晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

残暑続く 8/27

2007-08-29 | 日記・エッセイ・コラム

2007.8.23(木) 晴れ   五十肩その後

 それに気付いたのは昨年10月頃であった。北海道から東北の太平洋側を旅しているとき、朝のストレッチ時に右肩に違和感を感じ始めていた。だんだん手が挙がらなくなり、特に寝るときがつらい。右肩を下にできないのだ。できるだけ温泉で暖め、温灸を続けるが一向に改善せず、正月の帰京時に治すこととして旅を続ける。正月明けに鍼灸に通い、少し改善したかなと思うが、再度旅にで出ると余計ひどくなってきた。沖縄には水着を持って行ったのだが、初日の北谷のプールで激痛のため一かきも出来ずに水着を送り返したのは全く情けなかった。旅の間、時々の激痛に堪え、不自由さと寝苦しさに堪え5月まで頑張る。帰京後は鍼灸はもとより整形外科での治療も行うが、一向に改善されず、時期が来ないと治らないかと諦める。7月にスポーツドクターの笠次氏に逢い、インナーマッスルトレーニングを始める。二日に一度のサウナでのトレーニングを続け、最近やっと改善の兆候が見られるようになった。腕の可動域が増え、激痛も無くなった。右肩を下にして寝ることも可能になってきた。
 今日は桂のルネサンスで泳ぐ。肩が痛むときはプールなんてとんでもない状況だったが先日から500m、800mと距離が伸ばせるようになってきた。ただし、二往復ぐらいで一休みしながらという状況だが。なんとなく泳げるようになってきた頃を思い出す。

2007.8.24(金) 晴れ   木津川自転車道

 暑くて運動不足になりがちなので、MTBでなつかしい木津川自転車道を走る。ディレーラーの調子が悪く、数日前にはチエン切れを起こし恐る恐る乗ってみるが、やはり歯飛びがする。久世橋から八幡の流れ橋まで16Km、そこから南へ2Kmで一時間となった。時速18Km、あまり速くはないが重いバイクだけにトレーニング効果はありそうだ。バイクの整備は後日するとして、このコースは夏のトレーニングとしては最高だ。

2007.8.25(土) 晴れ  大阪バーゲンセール

 季節毎のスポーツ用品のバーゲンに行く。丼池あたりの問屋街ものぞくが、大阪は物が安い。購入するものをある程度ためて買い出しに行くのにはいいが、京都から電車賃を使って、その上飯食ってビールなど飲んでいてはなんのこっちゃわからない。目的のゴルフシューズは確かに安いが、気に入った物が無く、サイズも無くて買えなかった。

2007.8.27(月) 晴れ 見積もり揃う

 かんばやしじょんのび村の見積もりが揃った。土地と家とで財産のほとんどをつぎ込むことになる。腹くくって移住しないととんでもないことになりそうだ。お金もさることながら、田舎でうまく生活できるだろうか、病気でもしたらどうしようとかなどと考え始めると落ち込んでしまう。いまできることは如何に住居を安くあげるかである。しかし、新築したことのある人なら誰でも思うことだろうが、予想以上にお金が掛かるものである。
 検討を約して上八田町のそばどころ「そばの花」にでかける。Img_6014  

 古民家を改造したそばの花、看板は無いがなかなか盛況。
 9月で五周年ということだ。



 農協に勤めていたというご主人は愛想が良く、私が綾部に移住する旨話すと何かと教えていただいて何かと心強い。そばは十割は売り切れていたが、今日から新そばという二八そばをいただいて、満足、満足。昼の時間は過ぎていたが続々と客が続き、人気があるようだ。口コミだけでたいしたものだ。気になるのは随所にアンティークが使ってあること。扇風機や鏡、火鉢など好きな人にはたまらない物がある。いかにも収集家というのではなく、さりげなく使ってあるのがいい。もう一つ気になるのが薪ストーブ、これは新しいもので古民家の蕎麦屋さんには似合わないものだが、必要に迫られて設置しておられるようだ。使用法やメンテナンスについていろいろお話頂く。Img_6013

 土間にある薪ストーブ、暗くてわかりにくいか。

広小路の古い建物を改造した茶房ゆらりに寄って、コーヒーを頂く。おしゃれな造りで、コースの食事やランチもあり、人気がありそうだ。次は食事をしに来るか。Img_6016

食事もできるゆらり。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弘法さん 8/21

2007-08-23 | 日記・エッセイ・コラム

2007.8.21(火) 晴れ 猛暑

 東寺の縁日は毎月21日である。中京郵便局に通勤の時は門前を通ることもしばしばで、中央郵便局第二保険課勤務の時はテリトリー内であった。弘法さんの日には南区のお年寄りは午前中は大抵留守であった。にもかかわらず、自分自身がお参りすることは無かった。恥ずかしながら初めてのお参りをすることとなった。
 東寺南門前で市バスを降りると、通路には出店が並んで真夏の炎天下というのにもの凄い人だかりである。境内にも所狭しと出店があり、なかなか本堂にたどり着けない。
お参りを済ませて、目的の書道用品の店を見つける。筆で有名な広島県の熊野から来ているという業者から、硯箱、硯、細筆、墨を買って5,000円、硯と硯箱は中古品で、これがいいものならお得買いというところか。あとは気楽に一軒一軒冷やかして歩く。
Img_5999Img_6007
面白いのはがらくたである。いやはやいろんな物があるもんだ。コインの店で中国の古いものが無造作に並んでいる。値は聞かなかったが、真偽の程がわからない。常々欲しいと思っていた岩塩が売りに出ている。南米ボリビア産のローズソルトという紅い岩塩である。スーパーなどでも売っているが、安そうなので買ってくる。

 ローズソルトはただの塩ではなくて、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれ、一般には含まれない鉄分も含まれているという優れものだ。料理に使うのかって、、、、いやいや熱中症予防に使うためだ。熱中症予防には水分の補給は不可欠であるが、汗として消費されるミネラル分の補給が大切というのが最近の処方である。トレーニングの前に、サウナに入る前に水と共に補給することが大切である。夏の甲子園の球児たちも梅干しなどで塩分の補給をしていることが報道されている。Img_5998

アンデスの紅い岩塩



                   
                                                     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

篠山の喫茶店 8/17

2007-08-18 | 日記・エッセイ・コラム

2007.8.17(金) 晴れ、猛暑

 全国で猛暑の報道が伝えられている。各地で気温が40度を超え、熱中症による死亡のニュースも連日である。若い人の場合が多く、家族の方々の心中や如何ばかりかと思うところである。私自身、中学校のバスケット部では水は飲めなかった。休憩の時に口をすすぐだけと言われていたが、一部を呑み込んでいたことは言うまでもない。大学時代の夏山合宿でも昼食時にメンツ(ボールのこと)一杯の水だけである。水筒にしか無い水だからごまかしがきかない。幕場(テント場)に着いたときには好きなだけ飲んでいいということになっていたから、いやというほど飲んで、吐いている者さえいた。さすがにトライアスロンを始めた頃には水を摂取するのは当然ということになっていたが、真夏のレースでは倒れる者も多くあった。摂取の時期が遅れたり、身体が受け付けなかったりというような理由があるのだろうが、いくら水分をとっても体温より気温が高い場合は熱中症になるのだろう。
 最近では水分をとるだけでなく、塩分やミネラルをとる必要があると言われている。炭坑夫が塩をなめたり、麦茶に塩を入れるのは先人の知恵なのか。いずれにしても、私自身よく生き延びてきたものだと思う。最も暑かったのは7月下旬にある皆生トライアスロンである。午後の一番暑い時期の弓ヶ浜のフルマラソンは強烈である。

 猛暑の中をゴルフを楽しむ。いやというほどお茶を用意して行ったおかげで何事も無かったが、スコアの悪いのはいかんともしがたい。
 帰りに篠山の気になるエリアに立ち寄る。国道372号線沿いにアトリエや茅葺き民家の蕎麦屋さん、ログハウスの喫茶店などが並んでいる。070817_165705_m070817_172555_m 

 手打ちそば自然薯庵とカントリーハウス



 自然薯庵は蕎麦の他、どぶろくがいい。先日テレビで東北のどこかの村のどぶろく特区の話題をやっていたが、篠山もその特区ということである。民宿などでどぶろくを頂くことができるのである。二合で800円のどぶろく「おやっさん」を買って帰る。オーナーの酒井さんは園芸の会社を子供さんに任せ、この店と田舎暮らしのお手伝いをしていると言うことである。周りの土地は分譲中で、十数区画が売りに出ている。田舎暮らしを希望する人の住居やおしゃれなショップやアトリエが完成したら素敵な村ができあがる。規模や立地条件は異なるが、わがじょんのび村の構想と一致するので、ゆっくり見学することとする。
 喫茶カントリーハウスは二階建てのログハウスで、一階部分が店舗と厨房になっている。神戸から移住された夫婦がやっておられるそうだ。ミニクーパーなどの古い車もあり、趣味の世界が深そうだ。ここもわがじょんのびの店と雰囲気的に似ていそうなので、しっかり見学させてもらう。もちろん喫茶じょんのびは予算がないのでこんなに素敵な店舗は出来そうにない。070817_170516_m 070817_172433_m 070817_172523_m




左:缶を利用したイス  中:喫煙者はウッドデッキで  右:庭の手入れもなかなか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

納涼 古本まつり 8/14

2007-08-18 | 日記・エッセイ・コラム

2007.8.14 (火) 晴れ、猛暑

 糺の森で毎年開かれる納涼古本まつりはいつか行ってみたいと思っていたのだが、何しろ暑い時期なので、行く勇気がなかった。京都を離れるとなると、この機会に行ってみないとと脅迫観念もあり、猛暑の中をでかける。8月の11日~16日、10時から18時まで糺の森に京都、大阪、奈良、岡山の古書店38店が集合して行っている。一番暑い時期の一番暑い時間に開催して、納涼とはしゃれとしか思えない。先着500名には特製の団扇がもらえて、みんなバタバタと扇ぎながらテントの出店を眺めて行くのは本当に楽しい。Img_5992

高温と古本の臭いで頭痛がしてくる。それでも楽しいのはなんなんだ。

 総ての店の総ての本を見て歩くのには2,3日かかるだろう。古本の独特の臭いに辟易しながらも、もっとも欲しかった本に巡り会えることとなる。それは2月25日沖縄の最北端奥の民宿で読みふけった琉球新報発行の大田昌秀氏編著の「これが沖縄戦だ」という本である。沖縄戦を知るということが沖縄を旅する際のひとつの目標であった私に、写真を多用したこの本は衝撃的でさえあった。是非手元に置きたいと願っていたのだが、この古本市で見つかるとは、本との出合いとは不思議なものである。その他に宮崎康平氏の「まぼろしの邪馬台国」、松本清張氏の「古代探求」を購入し、しめて1,850円。前者は学生時代に読んだ記憶があるが、内容は憶えていない。後者は読んでみたいと思っていた本で、しかも初版であった。Img_5993

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

故郷は草の中 8/5

2007-08-07 | 日記・エッセイ・コラム

2007.8.3(金) 曇り、にわか雨

 薪ストーブや調度品を検討する。まずは上鳥羽にある京阪エンジニアリングのショールームを見学に行く。以前美山町のハートさんに見に行ったが、これほど近くに薪ストーブのショップがあるとは思わなかった。カントリー風の店内にはストーブの他食器や厨房用具などの輸入品の展示もあり、おしゃれな雰囲気である。ストーブは輸入物ばかりで高価ではあるが、型遅れなどもありまずまずの値段となりそうだ。問題は煙突と工事費である。こればかりはいかんともしがたいところがあり、家屋の予算がでてみないと購入することは決められない。ただ、雪国では薪ストーブは楽しみとなりそうだ。
 続いて、周山街道中川にあるinwoodという家具調度の工房を訪ねる。以前から立ち寄ってみたいところだったのだが、やっと実現した。ウッディな家具(テーブル、イス)が主流なんだが、いいなあと思うものはいい値がしている。一点豪華にということであれば可能ではあるが、総てを揃える等というのは無理である。目の肥やしには最高の工房である。
 帰りは栗尾峠下のカフェドカーズという喫茶店で食事し、日吉の温泉に浸かって帰る。

2007.8.5(日) 快晴

 本格的な暑さとなってきた。昨年の今頃は武生から美山町に向かっていた頃だ。もっと暑かったぞ。今日は年に一度の田舎のお墓の掃除日である。7軒の家が一斉に墓掃除するのだが、我が家のお墓は他の家のものと違い整備がなされていないので、草が生えて大変である。地元の方のように釜や鍬の用具もなくよけい大変である。その上墓の近くに蜂の大群がいて作業もままならない。と言うわけで中途半端な掃除をして、お茶を濁す。私の生家はこのお墓のすぐそばにあるのだが、今や草木が生い茂りジャングルとなっている。聞くとイノシシの被害がひどく、田も畑も荒れているところが多い。猿、鹿の出没もあるようで、熊の爪痕が発見されたという話もある。どこの田舎も同じなんだなあと感じる。Img_5981 Img_5979

私の生家はジャングルとなっている。
家の下にあった地蔵様は草の中。


 帰りには綾部温泉に寄って帰るが、購入予定の土地は未だ草刈りがなされて居らず、これもジャングルになっている。綾部温泉のレストランは味の方もそこそこで 、テーブルとイスが特に気に入っており、写真を撮って帰る。Img_5987
Img_5989
綾部温泉のレストラン、購入予定の土地もジャングル

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じょんのび村開拓 8/1

2007-08-03 | 日記・エッセイ・コラム

2006.8.1(水) 晴れ

 上林の500坪の土地を購入することに決める。家屋にかかる予算の都合があるので本決まりとは言えないのだが条件的にはいい物件だと思う。ただし、地方といえども地価はそう安くない。相場も千差万別で訳がわからない。交渉次第ということになるのだろうが、どこかで折り合いを付ける必要がある。それよりも重要なのが、立地や交通、採光や災害対策、近隣の状況など総てが好条件となるのは希である。都市部のように物件が多くないから、余計選び出すのは難しい。最初は借地でいいかと思っていたが、そんなものは皆無と言っていい。市街化調整区域、都市計画区域、農地などの条件も複雑で、土地の購入も一筋縄ではいかない。そのうえ、なにか商売でもやろうとなるともっと大変である。

   保安林を含むその土地は府道沿いにあるが、今は草ぼうぼうで、将に開拓をするという表現が解りやすい。とりあえず住むところを造らねばと、地元の村上建設さんに依頼することとする。カントリー風のおしゃれな建物をと思ってカモノセログさんに通っていたのだが、土地の取得に予算がオーバーしたので、少しでもリーズナブルにと地元の建築やさんを依頼する。幸い親切丁寧に熱意をもって造ってくれそうなので安心している。水道の件やその後のメンテなど地元業者の方が便利というのも確かだ。
Img_5913_1
広大な500坪の原野



 家を造っても、周囲の整備までは予算がないので総て手作りでしなければならない。原野に家を建て、畑を作り整備をしていくのは矢張り開拓というのがふさわしい。
 三和ダッシュ村を訪れたときに思ったのだが、定年後の方々が農を営みながらのんびり暮らすとしたら、ダッシュは無いだろう。むしろスロウ村かと思うのだが、いまさらダッシュはつらかろう。というわけで、わが村は「じょんのび村」と命名することとした。北陸、新潟だったろうか「じょんのび」という言葉に触れて、これは意を得て妙という気がした。ゆったり、のんびり、気のばしをするという意味だそうだ。
 「かんばやし の」という古民家のそば屋さんに寄ってみる。蕎麦は売り切り後免で、ラーメンを頂く。母屋の前に地下水が出ており、自由に汲めるそうだ。次回はポリタンに汲んでコーヒーでも湧かしてみよう。いつものように綾部温泉に浸かって帰る。Img_5976 Img_5977

「の」の母屋と湧き出る地下水


 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする