晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

アナログ且つファジー 9/6

2008-09-08 | 日記・エッセイ・コラム

2008.9.6(土)曇り、晴、雨

 ここんとここういうわけの解らない天気が続いている。野良仕事は出来る、洗濯物は乾く、水やりは不要、夜は涼しいとなかなか便利な天気だ。今日は看板つくりと腐葉土作成枠の補修と根菜用畑の穴掘りとらっきょうの植え付けと作業がはかどった。それだけ店が暇だったということだ。じょんのびファームではゴーヤの収穫がほぼ終盤となり、種採りにいそしんでいる。ゴーヤは3本いろいろ違った種類の苗を買って植えたものだが、どれもよく育って、楽しませてくれた。種は取ってみたものの、苗で買ってるので交配種なのかF1種なのか固定種なのか解らない。植えて育ってみてのお楽しみというところだ。
 らっきょうはカレーの添え物に是非作ってみたいと思っていたところだ。コメリで安売りの苗を300g買ってきて植え付ける。植え付けるったって、畑土を運んで、腐葉土を入れて耕し、石灰を入れて耕し、元肥を入れて耕して畝を作るわけだから大変だ。植え付けや栽培の仕方だが、今は誰にも聞かずに、サイトで調べたり、説明書を読んだりしてやっているが、大体適当である。畑をし始めたとき、近所のプロにいろいろと聞いていた。ところが一向に要領を得ないのである。
 「オクラの植え付けはこれでいいんですかね」「オクラは木になるまでが難しいで」
「アスパラガスが細いのしか出てこないんですが」「2,3年したらよいのが出てくるで」
「生姜の芽が一向に出てこないんですが」「生姜は水食いやでなあ」
なんて調子でなんのこっちゃ少しも解らない。しつこく聞いていると「10人聞いたら10のことをいうてやでなあ。自分でこれや思たことをやってみて、失敗したらしゃーないなあ」というのが結論である。Img_1013

らっきょうの畝、適当に腐葉土と石灰混ぜて、適当に元肥をやり、適当な間隔と深さで植え付けた。結果は来年わかる。


 ここで、都会生活者というか、サラリーマンというか従前の私がいかにデジタル的で結論を急ぐ思考をしていたかということが解る。「白か黒かどっちやねん」「それでいったいどうなんねん」
という思考である。田舎生活、特に野菜作りはアナログ的で且つファジーである。栽培農家はそうはいかないのかも知れないが、失敗の許される自家食い農業は特にそうだ。かつては土何㎡に何gの石灰を入れ、何日後に何という肥料を何g捲き、気温が何度になったら何cm間隔で植え付け、何日後に追肥を何g云々というのを求めていた。そういうマニュアルも探せばあるのだが、それが一体何になるというのだ。畑の土の性質も、日当たりなどの気候も、種や苗の質も千差万別なのだから、天秤量りでg数を出しても何の意味もない。あくまで参考という程度だ。近所の人が細かいことまで教えてくれないのは、教えようが無いからなんだろう。
 来年は旨いらっきょう食わしてやろう。

 今日のじょん:じょんは高橋のおじさんが苦手である。高橋のおじさんはじょんのことが大好きなようだが、最初の出合いが良くなかったようだ。一区納涼祭の夜、バンドをやってるおじさんが、少し酔っぱらってじょんをかまってくれた。元々おじさん嫌いのじょんはすっかり萎縮してしまって、おとーの膝の中に隠れていた。次の出合いは首輪すっぽ抜け事件だ。(8/27)
この事件は高橋おじさんの家の前で、おじさんがいるところで起こってしまった。
 今日は気持ちよく散歩をしていたのだが、高橋さんの家の近くにさしかかったとき、向かいからおじさんが自家用車で帰ってきた。「やばいなー」と思って振り返ると、もうくるりと向きを変えて、ぐいぐいリードを引っ張る。こうなると「ツケ」も「フセ」もあったもんじゃない。時々振り返りつつ、一目散に家に帰り、「もう還ってきたんかいな」といわれてしまった。高橋さん、じょんのおみやげ持って来てくれい。Img_0819_2

おやじバンド(名前は知らない)の演奏

コメント
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