晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

楽しい腰痛(42) 3/30

2016-03-30 | 健康

2016.3.30(木)曇り 「近世の医療史」を読む-(1)

 椅子が無い近世以前には腰痛は無かったのではという滑稽な論を書いたら、常見先生から「面白い話ですね」とコメントが入った。もっとも椅子だけが腰痛の原因ではないだろうから腰痛が無いということはないと思うのだが、今日の大多数が悩んでいるようなタイプの腰痛は少なかったのではと予想している。ただ、そんなことを証明できるものではないなと考えていたところに新聞の書評に本書を見つけた。昨年発行されたばかりで値段も25,000円するのでとても手が出ない。図書館検索で探すと府立図書館にあったので、リクエストして借りることが出来た。近世の医療の中で腰痛がどのように扱われているか、少しでも手がかりがつかめないかと楽しみに表紙を開いた。
 「近世の医療史 京洛・大坂ゆかりの名医」今井 秀著 ミヤオビパブリッシング発行 2015年2月 第1刷発行 府立図書館借本

 見開きA3版、557ページにわたる大作で、真剣に読んだら2,3ヶ月かかりそうだ。腰痛に関わる部分だけを探すべく流し読みをするのだが、ついつい夢中になって見てしまうところもいくつかある。人物像、書物、絵図、お墓などとにかく夥しい写真が掲載されている。よくぞここまで集められたかと思う。40名の著名な医家についてその出自、人となり、親族、弟子、功績、著書、菩提寺から墓所まで足で歩いて収集した資料が網羅されており、多くの絵図、写真やエピソードで飽きることなく楽しませてくれる。
 近世の腰痛の実態を探ろうというわたしの目論見は見事にはずれた。今でいうところの原因のはっきりしない慢性的な腰痛などというのは江戸時代の名医が扱う病気では無いだろう。やはり主流になるのは伝染性の病気、外科、産科、眼科等と言ったところで、もちろん漢方の薬学なども医家の扱うところである。整形外科らしき分野も見られるが、いわゆる骨接ぎで、骨折、脱臼などの治療が主だったようだ。腰痛を扱うのは按摩や灸などを施す庶民であって、本書に出てくるような名医と言われるような医家ではないだろう。 
 それでも書物の中に腰痛という言葉は出てくる。多くの医学の書物が紹介されているが、その中に「腰痛門」というふうに分類されている。腰痛門の中身が見られないので何とも言えないが、現在でさえも原因が解らず、分類しかねている腰痛が往時に特定できようはずがない。つづく

 

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Windowsがぶっ壊れた 3/26

2016-03-26 | 日記・エッセイ・コラム

2016.3.26(土)曇り

 いつものようにPC立ち上げようとしたら、「トラブルが発生しました、自動修復します」なんてメッセージが出て、いやはや便利になったねえ、なんて感心しながら待っている。「修復できませんでした」「えっ」てなことを繰り返して、まだ重大なことに気づいていない。電源落としたり、再起動したりして何度も同じ状態になる。「う~む、メーカーの相談窓口に聞いて対処してもらおう」とまだ気楽な気持ちだ。
 相談窓口ってえのは
なんでこんなにつながらないんだ、これが有料のだとすぐにつながるのだ。それでも我慢してようやくつながる。思ったより親切でてきぱきと相談に乗ってくれる。いくつかの復旧方法を試みるが、一向に改善しない。でもまだ気持ちには余裕がある、最悪数日前に立ち返れば済むと思っているからだ。XPの時は何度もこの処理をした。データが消えたりするが数日分ならしれている。その処理が始まる、3月18日に戻れるという。ところがプログラムが途中で止まって、先に進まなくなる。「購入時に立ち返る必要がありますね。それもうまくいくとは限りません」
 ここでようやくことの重大さに気づく、3年分データのバックアップなんてしてないのだ。
この機種にするまではこまめにバックアップしていたのだが、最新の機種なら安定性もあり問題ないだろうと勝手に思い込んでいたからだ。マイクロソフトのプロダクトコードが必要ということでここで電話を切る。
 ようやくコードを探し出したが、今度は有料相談口につなぐ。3,080円が必要だが、何かいい方法を探してくれるかもしれないし、電話のつながりがいいのでやってみる。無料より対応もいいし、いろいろとやってみてくれたが結局同じ結果になってしまった。3年分、何百枚という写真や動画、何日もかかってうつした研究資料、住所録や名刺などすべてが消滅した。身を切られる思いをしているのに担当の職員は何とも事務的にさっさとやってしまう。悔しさと情けなさで涙が出てくる。絶対においておきたかった写真もいくつかあり、あちこち調べて回った資料が写真のまま未整理で残っていた。デジタルの便利さとはかなさを象徴する事件だった。
 ただ、悲しんでばかりはいられない、消えてしまったソフトや辞書を復旧しなければならない。断捨離できた部分もあるのだが、平常に戻るのはいつのことか、とにかくブログが書けるところまで来た。

【今日のじょん】夥しいじょんの写真が消えた。しかしブログのこの記事のおかげで主要なものは残った。

未公開のものものせておこう。これ、鹿が車に当たっているところ、微妙なあたりなのでアップで見ないと破片がわからない。
(3月23日)

 

 

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じょん誕 3/20

2016-03-20 | Dog

2016.3.20(日)曇り

 じょん君が8歳の誕生日を迎えた。5歳で兄妹のマーブルとくるみちゃんが亡くなって、同じ病気だったもんでこの日が来るとは半信半疑だった。
5年前に作った「じょんとも」の写真集からも兄妹以外にジロー、フーク、マック隊長、ヘイヘイ、チコ、どんべえがいなくなった。

2011年発行のじょんとも
 病院に行くと次々と病気を探してくれて、薬をやる度に副作用が出るという悪循環に悩まされた。もうええわってんで病院に行かなくなったら随分元気になってきた。う~む一体何なんだこりゃ。これは人間にも言えるかもしれない。病院なんざ行こうが行こまいがみんな寿命がくれば死ぬわけだし、でも早期発見できれば助かることもあるしな~なんて迷うところである。まあ適当に使えるものは使って要領良くやるのがいいようだ。
 まあとにかくじょんが8歳の誕生日を迎えたのはめでたし、めでたしで記念写真を撮る。いつになく凜々しく見えるのは親の欲目ってとこか。

 

 

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楽しい腰痛(41) 3/19

2016-03-19 | 健康

2016.3.19(土)雨、曇り
 3月17日ドクターGという人気番組で腰痛をやっていた。隠岐の島のドクターである。ぎっくり腰のような急性の腰痛で発症3日目に受診し、左腰とその上部肩胛骨の下辺りが痛点、反っても屈んでも痛みがあり、血圧は高め、脈は多めという状況で、血液検査、CTなどでは異常は認められない、というような患者であった。研修生は最初大動脈破裂とか色々言っていたが、どうやら筋膜性疼痛症ということになった。そこでドクターが今注目の筋膜リリースを実施、エコーの映像を見ながら筋膜と筋膜の間に生理的食塩水を注射するものだ。このあたりはわたしも研究済みでよく知っていたのだが、その後が本題である。筋膜リリースは一瞬にして腰痛が消える優れものだが、筋膜の癒着、捻れだけが原因の場合はそれで解決なんだが、他に原因がある場合はすぐに再発するということだ。番組でも数日後に再発し、ドクターは再診の際に患者が手を頭の後ろにやる癖を見抜く、そうすると痛みがやわらぐという。その仕草で原因が頸椎にあると気付かれ、神経ブロック注射で改善していったというストーリーである。病名は頸椎椎間板ヘルニアで痛みの起こる位置によって頸椎の何番かが分かるのである。
 ここで信愛会脊椎脊髄センターの寶子丸先生のことばを思いだす。「40歳から60歳の4割が腰痛に悩んでいるそうです。安静よりも運動と言われるように運動不足による腰痛が多いのですが、大変な腰痛もあります。歩けないほどの腰痛でお悩みの83歳男性が、原因が頸椎であった例もあります。私は頸の手術で腰痛が治ることに確信を持っています。」

寶子丸先生の記事を見つけたパンフレット
 寶子丸先生ならともかく、普通の整形外科の先生なら、腰のレントゲン写真を見て「特に異常は見当たりませんね、電気でも当てて様子見ましょう」ということになるのだろう。MRIのあるところだって腰部しか撮らないでしょうからね。

【今日のじょん】
一晩にして鹿ネットに大きな穴をあけられた。村では鹿がネットを食い千切るんやでとささやかれている。しかし鹿ならこんなネット飛び越えて侵入するだろう。丸い穴をあけて飛び込むなんて想像できない。畑の作物は被害は無いのだが、何者か気になる。

畑の下で発見した足跡は鹿のものでなく、猫の足跡を大きくしたような妙なものであった。じょんがしゃべれたらなんだか解るんだけど、、。

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楽しい腰痛(40) 3/18

2016-03-18 | 健康

2016.3.18(金)曇り、雨  「腹筋運動をすると腰痛になる」-(3)
 本書の前半にスエーデンの整形外科医ナッケムソンが腰に掛かる負担を調べるため様々な姿勢に於ける椎間板の内圧を測定した図が載っている。普通に立った姿勢を100として数字で表している。仰向けに寝ているのが一番小さく25,横臥が75,軽いお辞儀が150となっている。お辞儀は頭の重さがてこの原理で大きな圧力となっているかと思う。さて問題は椅子に座った姿勢である。一般的に椅子に座るのは休憩のため、腰を休めるためと思うのだが、実は逆に負担が大きいのである。背筋を真っ直ぐに座った場合が140,背中をまるめた姿勢だと185,座ったまま荷物を持ち上げた場合など275となっている。立っているより座っている方が椎間板に掛かる圧力は大きいのだ。
 氏は「中腰や前屈みの姿勢は腰への負担が大きいと言えます。別の言い方をすれば人間の腰椎は座ったり中腰や前屈みにの姿勢には不向きということなのです。」と書いておられる。わたしの腰痛椅子説もそういうことであり、なにか嬉しくなってきた。おわり

【今日のじょん】丹後温泉シリーズ「小町温泉」に行く。京丹後市大宮町の小町温泉は小高い丘の上にある。温泉+食事で1、000円のサービスがあったので、ちょいと行ってみる。

ここから奥は撮影不可
食事ったって麺類か丼物なんだが、天ぷらは大きめの海老が二匹と野菜が入っていて揚げたてで美味しい。お風呂もサウナ、打たせ湯、ジャグジー、露天風呂など揃っていてお湯もまずまず、また来ようかなという感じ。

 じょんもいつになく元気でその辺うろうろ楽しんでいた。

もう興味津々

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楽しい腰痛(39) 3/16

2016-03-16 | 健康

2016.3.16(水)晴れ 「腹筋運動をすると腰痛になる」-(2)

 松尾氏のHPの内容に共感を覚え本書を読むことになったのだが、わたしの昨年の腰痛の発端が腹筋、背筋運動と金スマで評判になった骨ストレッチじゃないかと勘ぐっている。というのはその頃、下腹のたるみが気になりはじめ、筋トレと骨ストレッチを真剣に取り組んでいた矢先のことだったからである。腰痛に付き合ってきたこの30余年間、それなりにスポーツを続けていて腹筋運動は常にやってきている。
 しかし腹筋運動が腰痛の原因だっていうのは俄に信じられなくて、単にウケ狙いのタイトルなのではと思っていた。読み進めるとなるほどと思えてくるのだが、筋肉を鍛えることは必要なことであって、そのために拘縮が起こり腰痛の原因となるというのはやはり矛盾といわざるを得ない。
そこのところが、「鍛えた後のケアが必要、、、」などというだけではなんとも納得しがたい。そこで勝手にそこのところを考えたのが次のようになる。
 腰痛予防、治療のためには腹筋背筋トレーニングは不要で筋肉の拘縮の起きない負荷の少ない反復運動、相反する筋肉に同時に刺激を与える歩行とかスイミングが有効。スポーツ選手のように筋肉を鍛える必要のある人はいわゆる「鍛えた後のケア」が必要ということではないだろうか。
 なぜ筋肉(特に腰痛の場合大腰筋)の拘縮が起こるのかという問題であるが、これは筋肉に加わった負荷が①強い②急激③持続時間が長いなどの場合収縮した筋肉が元に戻らなくなるためである。従って車の運転やデスクワークなどで座っている時間が長い人、中腰や前屈みの仕事を続けている人、間違った筋肉運動をしすぎている人などに多いとしている。つづく

【今日のじょん】最近野山に食い物が少ないのか、鹿が花まで食うようになった。玄関の鉢植えも毒と言われるスイセンもこのとおり。

 

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楽しい腰痛(38) 3/13

2016-03-13 | 健康

2016.3.13(日)曇り 楽しい腰痛(37)は2016.3.3
 「腹筋運動をすると腰痛になる」-(1)

 何ともショッキングなタイトルである。わたしたち筋金入りの腰痛持ちは整形外科医から、「腰を支えるのは腹金と背筋だから鍛えるしかないよ」と言われてきた。なるほど骨を支えているのは周囲の筋肉だと痛みが治まるやいなや取り付かれたように腹筋背筋運動をしてきた。もっとも大多数の人は三日坊主で終わってしまい、次に腰痛が起こったときに「筋トレサボってしまったなー」なんて反省することしきりなのである。ところがまじめに腹筋背筋運動を続けてきた人は本当に腰痛が治ってしまうのだろうか?

「腹筋運動をすると腰痛になる」 松尾毅 アチーブメント出版 2009年9月第1刷発行 綾部市図書館借本

 わたし自身腹筋背筋運動はそれなりに続けてきた。それなのに腰痛を繰り返し、遂には慢性化してしまった。そういえばもっともっと筋トレしているスポーツ選手だって、やっぱり腰痛には苦しんでいるし、普通の人より腰痛は多いのではないか。
 良かれと思っている腹筋運動が実は腰痛の原因だったら、これは一大事である。うすうすは気付いていたことがある。腹筋運動が腰痛の原因とまでは思っていなかったのだが、筋肉の凝り(本書では拘縮といわれているもの)が怪しいとは感じていたのだ。最近話題の心因説も脳内だけの問題ではなく、患部ではこの拘縮が起こっていると考えられる。
 本書は松尾氏のホームページを見ていて見つけたものだが、どこかの図書館にあって取り寄せてもらうよう頼んでいたら綾部図書館で購入していただいたものである。つづく

【今日のじょん】

火事じゃないですよ。

野焼きでした。ワン。おかげさまでダニが少なくなります。 

 

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文化に触れよう 3/12

2016-03-12 | 文化に触れよう

2016.3.12(土)曇り 小椋佳コンサート

 今年の文化に触れようシリーズもなかなか順調で、春画展、狂言鑑賞に続いて小椋佳コンサートに行ってきた。中丹文化会館はこちらではそれなりの会館で、それなりのアーティストが来られる。小椋佳なら行ってみようと昨年からチケットを購入し、待っていた訳である。ご高齢だけに(72才)盛り上がらんコンサートやで、、、と聞いてはいたのだが、もともとエキサイティングなコンサートではなく、巧く仕上がったコンサートだったと思う。
 小椋佳 歌紡ぎ 「闌(たけなわ)の会」 3月12日(土)17:00~ 京都府中丹文化会館

 小椋佳は生前葬をしたり、生前葬コンサートを開いたり風変わりなアーティストなんだが、タイトルの闌は2013年にだされたアルバムのタイトルで、本人曰く最後のアルバム、遺作となるアルバムだそうだ。最後のアルバムとあってすべて新曲でカバーしようとされたそうだが、1曲だけ既存の歌を入れられたそうで、それが東京キッドブラザースのミュージカルのために作られたかという「次の街へ」という曲である。なんでこの曲だけが遺作になろうかというアルバムに入れられたか、もっと有名な曲があるのになあと考えるのだが、どうやら親交のあった寺山修司さん、東由多加さんへの思いのようである。天井桟敷や東京キッドブラザースのミュージカルなどに実に200余りの曲を作られたそうである。曲の中に「人生長いか短いか」というフレーズがあり、どうも寺山さん、東さんへの思いがあるのかなと思われる。また、コンサートの冒頭で、「生きていることの後ろめたさ」みたいなことを言っておられたことが気になった。ちなみに寺山さんは47才、東さんは54才でなくなっておられるようだ。東京キッドブラザースに縁のあるかみさんは小椋佳との繋がりに驚いていたが、わたしは毎日リセットしては次の街に向かっていた自転車旅行の時を思い出していた。「じんせい ながいか みじかいかっ 」口癖になる歌だ。

 

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ブスでござるぞ 3/8

2016-03-08 | 文化に触れよう

2016.3.8(火)曇り

 誰がブスやねん、とお怒りのことと思うが、ここは狂言の附子(ぶす)でござる。
上林小中学校で狂言鑑賞教室が開催され、丁度じょんのびの定休日だったので参加してきた。茂山狂言会から3名の方が来られて「狂言のお話」狂言「附子」と子供たちの参加するワークショップと1時間余り楽しんできた。
 思い起こせば50数年前、小学校の時代にやはり「附子」を鑑賞したことがある。あの当時は児童だけでも200人余りいたので、それだけで講堂を埋め尽くす感があったが、小中合わせても数十人の現在では寂しいので一般の方の参加も可能になったのだろう。
「附子」はわかりやすい演目でこういう場面にぴったりかと思うが、めったに生で見ることは無いので大変良い機会かと思う。
 さて、気に入ったのはワークショップで、立ち方、歩き方、笑い方、泣き方を教えていただいた。特に最近歩き方の研究をしているものだから、注目してみていた。デューク更家さんの本に歩き方の基本は能のいわゆるすり足だ、とあったからだ。更家さんの教える歩きは、そう言いながらすり足では決して無いので変に思っていたところだ。共通するところは、背筋がピンとしているところと上体が上下しないところだ。つまり両者とも「見せる歩き」を主眼としているようだ。
 立ち方についても、やや中腰になるのだが、あの姿勢も背筋がぴんと伸び、実に安定感がある。自分でやってみると確かに背筋がぴんと伸びる。あの中腰のレントゲン映像を見てみたいのだが、背骨が真っ直ぐになっているのではなくて、本来のS字カーブになっているのだと思う。それは骨盤の位置というか傾きというかそういうものがなせる技なのではないかと想像している。
「狂言師で腰痛の方はありますか?」質問を受け付けてくれたらもっとも聞きたいことなんだけど。

道路から見てるとわからないが随分大工事の小中学校。

【今日のじょん】昨日モモ姉さんがお久に来たので一緒に遊んだ。17才と三ヶ月だって、毛はずいぶんときれいだよ。

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春来たりなば 3/6

2016-03-06 | 日記・エッセイ・コラム

2016.3.6(日)曇り

 ここんところやたら暖かい日が続いている。昨日はタイツが減り、今日は薪ストーブも休業だ。待ちに待った春なんだけど、昨日はワンコの来じょんも始まり、今日もココロちゃんが来たという。つまりほったらかしにしていたドッグランを整備しなければいけないということだ。さすがにじょんのうんPは片付けてあるが、落ち葉と枯れ枝、設置予定のベンチ、柱やドアの塗装、破れたネット、冬の間も元気な雑草、昨年出来なかった樹々の剪定、壊れたラティスの修理などシーズンを迎えてやらなきゃならないことが山ほどある。他のことはぼちぼちでもいいのだが、ドッグランだけは対お客様と言うことがあるので待ったなしだ。暖かくなるとやる気は湧いてくるのだが、それにしてもやることが多すぎる。

おやおや、なんだ?、こーなってました。コチビーナちゃん、ヨーキー9ヶ月

じょんともそれなりに仲良くしておりやす。
 そんな矢先に困った事件が起きた、夜中に畑のネットがなぎ倒されたことだ。支柱は杉の丸太で、それなりに土中に埋めてある。30cmぐらいだろうか。よく観察すると、東側の山椒の方へ畑の中から何者かが飛び込んでいる。畑に侵入した動物が、ネットに引っかかって暴れたあげくに破って逃走したという状況だ。畑は荒らされた様子も足跡も無いので鹿の仕業と考えられるが、鹿ならネットを飛び越えるだろう。低い位置で破られているのは猪かもしれない。実はこの場所は過去にもきれいにネットが破られたり、防虫ネットがとんでもないところまで引っ張られたりした事件が起きている。(2015.10.15参照)これらは鹿や猪以外の動物の仕業と考えられ、謎は深まるばかりだ。
 いずれにしても、防獣ネットは張り直さなくてはならないし、春とはいえどのんびりしてられない。

もっと倒れてたのですよ、破られたネットはおしゃか。

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初恋号7世(3) 9/2

2016-03-02 | 自転車

2016.3.2(水)晴れ 初恋号7世(2)は2015.9.2

 先日日曜美術館で五姓田義松(ごせだよしまつ)の再放送をやっていた。昨年秋に放送されたものだが又しても見入ってしまった。と言っても五姓田の名を知る人は少ないだろうし、わたしも知らなかった。洋画を目指す学生さん達も高橋由一(鮭や花魁で有名)こそが明治期の洋画の創成者であろうと答えていた。それほど名の知られない人物なのだが、実際には五姓田以前に本格的な洋画を描いたものはおらず、第一回内国勧業博覧会で受賞するなど技術的にも天才とうたわれた人物である。野心を持ってパリに渡欧し、日本人として始めてサロンに入選するも、印象派の台頭により不遇の生活を送ることとなる。帰国後も印象派の影響を受けた黒田清輝(湖畔は有名)などの影に隠れて名を挙げることはなかった。
 なぜこんな美術の話を書くかと言えば、初恋号7世(旧4世)は丁度こんな感じの人生、いや自転車生をおくっているのだ。初恋号なんて軽い名ではなく義松号とでもしたいくらいだ。
 初恋号4世は過去につくった自転車の中でも最高のパフォーマンスを持ちながら(2015.9.2参照)ライダーのわたしがレースから手を引き始めた頃であって、活躍の場がなくて倉庫でほこりをかぶること15年という有様だった。他の自転車がレースや山行、ツーリングで労苦を共にしてまさに分身の感があるのに比し、他人が遠慮しながら居候しているような感じがして心苦しい思いだった。ロードレーサーのままでは永久に乗ることはないだろうと思いきった改造をすることとした。かなり困難な部分はあっただろうけど、意を受けていただき4世のビルダー辻本さんに改造してもらうこととなった。忙しい中をいろいろと注文も付けたので半年の時間がかかったけれどようやく完成し、本日持参していただくこととなった。
 辻本さんに会うのは2007年2月14日日本一周自転車旅行後半戦に旅立つ雨の日以来である。あのときに「雨の日はこれがよいで」といただいた多分奥さんの使っておられた水玉模様のシャワーキャップは旅行中大活躍し、今も捨てられないで使っている。積もる話もあるんだが、営業中とて早々に引き上げられたが、もっともっと話したいことがあった。
 7世に期待することは、輪行袋を使ったツーリングだ。6世では近隣しか行けなかったのだが、これで遠くのツーリングも可能になるぞ。

フロントバッグもついてるのだ。

 
 

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楽しい腰痛(37) 3/3

2016-03-02 | 健康

2016.3.2(水)晴れ 楽しい腰痛(36)は2016.2.28
 一生寝たきりにならない体は「貧乏ゆすり」でつくる!を読む。ー続編

 最近健康に関する本が出版されるとすぐに逆の説を掲載した本が出版される。例えば「肉類を止めて炭水化物を、、」なんてのが出ると「長生きしたけりゃ肉を食え」なんてのが出版される。健康について考えている人は真剣だからどちらも買ってしまう。(わたしは買わないが、、)だってどっちが真実なのか確かめてしまいたいものだから。この類いの本は読むと確かに一理あるという部分は出てくるのだが、結局タイトルほど大袈裟に考えなくてもいいものがほとんどである。両方読んでも「これだ」という風に決められないようになっている。本書の場合対抗する本は無いのだけれど、この筋トレ、水泳、水中歩行禁止は、これってウケ狙いじゃないかという気がする方も多いと思う。股関節の悪い人でこれらの運動を良かれと思って必死でやっておられる方は多いだろうから。ところがわたしはこれらのことを肯定するものである。先生の意見に大賛成ということだ。
 前回の文を思い出すと、「外転筋の力を弱めることがいかに大切か、、、」とある。また、水中歩行禁止については、水中歩行はハムストリングが活発に動き、緊張を増加させるという風に書かれている。「私たちの手術では、ハムストリングが緊張している場合は、ゆるめるようにしています。それによって関節症が改善されやすからです。」と書かれているのである。これらのことは、関節痛というのは関連する筋肉の緊張で起こるということを立証していると言えまいか。だから先生の言を肯定するものなのだが、先生は変形性股関節症の説明で、「関節軟骨がすり減ると隙間が狭くなり、痛みが出てくる」「軟骨の衝撃吸収能が減少して、臼蓋と大腿骨頭に過大な力がかかって、痛みが出てきます。」と書かれている。あたかも軟骨がすり減ってごりごり擦れて痛みを発生するようにとれるのだが、そもそも軟骨には血管も神経も通っていないのだから、そこが痛むことは無いと思われる。
 ともあれ貧乏ゆすりは軟骨を再生するというだけでなく、関節や筋肉にあるいは精神的にも良い効果があるのではないかと思わせる。おわり

【今日のじょん】散歩から帰ってきたじょんを撮ったらなごり雪が写っていた。これが最後の雪になればいいのだが、、。

 

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