取という地名がないかなと調べると、十ヶ所程度でてきた。地図で調べていわゆる金属地名の多いものをあげると、福島市松川町浅川字板取が挙げられる。浅川という地名も同じなら、近隣には金谷川、金沢、菅生、金山、金古場、湯ヶ原、角釜、浅目、水晶沢など金属地名らしき地名が目白押しである。そして鉱山はというと、古くからの金銀の鉱山が沢山あり(松川北鉱山、松川南鉱山、金谷川鉱山、小池鉱山、信夫鉱山など)、松川鉱山などは戦前まで操業していたそうである。
 自転車旅行中に通った所にも板取地名を見つけた。余呉から今庄に向かう国道365号線北国街道、栃ノ木峠の下り、今庄365スキー場のあたりが板取である。その時偶然にも板取宿跡に立ち寄って写真を撮っていた。Img_0126

板取宿跡


  このあたりが鉱山の地かどうかわからないが、峠を更に下って日野川に合するあたりに菅生神社がある。すぐ白髭神社があり新羅と関係があるのかなと思っていたら、今庄に入って新羅神社がある。今庄インターチェンジの付近に湯尾と言うところがあり、ますます金属、特に鉄に関係ありそうだなあと見ていると上別所、鋳物師、平吹という地名が出てきた。
 別所と言えば「鉄と俘囚の古代史」でお知らせした地名だが、豊橋市石巻本町板取を調べていると、同町内で3Km程のところに別所があるのを発見する。別所に付きものの白山神社もあり、近隣には 素戔嗚神社もある。また豊橋市は高師小僧で有名な高師原もある。
 知多半島にも二ヶ所の板取がある。知多郡美浜町小野浦と同郡南知多町師崎の板取である。そしてこの中間、南知多町だが距離的には美浜町の板取からの方が近いところに、上別所、下別所というところがある。この別所は「鉄と俘囚の古代史」の別所地名一覧にも記載されておらず、なにかワクワクするものがある。板取と鉱山、産鉄、板取と別所、なにか因縁がありそうだが、これだけの資料では即断できない。ただ”ユリ”地名と板取地名、ひょっとしたら同じ発想から生まれた地名なのかもしれない。つづく《遊里のこと(8)は2010.5.12参照)》
Img_2097
常滑から伊勢に渡るフェリーから、知多半島。


今日のじょん:嵐の一日となった。上林の風は半端じゃない、ちょっと外に出ただけで傘がぶっ壊れてしまった。それを見てじょんが喜ぶこと。Img_4575

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雨読 逆説の日本史2古代怨霊編 5/22

2010-05-22 | 雨読

2010.5.22(土)晴、曇

 サブタイトルは「聖徳太子の称号の謎」ということになっている。聖徳太子は巷間言われているほどの人物でもないし、怨霊信仰の元祖であるというような話である。続いて天智、天武天皇に関する生臭い話、日本書紀の作為の話などが述べられており、なかなか楽しい。逆説というからには正説があるのだろうが、それがよくわかっていないから逆説と言われてもぴんと来ない。しかし、歴史というものを興味深く、なるほどこういうことだったのかと理解出るという点では優れたシリーズだと思う。私たちが教科書で学んだ歴史は、年代や人の名前を憶えるばかりで、歴史を理解することとはかけ離れていたようだ。Img_4573
 日本書紀がその時の権力者の都合で書かれていることは、いわば常識だと思うが、その根底にあるものが理解できて面白く感じた。正史として何から何まで信じる日本史の重鎮を鋭く批判されているが、今時、日本書紀の内容が総て真実だなどと思っている者は居ないだろう。むしろ、虚構の中からどれだけ真実を見つけ出すかということが大切である。
 歴史に関する書物を沢山読んでいるが、著者の持つポリシーが顕著に表れる書は少ない。このシリーズは随所に表れている。
日本史の呪術的側面の無視ないし軽視。
滑稽とも言うべき資料至上主義。
権威主義。この三つを日本歴史学の大きな欠陥とし、これらを排除した上で日本史を見直そう、ということを主張されている。
 歴史というのは、それを学ぶ人も研究する人も何らかのポリシーがなければならない。そうでなければ、過去の歴史を解明したところで、「それがどうなんだ」という結果になるからだ。天智天皇が暗殺されたか、事故死であったか解明しても、「へーそうか、でもそれがどうなのよ」ってなるもんね。お前はポリシーがあんのかよと言われそうだが、それはいずれ御紹介しよう。(雨読 逆説の日本史1は2010.3.25参照)

【作業日誌 5/22】
ドッグランどの柵作り

今日のじょん:じょんが最も反応するのは猿である。ここんところ猿の出現が続いており、先日は木の上で遊んでいたようだし、今日はタケノコを狙って出てきたようだ。人が訪ねてきたり、カメムシが侵入したときはワンワンと吠えるのだが、猿の気配を感じたときは、妙に興奮して走り回る。犬猿の仲とは、やっぱ何かあるんだ。Img_4555

木の上で遊んでいる猿。 

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ぼけとんか 5/21

2010-05-21 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.21(金)快晴

 今日は先日ご案内の日本一周自転車旅行達成記念日だ。3年前と同じく、快晴の絶好の日和となった。思えばあの日は、前日に谷垣君におごって貰って、完璧に二日酔い状態だった。今日はもちろん正常な状態だが、年老いたおふくろが一人で暮らすことが出来なくなって、入所できる施設を探すためあてのない旅をしなければならないので、超憂鬱で、軽トラを走らす。先ずは小畑町の丹の国福祉会を訪ねる。その前に、由良川沿いの府道から豊里に向かう間道をひとつ間違え、早く入ってしまった。そのうち正当な道に出るだろうと進んでいると、通行止めになってしまった。ぼけとんかと思いつつ、Uターンして戻りかけると、高臺寺という禅宗のお寺があった。参道の石柱を見ると、弓削正純云々という文字が彫ってある。どっかで聞いた名前だなあと思ってると、これって中学校一年の時の担任の先生の名前じゃねえか。Img_4565 Img_4566

高臺寺の庭から綾部市街方面を望む。


 帰りに寄ってみようっと決めて、薪集めで通い慣れた道を急ぐ。今日のテレビの占いは牡牛座が最悪だったなあとしょうもないことを気にしながら、丹の国福祉会に到着する。
 ここで、ショックなことが起こる。駐車場にバックで車を止める際にブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまったのだ。車は車輪止めを乗り越えて、建物の壁に当たる。
これってニュースでよくあるケースだけど、今までとても考えられんなあ、ぼけとんとちゃうかと思っていた。初めて自分がやってみると、一体どうなっているのかわからないのだ。一瞬何が起きたのかと、茫然自失するわけである。そのうち、あれえ、アクセル踏んでるとわかるのだが、これほど怖ろしくてショックなことはない。単に軽トラだからアクセルとブレーキの距離が近いだけだろうか、乗用車なら起きないことなのだろうか。なんとも不明だが、大きな音に職員さんが飛び出してきて、バツの悪いこと。
幸い、建物も車体も損傷無く無事に済んだが、これで人身事故でも起こしていたらとぞっとする。帰りの運転の怖いことったらありゃしない。ぼけとんか、ぼけとんのやがな、、、、。アブネエナア。

 弓削先生は亡くなられていて、息子さんが跡を継いでおられた。なんとも立派なお寺だった。そういえば、小学校一年の時の村上先生も綾部にお住まいとのこと、いづれ訪ねてみたいと思っている。 

【作業日誌 5/21】
かみさんが玄関坂のレンガ張りを始めた。
畑の支柱立て。オクラ、ゴーヤ、鷹の爪の芽が出てきた。Img_4568




 今日のじょん:今日はシャンプー日、体重は17.8Kg、前月より200gアップ。最近暑いのか、ベランダがお気に入りとなっている。Img_4572

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百足大作戦 5/20

2010-05-20 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.20(木)曇

 夏ともなるとあらゆる虫が増えてくる。毛虫、アブラムシ、テントウムシなど植物に害を及ぼすもの、蟻、蜂、その他の昆虫など、ナメクジやカタツムリなども増えてきた。蚊やブトなどもこれから出てきて憂鬱な季節なんだが、もっとも嫌らしいのが百足である。外で畑仕事している分には沢山出てくるが、家の中はそんなに出て貰っては困る。それでも二階の網戸に一回と店のフロアに一回発見、今日はかみさんが玄関先に脱皮した皮を見つけた。いずれもまだ小さいが、百足の成長というのは極端に早いらしい。なんとかしなければ、今年は多そうである。昨年は居間ででかいのを2回見かけただけだったが、まさか家の中には居まいと思っていたのと、大きな百足だったのでショックが大きかった。対策としては家の周りに忌避剤を撒いて、一応それ以後の出現は無かったのである。
 ただし、外で見つけて、捕まえようと追いかけたら、犬走りの上にある通気口、実はこれは基礎の上に2cm程度の厚さで家を取り巻いているのだが、その中に逃げ込んだのである。この通気口はもちろん換気のために必要なもので、塞ぐことはできないのだが、虫にとっては容易に家屋内に侵入できる通路となっている。忌避剤というのが効果があることはわかるのだが、家の周りの地面に撒くことがどれほどのものだろう。先日撒いた忌避剤も昨日の雨で影も形もなくなっている。Img_4196

椅子の後ろに走っているカバーの中に通気口がある。


 昨年出現した百足も、この通路から床下に入り、掘りごたつの隙間から、部屋に侵入したものだろう。つまり通気口に忌避剤を撒かないと、意味がないのである。ところがこの通気口、外側は雨除けのカバーがあり、薬の散布は不可能である。するとしたら、家の内側、つまり床下側から散布するしかない。
 まず、アースレッドかなんかの燻煙剤を床下で散布する。一時間ほどしてほとぼりの冷めた頃、掃除機を持って入り、虫の死骸を吸い込む。ダンゴムシ、カメムシがほとんどでクモ、小さな甲虫類もいるようだ。ヤスデはいるが百足は居ない。
 掃除が終わるといよいよ忌避剤の散布となる。なにしろ四つん這いになって、頭上で粉剤を撒くのだから堪らない。ほっかむり、マスクはしているが、頭から真っ白で、暑いわ息苦しいわで、虫より先にこちとらが参りそう。這々の体で床下を一周して、次に土井さんの遺品の竹炭を一面に置く。これは湿気取りと消臭の意味である。Img_4557Img_4558
通気口に薬剤を散布し、竹炭を置く。



 ここまでやったら百足対策は完璧、これで出てきたらもう知らん。

今日のじょん:お互いサラリーマン時代に、やまちゃんが「アトムはええなあ、飯食って寝てりゃあいいのだから、、、」と言っていたのを思い出す。人間さまの苦労なんざ知らないだろうし、済まないねえご主人様とも思ってないだろう。じょんが自らを幸せだとは感じていないだろう、もちろん不幸だとも感じていないだろう。幸不幸は相対的なものだからというよりは、犬の幸不幸は人間の想像でしかないように思うのだが、どうだろう。Img_4560

傍目には気楽そーに見えるのだが、、、、、。

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Anniversary 5/19

2010-05-19 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.19(水)雨

 じょんのびニュース
 Caffe じょんのびは5月31日で開店2周年となります。
日頃のご愛顧を感謝してコーヒーチケットを格安でご奉仕い     たします。
 期間:5月30日(日)~6月13日(日)
 お値段:3,000円(通常3,800円)、11枚綴りだよ~ん。Img_4542



 というわけで、この2年間薄利少売でよく頑張ってきた。これもひとえにご利用頂いているお客さまの賜であると感謝している。2周年記念日までにドッグランと看板を完成させようという意気込みであったが、残念ながら未だ未完成である。サラリーマン時代と違って、時間はたっぷりあると思うのだが、実はそうでないみたいだ。基礎代謝に一定のカロリーが必要なように、生活そのものにかかる労力、時間というのが結構多くて、余裕が生まれてこないということだ。ましてや、夜っぴきでもやろうかとか、何が何でもやっつけてしまおうという気力が沸いてこないのも事実である。まっいいかという感じでじょんのび人生おくるのも、よいんでねいかい。Img_0534 Img_4489
ビフォア(2008.4.26)、アフター(2010.5.8)


 もう一つ記念日が来る。5月21日の自転車日本一周達成記念日だ。私の記憶の中で、最も爽やかで良い天気の一日だった。福知山から京都までの知り尽くしたコースだけど、そのコースの中に私の故郷や小学校、そしてお墓もあった。夏になると毎日泳いだ小川や、山の神、笹の神も写真に納めている。他人にとっては何でもない景色が、私にとっては忘れられない、かけがえのない景色であった。オリンピックの金メダリストが場内を一周する、ウィニングランのような一日であった。そしてその時、その翌年に上林に住んでるなんて予想もしなかったことだ。Img_5886 Img_5883

生家、薮の中に消えて、無い。
小学校、私の時は木造だった。


【作業日誌 5/19】
薪割り

今日のじょん:連獅子じょん、枕を咥えて振り回すのだが、スピードが速くて写真に写らない。「むち打ちになるで」とはかみさんの言。Img_4548

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ムクとハナ 5/18

2010-05-18 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.18(火)曇

 天気の崩れが遅れて、今日一日雨は降らないということだ。じょんのシャンプーに合わせてしている家の掃除を早い目にやる。本当は週一ペースでやりたいのだが、そうはいかない。店や厨房、玄関などお客さまに関係する場所は毎日掃除しているが、プライベートな場所はそうそうやってられない。上林で困るのはカビと虫による汚れだ。カビは湿気が多いというよりは、水道水のカルキの濃度に関係があるのでは無いかと思う。虫の汚れは、クモの巣、虫の糞、虫の死骸だ。都会に比べて圧倒的に数が多いわけだから、致し方ない。どっきりは、寝室の網戸に百足の小さいのを発見したことだ。3,4cmの小型だが、そういう種類なのか、あるいは百足の子供なのかわからない。蛇や蜂は家の中まで襲ってこないが、百足だけはお構いなしだ。
 土井さんが鈴蘭をあげるでと言ってくれていたので、じょんも一緒に連れて行く。私は土井さんが生前作られたという竹炭を床下に使いたくて戴きに上がったわけである。ムクちゃんが大きくなって、たくましくなっている。心細い山里の生活に、大きな助けとなってくれるよう祈る。サルノコシカケや変木などらしい遺品を頂いて帰る。Img_4535 Img_4536
ムクちゃん大きくなりやした、何でも揃う土井工房、みんなで使ってねということだ。

 帰りに万願寺とうがらしを作っておられる佐々木さんを訪ねる。今日は本場西舞鶴の万願寺の初出荷の日だそうだ。ここにはハナちゃんがいる。私たちは面識があるがじょんは初対面だ。相変わらず尻尾振って近づくが、ウーといって怒られてしまった。きっと犬慣れしていないのだろう。人間には愛想が良くて、べろんべろんとなめまくりである。耳が垂れていて親近感を感じる。眼が何とも言えないかわいらしさと、哀愁のようなものがあって、印象的だ。Img_4539
Img_4537
ハナちゃんとハウスの中。本格的な野菜作りは大変そう。


  ハウスの野菜ものを見せていただき、まだ京都の料亭でも食べていない万願寺を戴く。上林の万願寺はまだ出荷には到らないが、市場に出せない曲がったやつなんかが出るそうだ。「早いのはからいで」と言っておられたが、なるほど辛い。といっても、あのロシアンルーレットのような辛さではなくて、心地よい辛さで、私はこの方が好きだ。Img_4541

かつおのたたきと万願寺、お酒が進みますなあ。

【作業日誌 5/18】
水回り等掃除、煙突点検

今日のじょん:本文に登場のためお休み

 

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薪割り狂想曲 5/17

2010-05-17 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.17(月)快晴

 今日も爽やかな良い天気だ、虫が出ないので絶好の作業日和である。連日閉店後に薪割りをしているが、直径3,40cmもあるクヌギには閉口している。最初の二分割は、素直なものでも最低二回は斧を入れないと割れない。まして節のあるものなど何度やっても跳ね返される。力を抜いて、斧の重さで振り下ろすようにしているのだが、腕に来るショックは相当あるようだ。夜になると前腕の筋に痛みが走り、夜な夜な灸をあてている。まだまだ割らなければならない木は嫌ほどあるし、この先何年も薪割りの行は続く。これが不安にならないでいられようか。若いときと違って、腕に与えるダメージは相当ありそうだ。Img_4020
 
このクヌギが応えている。


 いろんな人が、油圧式薪割り機をすすめてくれたが、高価でもあり、斧による薪割りこそ薪割りの神髄とばかりに眼中に入れなかった。確かに薪割りは楽しいしスカッとする。割終えた後の達成感というのも得がたいものがある。しかし、本格的なクヌギなどとなると、そうばかりは言ってられない。身体の心配があるわけだ。油圧式じゃなくても、脚踏み式や落下型など安価で動力を使わないものがあるようだ。すぐには無理としても調べてみようかなっと思っていた矢先、吉右衛門から電話が入る。「いらんて言うかもしれんけど、油圧式の薪割り機の出物があるんだけど」ということだ。1,000円ぐらいでどうってことだけど、もう二つ返事。渡りに船とはこのことだ、「軟弱~」なんて言われるが、軟弱結構、もうふにゃにゃ。
 というわけで、我が家に薪割り機が来た。電動で2tというので、そう馬力は無いそうだが、一体どの程度の能力があるのだろうか?吉右衛門の指導よろしく試運転してみる。直径20cm程の堅木を割ってみる、これは斧でも簡単に割れるやつだ。予想通り難なく割れる。次に直径30cm、長い目のクヌギ、これも簡単に割ってしまう。続いて夕べ何としても割れなかった、節有りのクヌギ、なんと一発で割れてしまった。これには脱帽したが、もう半分に割ろうとすると止まってしまった。つまり、目を読んでしかけないと割れないということだ。Img_4518

予想外の活躍だ。


 夕刻、二つ割、四つ割のものを薪に仕上げる。結局総てを薪割り機に頼るのでなく、斧と併用して、得意な分野だけやらせれば、効率的な薪割りが出来るんじゃないかという結論である。

【作業日誌 5/17】
ドッグランどの畑土運搬
キュウリわき芽かき
薪割り Img_0452

Img_4529
ビフォアアフター、左は2年前畑土搬入時、右は今日。


今日のじょん:私が起きるのは七時半である。時によって、それ以前にオシッコに起きるのだが、七時以降に降りていったときはサークルから出てきて、クンクンと催促する。ところが七時以前に降りたときは、起きてはいるけれどサークルの中でおとなしくしているのだ。じょんは時間がわかるのだろうか、不思議な現象である。Img_4524今日はメーが来たので追っかけまわして遊んでおりやした。

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野外テーブル 5/16

2010-05-17 | 日記・エッセイ・コラム

2010.5.16(日)快晴

 上林では最も良い季節である。大体近畿北部はうっとうしい天気が多いのだが、この時期、5月中頃から6月上旬の時期は最高の季節となる。特に小気味が良いのは、太平洋側が梅雨に入って憂鬱になってるときに、暖かくてしかも爽やかな日が続くことである。舞鶴市が市政50周年記念で舞鶴バイアスロン(後にデュアスロン)を開催されたとき、開催日は5月の最終日曜日だった。京都に住む私はなんでこんな梅雨の時期に開催するのかと意見したのだが、市の回答は、この時期が最も条件が良い季節なのだということであった。この大会は10回続いたが、なるほど北近畿では絶好の季節であった。
 この絶好の季節しかじょんのびのテラスは使えない。ましてや新オープンの野外テーブルおや、である。野外テーブルは将来的にドッグランどのサイドに移動する予定だが、工事中はやむを得ず芝生広場の横にセットしている。昨年秋に天板を作って以来、放っていたテーブルだが、意外とおしゃれに仕上がったし、今年のじょんのびDIY大賞の有力候補でもあるので、この辺で詳細を公開しておこう。
経費
2×4材6フィート 248円×9本=2,232円
2×4材8フィート 398円×4本=1,592円
ペイント               2,000円   合計5,824円
製作
昨年の7月19日に設計をし(図面など描くほどでもないが)、8月に杉丸太を四ツ割にし、10月に天板を作り始め、年内に天板完成している。その後4月の下旬に作業をはじめ、5月8日に完成した。通算10ヶ月かかっているが、実質は5日間ぐらいだろうか。Img_3147

ルーターの溝切りミス、これも愛嬌(09.10.2)


  手作り感を出すために脚を丸太の四ツ割にしたのが苦労の元で、チエンソーで切っただけの荒造りで、太さもまちまち、面はごたごた、90度が出ていないというしろもので、天板取り付け部分や桟の取り付けも総て実寸でやらなければならなくなった。脚の取り付けも行き当たりばったり工法で、三角形のパーツを天板の側板に取り付け、脚を固定したもので、思いの外うまく固定できた。Img_4336

脚の細工が一番苦労(10.4.23)


 今回ルーターなる道具を初めて使い、天板が暴れないように溝にはめ込んだ。なにしろ安物の2×4材なんて、反る、曲がる、捻れるの三拍子が揃っている。Img_4506 Img_4505
 釘隠しなどもやっておしゃれに仕上げ、付属の長椅子、丸椅子などもほぼ満足に仕上がった。


工夫は脚の取り付けやパラソルが飛ばない様にするところ。Img_4490 Img_4493   

5月8日完成、完成記念パーティをする。


【作業日誌 5/15】
草刈り2回目終了
薪割り

今日のじょん:めっちゃ爽やかな季節となったら、ベランダがお気に入りで部屋に入らない。やっぱみんな気持ちいいのだ。Img_4517

コメント (1)
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